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審決分類 審判 査定不服 5項独立特許用件 特許、登録しない。 G11B
審判 査定不服 発明同一 特許、登録しない。 G11B
管理番号 1266284
審判番号 不服2012-930  
総通号数 157 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2013-01-25 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2012-01-18 
確定日 2012-11-15 
事件の表示 特願2007-335593「光ディスクの記録方法、再生方法」拒絶査定不服審判事件〔平成20年 5月22日出願公開、特開2008-117526〕について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。 
理由 第1 手続の経緯
本件審判の請求に係る特許出願(以下「本願」という。)は、平成15年4月1日に出願された特願2003-97572号の一部を平成17年9月9日に新たな特許出願とされた特願2005-261560号の一部をさらに平成19年12月27日に新たな特許出願としたものであって、平成23年6月28日付け拒絶理由通知(最後)に対して、同年8月25日付けで手続補正がなされたが、同年10月18日付けで補正却下されるとともに同日付で拒絶査定がなされ、これに対し、平成24年1月18日付けで拒絶査定不服審判が請求されるとともに同日付けで手続補正がなされた。
その後、平成24年5月10日付けで前置報告書を利用した審尋がなされ、同年7月17日付けで回答書が提出されたものである。

第2 平成24年1月18日付けの手続補正についての補正却下の決定

[補正却下の決定の結論]
平成24年1月18日付けの手続補正を却下する。

[理由]
1.本件補正
平成24年1月18日付け手続補正(以下「本件補正」という。)は、特許請求の範囲についてするもので、補正前(平成22年8月5日付け手続補正書)に、
「【請求項1】
物理アドレスが割り当てられたリードイン領域、スペア領域、ユーザ領域、リードアウト領域を有するライトワンス光ディスクにデータを記録する光ディスク記録方法において、
前記ユーザ領域の各物理アドレスにはホストからのデータ記録要求で使用される論理アドレスが対応付けられ、
前記光ディスクは、ユーザ領域の各物理アドレスが記録済みか否かを示す記録領域管理情報を備え、
前記ユーザ領域内の第1の領域へのデータ記録要求に対し、
前記記録領域管理情報から前記第1の領域が未記録と判断された場合は、前記第1の領域に前記データを記録し、前記記録領域管理情報として前記第1の領域に対応する物理アドレスが記録済であることを示す情報を前記リードイン領域に記録し、
前記記録領域管理情報から前記第1の領域が記録済と判断された場合は、前記第1の領域の代わりに前記ユーザ領域内の未記録の第2の領域に前記データを記録し、前記記録領域管理情報として前記第2の領域に対応する物理アドレスが記録済みであることを示す情報、及び前記第1の領域へ記録する要求があった前記データが前記第2の領域へ置換して記録されたことを示す置換情報を前記リードイン領域に記録し、
前記ユーザ領域内の第1の領域へ前記データを記録する要求に対し、前記第1の領域が欠陥領域の場合は、前記第1の領域の代わりに前記スペア領域内の未記録の第2の領域に前記データを記録し、前記第1の領域へ記録する要求があった前記データが前記第2の領域へ置換して記録されたことを示す置換情報を前記リードイン領域に記録することを特徴とする光ディスク記録方法。
【請求項2】
請求項1に記載の光ディスク記録方法において、
前記第1の領域は、物理的に連続する第1のアドレスから第2のアドレスまでの範囲であり、
前記第2の領域は、物理的に連続する第3のアドレスから第4のアドレスまでの範囲であることを、前記置換情報が有することを特徴とする光ディスクの記録方法。
【請求項3】
請求項1に記載の光ディスク記録方法において、
物理的に連続な、前記第1の領域の開始アドレスおよび終了アドレス、
物理的に連続な、前記第2の領域の開始アドレスおよび終了アドレス、が前記置換情報に含まれていることを特徴とする光ディスクの記録方法。
【請求項4】
物理アドレスが割り当てられたリードイン領域、スペア領域、ユーザ領域、リードアウト領域を有するライトワンス光ディスクに記録されているデータを再生する光ディスク再生方法において、
前記光ディスクは、ユーザ領域の各物理アドレスが記録済みか否かを示す記録領域管理情報を備え、
前記ユーザ領域内の第1の領域へのデータ記録要求に対し、
前記記録領域管理情報から前記第1の領域が未記録と判断された場合に、前記第1の領域に前記データが記録され、前記記録領域管理情報として前記第1の領域に対応する物理アドレスが記録済みであることを示す情報が前記リードイン領域に記録されており、
前記記録領域管理情報から前記第1の領域が記録済と判断された場合に、前記第1の領域の代わりに前記ユーザ領域内の未記録の第2の領域に前記データが記録され、前記記録領域管理情報として前記第2の領域に対応する物理アドレスが記録済みであることを示す情報、及び前記第1の領域へ記録する要求があった前記データが前記第2の領域へ置換して記録されたことを示す置換情報が前記リードイン領域に記録されており、
前記ユーザ領域内の第1の領域へ前記データを記録する要求に対し、前記第1の領域が欠陥領域の場合に、前記第1の領域の代わりに前記スペア領域内の未記録の第2の領域に前記データが記録され、前記第1の領域へ記録する要求があった前記データが前記第2の領域へ置換して記録されたことを示す置換情報が前記リードイン領域に記録されており、
前記光ディスクから、前記記録領域管理情報と、前記置換情報を読み出し、前記光ディスクに記録されている前記データを再生することを特徴とする光ディスク再生方法。
【請求項5】
請求項4に記載の光ディスク再生方法において、
前記第1の領域は、物理的に連続する第1のアドレスから第2のアドレスまでの範囲であり、
前記第2の領域は、物理的に連続する第3のアドレスから第4のアドレスまでの範囲であることを、前記置換情報が有することを特徴とする光ディスク再生方法。
【請求項6】
請求項4に記載の光ディスク再生方法において、
物理的に連続な、前記第1の領域の開始アドレスおよび終了アドレス、
物理的に連続な、前記第2の領域の開始アドレスおよび終了アドレス、が前記置換情報に含まれていることを特徴とする光ディスク再生方法。」
とあったものを、

「【請求項1】
物理アドレスが割り当てられたリードイン領域、スペア領域、ユーザ領域、リードアウト領域を有するライトワンス光ディスクにデータを記録する光ディスク記録方法において、
前記ユーザ領域の各物理アドレスにはホストからのデータ記録要求で使用される論理アドレスが対応付けられ、
前記光ディスクは、ユーザ領域内の一部の領域に記録要求があったデータが、該ユーザ領域内又はスペア領域内の異なる領域に置換して記録されたことを示す置換情報と、ユーザ領域の各物理アドレスが記録済みか否かを示す記録領域管理情報と、を備え、
前記ユーザ領域内の第1の領域へのデータ記録要求に対し、
前記記録領域管理情報から、前記第1の領域が未記録と判断された場合は、前記第1の領域に前記データを記録し、前記第1の領域の各物理アドレスが記録済であることを示す前記記録領域管理情報を前記リードイン領域に記録し、
前記記録領域管理情報から、前記第1の領域が記録済と判断され、前記置換情報から、前記第1の領域は置換されていない、と判断された場合は、前記第1の領域の代わりに前記ユーザ領域内の未記録の第2の領域に前記データを記録し、前記第1の領域へ記録する要求があった前記データが前記第2の領域へ置換して記録されたことを示す情報を追加した前記置換情報と、前記第2の領域の各物理アドレスが記録済みであることを示す前記記録領域管理情報と、を前記リードイン領域に記録し、
前記記録領域管理情報から、前記第1の領域が記録済と判断され、前記置換情報から、前記第1の領域は前記ユーザ領域内の第3の領域に置換記録されている、と判断された場合は、前記第1の領域の代わりに前記ユーザ領域内の未記録の第2の領域に前記データを記録し、前記第1の領域へ記録する要求があったデータが前記第3の領域へ置換して記録されたことを示す情報から、前記第1の領域へ記録する要求があった前記データが前記第2の領域へ置換して記録されたことを示す情報に更新した前記置換情報と、前記第2の領域の各物理アドレスが記録済みであることを示す前記記録領域管理情報と、を前記リードイン領域に記録し、
前記ユーザ領域内の第1の領域へ前記データを記録する要求に対し、前記第1の領域が欠陥領域の場合は、前記第1の領域の代わりに前記スペア領域内の未記録の第4の領域に前記データを記録し、前記第1の領域へ記録する要求があった前記データが前記第4の領域へ置換して記録されたことを示す情報を含む前記置換情報を前記リードイン領域に記録することを特徴とする光ディスク記録方法。
【請求項2】
物理アドレスが割り当てられたリードイン領域、スペア領域、ユーザ領域、リードアウト領域を有するライトワンス光ディスクに記録されているデータを再生する光ディスク再生方法において、
前記光ディスクは、ユーザ領域内の一部の領域に記録要求があったデータが、該ユーザ領域内又はスペア領域内の異なる領域に置換して記録されたことを示す置換情報と、ユーザ領域の各物理アドレスが記録済みか否かを示す記録領域管理情報と、を備え、
前記ユーザ領域内の第1の領域へのデータ記録要求に対し、
前記記録領域管理情報から、前記第1の領域が未記録と判断された場合は、前記第1の領域に前記データが記録され、前記第1の領域の各物理アドレスが記録済みであることを示す前記記録領域管理情報が前記リードイン領域に記録されており、
前記記録領域管理情報から、前記第1の領域が記録済と判断され、前記置換情報から、前記第1の領域は置換されていない、と判断された場合は、前記第1の領域の代わりに前記ユーザ領域内の未記録の第2の領域に前記データが記録され、前記第1の領域へ記録する要求があった前記データが前記第2の領域へ置換して記録されたことを示す情報を追加した前記置換情報と、が前記リードイン領域に記録されており、
前記記録領域管理情報から、前記第1の領域が記録済と判断され、前記置換情報から、前記第1の領域は前記ユーザ領域内の第3の領域に置換記録されている、と判断された場合は、前記第1の領域の代わりに前記ユーザ領域内の未記録の第2の領域に前記データを記録し、前記第1の領域へ記録する要求があったデータが前記第3の領域へ置換して記録されたことを示す情報から、前記第1の領域へ記録する要求があった前記データが前記第2の領域へ置換して記録されたことを示す情報に更新した前記置換情報と、前記第2の領域の各物理アドレスが記録済みであることを示す前記記録領域管理情報と、が前記リードイン領域に記録されており、
前記ユーザ領域内の第1の領域へ前記データを記録する要求に対し、前記第1の領域が欠陥領域の場合に、前記第1の領域の代わりに前記スペア領域内の未記録の第4の領域に前記データが記録され、前記第1の領域へ記録する要求があった前記データが前記第4の領域へ置換して記録されたことを示す情報を含む前記置換情報が前記リードイン領域に記録されており、
前記光ディスクから、前記記録領域管理情報と、前記置換情報を読み出し、前記光ディスクに記録されている前記データを再生することを特徴とする光ディスク再生方法。」
と補正しようとするものである。

上記本件補正の請求項1および2は、本件補正前の請求項1および4にそれぞれ対応するものである。
本件補正の具体的内容は、概略、本件補正前の【請求項1】【請求項4】において、「光ディスク」について、「前記光ディスクは、ユーザ領域内の一部の領域に記録要求があったデータが、該ユーザ領域内又はスペア領域内の異なる領域に置換して記録されたことを示す置換情報と、ユーザ領域の各物理アドレスが記録済か否みかを示す記録領域管理情報と、を備え」と、さらに「前記記録領域管理情報から前記第1の領域が記録済と判断された場合」について、「前記記録領域管理情報から、前記第1の領域が記録済と判断され、前記置換情報から、前記第1の領域は置換されていない、と判断された場合は、前記第1の領域の代わりに前記ユーザ領域内の未記録の第2の領域に前記データを記録し、前記第1の領域へ記録する要求があった前記データが前記第2の領域へ置換して記録されたことを示す情報を追加した前記置換情報と、前記第2の領域の各物理アドレスが記録済みであることを示す前記記録領域管理情報と、を前記リードイン領域に記録し、前記記録領域管理情報から、前記第1の領域が記録済と判断され、前記置換情報から、前記第1の領域は前記ユーザ領域内の第3の領域に置換記録されている、と判断された場合は、前記第1の領域の代わりに前記ユーザ領域内の未記録の第2の領域に前記データを記録し、前記第1の領域へ記録する要求があったデータが前記第3の領域へ置換して記録されたことを示す情報から、前記第1の領域へ記録する要求があった前記データが前記第2の領域へ置換して記録されたことを示す情報に更新した前記置換情報と、前記第2の領域の各物理アドレスが記録済みであることを示す前記記録領域管理情報と、を前記リードイン領域に記録し」と上記下線部をそれぞれ付加して発明特定事項を限定するものである。そして、本件補正前の【請求項2】【請求項3】【請求項5】及び【請求項6】を削除して請求項の項番を整理したものである。
結局、本件補正は、平成18年法律第55号改正附則第3条第1項によりなお従前の例によるとされる同法による改正前の特許法第17条の2第4項第1号及び第2号に掲げる請求項の削除及び特許請求の範囲の減縮を目的とするものに該当する。

そこで、本件補正後における請求項1に係る発明(以下「本願補正発明」という。)が特許出願の際独立して特許を受けることができるものであるか(平成18年法律第55号改正附則第3条第1項によりなお従前の例によるとされる同法による改正前の特許法第17条の2第5項で準用する同法第126条第5項に規定する要件を満たすか)否かについて、以下検討する。

2.先願発明
原査定の拒絶の理由に引用された、特願2005-502378号(以下「先願」という。)は、平成15年11月27日を国際出願日とし、本願の出願後の2004年6月24日に国際公開(国際公開第2004/053872号参照)され、その後特許法第184条の4第1項に規定する翻訳文(特表2006-510160号公報参照)が提出されたものであって、2003年3月3日に大韓民国へ出願された10-2003-0013199号ほか4件を基礎としたパリ条約による優先権主張を伴うものであり、その国際出願日における国際出願の明細書、請求の範囲又は図面(以下「先願明細書等」という。)には、以下の技術事項が記載されている。(なお、翻訳文は、特表2006-510160号公報によるものであり、下線は当審で付与した。)

(1)「To achieve these objects and other advantages and accordance with the purpose of the invention,as emodied and broadly described herein,a method of managing overwrite on an optical disc write once,includes replacement-recording data,which is requested to be overwritten in a specified area of the disc where recording is completed,from a rear of a user data area of the disc,and recording information on a last recordable position of the user data area,which is changed in accordance with the replacement recording operation,in a management area of the disc.」(2頁27行?3頁7行)
(翻訳文「【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明による追記型光ディスクの上書き方法は、ディスク内の記録済み特定領域へ上書きを要請されたデータを、ディスク内の物理的に区分された他のデータ領域に代替記録すると共に、その物理的に代替記録されたデータを再生するための管理情報を生成し記録することを特徴とする。)

(2)「In still another aspect of the present invention,a method of managing overwrite on an optical disc write once,includes receiving a recording command for requesting recording on a specified area of the disc,judging whether the specified area is an already recorded area or a non-recorded area,and if it is judged that the specified area is the already recorded area,replacement-recording data in another area of a user data area so that a continuity of the user data area can be secured even after the replacement-recording operation.」(4頁5?11行)
(翻訳文【0014】
本発明による追記型光ディスクのさらに他の上書き方法は、特定領域に対し記録を行うように要求する記録司令を受信し、前記特定領域が記録済みの領域であるか未記録領域であるかを判断し、記録済みの領域であればデータ領域内の他の領域に代替記録し、代替記録の後もユーザーデータ領域の連続性が確保できるように代替記録されることを特徴とする。)

(3)「The present invention makes it possible to perform overwrite even on an optical disc write once.Generally,the term“overwrite”means a repeated recording in a specified area of a rewritable optical disc.In other words,the term‘overwrite’is just the inherent characteristic of the rewritable optical disc,and thus,it is known that it is impossible to perform the overwrite on the optical disc write once.
However,the present invention makes it possible to perform a logical overwrite as it maintains the physical characteristic of the optical disc write once,i.e.,the characteristic of write once,is maintained.Especially,by maintaining the continuity of the user data area after the physical overwrite operation,it heightens the use efficiency of the disc.Now,diverse embodiments of the present invention will be explained,taking a BD-WO as an example.
Fig.2 illustrates the construction of a BD-WO as an optical disc write once according to the present invention.The BD-WO(Blu-ray Disc Write Once)includes an LIA(Lead-In-Area),a data area,and an LOA(Lead-Out Area).In the head and the tail of the data area,an ISA(Inner Spare Area)and an OSA(Outer Spare Area)may be dividedly arranged,and a user data area,in which data is actually recorded,is positioned between the ISA and the OSA.An LSN(Logical Sector Number)is given to the user data area,and a user or a host transfer a recording command with reference to the LSN.A recording device converts the LSN into a PSN(Physical Sector Number),which actually indicates position information in the disc,to perform the recording command.
Also,in the disc,a TDMA(Temporary Defect Management Area)is provided.A TDFL(Temporary Defect List),TDDS(Temporary Disc Definition Structure),SBM(Space Bit-Map)are recorded in the TDMA as management information.According to the present invention,in recording the management information after performing the replacement recording,position information on the original area and the replacement-recorded area is recorded in the TDFL,and the LSN,which indicates the continuity of the user data area after the replacement recording,is recorded in the TDDS.
Also,the SBM information recorded in the TDMA represent‘1b’if the corresponding cluster is an recorded area and‘0b’if the cluster is a non-recorded area and vice versa,by allocating one bit for each cluster which is the minimum recording unit.Accordingly,it can be easily known where recorded areas and non-recorded areas exist in the disc by reading the SBM information.The recording/reproducing device can judge the recorded/non-recorded state of the corresponding area through the SBM information after it receives the user`s recording command for recording the specified area,and if the specified area is the already recorded area,it performs the replacement recording of the data in another area of the data area to make the logical overwrite possible.
The management information such as TDFL,TDDS,SBM,etc.,recorded in the TDMA is updated in the minimum unit of a cluster for a specified update timing,and in the optical disc write one,the area in which the management information such as TDMA is recorded is absolutely necessary.
In FIG.2,if an already recorded area exists in the data area,it is not physically permitted to overwrite on the corresponding area due to the characteristic of the optical disc write once.However,if a recording command of a user or a host requests performing of the recording on an A-B area(e.g.,already recorded area)as shown in FIG.2,the present invention makes a recording/reproducing device itself perform the replacement recording of data in another area in the data area.Accordingly,the user or the host can command the recording irrespective of whether the specified area of the disc is recorded or not,and thus the user can use the optical disc write once just like the rewritable optical disc.This is called a logical overwrite(LOW)in distinction from the physical overwrite.
Also,in carrying out the recording command on the A-B area as shown in FIG.2,overwrite cannot be performed on the corresponding area since it is already recorded area.However,the recording command can be carried out in a manner that the data is replacement-recorded in the data area,and especially in a position of the data area where the continuity of the user data area is secured,and the corresponding management area is recorded in the TDMA of the disc to complete the performing of the recording command.
FIG.3A shows a method of managing overwrite on an optical disc write once according to the present invention.In replacement-recording the data of the area(e.g.,A-Barea)where the overwrite is requested in another area of the data area,in order to maintain the continuity of the user data area after the replacement recording,the data is replacement-recorded from the front of the OSA,and after the replacement recording,the last recordable position of the user data area is changed.That is,before the replacement recording,the user data area has the last LSN information corresponding to the just front position of the OSA,but after the replacement recording,a new last LSN is given to the user data area.By doing this,the user or host commands the recording based on the LSN,and thus the already recorded area is excluded from the LSN.As a result,the continuity of the user data area is generally maintained,and this provides a convenient operation of the recording/reproducing device(the numeral‘10’in FIG.16)in performing the recording of the disc.」(6頁13行?9頁7行)
(翻訳文【0019】
本発明は、追記型光ディスクにおいても上書きできるようにすることを特徴とする。一般に、上書き方式とは、書き換え可能型光ディスクにおいて特定領域へ複数回繰り返し記録することを意味する。即ち、一般に、上書きとは、書き換え可能型光ディスクにおける固有の特徴を意味し、追記型光ディスクでは実施することができない。
【0020】
しかし、本発明では、追記型光ディスクの物理的特性である‘1回記録性’を維持しながら、論理的に上書きができるようにした。特に、論理的な上書きの後もユーザーデータ領域の連続性が維持できるようにすることでディスク使用の効率性を高めたものである。これについて各種の実施形態を通じて詳細に説明する。なお、説明の便宜上、BD-WOの場合を例に挙げて説明する。
【0021】
図2は、本発明による追記型光ディスクとしてのBD-WOの構造を概略的に示す図である。BD-WOは、リードイン領域(LIA)、データ領域、リードアウト領域(LOA)を含み、データ領域の先頭及び末尾には、インナースペア領域(ISA)とアウタースペア領域(OSA)が割り当てられ、これらの間に、実際にデータが記録されるユーザーデータ領域が割り当てられる。ユーザーデータ領域には、論理的セクタ番号(LSN:Logical Sector Number)が付与されており、ユーザーやホスト等は、LSNを参照して記録指令を送る。記録指令を送られた記録再生装置は、LSNをディスク内における実際の位置情報を示す物理的セクタ番号(PSN:Physical Sector Number)に変換し記録指令を行う。
【0022】
また、ディスク内には、ディスクの管理情報を記録する一時的欠陥管理領域(TDMA:Temporary Defect Management Area)が備えられており、TDMA内には一時的欠陥リスト(TDFL:Temporary Defect List)、一時的ディスク定義構造(TDDS:Temporary Disc Defenition Structure)、スペースビットマップ(SBM:Space Bit-Map)等を管理情報として記録する。特に、本発明では、上書きのための代替記録を行ってからそれに関連する管理情報を記録するに際し、TDFL内には、オリジナル領域と代替記録された領域の位置情報を記録し、TDDS内には、代替記録の後におけるユーザーデータ領域の連続性を表すLSN情報を記録する。
【0023】
また、TDMA内に記録されるSBM情報は、最小の記録単位である1クラスタ毎に1ビットを割り当て、当該クラスタを記録済みの領域であれば‘1b’で、未記録領域であれば‘0b’で表す(相互逆にして表してもよいことはいうまでもない)。この結果、SBM情報を読み込めばディスクに存在する記録済みの領域と未記録領域を容易に確認することができる。即ち、記録再生装置は、ユーザーから特定領域への記録指令を送られた場合、SBM情報に基づいて当該領域が記録済みであるか又は未記録状態かが判断可能になり、記録済み領域であると判断されれば、データ領域内の他の領域への代替記録を行うことにより本発明での論理的な上書きを可能にする。
【0024】
TDMAに記録されるTDFL、TDDS、SBMのような管理情報は、特定のアップデートタイミング毎に最小1クラスタ単位でアップデートが行われる。追記型光ディスクでは、TDMAのような管理情報を記録する領域が必ず必要である。
【0025】
図2においてデータ領域内に記録済みの領域が存在する場合、当該領域は、追記型光ディスクの特性上、物理的には上書きできないといえる。しかし、ユーザーやホスト等からの記録指令が図2に示すようなA-B領域(記録済み領域)への記録を行うよう要請すると、本発明では記録再生装置がここに記録すべきデータを自動的にデータ領域内の他の領域に代替記録することを特徴とする。従って、ユーザーやホスト等は、ディスク内の特定領域が記録済みか否かに関係なく記録指令を出すことができ、これは、追記型光ディスクであるにもかかわらず、ユーザー等が書き換え可能型光ディスクのように使用することができるということを意味する。これを、物理的な上書きと区分して論理的上書き(Logical OverWrite:LOW)と称する。
【0026】
また、本発明は、図2に示すようにA-B領域に対する記録指令を行うに際し、そこが物理的に記録済みの部分であれば当該領域への上書きはできないが、そこに記録すべきデータをデータ領域内、特に、ユーザーデータ領域の連続性が確保される位置に代替記録し、それに関する管理情報をディスク内のTDMAに記録して、記録指令を完遂する。」
【0027】
図3Aは、本発明による追記型光ディスクの上書き方法に関する実施形態を示す図であって、上書きを要請された領域(A-B領域)に記録すべきデータをデータ領域内の他の領域に代替記録するに際し、代替記録の後もユーザーデータ領域の連続性を維持するために、OSAのすぐ前の領域(a-b領域)から代替記録し、代替記録の後はユーザーデータ領域の末尾の記録可能な位置を変更させる。即ち、代替記録の前は、ユーザーデータ領域がOSAの直前の位置に最後のLSN(Last LSN)情報を有していたが、代替記録の後は、Last LSN情報が新しく与えられる。従って、ユーザーやホスト等は、LSNに基づいて記録指令を出すため、代替記録済みの領域はLSNから除かれ、全体としてユーザーデータ領域の連続性が維持され、これは、ディスク内に記録を行うに際する記録再生部10(図16)の動作の便宜性につながる。)

(4)図2,3において、TDMAはリードインに記録されている。

上記摘示事項及び図面を総合勘案すると、先願明細書等には、結局、次の発明(以下「先願発明」という。)が記載されているものと認める。

「追記型光ディスクの上書き方法であって、
前記追記型光ディスクは、リードイン領域(LIA)、データ領域、リードアウト領域(LOA)を含み、データ領域の先頭と末尾には、インナースペア領域(ISA)とアウタースペア領域(OSA)が割り当てられ、これらの間に、ユーザーデータ領域が割り当てられ、
前記ユーザーデータ領域には、論理的セクタ番号(LSN)が付与されており、
ホストは、LSNを参照して記録指令を送り、LSNは物理的セクタ番号(PSN)に変換され、
前記リードイン領域には、ディスクの管理情報を記録する一時的欠陥管理領域(TDMA)が備えられており、TDMA内には一時的欠陥リスト(TDFL)、スペースビットマップ(SBM)を管理情報として記録し、
前記SBMは、最小の記録単位である1クラスタ毎に1ビットを割り当て、当該クラスタが記録済みであるか未記録状態であるかを表し、
ホストから特定領域への記録指令が送られ、SMB情報に基づいて当該領域が記録済みであるか又は未記録状態かを判断し、記録済み領域への記録を行うとすると、上書きを要請された領域に記録すべきデータをOSAの前の領域に代替記録し、
上書きのための代替記録を行ってからそれに関連する管理情報を記録するに際し、リードイン内のTDFLには、オリジナル領域と代替記録された領域の位置情報を記録する、
追記型光ディスクの上書き方法。」

<先願発明の優先権について>
先願の優先権の基礎である2003年3月3日に大韓民国に大韓民国へ出願された10-2003-0013199号(以下「優先権基礎出願」という。)の明細書には、図面とともに、次の事項が記載されている。(なお、翻訳文は当審で付与した。)




(翻訳文【発明の詳細な説明】
【発目の目的】
【発明が属する技術分野およびその分野の従来技術】
〈14〉本発明は、上書き(overwrite)要請のデータを、ライトワンス光記録媒体に論理的に上書きするための情報を管理する方法に関するものである。
〈15〉高画質のビデオデータと高音質のオーディオデータを長時間記録して保存できる新しい高密度光記録媒体(HD-DVD)、例えばブルーレイディスク(Blu-ray Disc)が開発されている。
〈16〉次世代HD-DVD技術であるブルーレイディスク(Blu-ray Disc)は、既存のDVDを著しく凌駕するデータを保存できる次世代光記録ソリューションであり、最近これに対する世界標準の技術仕様が確立されてる。HD-DVD世界標準のブルーレイディスクは、650nm波長の赤色レーザーを使用する現在のDVDよりはるかに稠密な405nmの青紫色レーザーを使用し、0.1mmの記録層を持った厚さ1.2mm,直径12cmのディスクに、現在のDVDより優れた量のデータを保存することができる。またブルーレイディスクは、レンズを通過したレーザーが光ディスクに細密に照射され、データ保存密度増加に大きな影響を及ぼす開口率(NA:Lens Numerical Aperture)が0.85であり、ディスクの片面に二つの記録層を作る単面複層記録技術を適用する場合、データを現在のDVDよりはるかに多く保存することができる。ブルーレイディスクは、開口率が高いだけにトラックピッチもDVDの半分にもならない0.32μmであり、非常に稠密である。また、この技術を利用して光ドライブを作る場合、DVD-ROM、CD-ROMドライブよりはるかに速い速度でデータを伝送することができる。そして、ビデオ、オーディオデータフォーマットの場合、現在DVDで採択されているMPEG(ビデオ)、AC3、MPEG1、レイヤー2(オーディオ)等がそのまま使用されるため、互換性も確保されている。また、データを効果的に保護できるHD-DVD方式ドライブを作る場合、現在使用されている大部分のDVDディスクにデータを保存して再生することができる。
〈17〉上記ブルーレイディスクにデータを記録したり、または記録されたデータを再生するための光ディスク記録再生装置には、図1に図示した通り、光ディスク(10)に信号を記録または再生するための光ピックアップ(11);上記光ピックアップ(11)から読出される信号を再生信号処理したり、または外部から入力されるデータストリームを記録に適した記録信号に変調および信号処理するためのVDR(Video Disc Recorder)システム(12);外部から入力されるアナログ信号をエンコードして、上記VTRシステムに出力するためのエンコーダー(13)等が含まれる。上記図1は、書き換え可能なブルーレイディスク(Blu-ray disc Rewritable)の記録および再生装置を示している。
〈18〉上記書き換え可能なブルーレイディスク(Blu-ray disc Rewritable)には、図2に示した通り、リードイン領域(Lead-in Area)とデータ領域(Data Area)、そしてリードアウト領域(LOA:Lead-Out Area)が区分されて割り当てられ、上記データ領域の先頭、および末尾には、インナースペア領域(ISA:Inner Spare Area)とアウタースペア領域(OSA:Outer Spare Area)が区分されて各々割り当てられる。
〈19〉上記光ディスク装置のVDRシステム(12)では、外部入力データを記録に適した記録信号にエンコードおよび変調した後、所定の記録の大きさを持つエラー訂正ブロック(ECC Block)単位に対応するクラスター(Cluster)単位でデータを記録するが、このとき、図2に示した通り、データを記録している途中に、上記データ領域にディフェクト領域が存在するかを検出する。
〈20〉そして、上記ディフェクト領域が検出される場合、そのディフェクト領域に記録されたクラスター単位のデータを、上記スペア領域、例えばインナースペア領域(ISA)に代わりに記録する一連の代替記録を遂行すると共に、上記データ記録終了時、上記ディフェクト領域に対する記録位置情報と、上記スペア領域に代替記録されたクラスター単位のデータを読出再生するための管理情報を、上記リードイン領域にディフェクトリスト(Defect List)として記録して保存するようになる。
〈21〉即ち、上記書き換え可能なブルーレイディスクのデータ領域に、ディフェクト領域が存在する場合にも、そのディフェクト領域に記録されたクラスター単位のデータを上記スペア領域に代わって記録し、再生遂行時には上記スペア領域に代わりに記録されたデータを読出し、再生することにより、データ記録および再生エラーを事前に防止することができる。
〈22〉ここまでは、書き換え可能なブルーレイディスクに対して説明したが、ライトワンスブルーレイディスクの場合にも、ディフェクト管理(Defect Management)の必要性があり、またライトワンスブルーレイディスクでも書き換え可能なブルーレイディスクと同様に、論理的な書き換えが可能なようにする技法およびそれによる規約が必要である。このように、論理的上書きを許容し、またそれを管理(記録/再生)するためには、上記書き換え可能なブルーレイディスクとの規格上の共通点、一貫性、互換性の確保はもちろん、情報とデータの記録および再生において、より効率的で安定的であり高い性能を持たせる管理情報の記録と再生に関する規約と、その記録および管理方法の必要性が要求されている。
【発明が成そうとする技術的課題】
〈23〉本発明は、上書き(overwrite)が要請されたデータを、ライトワンス光記録媒体の特定の記録領域に物理的に代替記録すると共に、その物理的に代替記録されたデータを論理的に探索して再生するための管理情報を効率的に記録して管理するための、ライトワンス光ディスクの論理的上書き管理方法を提供することにその目的がある。
【発明の構成および作用】
〈24〉上記のような目的を達成するため、本発明によるライトワンス光記録媒体の論理的上書き管理方法は、上書きが要請されたデータを、ライトワンス光ディスクの所定領域に物理的に代替記録すると共に、上記物理的に代替記録されたデータを論理的に探索再生するための管理情報を生成して記録管理することを特徴とする。
〈25〉以下、本発明によるライトワンス光記録媒体の論理的上書きの管理方法に対する実施例を添付された図面を参照して詳細に説明する。
〈26〉図3は、本発明によるライトワンス光記録媒体の論理的上書きの管理方法に対する実施例を図式化したものであり、例えばライトワンスブルーレイディスク(BD-WO)には、リードイン領域(LIA)と、データ領域(Data Area)、そしてリードアウト領域(LOA)が備わっており、上記データ領域の先頭および末尾には、インナースペア領域(ISA)とアウタースペア領域(OSA)が具備される。
〈27〉一方、図1を参照して前述した光ディスク装置のVDRシステム(12)では、新しいデータの上書きが要請される場合、その新しいデータを上記アウタースペア領域(OSA)以前の記録位置に物理的に代替記録するようになるが、このとき新しいデータをブロック単位で任意の記録位置に代替記録する「Block Linear Replacement」記録方式が使用される。
〈28〉そして、上記ホストによって上書きが要請されたオリジナル記録データの位置情報(Overwrite Add A)と、上記新しいデータのサイズ(Sise)情報を確認した後、「Block Linear Replacement」記録方式によって物理的に新しいデータが代替記録された記録位置の位置情報(REplacement Add C)と共に、一つのエントリー、例えば一つの上書きエントリー(Overwrite Entry #1)として記録するようになる。
〈29〉また、上記上書きエントリーには、上位位置に記述する情報がオリジナル記録データに該当する記録位置であるかを示すための「Status-=0000」と、上記位置を記述する情報が新しいデータが代替記録された記録位置であるかを示すための「Status-=0001」等が含まれて記録される。
〈30〉そして、データ再生動作の遂行時、上記リードイン領域に記録された上書きエントリーのオリジナル記録データの位置情報とサイズ情報、そして新しいデータが代替記録された位置情報を参照し、上記オリジナル記録データの代わりに上記代替記録された新しい位置の記録位置を探索して、上記記録サイズ分だけ連続再生する一連の再生動作を遂行するようになる。
〈31〉上記の記録管理情報の記録位置は、図3に示した特定領域に限定されず、光記録媒体の所定位置に適切に選択されて記録管理情報を記録する領域が決定される。また、上記ブロック基盤の線形代替記録領域は、図3に示した特定領域に限定されないが、本発明ではOSA領域の先頭から-PSN方向に記録されることを基本とする。
〈32〉図4は、本発明の論理的上書きの管理方法をSLディスクに適用した場合を図式的に示している。論理的上書きの管理情報を記録しておくために、リードイン領域(Lead-in Zone)にTDDS領域を設定した。ここにおいてTDDS領域は、論理的上書きの管理情報を臨時に記録しておくための「Temporary DDS」領域を意味するものとして定義する。
〈33〉論理的上書き(LOW)が成されれば。論理的上書き領域(Area Assign.For LOW)のデータを保存しなければならないので、初めの最終LSN(Last LNS)の値を再度記述しなければならない。すなわち、使用可能なユーザーデータ領域の変化があるため、これを反映して使用可能なユーザーデータ領域のLSN(Last LNS of usable user data area)を記述するべきであり、本発明では例えばTDDSに上記使用可能なユーザーデータ領域の最終LSN位置を記述する。
〈34〉図5は、本発明の論理的上書きの管理方法をDLディスクに適用した場合を図式的に示している。論理的上書きの管理情報を記録しておくために、リードイン領域(Lead-in Zone)およびリードアウト領域(Lead-out Zone)にTDDS領域を設定した。ここにおいてTDDS領域は、論理的上書きの管理情報を臨時に記録しておくための「Temporary DDS」領域を意味するものとして定義する。
〈35〉DLディスクの場合にも、論理的上書き(LOW)が成されれば、論理的上書き領域(Area Assign.For LOW)のデータを保存しなければならないので、初めての最終LSN(Last LNS)の値を再度記述しなければならない。すなわち、使用可能なユーザーデータ領域の変化があるため、これを反映して使用可能なユーザーデータ領域のLSN(Last LNS of usable user data area)を記述するべきであり、本発明では例えばTDDSに上記使用可能なユーザーデータ領域の最終LSN位置を記述する。
〈36〉図6は、前で説明した通り、TDDSに記述される本発明の使用可能なユーザーデータ領域の最終位置情報(The Last PNS of usable user data area)を、TDDSに4バイト情報として記述した構造の例を示している。特に、図6ではSBM(Spase Bit Map)をTDDSに含ませた構造を示している。SBMは、光記録媒体のクラスターをビットで1:1マッピングさせ、データが記録されたクラスターとそうでないクラスターを記述する情報である。このBSMを利用すれば、ホストなどからデータ記録が要請された場合、その領域(位置)にデータを記録可能であるのかの可否を確認することができる。上記使用可能なユーザーデータ領域の最終位置情報を利用すれば、この位置以下のLNSに対してデータの上書きが許容され、この位置以上のLSNに対してはデータの上書きが許容できないことが判断できる。
〈37〉TDDSはTDFL+TDDS構造であるか、前に記述したようなTDDS+SBM構造であるか、あるいはSBM+TDDS構造である。
〈38〉図7は、本発明に適用されたDFLエントリー構造の例を示している。図7に示した通り、本発明によって新しく定義されるDFLエントリー構造は、エントリータイプのアイデンティティを記述するステータス情報(Status1)(b63-b60)とディフェクトが発生した区間(開始および終了位置)、または論理的上書きが許された区間(開始および終了位置)を記述する情報(b59-b32)と、このDFL情報の連続性を記述するステータス情報(Status1)(b31-b28)、そして代替記録された領域の区間(開始および終了位置)を記述する情報(b27-b0)で構成されている。特に、図7でステータス1情報(Status1)は既存のBD-REでエントリータイプRADを記述する値である「0000」に設定し、この値を本発明では「BRAD」と命名する。BRADは、連続的にディフェクトがあり、上書きが許された区間内のすべてのクラスターごとに、エントリーに登録せずにその開始と終了位置だけを記述する情報である。このような場合、連続して2クラスターを表現するにあたっては、2個のエントリーが要求されるのは既存のRADと同じであるが、2個のクラスターを連続して表現する場合には、その開始と終了位置だけを記述するするため、既存のRADに比べて利点がある。
〈39〉この値は、実質的にBD-REでRADと同じ値、例えば「0000」に設定する。
〈40〉このように、エントリータイプをRADと同じ値にすれば、論理的上書き領域内のディフェクトエントリー記述を削除でき、ライトワンス光記録媒体では、管理に不必要なディフェクト管理情報の記述を省略できるため、記録領域のサイズが限定された場合、さらに多くのエントリー記述を可能にする。これに対する詳細な説明は、図8を参照して詳細に説明する。
〈41〉図8は、本発明で論理的上書きとそれによるディフクトリストの変化関係を図式的に示した図面である。
〈42〉最初のステージ(Stage1)で、まだ論理的上書き(LOW1)が遂行される以前には、ディフェクトがd1、d2、d3、d4、d5等全部で5個発生したと仮定する。この場合に、DFLに対するソーティング(Sorting)作業がなされれば、ディフェクトエントリー構造はRAD(0000)値がソーティングの最初の順位になるという点を基盤とするとき、d1、d2、d3、d4、d5の順に整列する。最初のステージ(Stage1)で、P1?P2区間に対し論理的上書きが要請されたと仮定する。すると、論理的上書きが要請されたデータ(LOW1)をあらかじめ準備される代替領域(LOW1*)に記録し、管理情報には前で説明した図7に示した通り、区間(P1?P2)に対する位置を記述する情報と、代替区間(LOW1*)に対する位置を記述する情報(P1*?P2*)が記述され、この時のエントリータイプは「0000」、すなわちBRADとして記述される。これをステージ2(Stage2)に示した。
〈43〉このように、論理的上書きが成された後、管理情報のソーティングが成立すれば、前に記述した通り、エントリータイプの中で「0000」が最優先順位を持って整列するため、ディフェクト管理情報はd1、d2、LOW1*(P1?P2,P1*?P2*)、d5の順で整列し、論理的上書き区間に含まれるディフェクトd3、d4は整列から除外される。
〈44〉ステージ2(Stage2)で図面に示した通り、論理的上書き(LOW2)が要請され、またこれが許されるならば、同様に該当区間(P3?P4)に対する情報が記述されるが、この場合にはすでに論理的上書きが許された区間の一部(P12?P2)に対し、再び論理的上書きが許されているため、重なる区間を考慮する新しい代替領域(LOW2*)に対する情報が、論理的上書きの管理情報に記述される。
〈45〉これをステージ3(Stage3)に示した。このように、新しい論理上書き(LOW2)が許された場合、管理情報をソーティングすれば、d1、d2、LOW**(終了位置が変化した値)、(LOW2*)、d5の順に整列し、依然として論理的上書き区間に含まれるディフェクトD3、D4は整列から除外される。
〈46〉図7および図8に表現されたディフェクト管理情報のBRAD値を「0000」と設定する意味は、結局ディフェクトエントリーの整列時、ディフェクトタイプを最優先順位としてソーティングが成立するという点と、そのようにすることにより不必要なディフェクトリストを削除し、限定されたサイズの保存空間をより効率的に使えるようにするという点である。
〈47〉図9は、本発明でディフェクトリスト情報のフィールド構造の例を示した図面であり、DFLのヘッダー部分にBRADの個数を記述する情報を4バイトで記述することを示している。
〈48〉図10ないし図12は、本発明で論理的上書き領域のタイプによる記録管理方法を図式的に示した図面である。ここまで説明した本発明の論理的上書きの管理方法と、図10ないし図12で説明される論理的上書きの管理方法の核心は、論理的上書きを遂行すれば既存の使用可能なデータ領域の位置を示す情報(Last LSN)、すなわちLast LSN-currentを正しく記述するという点である。使用可能なユーザーデータ領域の位置を記述するにあたっては、TDDS領域を利用して記録することもでき、ディスク管理情報内にLast LSN-currentを記述する情報を含ませることもできる。)

図4において、Last LSN of usable user data areaに留意すると、ISAとOSAの間には、LSNが付与されたユーザーデータ領域が存在する。

ここで、段落〈28〉〈30〉〈31〉〈38〉の記載から、論理的上書きの代替記録の記録管理情報は、リードイン内の上書きエントリーによって記録される。
また、段落〈36〉の記載から、SBMは、データが記録されたクラスターとそうでないクラスターを記述する情報である。
そして、段落〈37〉〈38〉の記載から、DFLエントリーは、欠陥が発生した区間(開始および終了位置)、または論理的上書きが許された区間(開始および終了位置)を記述する情報(b59-b32)と、代替記録された領域の区間(開始および終了位置)を記述する情報で構成されているから、「TDFL」は、先願発明における「一時的欠陥リスト」と等しいものである。

すると、先願発明は、優先権基礎出願の明細書又は図面にも記載されているから、優先権基礎の効果を享受できるものである。

3.対比
そこで、本願補正発明と先願発明とを比較する。

(1)先願発明の「リードイン領域(LIA)」「アウタースペア領域(OSA)」「ユーザーデータ領域」「リードアウト領域」「追記型光ディスク」及び「データ」は、本願補正発明の「リードイン領域」「スペア領域」「ユーザ領域」「リードアウト領域」「ライトワンス光ディスク」及び「データ」にそれぞれ相当し、そして、先願発明の追記型光ディスクには物理アドレスが割り当てられていることは明らかである。
(2)先願発明の「ユーザーデータ領域」は、「論理的セクタ番号(LSN)が付与されて」おり、そして、ホストは、LSNを参照して記録指令を送るものであるから、本願補正発明の「前記ユーザ領域の各物理アドレスにはホストからのデータ記録要求で使用される論理アドレスが対応付けられ」ている領域といえる。
(3)先願発明の「一時的欠陥リスト(TDFL)」及び「スペースビットマップ(SBM)」は、本願補正発明の「置換情報」及び「記録領域管理情報」にそれぞれ相当するから、先願発明は、本願補正発明の「前記光ディスクは、ユーザ領域内の一部の領域に記録要求があったデータが、該ユーザ領域内又はスペア領域内の異なる領域に置換して記録されたことを示す置換情報と、ユーザ領域の各物理アドレスが記録済か否かを示す記録領域管理情報と、を備え」に相当する構成を備えている。
(4)先願発明の「特定領域」は、本願補正発明の「第1の領域」に相当する。
(5)先願発明は、SMB情報に基づいて特定領域が記録済みであるか又は未記録状態かを判断してデータを記録するものであり、記録すべき特定領域が未記録状態の場合、当該特定領域にデータを記録することは明らかであるから、先願発明は、本願補正発明の「前記ユーザ領域内の第1の領域へのデータ記録要求に対し、前記記録領域管理情報から、前記第1の領域が未記録と判断された場合は、前記第1の領域に前記データを記録し、前記第1の領域の各物理アドレスが記録済であることを示す前記記録領域管理情報を前記リードイン領域に記録し」に相当する構成を備えている。
(6)先願発明は、記録済み領域への記録を行うとすると、上書きを要請された領域に記録すべきデータをOSAの前の領域に代替記録し、上書きのための代替記録を行ってからそれに関連する管理情報を記録するに際し、リードイン内のTDFLには、オリジナル領域と代替記録された領域の位置情報を記録するものであるから、本願補正発明の「前記記録領域管理情報から、前記第1の領域が記録済と判断され」「た場合は、前記第1の領域の代わりに前記ユーザ領域内の未記録の第2の領域に前記データを記録し前記第1の領域へ記録する要求があった前記データが前記第2の領域へ置換して記録されたことを示す情報を追加した前記置換情報と、前記第2の領域の各物理アドレスが記録済であることを示す前記記録領域管理情報と、を前記リードイン領域に記録し」に相当する構成を備えている。
(7)先願発明は、ユーザーデータ領域内の特定領域が欠陥領域の場合、インナースペア領域(ISA)又はアウタースペア(OSA)に代替記録し、代替記録したことを示す情報を一時的欠陥リスト(TDFL)に記録することは明らかであるから、本願補正発明の「前記ユーザ領域内の第1の領域へ前記データを記録する要求に対し、前記第1の領域が欠陥領域の場合は、前記第1の領域の代わりに前記スペア領域内の未記録の第4の領域に前記データを記録し、前記第1の領域へ記録する要求があった前記データが前記第4の領域へ置換して記録されたことを示す情報を含む前記置換情報を前記リードイン領域に記録する」に相当する構成を備えている。
(8)先願発明の「追記型光ディスクの上書き方法」は、データを上書きするものであり、データを記録する方法としても捉えることができるから、本願補正発明の「光ディスク記録方法」と共通する。

そうすると、本願補正発明と先願発明とは次の点で一致する。

<一致点>
「物理アドレスが割り当てられたリードイン領域、スペア領域、ユーザ領域、リードアウト領域を有するライトワンス光ディスクにデータを記録する光ディスク記録方法において、
前記ユーザ領域の各物理アドレスにはホストからのデータ記録要求で使用される論理アドレスが対応付けられ、
前記光ディスクは、ユーザ領域内の一部の領域に記録要求があったデータが、該ユーザ領域内又はスペア領域内の異なる領域に置換して記録されたことを示す置換情報と、ユーザ領域の各物理アドレスが記録済か否かを示す記録領域管理情報と、を備え、
前記ユーザ領域内の第1の領域へのデータ記録要求に対し、
前記記録領域管理情報から、前記第1の領域が未記録と判断された場合は、前記第1の領域に前記データを記録し、前記第1の領域の各物理アドレスが記録済であることを示す前記記録領域管理情報を前記リードイン領域に記録し、
前記記録領域管理情報から、前記第1の領域が記録済と判断された場合は、前記第1の領域の代わりに前記ユーザ領域内の未記録の第2の領域に前記データを記録し前記第1の領域へ記録する要求があった前記データが前記第2の領域へ置換して記録されたことを示す情報を追加した前記置換情報と、前記第2の領域の各物理アドレスが記録済であることを示す前記記録領域管理情報と、を前記リードイン領域に記録し、
前記ユーザ領域内の第1の領域へ前記データを記録する要求に対し、前記第1の領域が欠陥領域の場合は、前記第1の領域の代わりに前記スペア領域内の未記録の第4の領域に前記データを記録し、前記第1の領域へ記録する要求があった前記データが前記第4の領域へ置換して記録されたことを示す情報を含む前記置換情報を前記リードイン領域に記録する光ディスク記録方法。」

一方、次の点で一応相違する。

<一応の相違点>
「第1の領域が記録済みと判断された場合」について、本願補正発明は、「前記置換情報から、前記第1の領域は置換されていない、と判断された場合」は、前記第1の領域の代わりに前記ユーザ領域内の未記録の第2の領域に前記データを記録し前記第1の領域へ記録する要求があった前記データが前記第2の領域へ置換して記録されたことを示す情報を追加した前記置換情報と、前記第2の領域の各物理アドレスが記録済であることを示す前記記録領域管理情報と、を前記リードイン領域に記録し、「前記置換情報から、前記第1の領域は前記ユーザ領域内の第3の領域に置換記録されている、と判断された場合は、前記第1の領域の代わりに前記ユーザ領域内の未記録の第2の領域に前記データを記録し、前記第1の領域へ記録する要求があった前記データが前記第3の領域へ置換して記録されたことを示す情報から、前記第1の領域へ記録する要求があった前記データが前記第2の領域へ置換して記録されたことを示す情報に更新した前記置換情報と、前記第2の領域の各物理アドレスが記録済みであることを示す前記記録領域管理情報と、を前記リードイン領域に記録」するのに対し、先願発明は、そのようになされていない点。

4.判断
そこで、上記一応の相違点について検討する。
一般に、上書きとは、特定領域への複数回繰り返し記録することを意味するものであり、また、先願明細書には、ホスト等は、ディスク内の特定領域が記録済みか否かに関係なく記録指令を出すことができ、これは、追記型光ディスクであるにもかかわらず、ユーザー等が書き換え可能型光ディスクのように使用することができることが記載されており(段落【0025】)、先願発明の上書き方法が、ユーザーデータ領域の特定領域への一回限りの上書きに限定されるものではないことは明らかである。
そうすると、ディスクの特定領域への上書きの回数は適宜といえるから、先願発明において、特定領域が記録済みである場合、上書きの回数により代替記録の形態が異なることは自明であって、一度も上書きがされていない場合、すなわち「前記置換情報から、前記第1の領域は置換されていない、と判断された場合」は、前記第1の領域の代わりに前記ユーザ領域内の未記録の第2の領域に前記データを記録し前記第1の領域へ記録する要求があった前記データが前記第2の領域へ置換して記録されたことを示す情報を追加した前記置換情報と、前記第2の領域の各物理アドレスが記録済であることを示す前記記録領域管理情報と、を前記リードイン領域に記録し、すでに上書き処理が行われている場合には「置換情報」が存在するのであるから、「前記置換情報から、前記第1の領域は前記ユーザ領域内の第3の領域に置換記録されている、と判断された場合は、前記第1の領域の代わりに前記ユーザ領域内の未記録の第2の領域に前記データを記録し、前記第1の領域へ記録する要求があった前記データが前記第3の領域へ置換して記録されたことを示す情報から、前記第1の領域へ記録する要求があった前記データが前記第2の領域へ置換して記録されたことを示す情報に更新した前記置換情報と、前記第2の領域の各物理アドレスが記録済みであることを示す前記記録領域管理情報と、を前記リードイン領域に記録」することは上書き処理に包含される技術事項にすぎず、新たな作用効果を奏するものではない。

したがって、本願補正発明は本願の出願日前の優先権主張を伴う先願の特許法第184条の4第1項の国際出願日における国際出願の明細書、請求の範囲又は図面に記載された発明と実質的に同一であり、しかも、本願補正発明の発明者が先願の発明をした者と同一でなく、またこの出願時において、その出願人が先願の出願人と同一でもないので、本願補正発明は、特許法第184条の13の規定により読み替えて適用される特許法第29条の2の規定により特許出願の際独立して特許を受けることができない。

5.本件補正についてのむすび
以上のとおり、本件補正は、平成18年法律第55号改正附則第3条第1項によりなお従前の例によるとされる同法による改正前の特許法第17条の2第5項において準用する同法第126条第5項の規定に違反するので、同法第159条第1項の規定において読み替えて準用する同法第53条第1項の規定により却下すべきものである。

第3 本願発明について
1.本願発明
平成24年1月18日付けの手続補正は上記のとおり却下されたので、本願の請求項1ないし6に係る発明は、平成22年8月5日付け手続補正書により補正された特許請求の範囲の請求項1ないし6に記載されたとおりのものであるところ、請求項1に係る発明(以下「本願発明」という。)は、上記「第2[理由]1.」に本件補正前の請求項1として掲げたものである。

2.先願発明
原査定の拒絶の理由で引用された先願明細書及びその記載事項は、前記「第2[理由]2.」に記載したとおりである。

3.対比・判断
本願発明は、上記「第2[理由]3.4.」で検討した本件補正発明における「物理アドレスが割り当てられたリードイン領域、スペア領域、ユーザ領域、リードアウト領域を有するライトワンス光ディスクにデータを記録する光ディスク記録方法において、
前記ユーザ領域の各物理アドレスにはホストからのデータ記録要求で使用される論理アドレスが対応付けられ、
前記光ディスクは、ユーザ領域内の一部の領域に記録要求があったデータが、外ユーザ領域内又はスペア領域内の異なる領域に置換して記録されたことを示す置換情報と、ユーザ領域の各物理アドレスが記録済か否かを示す記録領域管理情報と、を備え、
前記ユーザ領域内の第1の領域へのデータ記録要求に対し、
前記記録領域管理情報から、前記第1の領域が未記録と判断された場合は、前記第1の領域に前記データを記録し、前記第1の領域の各物理アドレスが記録済であることを示す前記記録領域管理情報を前記リードイン領域に記録し、
前記記録領域管理情報から、前記第1の領域が記録済と判断され、前記置換情報から、前記第1の領域は置換されていない、と判断された場合は、前記第1の領域の代わりに前記ユーザ領域内の未記録の第2の領域に前記データを記録し前記第1の領域へ記録する要求があった前記データが前記第2の領域へ置換して記録されたことを示す情報を追加した前記置換情報と、前記第2の領域の各物理アドレスが記録済であることを示す前記記録領域管理情報と、を前記リードイン領域に記録し、
前記記録領域管理情報から、前記第1の領域が記録済と判断され、前記置換情報から、前記第1の領域は前記ユーザ領域内の第3の領域に置換記録されている、と判断された場合は、前記第1の領域の代わりに前記ユーザ領域内の未記録の第2の領域に前記データを記録し、前記第1の領域へ記録する要求があった前記データが前記第3の領域へ置換して記録されたことを示す情報から、前記第1の領域へ記録する要求があった前記データが前記第2の領域へ置換して記録されたことを示す情報に更新した前記置換情報と、前記第2の領域の各物理アドレスが記録済みであることを示す前記記録領域管理情報と、を前記リードイン領域に記録し、
前記ユーザ領域内の第1の領域へ前記データを記録する要求に対し、前記第1の領域が欠陥領域の場合は、前記第1の領域の代わりに前記スペア領域内の未記録の第4の領域に前記データを記録し、前記第1の領域へ記録する要求があった前記データが前記第4の領域へ置換して記録されたことを示す情報を含む前記置換情報を前記リードイン領域に記録することを特徴とする光ディスク記録方法。」の上記下線部を削除したものである。
そうすると、本願発明の構成要件を全て含み、更に他の要件を限定したものに相当する本願補正発明が前記「第2[理由]2.」に記載したとおり、先願発明と実質的に同一であるから、本願発明も、同様の理由により、先願発明と実質的に同一である。

4.むすび
以上のとおり、本願の請求項1に係る発明は、特許法第184条の13の規定により読み替えて適用される特許法第29条の2の規定により特許を受けることができないものであるから、その余の請求項について論及するまでもなく、本願は拒絶すべきものである。 よって、結論のとおり審決する。
 
審理終結日 2012-09-14 
結審通知日 2012-09-18 
審決日 2012-10-04 
出願番号 特願2007-335593(P2007-335593)
審決分類 P 1 8・ 575- Z (G11B)
P 1 8・ 161- Z (G11B)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 五貫 昭一  
特許庁審判長 小松 正
特許庁審判官 山田 洋一
関谷 隆一
発明の名称 光ディスクの記録方法、再生方法  
代理人 井上 学  
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