• ポートフォリオ機能


ポートフォリオを新規に作成して保存
既存のポートフォリオに追加保存

  • この表をプリントする
PDF PDFをダウンロード
審決分類 再審 査定不服 出願日、優先日、請求日 審決却下 B25B
管理番号 1241661
審判番号 再審2009-950002  
総通号数 142 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2011-10-28 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2009-06-04 
確定日 2009-09-07 
事件の表示 特願2008-162890「ボルト用多段式ソケット」拒絶査定不服審判事件の審決に対し、再審の請求があったので、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求を却下する。 
理由 1.手続の経緯
本件出願は、不服2008-28122号拒絶査定不服審判事件として審理され、平成21年3月2日に審決(送達日、同年3月28日。以下「原審決」という。)がされた。
これに対して、原審決の審判請求人は、平成21年4月22日に知的財産高等裁判所に審決取消訴訟(平成21年行ケ10109号)を提起するとともに、平成21年6月4日(通信日付印の表示による)に本件再審の請求書を郵便により差し出し、平成21年6月5日に特許庁に到達した。

2.再審請求の適法性
再審の請求について、特許法第171条第1項には、「確定審決に対しては、当事者又は参加人は、再審を請求することができる。」と規定されていることから、本件再審請求の適法性について検討する。

(1)当事者について
本件再審請求人は、原審決の審判請求人であって、当事者であるから、上記規定に適合する。

(2)確定審決に対して請求されているかについて
次に、本件再審が「確定審決」に対して請求されているかについて検討する。
本件再審請求人が原審決の謄本の送達を受けたのは、郵便送達報告書の記載からみて、平成21年3月28日であった。
再審請求人は、これに対し、特許法第178条第1項の規定により、平成21年4月22日に知的財産高等裁判所に審決取消訴訟(平成21年行ケ10109号)を提起した。
本件再審の請求は、特許法第19条の規定により、平成21年6月4日になされたものであるが、再審の請求日において、当該訴訟事件は、裁判所において審理中である。
また、再審の請求日は、「日付」であって、補正することができない。
そうすると、本件再審の請求は、その審決が確定する前になされたことになり、「確定審決」に対してなされたものでないことが明らかである。

3.まとめ
以上のとおり、本件再審の請求は、上記2.(2)に示した点で、特許法第171条第1項の規定に違反するものであって、しかもその補正をすることができないものであるから、特許法第174条第1項の規定によって準用する同法第135条の規定により、却下すべきものである。

【備考】
特許手続は、専門的知識を要することから、手続を続ける場合には、弁理士等の専門家に相談することが望ましい。
例えば、「大阪府大阪市天王寺区伶人町2-7 関西特許情報センター」の以下の機関で、無料相談を行っている。
日本弁理士会 近畿支部 06-6775-8200
発明協会 大阪支部 06-6779-5402
 
審理終結日 2009-06-30 
結審通知日 2009-07-10 
審決日 2009-07-22 
出願番号 特願2008-162890(P2008-162890)
審決分類 P 5 8・ 03- X (B25B)
最終処分 審決却下  
前審関与審査官 今関 雅子  
特許庁審判長 千葉 成就
特許庁審判官 佐々木 一浩
菅澤 洋二
発明の名称 ボルト用多段式ソケット  

プライバシーポリシー   セキュリティーポリシー   運営会社概要   サービスに関しての問い合わせ