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審決分類 審判 査定不服 2項進歩性 取り消して特許、登録(定型) F16F
審判 査定不服 (159条1項、163条1項、174条1項で準用) 取り消して特許、登録(定型) F16F
管理番号 1184248
審判番号 不服2008-5087  
総通号数 106 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2008-10-31 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2008-03-03 
確定日 2008-10-01 
事件の表示 平成 9年特許願第503032号「二レート線形ダンパ」拒絶査定不服審判事件〔平成 8年12月27日国際公開、WO96/41972、平成11年 9月28日国内公表、特表平11-511229、請求項の数(10)〕について、次のとおり審決する。 
結論 原査定を取り消す。 本願の発明は、特許すべきものとする。 
理由 1.手続の経緯
本願は、平成8年3月26日(パリ条約による優先権主張外国庁受理1995年6月8日、(US)アメリカ合衆国)を国際出願日とする出願であって、平成19年11月28日付けで拒絶査定がなされ、これに対し、平成20年3月3日に拒絶査定不服審判請求がなされるとともに、同年4月2日付けで手続補正がなされたものである。

2.平成20年4月2日付けの手続補正についての補正却下の決定
[補正却下の決定の結論]
平成20年4月2日付けの手続補正(以下、「本件補正」という。)を却下する。
[理由]
(1)本件補正による特許請求の範囲の補正
本件補正は平成15年改正前特許法第17条の2第1項第3号に該当する補正である。そして、本件補正によって、請求項の数が10である特許請求の範囲が、請求項の数が11である特許請求の範囲に補正された。なお、これに関して、本件補正に係る同日付けの手続補正書に「【補正により増加する請求項の数】 1」と記載されているとともに、請求人は審判請求の理由において、「本願は、別途提出の手続補正書にて、本願発明の二レート線形ダンパのホールドオープンロッドとしての使用〈用途発明〉を請求項11として加入した。この請求項11の二レート線形ダンパのホールドオープンロッドとしての使用〈用途発明〉は、本願明細書第4ページ第29号行?第6頁第24行の記載に基くものである。」と説明している。
したがって、本件補正は、平成15年改正前特許法第17条の2第4項各号にそれぞれ規定する請求項の削除、特許請求の範囲の減縮、誤記の訂正、及び明りょうでない記載の釈明のいずれを目的とするものでもない。
(2)むすび
以上のとおり、本件補正は、平成15年改正前特許法第17条の2第4項の規定に違反するものであり、同法第159条第1項において読み替えて準用する同法第53条第1項の規定により却下されるべきものである。

3.本願発明について
平成20年4月2日付けの手続補正は上記のとおり却下されたので、本願の請求項1?10に係る発明は、平成18年2月27日付け手続補正、及び平成19年9月27日付け手続き補正により補正された明細書及び図面の記載からみて、それぞれその特許請求の範囲の請求項1?10に記載された事項により特定されるとおりのものである。
そして、本願については、原査定の拒絶理由を検討しても、その理由によって拒絶すべきものとすることはできない。
また、他に本願を拒絶すべき理由を発見しない。
よって、結論のとおり審決する。
 
審決日 2008-09-03 
出願番号 特願平9-503032
審決分類 P 1 8・ 121- WYF (F16F)
P 1 8・ 56- WYF (F16F)
最終処分 成立  
前審関与審査官 藤本 信男間中 耕治  
特許庁審判長 山岸 利治
特許庁審判官 溝渕 良一
礒部 賢
発明の名称 二レート線形ダンパ  
代理人 ウオーレン・ジー・シミオール  

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