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審決分類 審判 査定不服 特174条1項 特許、登録しない(前置又は当審拒絶理由) A63F
審判 査定不服 特17条の2、3項新規事項追加の補正 特許、登録しない(前置又は当審拒絶理由) A63F
審判 査定不服 特17 条の2 、4 項補正目的 特許、登録しない(前置又は当審拒絶理由) A63F
管理番号 1171906
審判番号 不服2004-16662  
総通号数 99 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2008-03-28 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2004-08-10 
確定日 2008-01-07 
事件の表示 平成11年特許願第539179号「遊戯システム」拒絶査定不服審判事件〔平成11年 8月 5日国際公開、WO99/38590〕について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。 
理由 1.手続きの経緯
本願は、1999年1月29日(優先権主張1998年1月29日、日本国)を国際出願日とする出願であって、平成16年7月5日付で拒絶査定がなされ、これに対し、平成16年8月10日に拒絶査定に対する審判請求がなされるとともに、平成16年9月9日付で手続補正がなされ、当審において、平成19年5月28日付で平成16年9月9日付の手続補正を却下するとともに同日付で、拒絶理由通知がなされ、平成19年7月30日付で手続補正がなされ、平成19年8月16日付で最後の拒絶理由通知がなされ、平成19年10月16日付で手続補正がなされたものである。

2.平成19年10月16日付の手続補正についての補正却下の決定
[補正却下の決定の結論]
平成19年10月16日付の手続補正(以下、「本件補正という。」)を却下する。
補正後の本願発明
本件補正により、特許請求の範囲の請求項1は、平成19年7月30日付の手続補正による
「得点を獲得することで対戦相手との優位性を形成していく対戦型スポーツゲームを実行可能な複数のゲーム装置と、
演算処理装置、外部記憶装置と、を備えるホストコンピュータと、
備え、
前記複数のゲーム装置と前記ホストコンピュータとが通信回線によって接続され、さらに前記外部記憶装置は、評価テーブルを格納し、
前記評価テーブルは、勝利ポイント評価テーブル、得失点評価テーブルからなり、
前記演算処理装置は、前記複数のゲーム装置との間でのデータ処理を行う、遊戯システムであって、
前記ゲーム装置は、対戦ゲームの遊戯要求が遊戯者からあった時に、前記演算装置に前記通信回線を介して接続し、対戦要求を前記演算装置に送信すると共に、前記演算装置から対戦の相手となる他のゲーム装置を特定する情報を受信し、
前記演算処理装置は、
前記通信回線を介して前記対戦するゲーム装置から取得した前記ゲーム対戦の結果と前記対戦での得点とを、前記評価テーブルに記憶された、前記遊戯者同士のランキング差に基づくポイントを基に、前記遊戯者の能力として評価し、そして、前記得点の評価は前記対戦相手との1得点毎に行い、
前記対戦を行なっている遊戯者の実力の変化に基づいて前記ポイントを変更し、
前記ゲーム装置が前記ホストコンピュータに接続すると、当該ゲーム装置の処理手段は以前に対戦ゲームを処理しているか否かを判定し、その判定を肯定したときには、当該対戦ゲームの結果を当該ゲーム装置から受け、
当該対戦ゲームの結果と前記評価テーブルとに基づく前記遊戯者の評価結果を対戦相手の前記ゲーム装置に送信し、
前記対戦するゲーム装置の対戦結果が所定数にないときには、前記遊戯者の前記評価を行なわず、
前記遊戯者の評価の対象となるチーム又はキャラクタの強さが反映するように前記ポイントを設定する、
遊戯システム。」
から、
「得点を獲得することで対戦相手との優位性を形成していく対戦型スポーツゲームを実行可能な複数のゲーム装置と、
演算処理装置、外部記憶装置と、を備えるホストコンピュータと、
備え、
前記複数のゲーム装置と前記ホストコンピュータとが通信回線によって接続され、さらに前記外部記憶装置は、評価テーブルを格納し、
前記評価テーブルは、勝利ポイント評価テーブル、得失点評価テーブルからなり、
前記演算処理装置は、前記複数のゲーム装置との間でのデータ処理を行う、遊戯システムであって、
前記ゲーム装置は、対戦ゲームの遊戯要求が遊戯者からあった時に、前記演算処理装置に前記通信回線を介して接続し、対戦要求を前記演算処理装置に送信すると共に、前記演算処理装置から対戦の相手となる他のゲーム装置を特定する情報を受信し、
前記演算処理装置は、
前記通信回線を介して前記対戦するゲーム装置から取得した前記ゲーム対戦の結果と前記対戦での得点とを、前記評価テーブルに記憶された、前記遊戯者同士のランキング差に基づくポイントを基に、前記遊戯者の能力として評価し、そして、前記得点の評価は前記対戦相手とのゲームの終了結果の情報から1ゴールしたとの情報を得たときに行い、
前記ゲーム装置が前記ホストコンピュータに接続すると、当該ゲーム装置の処理手段によって以前に対戦ゲームが処理されているか否かが判定され、その判定が肯定されたときには、当該以前の対戦ゲームの結果を当該ゲーム装置から受けて前記対戦を行なっている遊戯者の実力の変化に基づいて前記ポイントを変更し、
当該対戦ゲームの結果と前記評価テーブルとに基づく前記遊戯者の評価結果を対戦相手の前記ゲーム装置に送信し、
前記対戦するゲーム装置の対戦結果が所定数にないときには、前記遊戯者の前記評価を行なわず、
前記遊戯者の評価の対象となるチーム又はキャラクタの強さが反映するように前記ポイントを設定し、
さらに、前記ゲーム装置は、前記演算処理装置から前記他のゲーム装置を特定する情報を受信した後に、前記他のゲーム装置と接続を行ない、他のゲーム装置と接続している間、前記ホストコンピュータとの接続は行なわないことを特徴とする遊戯システム。」
に補正された。

[理由1] 補正のいわゆる新規事項について
本件補正により、特許請求の範囲の請求項1は、「前記ゲーム装置が前記ホストコンピュータに接続すると、当該ゲーム装置の処理手段によって以前に対戦ゲームが処理されているか否かが判定され、その判定が肯定されたときには、当該以前の対戦ゲームの結果を当該ゲーム装置から受けて前記対戦を行なっている遊戯者の実力の変化に基づいて前記ポイントを変更」するとの補正を含むものであるが、本願明細書及び図面(図8,9及びその説明)を参照すると、評価テーブルは、ランキング差とポイント評価の関係を表すにすぎず、ポイント自体を変更する旨の記載がない。
そうすると、上記補正は、願書に最初に添付された明細書又は図面に記載された事項の範囲内の事項ではない。

したがって、本件補正は、特許法第17条の2第3項の規定に違反するので、特許法第159条第1項で読み替えて準用する同法第53条第1項の規定により却下すべきものである。

[理由2]特許請求の範囲の請求項1の補正における、補正の目的違反について
仮に本件補正が、願書に最初に添付された明細書又は図面に記載された事項の範囲内でされたとした場合、本件補正が、特許請求の範囲の減縮、誤記の訂正又は明りょうでない記載の釈明のいずれを目的とするものであるか否かについて検討する。

ア.「評価」は「1得点毎に行い」を、「評価」は「1ゴールしたとの情報を得たときに行い」と補正することは、「1得点」が「1ゴール」の下位概念ではないから、特許請求の範囲の減縮を目的とするものに当たらず、また、誤記の訂正及び明りょうでない記載の釈明のいずれを目的とするものにも当たらない。
イ.「ゲーム装置は、前記演算処理装置から前記他のゲーム装置を特定する情報を受信した後に、前記他のゲーム装置と接続を行ない、他のゲーム装置と接続している間、前記ホストコンピュータとの接続は行なわない」ことを付加する補正は、「他のゲーム装置と接続している間、前記ホストコンピュータとの接続は行なわない」との技術事項を付加しており、当該技術事項は、補正前の請求項1に記載された技術事項を減縮したものではないから、特許請求の範囲の減縮を目的とするものには当たらず、さらに、誤記の訂正及び明りょうでない記載の釈明のいずれを目的とするものにも当たらない。
ウ.「前記対戦を行なっている遊戯者の実力の変化に基づいて前記ポイントを変更し、
前記ゲーム装置が前記ホストコンピュータに接続すると、当該ゲーム装置の処理手段は以前に対戦ゲームを処理しているか否かを判定し、その判定を肯定したときには、当該対戦ゲームの結果を当該ゲーム装置から受け、」を「前記ゲーム装置が前記ホストコンピュータに接続すると、当該ゲーム装置の処理手段によって以前に対戦ゲームが処理されているか否かが判定され、その判定が肯定されたときには、当該以前の対戦ゲームの結果を当該ゲーム装置から受けて前記対戦を行なっている遊戯者の実力の変化に基づいて前記ポイントを変更し、」とする補正について検討する。
補正前では、対戦を行なっている遊戯者の実力の変化に基づいて「前記ポイントを変更」するのに対し、補正後では、「前記ゲーム装置が前記ホストコンピュータに接続すると、当該ゲーム装置の処理手段によって以前に対戦ゲームが処理されているか否かが判定され、その判定が肯定されたときには、当該以前の対戦ゲームの結果を当該ゲーム装置から受けて前記対戦を行なっている遊戯者の実力の変化に基づいてポイントを変更」しており、補正前では「ポイントを変更」する原因ではない事項が、補正後では原因となっているから、当該補正は、補正前の請求項1に記載された技術事項を減縮したものではないので、特許請求の範囲の減縮を目的とするものには当たらず、さらに、誤記の訂正及び明りょうでない記載の釈明のいずれを目的とするものにも当たらない。

したがって、本件補正は、特許法第17条の2第5項の規定に違反するので、特許法第159条第1項で読み替えて準用する同法第53条第1項の規定により却下すべきものである。


3.本願発明について
(1)本願発明
平成19年10月16日付の手続補正は上記のとおり却下されたので、本願の請求項1に係る発明(以下、同項記載の発明を「本願発明」という。)は、平成19年7月30日付で補正された明細書の特許請求の範囲の請求項1に記載された事項により特定される、以下のとおりのものである。
「得点を獲得することで対戦相手との優位性を形成していく対戦型スポーツゲームを実行可能な複数のゲーム装置と、
演算処理装置、外部記憶装置と、を備えるホストコンピュータと、
備え、
前記複数のゲーム装置と前記ホストコンピュータとが通信回線によって接続され、さらに前記外部記憶装置は、評価テーブルを格納し、
前記評価テーブルは、勝利ポイント評価テーブル、得失点評価テーブルからなり、
前記演算処理装置は、前記複数のゲーム装置との間でのデータ処理を行う、遊戯システムであって、
前記ゲーム装置は、対戦ゲームの遊戯要求が遊戯者からあった時に、前記演算装置に前記通信回線を介して接続し、対戦要求を前記演算装置に送信すると共に、前記演算装置から対戦の相手となる他のゲーム装置を特定する情報を受信し、
前記演算処理装置は、
前記通信回線を介して前記対戦するゲーム装置から取得した前記ゲーム対戦の結果と前記対戦での得点とを、前記評価テーブルに記憶された、前記遊戯者同士のランキング差に基づくポイントを基に、前記遊戯者の能力として評価し、そして、前記得点の評価は前記対戦相手との1得点毎に行い、
前記対戦を行なっている遊戯者の実力の変化に基づいて前記ポイントを変更し、
前記ゲーム装置が前記ホストコンピュータに接続すると、当該ゲーム装置の処理手段は以前に対戦ゲームを処理しているか否かを判定し、その判定を肯定したときには、当該対戦ゲームの結果を当該ゲーム装置から受け、
当該対戦ゲームの結果と前記評価テーブルとに基づく前記遊戯者の評価結果を対戦相手の前記ゲーム装置に送信し、
前記対戦するゲーム装置の対戦結果が所定数にないときには、前記遊戯者の前記評価を行なわず、
前記遊戯者の評価の対象となるチーム又はキャラクタの強さが反映するように前記ポイントを設定する、
遊戯システム。」

(2)当審の拒絶の理由
「平成19年7月30日付け手続補正は、下記の点で願書に最初に添付した明細書又は図面に記載した事項の範囲内においてしたものでないから、特許法第17条の2第2項において準用する同法第17条第2項に規定する要件を満たしていない。

請求項1?5には、「前記得点の評価は前記対戦相手との1得点毎に行い」との記載があるが、本件出願の願書に最初に添付された明細書及び図面には、「1得点毎に」得点の評価を行うとの記載はなく、当該記載を示唆し得る記載もない。
請求項1?3には、「前記対戦を行なっている遊戯者の実力の変化に基づいて前記ポイントを変更し」との記載があるが、当該請求項1?3記載は、対戦中の遊戯者の実力の変化に基づいてポイントを変更することも含んでおり、本件出願の願書に最初に添付された明細書及び図面には、当該記載はなく、当該記載を示唆し得る記載もない。
請求項4、5には、「前記対戦を行なっている遊戯者の実力の変化に基づいて前記評価ポイントを変更し」との記載があるが、当該請求項4、5記載は、対戦中の遊戯者の実力の変化に基づいて評価ポイントを変更することも含んでおり、本件出願の願書に最初に添付された明細書及び図面には、当該記載はなく、当該記載を示唆し得る記載もない。

従って、本件補正は、願書に最初に添付された明細書又は図面に記載された事項の範囲内の事項ではない事項を含む。」

なお、上記「特許法第17条の2第2項において準用する同法第17条第2項」は、「特許法第17条の2第3項」の明らかな誤記である。

(3)願書に最初に添付された明細書及び図面の記載事項
第12頁23行?第13頁13行には、
「〔遊戯システムの動作〕
…図8は、同遊戯システムで使用する勝利ポイント評価テーブルを示す説明図である。図9は、同遊戯システムで使用するゴールポイント評価テーブルを示す説明図である。
ホストコンピユータ3の外部記憶装置32には、例えば、図8に示す勝利ポイント評価テーブル321と、図9に示すゴールポイント評価テーブル322とが記憶されている。勝利ポイント評価テーブル321には、図8に示すように、相手とのランキング差が〔-10?+10〕に分割されており、この分割値に応じて、勝の場合の評価値が〔3.00?1.00〕、引分けのときの評価値が〔2.00?0.00〕、負けた場合の評価値が〔1.00?-1.00〕と分割されている。また、ゴールポイント評価テーブル322は、図9に示すように、相手とのランキング差が〔-10?+10〕に分割されており、この分割値に応じて、1ゴールの評価値を〔1.50?0.70〕に分割している。」と記載されている。

第14頁15行?27行には、
「また、ホストコンピユータ3の演算処理装置30は、ゲーム機本体21aを操作する遊戯者の評価を決定する処理を実行する(図5のS504)。この演算処理装置30は、対戦結果が所定数ないときには評価をしない。一方、演算処理装置30は、対戦結果が所定数生じたと判断したときには、図8に示す勝利ポイント評価テーブル321、図9に示すゴールポイント評価テーブル322を参照して、相手とのランキング差から当該遊戯者の実力を評価する。例えば、サッカーゲームにおいて、相手とのランキング差が仮に2であったとすると、ここで、相手との戦いに勝利したときには〔1.8〕と評価され、相手との戦いで引き分けたときには〔0.8〕と評価され、相手との戦いで負けたときには〔-0.20〕と評価される。したがって、この場合の、評価を例えは演算処理装置30のメインメモリ等の記憶させておく。」
と記載されている。

第17頁18行?第18頁13行には、
「ゲーム装置2a,2b,…が図6のS602?S605を処理をしたことによりゲーム装置2a,2b,…から送出されるゲームの対戦結果は、ホストコンピュータ3の演算処理装置30により取り込まれる(S502)。同様に、遊戯者やその他の情報も、演算処理装置30に取り込まれる。
演算処理装置30は次のように処理する。すなわち、上述したようにして取り込んだ遊戯者の情報、ゲームを処理する上で必要な情報、及び対戦結果に基づいて、例えばサッカーゲームの場合に、ゴールポイント評価のランキング差が仮に〔6〕であるとの情報が得られており、そのゲームの終了結果の情報から1ゴールしたと情報を得たときには、その1ゴールが〔0.9〕と評価されることになる。
また、勝敗が決定し、仮にゲーム機本体21aで遊戯していた遊戯者が勝負に負けてしまった場合には、演算処理装置30は、勝利ポイント評価のランキング差が〔8〕であると情報が得られており、そのゲームの終了結果の情報から負けとの情報を得たときには、〔-0.8〕と評価されることになる。
このようにホストコンピュータ3は、遊戯者同士の対戦結果を基に、両者が使っているキャラクタやチームの能力値を参照して、両者の相対的な能力差を客観的な実力を数値で評価し、その評価結果を、送出タイミングにおいてホストコンピュータ3からゲーム装置2a,2b,…に送出するようにしている。
また、ホストコンピュータ3は、上述したように、チームをデフォルトでランク付けをしておき、各遊戯者の勝敗を集計して、このランクを変化させるようにもできる。」
と記載されている。

第19頁23行?27行には、
「上記実施の形態では、ホストコンピュータ3に勝利ポイント評価テーブル321、ゴールポイント評価テーブル322、その他のデータベース323が保存されているため、これらを用いて遊戯者がゲームをした結果を基に各種のデータ管理処理を施すことにより遊戯者の実力をより客観的に評価できる。」
と記載されている。

【図8】には、相手とのランキング差に応じて、勝、分、負の場合の評価値が評価テーブルに示されている。

【図9】には、相手とのランキング差に応じて、1ゴールの評価値が評価テーブルに示されている。

(4)当審の判断
【図8】、【図9】に示された評価テーブルと、ゲーム装置を操作する遊戯者の関係を記述する願書に最初に添付された明細書及び図面の上記記載には、遊戯者のランキング差による勝利ポイント評価、遊戯者のランキング差によるゴールポイント評価、チームのランク付け及びランクの変化等が記載されているが、「1得点毎に」得点の評価を行うとの記載がなく、当該記載を示唆し得る記載もない。
また、請求項1には、「前記対戦を行なっている遊戯者の実力の変化に基づいて前記ポイントを変更し」との記載があるが、当該請求項1の記載は、対戦中の遊戯者の実力の変化に基づいてポイントを変更することも含んでおり、願書に最初に添付された明細書及び図面の記載には、「前記対戦を行なっている遊戯者の実力の変化に基づいて前記ポイントを変更」する記載がなく、当該記載を示唆し得る記載もない。

そうすると、請求項1の「前記得点の評価は前記対戦相手との1得点毎に行い」及び「前記対戦を行なっている遊戯者の実力の変化に基づいて前記ポイントを変更し」との補正は、願書に最初に添付された明細書又は図面の範囲内においてしたものではない。

(5)むすび
したがって、平成19年7月30日付の手続補正書による補正は、願書に最初に添付された明細書又は図面に記載された事項の範囲内の事項ではない事項を含むから、特許法第17条の2第3項の規定する要件を満たしておらず、拒絶すべきものである。

よって、結論のとおり審決する。
 
審理終結日 2007-11-09 
結審通知日 2007-11-12 
審決日 2007-11-27 
出願番号 特願平11-539179
審決分類 P 1 8・ 561- WZ (A63F)
P 1 8・ 57- WZ (A63F)
P 1 8・ 55- WZ (A63F)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 宮本 昭彦  
特許庁審判長 末政 清滋
特許庁審判官 辻 徹二
植野 孝郎
発明の名称 遊戯システム  
代理人 田中 克郎  
代理人 大賀 眞司  
代理人 稲葉 良幸  
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