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審決分類 審判 査定不服 特174条1項 特許、登録しない(前置又は当審拒絶理由) G03G
審判 査定不服 特17条の2、3項新規事項追加の補正 特許、登録しない(前置又は当審拒絶理由) G03G
管理番号 1172278
審判番号 不服2003-22043  
総通号数 99 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2008-03-28 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2003-11-13 
確定日 2008-02-07 
事件の表示 平成 7年特許願第150179号「定着装置および定着装置を備えた画像形成装置」拒絶査定不服審判事件〔平成 8年 6月25日出願公開、特開平 8-166736〕について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。 
理由 1.手続の経緯
本願は、平成7年6月16日(優先権主張、平成6年10月11日)の出願であって、平成15年10月9日付けで拒絶査定がなされ、これに対し、同年11月13日に拒絶査定に対する審判請求がなされるとともに、同年12月15日付けで手続補正がなされたものである。
その後、当審において、平成18年12月27日付けで、平成15年12月15日付け手続補正を却下するとともに拒絶理由を通知し、これに対して平成19年3月12日付けで意見書及び手続補正書が提出され、さらに、同年8月29日付けで最後の拒絶理由を通知し、これに対して同年11月5日付けで意見書及び手続補正書が提出されたものである。

2.平成19年11月5日付け手続補正についての補正却下の決定
[補正却下の決定の結論]
平成19年11月5日付け手続補正を却下する。
[理由]
(1)平成19年11月5日付け手続補正(以下、「本件補正」という。)
本件補正は、最後の拒絶理由通知に対する補正であって、特許請求の範囲について、補正前の特許請求の範囲の請求項1を、
「互いに圧接しながら回転する定着ローラと加圧ローラとを備える定着装置において、
前記定着ローラは芯金上にテフロン(登録商標)系の導電性の樹脂部材が設けられて構成されており、
前記加圧ローラは、芯金上に絶縁性のゴム層と、該ゴム層の上にテフロン(登録商標)系の導電性の樹脂部材とを有し、
前記定着ローラ及び前記加圧ローラの芯金は画像形成装置を介して接地されていることを特徴とする定着装置。」
と補正しようとする補正事項を含む。(下線は当審で付与。)

(2)新規事項の追加の検討
(2-1)願書に最初に添付された明細書又は図面(以下、「当初明細書等」という。)に記載されている事項
上記請求項1に記載の発明特定事項のうち、「互いに圧接しながら回転する定着ローラと加圧ローラとを備える定着装置において、前記定着ローラは芯金上にテフロン(登録商標)系の導電性の樹脂部材が設けられて構成されており、前記加圧ローラは、芯金上に絶縁性のゴム層と、該ゴム層の上にテフロン(登録商標)系の導電性の樹脂部材とを有し」ている実施例は明細書の段落【0021】ないし【0026】、及び、【図1】ないし【図3】に記載されている第2の実施例と第3の実施例だけである。
第1の実施例ないし第3の実施例は、優先権主張の対象である特願平6-245647号にも記載されているが、定着ローラ及び加圧ローラの芯金を画像形成装置を介して接地させる第4の実施例は記載されていない。
第2の実施例に関する明細書の段落【0021】ないし【0023】の記載は、後記の「3.(1)平成19年8月29日付け拒絶理由」において、摘記したとおりのものである。
また、第3の実施例に関する明細書の段落【0024】ないし【0026】の記載は次に示すものである。
「【0024】上記各実施例では、正に帯電したトナーを用いた例について説明したが、負に帯電したトナーを用いる場合には、シリコンゴム層4またはテフロン層15に表面抵抗値が10^(6)Ω以下となるようなものを用いて加圧ローラ3または13を正の帯電量が大きくなるようにして負に帯電したトナーを引き付けるように構成すれば同様の効果が得られる定着装置を構成することができる。
【0025】図3は、本発明の第3の実施例を示すものであって、基本的な構成は、第1の実施例の定着ローラ1に第2の実施例の加圧ローラ13を圧接したものになっていて、さらに、加圧ローラ13には、金属製のクリーニング部材としてのローラ部材16が回動自在に不図示の公知の機構によって圧接支持されている。ここで、定着ローラ1の表面抵抗値よりも加圧ローラ13の表面抵抗値が大きくなるように設定されている。以上の構成により、定着ローラ1上に付着した正に帯電された残留トナーは、加圧ローラ13上に回り込んで移り、さらに、そのトナーはローラ部材16に移ってそこにトナー層が形成されることによって定着ローラ1における残留トナーが除去される。
【0026】第3の実施例では、正に帯電したトナーを用いた例について説明したが、負に帯電したトナーを用いた場合には、第3の実施例と同様の構成のもとに、定着ローラ1の表面抵抗値よりも加圧ローラの表面抵抗値を小さく設定するようにすることによって同様の効果のある定着装置を容易に実現できる。」
そして、【図1】ないし【図3】は、それぞれ、以下に示すものである。

【図1】


【図2】


【図3】


しかしながら、明細書の段落【0021】ないし【0026】、及び、【図1】ないし【図3】には、定着ローラ2の芯金と加圧ローラ13の芯金5がそれぞれ接地されていることについて何ら記載されていないばかりでなく、定着ローラ2と加圧ローラ13が接地されること自体記載されておらず、また、示唆もされていない。

(2-2)審判請求人の意見書における主張
上記の点について、審判請求人は平成19年11月5日付け意見書において、次のように主張している。
『(2)審判長は、段落「0021」ないし「0023」には、定着ローラ21と加圧ローラ22を接地することについて何ら記載されていないとのご指摘です。しかし、「定着ローラ21と加圧ローラ22を接地する」ことは、当初明細書の全体の記載から明らかと思料いたします。
段落「0003」には、転写ベルト方式では、転写後に分離を行う分離チャージャがないため、転写紙と、ローラ部材間に電位変動が生じ、ノイズの発生につながることが記載されております。
そこで、本願発明では、段落「0008」に記載のように、「電気的ノイズを防止する」ために、段落「0023」に記載の構成とすることにより、段落「0022」、「0023」に記載のように、電気的ノイズの発生を防止できるようになります。このとき、請求項1に記載の「接地」がされていなければ、芯金の電位が安定しないので、上記電位差が解消されず、従って、電気的ノイズの発生の防止が十分には行われなくなってしまいます。
これらの記載から、請求項1に記載の「接地」がされていることが明らかと思料いたします。』

(2-3)審判請求人の主張についての検討
画像形成装置に用いられる定着装置において、定着ローラにトナーが付着する静電オフセットの発生を防止するために、定着ローラまたは加圧ローラの少なくとも一方の芯金にバイアス電圧を印加することは、審査時に引用された特開平4-19687号公報(第2図、第5図、第6図等参照)の他に、特開平4-147176号公報(第2図、第5図、第6図等参照)、特開平5-40425号公報(図1等参照)、特開平6-11985号公報(図1ないし図3等参照)、特開平6-138787号公報(図2等参照)、特開平6-266255号公報(図1、図2等参照)等に記載されているように、本願出願前に周知の技術的事項であるのに対して、定着ローラ及び加圧ローラの芯金を接地することのみにより静電オフセットの発生を防止することは、周知の技術的事項ではない。
そうであるとすると、当初明細書等に記載の第2の実施例または第3の実施例において、静電オフセットの発生を防止するために、定着ローラ2及び加圧ローラ13の芯金を画像形成装置を介して接地することが、当業者にとって自明の技術的事項であるとすることはできない。
してみると、本件補正後の請求項1に係る発明における、「前記定着ローラ及び前記加圧ローラの芯金は画像形成装置を介して接地されている」ことは、当初明細書等に記載した事項でないだけでなく、当初明細書等の記載からみて自明な事項でもないことは明らかである。
したがって、審判請求人の上記主張を採用することはできない。

(3)むすび
以上のとおり、本件補正は、願書に最初に添付した明細書又は図面に記載した事項の範囲内においてしたものでなく、平成6年改正前特許法第17条の2第2項において準用する同法第17条第2項に規定する要件を満たしていないものであり、同法第159条第1項で読み替えて準用する同法第53条第1項の規定により却下すべきものである。

3.平成19年3月12日付け手続補正についての検討
平成19年11月5日付けの手続補正は、上記のとおり却下されたので、
本願明細書は、平成19年3月12日付け手続補正書によって補正されたものである。

(1)平成19年8月29日付け拒絶理由
当審からの平成19年8月29日付け拒絶理由の概要は、以下のとおりである。

『 <<< 最 後 >>>
平成19年3月12日付けでした手続補正は、下記の点で願書に最初に添付した明細書又は図面に記載した事項の範囲内においてしたものでないから、特許法第17条の2第2項において準用する同法第17条第2項に規定する要件を満たしていない。


(1)補正内容
本件補正は、
(1-1)特許請求の範囲の請求項1を、
「互いに圧接しながら回転する定着ローラと加圧ローラとを備える定着装置において、
前記定着ローラは芯金上にテフロン(登録商標)系の導電性の樹脂部材が設けられて構成されており、
前記加圧ローラは、芯金上に絶縁性のシリコンゴム層と、該シリコンゴム層の上にテフロン(登録商標)系の導電性の樹脂部材とを有し、
前記定着ローラ及び前記加圧ローラの芯金は画像形成装置を介して接地されていることを特徴とする定着装置。」(下線は当審で付与、以下同様)と補正しようとすること(以下、「補正事項a」という。)、

(1-2)発明の詳細な説明の段落【0019】、【0039】をそれぞれ、
「【0019】
【作用】
請求項1記載の発明によれば、定着ローラは芯金上にテフロン(登録商標)系の導電性の樹脂部材が設けられて構成されており、加圧ローラは、芯金上に絶縁性のシリコンゴム層と、該シリコンゴム層の上にテフロン(登録商標)系の導電性の樹脂部材とを有し、定着ローラ及び加圧ローラの芯金は画像形成装置を介して接地されているので、定着ローラと加圧ローラとのニップ部において、転写紙S上のトナーは、シリコンゴム層によって加圧ローラ側に引き付けられ、それにより画像の飛散がなくなり、静電オフセットが防止され、電気的ノイズも防止される。」と補正しようとすること(以下、「補正事項b」という。)、
「【0039】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、定着ローラは芯金上にテフロン(登録商標)系の導電性の樹脂部材が設けられて構成されており、加圧ローラは、芯金上に絶縁性のシリコンゴム層と、該シリコンゴム層の上にテフロン(登録商標)系の導電性の樹脂部材とを有し、定着ローラ及び加圧ローラの芯金は画像形成装置を介して接地されているので、定着ローラと加圧ローラとのニップ部において、転写紙S上のトナーは、シリコンゴム層によって加圧ローラ側に引き付けられ、それにより画像の飛散がなくなり、静電オフセットが防止され、電気的ノイズも防止される。」と補正しようとすること(以下、「補正事項c」という。)
を含むものである。

(2)補正の適否
(2-1)補正事項aについて
願書に最初に添付した明細書及び図面(以下、「当初明細書等」という。)の段落【0021】ないし【0023】にかけて、第1の実施例及び第2の実施例における定着ローラと加圧ローラの具体的構成に関する以下の記載がある。
「【0021】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の第1の実施例の定着装置の要部概略構成図であって、図1に示すように、定着ローラ1と加圧ローラ3によって主に構成されている。定着ローラ1の表面には、テフロンにカーボンを含有させた導電性の被膜2が膜厚20μmに形成されていて、加圧ローラ3には、芯金5の表面にシリコンゴム層4が形成されている。そのシリコンゴム4の表面抵抗値が10^(6)Ω以上で10^(9)Ω以下となるように設定されている。この設定は、シリコンの含有量を調節することによって容易に実現できる。ここで、上記表面抵抗値は、三菱油化社製ハイレスター・モデルHT101と呼ばれる測定器を用いて印加電圧500Vのもとで測定した表面の抵抗値である。なお、図中の符号6は熱源である。
【0022】
以上の構成において、転写後の転写紙Sが定着ローラ1と加圧ローラ3とのニップ部において、正に帯電された転写紙S上のトナーは、シリコンゴム層4によって負の帯電量が大きくなった加圧ローラ3側に引き付けられ、それにより画像の飛散がなくなり、静電オフセットが防止される。また、加圧ローラ3のシリコン層4は、導電性を有しているため、電気的ノイズも防止される。
【0023】
また、図2は第2の実施例を示すものであって、第1の実施例とは加圧ローラの構成が異なり、芯金5の表面に絶縁性のゴム層14を形成し、その上に樹脂部材としてのカーボンを含有させたテフロン層15が形成されている。そのテフロン層15の表面抵抗値を10^(6)Ω以上で10^(9)Ω以下となるように設定することによって第1の実施例と同様の効果のある定着装置を実現できる。」
上記段落【0021】ないし【0023】には、定着ローラ21と加圧ローラ22を接地することについて何ら記載されていないし、【図1】ないし【図3】を参照しても、定着ローラ21と加圧ローラ22を接地することについての記載はない。
また、第1の実施例における導電性ゴム層を形成するためにシリコンゴムを使用することは記載されている(【0021】、【0022】参照)が、第2の実施例における絶縁性のゴム層14を形成するに際して、「絶縁性のシリコンゴム層」とすることは記載されていない(【0023】参照)。

次に、当初明細書等の段落【0027】ないし【0030】に、第4の実施例について以下の記載がある。
「【0027】
図4に本発明の第4の実施例を示す。
この実施例に示す定着装置20は、内部にヒータ23を有する定着ローラ21と、定着ローラ21に圧接した加圧ローラ22と、トナー像が形成された転写材を定着ローラ21と加圧ローラ22との接触部へ案内する導電性のガイド板25(図6参照)とを有している。
【0028】
定着ローラ21の端部には、図4に示すように、小径部21aが一体的に形成されていて、この小径部21aには、定着ローラ21を回転するためのギア27が固着されている。ヒータ23は、定着ローラ21の軸方向に延在していて、定着ローラ21を加熱し、トナーを溶融する。ヒータ23は、ケース24に固定された導電性の端板29に支持されている側板28に支持されてる。ヒータ23は、リード線23a、コネクタ30等を介して電源に接続され、一方、端板29は、リード線29a、コネクタ30、画像形成装置を介して接地されている。
【0029】
加圧ローラ22は、芯金22aと芯金22aの外側に形成された導電性の弾性層22bかららなり、所定の圧力で定着ローラ21に圧接されていて、定着ローラ21に従動回転する。
【0030】
加圧ローラ22及び定着ローラ21には、転写紙との摩擦帯電によるノイズを防止する導電ブラシ32が両者に接触して配置されている。導電ブラシ32は、図4、図5に示すように、端板29にねじ31で螺着されている導電性のブラケット33の端部に支持されていて、小径のステンレス繊維により構成されている。加圧ローラ22及び定着ローラ21は、導電性ブラシ32、ブラケット33、端板29、リード線29a、コネクタ30、画像形成装置を介して接地されることになる。」
そして、【図4】を参照しても、定着ローラ21や加圧ローラ22の表面にテフロン系の導電性樹脂部材を設けることについて何ら記載されていない。
ところで、当初明細書等における第1の実施例ないし第3の実施例(【図1】ないし【図3】参照)は、本願の国内優先権主張に係る特願平6-245647号に記載したものであって、そのうち第2の実施例は上記段落【0021】ないし【0023】の記載から明らかなように、加圧ローラ22及び定着ローラ21の表面にテフロン系の導電性の樹脂部材を設けるとともに、加圧ローラの表面に設けたテフロン系の導電性の樹脂部材と芯金との間に絶縁性のゴム層を形成するものであるのに対し、第4の実施例(【図4】ないし【図8】参照)は、本願出願に際して新たに追加されたものであって、加圧ローラ22及び定着ローラ21にテフロン系の導電性樹脂部材を設けることとは無関係の技術に関するものである。
また、第4の実施例に係る加圧ローラ22は、上記段落【0029】において下線を付した箇所の記載から明らかなように、芯金の外側に導電性の弾性層を形成するものであって、第2の実施例に係る加圧ローラのような絶縁性のゴム層を形成するものではない。
そこで検討すると、当初明細書等には、定着ローラ及び加圧ローラの表面にテフロン系の導電性の樹脂部材を設けるもの(第2の実施例)において、
(1)加圧ローラの芯金上に絶縁性のシリコンゴム層を設けること、
(2)定着ローラと加圧ローラの芯金を画像形成装置を介して接地すること、について、記載も示唆もされておらず、
定着ローラ及び加圧ローラの芯金を画像形成装置を介して接地するもの(第4の実施例)において
(3)定着ローラの表面にテフロン系の導電性の樹脂部材を設けること、
(4)加圧ローラの表面にテフロン系の導電性の樹脂部材を設けること、及び、加圧ローラが絶縁層を有すること、
について、記載も示唆もされていない。
してみると、本件補正に係る補正事項aは、当初明細書等に記載した事項の範囲内においてしたものではない。

(2-2)補正事項b及び補正事項cについて
当初明細書等の上記段落【0022】に、加圧ローラの表面に導電性のシリコンゴム層を設けることにより、「転写後の転写紙Sが定着ローラ1と加圧ローラ3とのニップ部において、正に帯電された転写紙S上のトナーは、シリコンゴム層4によって負の帯電量が大きくなった加圧ローラ3側に引き付けられ、それにより画像の飛散がなくなり、静電オフセットが防止される。また、加圧ローラ3のシリコン層4は、導電性を有しているため、電気的ノイズも防止される」ことが記載されているが、当初明細書等には、絶縁性のシリコンゴム層を設けることにより補正事項b及び補正事項cに記載の作用及び効果を奏することについて記載も示唆もされていない。
してみると、本件補正に係る補正事項b及び補正事項cは、当初明細書に記載した事項の範囲内においてしたものではない。
・・・(中略)・・・

最後の拒絶理由通知とする理由

1.最初の拒絶理由通知に対する応答時の補正によって通知することが必要になった拒絶の理由のみを通知する拒絶理由通知である。』

(2)当審の判断
前記「(1)平成19年8月29日付け拒絶理由」に記載したとおり、平成19年3月12日付けでした手続補正は、願書に最初に添付した明細書又は図面に記載した事項の範囲内でしたものではない。

4.むすび
以上のとおりであるから、平成19年3月12日付けでした手続補正は、特許法第17条の2第2項において準用する同法第17条第2項に規定する要件を満たしておらず、上記の平成19年8月29日付け拒絶理由は妥当なものと認められ、本願はこの拒絶理由によって拒絶すべきものである。
よって、結論のとおり審決する。
 
審理終結日 2007-11-30 
結審通知日 2007-12-04 
審決日 2007-12-17 
出願番号 特願平7-150179
審決分類 P 1 8・ 55- WZ (G03G)
P 1 8・ 561- WZ (G03G)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 北川 清伸  
特許庁審判長 山下 喜代治
特許庁審判官 小宮山 文男
下村 輝秋
発明の名称 定着装置および定着装置を備えた画像形成装置  
代理人 樺山 亨  
代理人 本多 章悟  

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