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審決分類 |
審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない。 A63F |
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管理番号 | 1168121 |
審判番号 | 不服2004-13950 |
総通号数 | 97 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 特許審決公報 |
発行日 | 2008-01-25 |
種別 | 拒絶査定不服の審決 |
審判請求日 | 2004-07-05 |
確定日 | 2007-11-12 |
事件の表示 | 平成6年特許願第59627号「スロットマシン」拒絶査定不服審判事件〔平成7年10月17日出願公開、特開平7-265494〕について、次のとおり審決する。 |
結論 | 本件審判の請求は、成り立たない。 |
理由 |
1.手続の経緯 本願は、平成6年3月30日の出願であって、平成15年10月20日付けで拒絶理由が通知され、これに対し、平成15年12月22日付けで手続補正がなされたが、平成16年5月31日付けで拒絶査定がなされ、これに対し、平成16年7月5日に拒絶査定不服審判が請求されるとともに、平成16年8月2日付けで手続補正がなされたものである。 2.平成16年8月2日付けの手続補正について 上記補正は、平成15年12月22日付けで補正された明細書記載の請求項1について明りようでない記載の釈明をしたものであって、特許法第17条の2第3項第4号に掲げる事項を目的とするものであり、願書に最初に添付した明細書又は図面に記載した事項の範囲内においてしたものであるから、当該補正を認める。 3.本願発明 本願の請求項1及び2に係る発明は、平成16年8月2日付けの手続補正によって補正された明細書及び図面の記載からみて、本願の特許請求の範囲の請求項1及び2に記載されたとおりのものと認められるところ、その請求項1に記載された発明(以下、「本願発明」という。)は次のとおりのものである。 「フロントパネルに設けたカラー画像表示装置に、図柄を表示する図柄表示部と図柄以外を表示する非図柄表示部とを備え、前記図柄表示部に表示された複数の図柄を順次高速で移動表示した後、該図柄の移動表示を停止させて、該停止表示態様が予め定めた一定の図柄の組み合せである場合に、遊技者に所定数の賞メダルを払い出したり特別の遊技を行わせたりするスロットマシンにおいて、 上記スロットマシンは、遊技者に対し賞メダルとして払い出されたメダル枚数をカウントする払出メダル枚数カウント手段と、 遊技者がゲームを行うために遊技メダルとして投入するメダル枚数をカウントする遊技メダル枚数カウント手段と、 払出メダル枚数カウント手段でカウントされた賞メダル枚数から、遊技メダル枚数カウント手段でカウントされたメダル枚数を減算することにより遊技者が獲得した賞メダル枚数を算出する獲得メダル枚数算出手段と、 獲得メダル枚数表示信号を出力する獲得メダル枚数表示スイッチと、 メダル投入口から投入されたメダルを検出するメダルセンサ、機内に投入したクレジットメダルを遊技メダルとして投入するメダル投入スイッチ、図柄の移動表示を開始させるスタートスイッチ、図柄の移動表示を停止させるストップスイッチから各々出力された信号を受信し、該信号に基づいて、遊技メダルの投入から当該遊技メダルの投入により行われるゲームの結果が確定したか否かを判別し、該判別結果を内容とする遊技情報信号を出力する遊技状況把握手段と、 前記遊技情報信号に基づいて、獲得メダル枚数の表示態様を指示する表示態様変更信号を出力する表示態様決定手段と、 獲得メダル枚数表示スイッチからの獲得メダル枚数表示信号が出力された場合には、前記カラー画像表示装置の図柄表示部に獲得メダル枚数を表示し、 獲得メダル枚数表示信号が出力されるとともに、前記表示態様決定手段からの表示態様変更信号が出力された場合には、前記図柄表示部に獲得メダル枚数を表示することなく、カラー画像表示装置内の非図柄表示部に獲得メダル枚数を表示させる表示制御手段と、 を備えたことを特徴とするスロットマシン。」 4.引用例に記載の発明 原査定の拒絶の理由に引用された、本願の出願の日前である平成6年2月1日に頒布された特開平6-23091号公報(以下「引用例」という。)には、以下の事項が記載されている。 【0016】 【実施例】以下、図1?図3に基づき本発明の一実施例を説明する。本実施例の遊技装置1は、図に示すように、正面に遊技用液晶画面2が設けられ、この画面2に回転ドラムに相当する遊技用図柄2aが表示される液晶表示方式のスロットマシン(液晶遊技装置)であり、図示していない投入口にコイン(遊技媒体)が投入された後にゲームが開始され、賞出となるとコインを払い出すものである。 【0018】管理データ出力部3は、コインの投入数を累積的に計数する投入計数手段11と、コインの払出数を計数する払出数計数手段12と、ゲーム回数を計数して出力するゲーム回数計数手段13と、投入計数手段11と払出計数手段12とから出力される投入数と払出数との差からコインの得失数を演算する演算手段14とから構成されている。すなわちこの実施例では、前記投入数,払出数,ゲーム回数が管理基礎データであり、得失数が管理加工データである。 【0022】ここで、処理部16は、前記遊技制御部からの信号により遊技が行なわれていないと判断されたときには、識別判断部17の判断結果にかかわらず、前記記憶手段に記憶されている管理データのうち遊技客に公表可能な部分を遊技用液晶画面2に表示し、…なお、管理データのうち遊技客に公表可能な部分とは、例えば前記得失数よりなるスランプデータのうちの直前に行なわれた遊技による短期間のデータである。 【0024】また、画面切替部19が切り替える表示方式には、フル画面表示とサブウインド表示とがあり、フル画面表示とは、遊技用図柄2aを消去してスランプグラフ等の管理データを遊技用液晶画面2全体に表示する方式であり、サブウインド表示とは、遊技用図柄2aは表示したままで遊技用液晶画面2の片隅2b(サブウインド)に管理データを表示する方式である。この切替も、例えば画面切替手段10が操作される度に画面切替部19と処理部16の連係処理により順次表示方式が切り換わるようになっている。 【0029】次に作用を説明する。コインが投入されてスタートレバー10aが操作されると、図示省略した遊技制御部の制御で遊技用図柄2aが疑似的に回転してゲームが開始する。そして、停止したときの三つの遊技用図柄2aの組合せにより賞出となれば、図示していない払出口からコインが払い出される。 【0031】そして、表示選択手段8等を操作することによって、この記憶手段4に記憶された管理データのうち、所望のデータを前述したような各種の方式及び形態で遊技用液晶画面2に表示させることができる。… 前記摘示の記載及び図面によれば、引用例には、以下の発明(以下、「引用発明」という。)が記載されているものと認められる。 「正面に遊技用液晶画面2が設けられ、この画面2に回転ドラムに相当する遊技用図柄2aが表示され、コインが投入されてスタートレバー10aが操作されると、遊技制御部の制御で遊技用図柄2aが疑似的に回転してゲームが開始して、停止したときの三つの遊技用図柄2aの組合せにより賞出となれば、払出口からコインが払い出されるスロットマシンにおいて、 コインの投入数を累積的に計数する投入計数手段11と、 コインの払出数を計数する払出数計数手段12と、 投入計数手段11と払出計数手段12とから出力される投入数と払出数との差からコインの得失数を演算する演算手段14と、 表示選択手段8と、 表示選択手段8を操作することによって、遊技用液晶画面2に得失数よりなるデータを表示し、 遊技制御部からの信号により遊技が行なわれていないと判断されたときには、前記記憶手段に記憶されている得失数よりなるデータを遊技用液晶画面2に表示し、 例えば画面切替手段10が操作される度に、遊技用図柄2aを消去してよりなるデータを遊技用液晶画面2全体に表示するフル画面表示と、遊技用図柄2aは表示したままで遊技用液晶画面2の片隅2b(サブウインド)によりなるデータを表示するサブウインド表示とを切り替える制御手段5とを備えたスロットマシン。」 5.対比 本願発明と引用発明を対比すると、 引用発明の「遊技用液晶画面2」は本願発明の「カラー画像表示装置」に対応し、以下同様に、 「遊技用図柄2a」は「図柄」に、 「片隅2b(サブウインド)」は「非図柄表示部」に、 「コインの投入数を累積的に計数する投入計数手段11」は「遊技者に対し賞メダルとして払い出されたメダル枚数をカウントする払出メダル枚数カウント手段」に、 「コインの払出数を計数する払出数計数手段12」は「遊技者がゲームを行うために遊技メダルとして投入するメダル枚数をカウントする遊技メダル枚数カウント手段」に、 「投入計数手段11と払出計数手段12とから出力される投入数と払出数との差からコインの得失数を演算する演算手段14」は「払出メダル枚数カウント手段でカウントされた賞メダル枚数から、遊技メダル枚数カウント手段でカウントされたメダル枚数を減算することにより遊技者が獲得した賞メダル枚数を算出する獲得メダル枚数算出手段」に、 「制御手段5」は「表示制御手段」に各々対応し、引用発明について次のことがいえる。 a.引用発明は「正面に遊技用液晶画面2が設けられ」るものであるから、引用例の図2及び3並びにスロットマシンの筐体に関する技術常識を参酌すれば、遊技用液晶画面2は「フロントパネルに設けた」ものということができる。 b.引用発明の「この画面2に回転ドラムに相当する遊技用図柄2aが表示され」る構成は、画面2に遊技用図柄2aが表示される部分を有することが明らかであるから、「図柄表示部」を実質的に備えているものということができる。 c.引用発明の「遊技用図柄2aが疑似的に回転してゲームが開始して、停止したときの三つの遊技用図柄2aの組合せにより賞出となれば、払出口からコインが払い出される」構成は、スロットマシンの遊技内容に関する技術常識を参酌すれば、本願発明の「図柄表示部に表示された複数の図柄を順次高速で移動表示した後、該図柄の移動表示を停止させて、該停止表示態様が予め定めた一定の図柄の組み合せである場合に、遊技者に所定数の賞メダルを払い出したり特別の遊技を行わせたりする」構成に対応するものということができる。 d.引用発明の「表示選択手段8」は、操作することによって、遊技用液晶画面2に得失数よりなるデータを表示させるものであり、技術常識に照らせば、得失数よりなるデータを表示させる何等かの信号、即ち、「獲得メダル枚数表示信号を出力する」ことが明らかであるから、引用発明の「表示選択手段8」は本願発明の「獲得メダル枚数表示スイッチ」ということができる。 e.引用例には、「処理部16は、前記遊技制御部からの信号により遊技が行なわれていないと判断されたときには、…管理データのうち遊技客に公表可能な部分を遊技用液晶画面2に表示し、」(段落0022)と記載されており、この記載によれば、引用発明は、遊技が行なわれていないこと、即ち、遊技状況を判断する何等かの手段を備えるものと認められ、、該手段は「遊技状況把握手段」ということができる。 そして、該手段から遊技用液晶画面2に表示させるための信号を出力することは、技術常識に照らして明らかなことであり、該信号は「遊技情報信号」ということができる。 そうすると、引用発明は、遊技情報信号に基づいて、獲得メダル枚数の表示の可否を指示する信号を出力するものであるから、本願発明と、「遊技情報信号に基づいて、獲得メダル枚数の表示に関して指示する信号を出力する表示決定手段」で共通のものである。 f.引用発明の「表示選択手段8を操作することによって、遊技用液晶画面2に得失数よりなるデータを表示」する構成は、上記dの点から、本願発明の「獲得メダル枚数表示スイッチからの獲得メダル枚数表示信号が出力された場合には、前記カラー画像表示装置の図柄表示部に獲得メダル枚数を表示」する構成ということができる。 そうすると両者は、「フロントパネルに設けたカラー画像表示装置に、図柄を表示する図柄表示部と図柄以外を表示する非図柄表示部とを備え、前記図柄表示部に表示された複数の図柄を順次高速で移動表示した後、該図柄の移動表示を停止させて、該停止表示態様が予め定めた一定の図柄の組み合せである場合に、遊技者に所定数の賞メダルを払い出したり特別の遊技を行わせたりするスロットマシンにおいて、 上記スロットマシンは、遊技者に対し賞メダルとして払い出されたメダル枚数をカウントする払出メダル枚数カウント手段と、 遊技者がゲームを行うために遊技メダルとして投入するメダル枚数をカウントする遊技メダル枚数カウント手段と、 払出メダル枚数カウント手段でカウントされた賞メダル枚数から、遊技メダル枚数カウント手段でカウントされたメダル枚数を減算することにより遊技者が獲得した賞メダル枚数を算出する獲得メダル枚数算出手段と、 獲得メダル枚数表示信号を出力する獲得メダル枚数表示スイッチと、 遊技情報信号を出力する遊技状況把握手段と、 前記遊技情報信号に基づいて、獲得メダル枚数の表示に関して指示する信号を出力する表示決定手段と、 獲得メダル枚数表示スイッチからの獲得メダル枚数表示信号が出力された場合には、前記カラー画像表示装置の図柄表示部に獲得メダル枚数を表示させる表示制御手段と、 を備えたスロットマシン。」で一致し、以下の点で相違する。 相違点1;遊技状況把握手段が出力する遊技情報信号に関して、本願発明は、「メダル投入口から投入されたメダルを検出するメダルセンサ、機内に投入したクレジットメダルを遊技メダルとして投入するメダル投入スイッチ、図柄の移動表示を開始させるスタートスイッチ、図柄の移動表示を停止させるストップスイッチから各々出力された信号を受信し、該信号に基づいて、遊技メダルの投入から当該遊技メダルの投入により行われるゲームの結果が確定したか否かを判別し、該判別結果を内容とする」のに対して、引用発明は、遊技情報信号により遊技が行なわれていないことを判断するものの、遊技情報信号の具体的内容が記載されていない点。 相違点2;獲得メダル枚数の表示に関して指示する信号に関して、本願発明は、「表示態様を指示する」のに対して、引用発明は、表示させるか否かを指示する点。 相違点3;表示制御手段に関して、本願発明は、「獲得メダル枚数表示信号が出力されるとともに、表示態様決定手段からの表示態様変更信号が出力された場合には、図柄表示部に獲得メダル枚数を表示することなく、カラー画像表示装置内の非図柄表示部に獲得メダル枚数を表示させる」のに対して、引用発明は、例えば画面切替手段10が操作される度に、遊技用図柄2aを消去してスランプグラフ等の管理データを遊技用液晶画面2全体に表示するフル画面表示と、遊技用図柄2aは表示したままで遊技用液晶画面2の片隅2b(サブウインド)に管理データを表示するサブウインド表示とを切り替える点。 6.判断 相違点1について 引用発明は、コインが投入されてスタートレバー10aが操作されると、遊技制御部の制御で遊技用図柄2aが疑似的に回転してゲームが開始して、停止したときの三つの遊技用図柄2aの組合せにより賞出となれば、払出口からコインが払い出されるものであり、「メダルセンサ」及び「スタートスイッチ」を備えることは明らかであるが、「機内に投入したクレジットメダルを遊技メダルとして投入するメダル投入スイッチ」、及び、「図柄の移動表示を停止させるストップスイッチ」を備えることは明らかでない。 しかしながら、それらのスイッチを備えるスロットマシンは、文献等を例示するまでもない慣用手段であるから、引用発明においても、それらのスイッチを備えさせることは、当業者が設計的に成し得る程度のことであり、メダルセンサ、メダル投入スイッチ、スタートスイッチ及びストップスイッチからの出力される信号が遊技制御部に入力されることは、スロットマシンの技術常識ともいえることであるから、引用発明においても、「メダル投入口から投入されたメダルを検出するメダルセンサ、機内に投入したクレジットメダルを遊技メダルとして投入するメダル投入スイッチ、図柄の移動表示を開始させるスタートスイッチ、図柄の移動表示を停止させるストップスイッチから各々出力された信号を受信」することは、当業者にとって格別なことではない。 そして、引用発明が、遊技が行なわれていないことを判断するに際して、スロットマシンにおける遊技が、コインの投入から三つの遊技用図柄2aの組合せにより賞出か否かが確定するまでであることは技術常識ともいえることであるから、遊技状況把握手段が出力する遊技情報信号を、「遊技メダルの投入から当該遊技メダルの投入により行われるゲームの結果が確定したか否かを判別し、該判別結果を内容とする遊技情報信号」とすることは、当業者が容易に想到できることである。 相違点2及び3について 相違点3について検討すると、一般的に、表示装置に情報を表示するに際して、表示位置、大きさ、表示時期等は、表示装置を見る対象者が望むであろう表示態様を考慮して、適宜決められる事項であるところ、スロットマシンと近接した遊技機分野であるパチンコ機の技術分野において、テレビジョン信号等の外部信号を可変表示装置に表示させ、所定の遊技状態に基づき、表示領域を図柄表示部と周辺の非図柄表示部とに自動的に切り換えることは、原査定の拒絶の理由に引用された特開平6-47151号公報(平成6年2月22日公開)又は特開平4-90778号公報等に記載されるように、周知技術であるから、引用発明において、フル画面表示とサブウインド表示とを切り替える構成として、該周知技術を参酌して、例えば、遊技者が図柄表示部での図柄表示を注視するであろうことが当然の如く予測される「遊技メダルの投入が行われてから、当該遊技メダルの投入により行われるゲームの結果が確定するまでの間」等の所定の遊技状態に基づき自動的に切り換えるようにすることは、当業者が設計的に成し得る程度のことであり、具体的な実現手段として、「獲得メダル枚数表示信号が出力されるとともに、表示態様決定手段からの表示態様変更信号が出力された場合」に、サブウインド表示とする、即ち、非図柄表示部に獲得メダル枚数を表示させることは、当業者にとって格別創意工夫を要することということはできない。 次に、相違点3について検討したことを踏まえて相違点2について検討すると、引用発明が、図柄表示部と非図柄表示部の表示態様を変更するものとなった以上、獲得メダル枚数の表示に関して指示する信号に関しても、「表示態様を指示する」構成となることは、必然的なことである。 作用効果について 本願発明の「スロットマシンが多数設置されたホール内で、ゲームを行うスロットマシンを選択する際に、また、スロットマシンをスロットマシンによるゲームをやりながら、現在までの獲得メダル枚数を、視線を外らすことなく簡易に確認することができるとともに、設置スペースを必要とせずしかも廉価なスロットマシンを提供することができる」との作用効果、また、審判請求書に主張される、「遊技中に獲得メダル枚数を表示するときには、遊技に利用している表示画面をさけて表示することにより、遊技を妨げることなく、常に適切な表示態様で、獲得メダル枚数を遊技者に表示することができる」との作用効果も、引用発明及び周知・慣用技術から当業者が予測できる域を超えるものではない。 7.むすび 以上のとおり、本願発明は、引用発明及び周知・慣用技術に基いて、当業者が容易に発明をすることができたものであるから、請求項2について論じるまでもなく、本願は、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。 よって、結論のとおり審決する。 |
審理終結日 | 2007-09-11 |
結審通知日 | 2007-09-13 |
審決日 | 2007-09-26 |
出願番号 | 特願平6-59627 |
審決分類 |
P
1
8・
121-
Z
(A63F)
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最終処分 | 不成立 |
前審関与審査官 | 瀬津 太朗 |
特許庁審判長 |
伊藤 陽 |
特許庁審判官 |
土屋 保光 林 晴男 |
発明の名称 | スロットマシン |
代理人 | 米山 淑幸 |
代理人 | 竹山 宏明 |