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審決分類 審判 査定不服 特36条4項詳細な説明の記載不備 特許、登録しない。 E04B
審判 査定不服 5項独立特許用件 特許、登録しない。 E04B
管理番号 1204220
審判番号 不服2007-33751  
総通号数 119 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2009-11-27 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2007-12-13 
確定日 2009-09-17 
事件の表示 特願2003- 11149「壁用伸縮継手装置」拒絶査定不服審判事件〔平成16年 8月12日出願公開、特開2004-225260〕について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。 
理由 1.手続の経緯
本願は、平成15年1月20日の出願であって、平成19年11月7日付けで拒絶査定がなされ、これに対し、同年12月13日に拒絶査定に対する審判請求がなされるとともに、平成20年1月15日付けで手続補正がなされたものである。
その後、前置報告書の内容について、審判請求人の意見を求めるために平成21年2月27日付けで審尋がなされ、同年5月7日に当該審尋に対する回答書が提出された。

2.平成20年1月15日付けの手続補正についての補正の却下の決定
[補正の却下の決定の結論]
平成20年1月15日付けの手続補正(以下、「本件補正」という。)を却下する。
[理由]
(1)補正後の本願発明
本件補正により、本願明細書の特許請求の範囲の請求項1は、
「相互に空隙をあけて隣接する2つの建物にそれぞれ固定される縁材と、略鉛直な軸線を有するヒンジピンと、このヒンジピンに前記略鉛直な軸線まわりに回動自在に設けられる2つのヒンジ片とを有し、前記2つのヒンジ片のうち一方のヒンジ片が前記縁材にそれぞれ固定される一対のヒンジ部材と、
長手方向一端部が各ヒンジ部材の前記2つのヒンジ片のうち他方のヒンジ片に固定される保持部材と、保持部材にその長手方向に変位自在に保持される可動部材とを有する一対の取付構造体と、
各取付構造体の保持部材に外部側からそれぞれ固定されるカバー体と、
各取付構造体の前記空隙に臨む背後側に配置され、複数のリンク部材がリンクピンによって相互に角変位自在に連結され、各建物寄りに近接して配置される両端部が各ヒンジ部材の前記2つのヒンジ片のうち他方のヒンジ片にそれぞれ連結され、各取付構造体とは別途に回動自在な補強構造体と、
前記補強構造体に設けられ、取付構造体の各可動部材を補強構造体に近接する方向にばね付勢するばね付勢手段とを含むことを特徴とする壁用伸縮継手装置。」
と補正された。
上記補正は、補正前の請求項1に記載された事項である「補強構造体」について「各取付構造体とは別途に回動自在な」との限定を付加するものであって、特許法第17条の2第4項第2号の特許請求の範囲の減縮を目的とするものに該当する。
そこで、本件補正後の前記請求項1に記載された発明(以下、「本願補正発明」という。)が特許出願の際独立して特許を受けることができるものであるか(平成18年法律第55号改正附則第3条第1項によりなお従前の例によるとされる同法による改正前の特許法第17条の2第5項において準用する同法第126条第5項の規定を満たすか)について以下に検討する。

(2)特許法第36条第4項に関する検討
本願補正発明を特定する事項である「各取付構造体とは別途に回動自在な補強構造体」について、本願明細書の発明の詳細な説明に、当業者がその実施をすることができる程度に明確かつ十分な記載があるかどうかについて検討する。

(3)本願明細書の記載
本願明細書には、図面とともに以下の記載がある。
(イ)「本発明に従えば、相互に空隙をあけて隣接する2つの建物には、縁材がそれぞれ固定され、各縁材にはヒンジ部材が設けられる。ヒンジ部材は、略鉛直な軸線を有するヒンジピンと、このヒンジピンに前記略鉛直な軸線まわりに回動自在に設けられる2つのヒンジ片とを有し、一方のヒンジ片が前記縁材にそれぞれ固定される。各ヒンジ部材の他方のヒンジ片には、取付構造体がそれぞれ設けられる。各取付構造体は、前記他方のヒンジ片に長手方向一端部が固定される保持部材と、この保持部材にその長手方向に変位自在に保持される可動部材とを有する。
各取付構造体の保持部材には、外部側からカバー体がそれぞれ固定される。また、各取付構造体の前記空隙に臨む背後側には、補強構造体が配置され、各建物寄りに近接して配置される両端部は、各ヒンジ部材の他方のヒンジ片にそれぞれ連結される。この補強構造体は、リンクピンによって複数のリンク部材が相互に角変位自在に連結され、リンク機構を構成する。前記補強構造体には、取付構造体の各可動部材を補強構造体に近接する方向にばね付勢するばね付勢手段が設けられる。」(段落【0009】?【0010】)
(ロ)「図1は、本発明の実施の一形態の壁用伸縮継手装置1を示す水平断面図である。本実施の形態の壁用伸縮継手装置1は、相互に空隙2をあけて隣接する2つの建物3,4にそれぞれ固定される縁材5,6と、略鉛直な第1および第2の軸線m1,m2を有するヒンジピン7,8と、このヒンジピン7,8に前記略鉛直な軸線m1,m2まわりに矢符A1,A2方向に回動自在に設けられる2つのヒンジ片9,10;11,12とを有し、前記2つのヒンジ片9,10;11,12のうち一方のヒンジ片9,11が前記縁材5,6にそれぞれ固定される一対のヒンジ部材13,14と、長手方向一端部が各ヒンジ部材13,14の前記2つのヒンジ片9,10;11,12のうち他方のヒンジ片10,12に固定される保持部材15,16と、保持部材15,16にその長手方向に沿う矢符C1,C2;D1,D2方向に変位自在に保持される可動部材17,18とを有する一対の取付構造体19,20と、各取付構造体19,20の保持部材15,16に外部21側からそれぞれ固定されるカバー体22,23と、各取付構造体19,20の前記空隙2に臨む背後側(図1の下側)に配置され、複数のリンク部材24がリンクピン25によって相互に角変位自在に連結され、各建物3,4寄りに近接して配置される両端部が各ヒンジ部材13,14の前記2つのヒンジ片9,10;11,12のうち他方のヒンジ片10,12にそれぞれ連結される補強構造体26と、前記補強構造体26に設けられ、取付構造体19,20の各可動部材17,18を補強構造体26に近接する方向(図1の下方)にばね付勢するばね付勢手段27とを含む。」(段落【0013】)
(ハ)「前述のパッキン71?74およびパッキン保持部材53?56が設けられた各カバー体22,23は、取付部材57?60によって各取付構造体19,20の保持部材15,16にそれぞれ固定される。各取付部材57?60は、溶接によって各保持部材15,16の長手方向両端部付近にそれぞれ接合されている。一方の保持部材15の一方の建物3側の長手方向一端部および他方の保持部材16の他方の建物4側の長手方向一端部には、連結部材75,76が固定される。各連結部材75,76は、断面がL字状の構造用鋼材からなる短尺材によって実現される。これらの連結部材75,76には、前述の各ヒンジ部材13,14の一方のヒンジ片10,12および補強構造体26の両端部が連結され、こうして各保持部材15,16の長手方向両端部に、前述したように、各一方のヒンジ片10,12および補強構造体26の両端部が連結されている。」(段落【0022】)
(ニ)「第3のヒンジ部材82は、その第3の軸線m3を含みかつ各対向壁面28,29に垂直な鉛直仮想一平面が、第1および第2のヒンジ部材13,14の第1および第2の軸線m1,m2を含みかつ各対向壁面28,29に垂直な鉛直仮想一平面よりも外部21側に配置される。これによって各建物3,4が相互に近接する方向に相対的変位を生じたとき、後述の図5に示されるように、第3のヒンジ部材82が補強構造体26から離反する方向、すなわち図1に上方へ移動して、各カバー体22,23が各取付構造体19,20とともに第1および第2の軸線m1,m2まわりに矢符A1,B1方向に角変位させることができるように構成されている。」(段落【0025】)
(ホ)「図2は、図1の下方から見た壁用伸縮継手装置1の一部の簡略化した背面図である。前述の第1?第3ヒンジ部材13,14,82および各取付構造体19,20は、各縁材5,6に沿って相互に距離L1毎に等間隔に設けられる。また、前記補強構造体26は、第1および第2ヒンジ部材13,14ならびに各取付構造体19,20とともに、1つ置きの間隔で距離2・L1毎に設けられる。前記距離L1は、たとえば0.5mに選ばれる。この場合、各対向壁面28,29間の水平な仮想一平面上における垂直な方向の間隔Wは、1.0m?1.5m(=2・L1?3・L1)である。」(段落【0026】)
(ヘ)「一方の対向壁面28側に配置される第1および第2のリンク部材24a,24bは、各長手方向一端部が第1のリンクピン25aによって、第1ヒンジ部材13の可動側のヒンジ片10に回動自在に連結される。第1のリンク部材24aの長手方向他端部は、各対向壁面28,29間の中央に配置される第3のリンク部材24cの長手方向一端部に、第2のリンクピン25bによって回動自在に連結される。第2のリンク部材24bの長手方向他端部は、各対向壁面28,29間の中央に配置される第4のリンク部材24dの長手方向一端部に、第3のリンクピン25cによって回動自在に連結される。第3および第4のリンク部材24c,24dの各長手方向中央部は、第4のリンクピン25dによって前記ばね付勢手段27の台座90とともに回動自在に連結される。第3のリンク部材24cの長手方向他端部は、他方の対向壁面29側で下方に配置される第6のリンク部材24fの長手方向一端部に回動自在に連結される。第4のリンク部材24dの長手方向他端部は、他方の対向壁面29側で上方に配置される第5のリンク部材24eの長手方向一端部に第5のリンクピン25eによって回動自在に連結される。第5および第6のリンク部材24e,24fの各長手方向他端部は、第7のリンクピン25gによって、第2のヒンジ部材14の可動側のヒンジ片12に回動自在に連結される。このような補強構造体26は、パンタグラフ状のリンク機構を構成し、各対向壁面28,29間の中央にばね付勢手段27を配置して、そのばね付勢手段27を高い剛性で支持している。」(段落【0028】)
(ト)「図5は、各建物3,4が相互に近接する方向に相対的変位を生じて最も近接した状態における壁用伸縮継手装置1を示す水平断面図である。各建物3,4が地震または地盤の不等沈下などによって相互に近接する方向に相対的変位を生じて最も近接した状態では、前記補強構造体26の上方に配置される各リンクピン25b,25eと、下方に配置される各リンクピン25c,25fとは、上方および下方に最も離間し、第3のヒンジ部材82はばね付勢手段27のばね力に抗して外部21側へ変位し、各カバー体22,23は各取付構造体19,20とともに、外部21側(図5においては上方)へ凸のV字状に屈曲し、各可動部材17,18は各ひじ部材15,16内へ縮退して、空隙2を外部21に対して遮断した状態で、各建物3,4の相互に近接する方向への変位を許容する。」(段落【0034】)
(チ)「請求項1記載の本発明によれば、各建物が相互に近接する方向に大きな相対的変位を生じても、各可動部材はばね付勢手段によって補強構造体に近接する方向にばね付勢され、各カバー体が各ヒンジ部材の軸線まわりに不所望に回動して、空隙が外部に臨んで開放されてしまうことが防がれる。・・・」(段落【0038】)
(リ)図1の下方から見た壁用伸縮継手装置1の一部の簡略化した背面図である図2と図1とを参酌すると、取付構造体19の一方の対向壁面28側の端部と補強構造体の同側の端部とがリンクピン25aで、同様に、取付構造体20の他方の対向壁面29側の端部と補強構造体の同側の端部とがリンクピン25aで、それぞれ連結されていることがわかる。

(4)判断
上記(イ)の「各ヒンジ部材の他方のヒンジ片には、取付構造体がそれぞれ設けられる。各取付構造体は、前記他方のヒンジ片に長手方向一端部が固定される保持部材と、この保持部材にその長手方向に変位自在に保持される可動部材とを有する。」及び「各取付構造体の前記空隙に臨む背後側には、補強構造体が配置され、各建物寄りに近接して配置される両端部は、各ヒンジ部材の他方のヒンジ片にそれぞれ連結される。」の記載、
同(ロ)の「長手方向一端部が各ヒンジ部材13,14の前記2つのヒンジ片9,10;11,12のうち他方のヒンジ片10,12に固定される保持部材15,16と、保持部材15,16にその長手方向に沿う矢符C1,C2;D1,D2方向に変位自在に保持される可動部材17,18とを有する一対の取付構造体19,20」及び「両端部が各ヒンジ部材13,14の前記2つのヒンジ片9,10;11,12のうち他方のヒンジ片10,12にそれぞれ連結される補強構造体26」の記載、
同(ハ)の「これらの連結部材75,76には、前述の各ヒンジ部材13,14の一方のヒンジ片10,12および補強構造体26の両端部が連結され、こうして各保持部材15,16の長手方向両端部に、前述したように、各一方のヒンジ片10,12および補強構造体26の両端部が連結されている。」の記載(同記載中の「一方のヒンジ片10,12」は「他方のヒンジ片10,12」の誤記と認められる。)、
同(ヘ)の「一方の対向壁面28側に配置される第1および第2のリンク部材24a,24bは、各長手方向一端部が第1のリンクピン25aによって、第1ヒンジ部材13の可動側のヒンジ片10に回動自在に連結される。」及び「他方の対向壁面29側で上方に配置される第5のリンク部材24eの長手方向一端部に第5のリンクピン25eによって回動自在に連結される。第5および第6のリンク部材24e,24fの各長手方向他端部は、第7のリンクピン25gによって、第2のヒンジ部材14の可動側のヒンジ片12に回動自在に連結される。」の記載、並びに
同(リ)の図面の記載に基づけば、
「取付構造体と補強構造体の両端部は、それぞれ同一のピン(リンクピン25a及びリンクピン25a;図面によればボルトとナット)で、それぞれ同一の部材(他方のヒンジ片10及び12)に連結されている」ことが認められる。
ここで、補強構造体がパンタグラフ状のリンク機構を構成している(上記(ヘ)参照)ことを考慮すると、上記認定事項及び技術常識から、「取付構造体」と「補強構造体」とは、リンクピンの軸線周りに回動することはできても、上記(ニ)及び(ト)に記載されているような「別途に回動自在」であるとは認められない。
そして、本願明細書及び図面の全記載を参酌しても、そのような回動を実現するための記載または示唆を見いだすことはできない。また、そのような事項が当業者にとって自明の事項であるとも認められない。
してみると、本願明細書の発明の詳細な説明には、本願補正発明を特定する事項である「各取付構造体とは別途に回動自在な補強構造体」について、当業者がその実施をすることができる程度に明確かつ十分な記載があるとはいえない。

したがって、本願補正発明は、特許法第36条第4項に規定する用件を満たしていないから、特許出願の際独立して特許を受けることができないものである。

なお、上記審尋に対して提出された回答書に記載された手続補正書(案)の内容は、明らかに新規事項を含むものであるから、採用できない。

(5)むすび
以上のとおり、本件補正は、平成18年法律第55号改正附則第3条第1項によりなお従前の例によるとされる同法による改正前の特許法第17条の2第5項において準用する同法第126条第5項の規定に違反するので、同法第159条第1項において読み替えて準用する同法第53条第1項の規定により却下すべきものである。

3.本願発明について
平成20年1月15日付けの手続補正は上記のとおり却下されたので、本願の請求項1に係る発明(以下、「本願発明」という。)は、願書に最初に添付された明細書の特許請求の範囲の請求項1に記載された事項により特定される、以下のとおりのものである。
「相互に空隙をあけて隣接する2つの建物にそれぞれ固定される縁材と、
略鉛直な軸線を有するヒンジピンと、このヒンジピンに前記略鉛直な軸線まわりに回動自在に設けられる2つのヒンジ片とを有し、前記2つのヒンジ片のうち一方のヒンジ片が前記縁材にそれぞれ固定される一対のヒンジ部材と、
長手方向一端部が各ヒンジ部材の前記2つのヒンジ片のうち他方のヒンジ片に固定される保持部材と、保持部材にその長手方向に変位自在に保持される可動部材とを有する一対の取付構造体と、
各取付構造体の保持部材に外部側からそれぞれ固定されるカバー体と、
各取付構造体の前記空隙に臨む背後側に配置され、複数のリンク部材がリンクピンによって相互に角変位自在に連結され、各建物寄りに近接して配置される両端部が各ヒンジ部材の前記2つのヒンジ片のうち他方のヒンジ片にそれぞれ連結される補強構造体と、
前記補強構造体に設けられ、取付構造体の各可動部材を補強構造体に近接する方向にばね付勢するばね付勢手段とを含むことを特徴とする壁用伸縮継手装置。」

(1)原査定の拒絶の理由
原査定の拒絶の理由は、「何のために「第3のヒンジ部材82」及び「取付構造体の各可動部材を補強構造体に近接する方向にばね付勢するばね付勢手段」を設けているのかはっきりしないから、特許法第36条第4項及び第6項第2号に規定する要件を満たしていない。」(平成19年6月29日付けの拒絶理由通知書参照)というものである。

(2)当審の判断
本願明細書の発明の詳細な説明及び図面には、上記(ニ)、(ト)及び(チ)に見られるとおり、その目的及び効果に関して「第3のヒンジ部材82はばね付勢手段27のばね力に抗して外部21側へ変位し」した場合に「各可動部材はばね付勢手段によって補強構造体に近接する方向にばね付勢され、各カバー体が各ヒンジ部材の軸線まわりに不所望に回動して、空隙が外部に臨んで開放されてしまうことが防がれる。」旨記載されている。
しかしながら、上記2.(4)で検討したとおり、本願発明に係る各部材は、上記(ニ)及び(ト)に記載されているような動作が可能であるとは認められない。
してみると、本願明細書の発明の詳細な説明の記載では、本願発明に係る事項のうちの「取付構造体の各可動部材を補強構造体に近接する方向にばね付勢するばね付勢手段」の有する技術上の意義が不明であるから、同記載は特許法施行規則第24条の2の「特許法第36条第4項の経済産業省令で定めるところによる記載は、発明が解決しようとする課題及びその解決手段その他のその発明の属する技術分野における通常の知識を有する者が発明の技術上の意義を理解するために必要な事項を記載することによりしなければならない。」という規定を満たしておらず、特許法第36条第4項の規定に違反することになる。

(3)むすび
以上のとおり、本願発明は、特許法第36条第4項に規定する要件を満たしていないから、他の理由について検討するまでもなく、特許を受けることができない。
したがって、本願は拒絶すべきものである。
よって、結論のとおり審決する。
 
審理終結日 2009-07-10 
結審通知日 2009-07-14 
審決日 2009-07-27 
出願番号 特願2003-11149(P2003-11149)
審決分類 P 1 8・ 575- Z (E04B)
P 1 8・ 536- Z (E04B)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 前田 建男  
特許庁審判長 神 悦彦
特許庁審判官 山口 由木
山本 忠博
発明の名称 壁用伸縮継手装置  
代理人 西教 圭一郎  

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