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審決分類 審判 査定不服 2項進歩性 取り消して特許、登録 G06F
審判 査定不服 特36条6項1、2号及び3号 請求の範囲の記載不備 取り消して特許、登録 G06F
審判 査定不服 4号2号請求項の限定的減縮 取り消して特許、登録 G06F
審判 査定不服 4項1号請求項の削除 取り消して特許、登録 G06F
審判 査定不服 4項4号特許請求の範囲における明りょうでない記載の釈明 取り消して特許、登録 G06F
審判 査定不服 4項3号特許請求の範囲における誤記の訂正 取り消して特許、登録 G06F
管理番号 1222210
審判番号 不服2007-16989  
総通号数 130 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2010-10-29 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2007-06-18 
確定日 2010-09-07 
事件の表示 特願2000-557400「デジタル・カメラ・データの転送のための安全記憶デバイス」拒絶査定不服審判事件〔平成12年 1月 6日国際公開、WO00/00895、平成14年 7月 2日国内公表、特表2002-519911、請求項の数(1)〕について、次のとおり審決する。 
結論 原査定を取り消す。 本願の発明は、特許すべきものとする。 
理由 1.手続の経緯
本願は、1999年5月11日(パリ条約による優先権主張外国庁受理1998年6月26日、米国)を国際出願日とする出願であって、平成19年3月13日付けで拒絶査定がなされ、これに対し、同年6月18日に拒絶査定に対する審判請求がなされるとともに、同日付けで手続補正がなされ、更に、同年7月18日付けで手続補正がなされたものである。

2.平成19年7月18日付けの手続補正についての補正却下の決定
[補正却下の決定の結論]
平成19年7月18日付けの手続補正を却下する。
[理由]
(1)平成19年6月18日付けの手続補正の適否について
平成19年7月18日付けの手続補正(以下「本件補正」という。)が適法であるかどうかの判断の基準となる明細書及び図面は、平成19年6月18日付けの手続補正により補正された明細書及び図面であるので、平成19年6月18日付けの手続補正(以下「審判請求時補正」という。)が適法であるかどうかを判断する必要がある。
したがって、最初に、審判請求時補正の適否について検討する。
審判請求時補正は、当該補正前の特許請求の範囲の請求項2ないし4を削除する補正であることから、特許法第17条の2第4項第1号に掲げられた請求項の削除を目的にしたものである。
そうすると、審判請求時補正は適法な補正と認められる。

(2)本件補正について
ア.本件補正の内容
上記のとおり審判請求時補正は適法な補正と認められるので、本件補正が適法であるかどうかの判断の基準となる明細書及び図面は、平成19年6月18日付けで手続補正された明細書及び図面であり、特許請求の範囲は次のとおりのものである。
「【請求項1】(a)安全でないデジタル・カメラ・データをデジタル・カメラから、デジタル・カメラに着脱可能に取り付けられる安全記憶デバイスへダウンロードするステップと、
(b)前記安全でないデジタル・カメラ・データに対して安全データを作成するために前記安全記憶デバイス内でデジタル処理を実行することによって、前記安全でないデジタル・カメラ・データを安全データにするステップとを含むデジタル・カメラ・データの安全化方法。」

本件補正(平成19年7月18日付けの手続補正)は特許請求の範囲を以下のように補正するものである。
「【請求項1】安全でないデジタル・カメラ・データをデジタル・カメラから、デジタル・カメラに着脱可能に取り付けられる安全記憶デバイスへダウンロードするステップと、
少なくとも無許可の閲覧、修正または配布に対してデータレベルで安全にされた処理済みのデジタル・カメラ・データを含む安全データを作成するために、前記安全記憶デバイス内で前記安全でないデジタル・カメラ・データに関してデジタル処理を実行することを含む、前記安全でないデジタル・カメラ・データを安全データにするステップとを含むデジタル・カメラ・データの安全化方法。

【請求項2】安全でないカメラ・データを、入力手段を通じて、カメラから、安全データ転送デバイスへダウンロードするステップと、
少なくとも無許可の閲覧、修正または配布に対してデータレベルで安全にされた処理済みのカメラ・データを含む安全カメラ・データを作成するために、前記安全データ転送デバイス内で前記安全でないカメラ・データに関してデジタル処理を実行することを含む、前記安全でないカメラ・データを安全カメラ・データにするステップと、
前記安全カメラ・データを前記安全データ転送デバイスから、第1の宛先に接続され、かつ、前記安全データ転送デバイスに着脱可能に取り付けられた出力手段を通じて前記第1の宛先へ転送するステップとを含むカメラ・データの安全化方法。

【請求項3】安全でないデジタル・カメラ・データをデジタル・カメラから受信する手段と、
少なくとも無許可の閲覧、修正または配布に対してデータレベルで安全にされた処理済みのデジタル・カメラ・データを含む安全データを作成するために、安全記憶デバイス内で前記安全でないデジタル・カメラ・データに関してデジタル処理を実行する手段を含む、前記安全でないデジタル・カメラ・データを安全カメラ・データにする手段と、
前記安全データを格納する手段と、
前記安全データを宛先へ送信する手段とを含む、前記デジタル・カメラに着脱可能に取り付けられる安全記憶デバイス。

【請求項4】安全でないデジタル・カメラ・データをデジタル・カメラから受信する手段と、
少なくとも無許可の閲覧、修正または配布に対してデータレベルで安全にされた処理済みのデジタル・カメラ・データを含む安全データを作成するために、装置内で前記安全でないデジタル・カメラ・データに関してデジタル処理を実行する手段を含む、前記安全で
ないデジタル・カメラ・データを安全データにする手段と、
前記安全データを宛先へ送信する手段とを含む、前記デジタル・カメラに着脱可能に取り付けられる装置。」

すなわち、本件補正は、本件補正前の請求項1を本件補正後の請求項1に補正するとともに、請求項2ないし請求項4を新たに追加するものである。

イ.本件補正の適否の判断
本件補正は、上記のとおり新たな請求項2ないし4を追加する補正を含む補正と認められ、特許法第17条の2第3項第2号で規定する特許請求の範囲の減縮を目的とする補正に該当するものとはいえない。また、明瞭でない記載の釈明を目的とするものでもなく、誤記の訂正または請求項の削除を目的とするものでもない。

ウ.むすび
したがって、本件補正は、平成18年法律第55号改正附則第3条第1項によりなお従前の例によるとされる同法による改正前の特許法第17条の2第4項の規定に違反するので、同法第159条第1項の規定において読み替えて準用する同法第53条第1項の規定により却下すべきものである。

3.本願発明、判断
平成19年7月18日付けの手続補正は上記のとおり却下されたので、本願の請求項1に係る発明は、平成19年6月18日付け手続補正書の特許請求の範囲の請求項1に記載されたとおりのものであると認める。
そして、本願については、原査定の拒絶理由を検討してもその理由によって拒絶すべき理由を発見しない。
また、他に本願を拒絶すべき理由を発見しない。
よって、結論のとおり審決する。
 
審決日 2010-08-19 
出願番号 特願2000-557400(P2000-557400)
審決分類 P 1 8・ 572- WY (G06F)
P 1 8・ 574- WY (G06F)
P 1 8・ 571- WY (G06F)
P 1 8・ 537- WY (G06F)
P 1 8・ 121- WY (G06F)
P 1 8・ 573- WY (G06F)
最終処分 成立  
前審関与審査官 加藤 恵一  
特許庁審判長 藤内 光武
特許庁審判官 佐藤 直樹
小池 正彦
発明の名称 デジタル・カメラ・データの転送のための安全記憶デバイス  
代理人 山川 政樹  
代理人 山川 茂樹  
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