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審決分類 審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない。 A63F
審判 査定不服 5項独立特許用件 特許、登録しない。 A63F
管理番号 1270862
審判番号 不服2012-10283  
総通号数 160 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2013-04-26 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2012-06-04 
確定日 2013-03-07 
事件の表示 特願2006-324575「遊技機」拒絶査定不服審判事件〔平成20年 6月19日出願公開、特開2008-136620〕について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。 
理由 第1.手続の経緯等
本願の手続の経緯概要は以下のとおりである。
平成18年11月30日 出願
平成23年11月18日 拒絶理由通知
平成24年 1月17日 手続補正
平成24年 2月29日 拒絶査定
平成24年 6月 4日 本件審判請求、手続補正
平成24年 7月13日 審尋
平成24年 8月13日 回答書

第2.平成24年6月4日付けの手続補正についての補正却下の決定
[補正却下の決定の結論]
平成24年6月4日付けの手続補正(以下、「本件補正」という。)を却下する。

[理由]
1.補正の内容
本件補正は、平成24年1月17日付け手続補正により補正された特許請求の範囲、明細書及び図面を補正するものであって、その補正の前後の特許請求の範囲は以下のとおりである。

(補正前)
「【請求項1】
主として遊技者に対向する表面側の遊技領域に遊技球の流下方向を制限及び案内するための遊技釘を含む複数の遊技盤構成物が設けられ、所定の透過度の光透過性材質で形成された遊技盤と、
前記遊技盤の裏面側に配設され、前記遊技盤の前記遊技領域に対応する領域を含む表示領域を有し、停止表示の状態により遊技の抽選結果に対応する報知を行なう図柄を変動表示するための変動表示領域を有する画像表示装置と、
前記遊技球の入賞を検出する検出手段を有する入賞口と、
を備え、
前記遊技盤の前記画像表示装置の前記遊技の抽選結果に対応する報知を行なう図柄を表示するための変動表示領域に対応する領域は、前記遊技釘を含む複数の遊技盤構成物を配置しないようにして、前記遊技球が移動できないように構成するとともに、前記遊技盤の前記遊技球が移動可能な位置であって、前記遊技釘を含む複数の遊技盤構成物を避けた位置に対応する前記画像表示装置の所定表示領域に、前記入賞口に入賞した遊技球のうち有効とされた保留球数を示す画像を表示することを特徴とする遊技機。」

(補正後)
「【請求項1】
主として遊技者に対向する表面側の遊技領域に遊技球の流下方向を制限及び案内するための遊技釘を含む複数の遊技盤構成物が設けられ、所定の透過度の光透過性材質で形成された遊技盤と、
前記遊技盤の裏面側に配設され、前記遊技盤の前記遊技領域に対応する領域を含む表示領域を有し、停止表示の状態により遊技の抽選結果に対応する報知を行なう図柄を変動表示するための変動表示領域を有する画像表示装置と、
前記遊技球の入賞を検出する検出手段を有する入賞口と、
を備え、
前記遊技釘を含む複数の遊技盤構成物は、前記遊技釘の他に、前記遊技領域を流下する遊技球が前記変動表示領域に対応する領域を流下しないように案内するガイド部材、前記ガイド部材の延長部材として設けられ前記ガイド部材により遊技領域の右側に案内された遊技球が前記変動表示領域に対応する領域を流下しないように案内する右側延長ガイド、前記ガイド部材の延長部材として設けられ前記ガイド部材により遊技領域の左側に案内された遊技球が前記変動表示領域に対応する領域を流下しないように案内する左側延長ガイド、前記左側延長ガイドの延長部材として設けられ前記変動表示領域に対応する領域の下方に形成され前記遊技領域を流下する遊技球の一部を案内可能に構成されているステージ、及び、前記右側延長ガイドと前記遊技盤の表面側に前記遊技領域を形成する内側レールとで構成され、遊技強度が強すぎた遊技球を通過させる通過路を含み、
前記遊技盤の前記画像表示装置の前記遊技の抽選結果に対応する報知を行なう図柄を表示するための変動表示領域に対応する領域は、前記遊技釘を含む複数の遊技盤構成物を配置しないようにして、前記遊技球が移動できないように構成するとともに、前記遊技盤の前記遊技球が移動可能な位置であって、前記通過路の下方位置で、かつ、前記ステージの右方位置に、前記遊技釘を含む複数の遊技盤構成物を避けて前記画像表示装置の所定表示領域を設け、前記入賞口に入賞した遊技球のうち有効とされた保留球数を示す画像を表示することを特徴とする遊技機。」

上記補正は、補正前請求項1に「前記遊技釘を含む複数の遊技盤構成物は、前記遊技釘の他に、前記遊技領域を流下する遊技球が前記変動表示領域に対応する領域を流下しないように案内するガイド部材、前記ガイド部材の延長部材として設けられ前記ガイド部材により遊技領域の右側に案内された遊技球が前記変動表示領域に対応する領域を流下しないように案内する右側延長ガイド、前記ガイド部材の延長部材として設けられ前記ガイド部材により遊技領域の左側に案内された遊技球が前記変動表示領域に対応する領域を流下しないように案内する左側延長ガイド、前記左側延長ガイドの延長部材として設けられ前記変動表示領域に対応する領域の下方に形成され前記遊技領域を流下する遊技球の一部を案内可能に構成されているステージ、及び、前記右側延長ガイドと前記遊技盤の表面側に前記遊技領域を形成する内側レールとで構成され、遊技強度が強すぎた遊技球を通過させる通過路を含み、」との構成を加入して「遊技盤構成物」を限定し、補正前請求項1の「所定表示領域」を「前記通過路の下方位置で、かつ、前記ステージの右方位置に、」設ける旨、限定するものを含み、請求項1に関する補正は平成18年法律第55号改正附則3条1項によりなお従前の例によるとされる同法による改正前の特許法17条の2第4項2号の特許請求の範囲の減縮を目的とするものに該当する。
そこで、本件補正後の請求項1に係る発明(以下、「本願補正発明」という。)が特許出願の際独立して特許を受けることができるものであるか(上記改正前の特許法17条の2第5項において準用する同法126条5項の規定に適合するか)について以下に検討する。

2.引用文献
原査定の拒絶の理由に引用された特開2005-211228号公報(公開日:平成17年8月11日)(以下、「引用文献」という。)には、以下の事項が図面とともに記載されている。なお、以下において、「/」は原文における改行を意味している。

・「【0024】/・・・尚、一般に、遊技を行う遊技者は、発射ハンドル26等の操作が可能なパチンコ遊技機10の前方側に位置することとなる。つまり、このパチンコ遊技機10は、前方から遊技可能である。」
・「【0026】/遊技盤14は、その全部が透過性を有する板形状の樹脂によって形成されている。この透過性を有する樹脂としては、例えば、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、メタクリル樹脂など各種の材質が該当する。遊技盤14は、その前面に、発射された遊技球が転動可能な遊技領域15を有している。この遊技領域15は、ガイドレール30(具体的には後述の図3に示す外レール30a)に囲まれ、遊技球が転動可能な領域である。また、遊技盤14における遊技領域15には複数の障害釘13が設けられている。」
・「【0027】/上述した液晶表示装置32は、遊技盤14を後方(背面側)に配設されている。この液晶表示装置32は、識別情報の可変表示を可能とするとともに、遊技に関する演出画像を表示可能な表示領域32aを有している。この表示領域32aは、遊技盤14の全部又は一部に背面側から重なるように配設されている。具体的には、液晶表示装置32は、表示領域32aが遊技領域15の全部に重なるように遊技盤14の後方に配設されるが、これに限らず、例えば、遊技領域15の全部又は一部と、遊技領域15に該当しない遊技盤14の前面領域16(以降、遊技領域外域16と称する)の全部又は一部とに重なるように遊技盤14の後方に配設されるようにしてもよい。つまり、遊技盤14は、遊技球が転動可能な遊技領域15を有し、遊技領域15の一部又は全部が透過性を有する部材から構成されていればよい。」
・「【0038】/また、この表示領域32aは、第一の表示領域(第一表示領域)36a、第二の表示領域(第二表示領域)36b、特定の表示領域36c等を有する。第一の表示領域36aは、遊技盤14における遊技領域15の後方に位置する。・・・また、特定の表示領域36cは、遊技盤14の後方に位置する。・・・」
・「【0039】/この表示領域32aには、各種の画像が表示される。例えば、第一の表示領域36aには、特別図柄ゲームにおける識別情報である特別図柄92の可変表示、普通図柄ゲームにおける識別情報である普通図柄94の可変表示等が行われる。・・・また、特定の表示領域36cには、特別図柄ゲームにおける保留個数を示す金魚画像(図11参照)が表示される。」
・「【0048】/例えば、遊技盤14の遊技領域15内の上方には、遊技球の経路を所定の方向に誘導するための転動誘導部材59a及び59bが設けられている。また、遊技盤14の遊技領域15内の下部には、遊技球の一般入賞口56a?56dが設けられている。」
・「【0119】/そして、図10に示すように、識別情報の変動表示中において、遊技球90bが始動口44に入球し、所定の保留条件が成立した場合には、始動口44近傍の表示領域(第二の表示領域36b)から、金魚ばち画像91(特定の表示領域36c)に向かって遊技球画像93が移動表示される。そして、遊技球画像93が金魚ばち画像91に到達し、図11に示すように金魚ばち画像91における特定の表示領域36cに金魚画像95A(所定の表示態様)が表示される。この金魚画像95Aは、保留個数に関する画像であり、金魚画像の数によって保留個数が報知されることとなる。・・・」
・「【0152】/ステップS105においては、大当り判断処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、始動入賞時に抽出された大当り判定用乱数値と、メインROM68の所定領域に記憶された大当り判定テーブルとを参照する。つまり、メインCPU66は、遊技者に有利な特定遊技状態とするか否かの判定を行うこととなる。この処理が終了した場合には、ステップS106に処理を移す。」
・「【0153】/ステップS106においては、大当りであるか否かの判断を行う。この処理において、メインCPU66は、ステップS105の参照の結果に基づいて、大当りであるか否かを判断することとなる。メインCPU66は、大当りであると判別した場合には、ステップS107に処理を移し、大当りであるとは判別しなかった場合には、ステップS108に処理を移す。」
・「【0154】/ステップS107においては、大当り図柄の決定処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、始動入賞時に抽出された大当り図柄用乱数値を抽出し、その大当り図柄用乱数値に基づいて、左列、中列、右列に対応する識別情報を決定し、その識別情報を示すデータをメインRAM70の所定領域に記憶する。このように記憶された左列、中列、右列に対応する識別情報を示すデータは、図23のステップS47の処理により、主制御回路60のメインCPU66から副制御回路200のサブCPU206に導出図柄指定コマンドとして供給される。この処理が終了した場合には、ステップS109に処理を移す。」
・「【0155】/ステップS108においては、はずれ図柄の決定処理を実行する。この処理において、メインCPU66は、はずれ図柄決定用乱数カウンタからはずれ図柄決定用乱数値を抽出し、そのはずれ図柄決定用乱数値に基づいて左列、中列、右列に対応する識別情報を決定し、その識別情報を示すデータをメインRAM70の所定領域に記憶する。このように記憶された左列、中列、右列に対応する識別情報を示すデータは、図23のステップS47の処理により、主制御回路60のメインCPU66から副制御回路200のサブCPU206に導出図柄指定コマンドとして供給される。このような処理が実行されることによって、つまり、識別情報の可変表示の結果を決定することとなる。」
・図3、図12には、第一表示領域36aの上部であってガイドレール30との間には屋根状の部材が図示されているとともに、第一表示領域36aの下部であって始動口44との間には受皿状の部材が図示されている。

以上を含む全記載及び図示によれば、引用文献には次の発明が記載されていると認められる。
「遊技者側の面に設けられた遊技領域15に複数の障害釘13及び遊技球の経路を所定の方向に誘導するための転動誘導部材59a、59bが設けられ、透過性を有する樹脂によって形成された遊技盤14と、
遊技盤14の後方(背面側)に配設され、遊技領域15の全部に重なるように配設された表示領域32aを有し、大当り判定用乱数値に基づく判定結果である大当りか否かに対応して決定された識別情報である特別図柄92を、可変表示させるため第一表示領域36aを有する液晶表示装置32と、
始動入賞球センサ116を有する始動口44と、
第一表示領域36aの上部であってガイドレール30との間には屋根状の部材を設けるとともに、第一表示領域36aの下部であって始動口44との間には受皿状の部材を設け、
液晶表示装置32の大当り判定用乱数値に基づく判定結果である大当りか否かに対応して決定された識別情報である特別図柄92を可変表示させる第一表示領域36aに対応する領域が遊技盤14にあり、
第一表示領域36aの右方位置に、液晶表示装置32の特定の表示領域36cを設け、遊技球90bが始動口44に入球して所定の保留条件が成立したことに基づく保留個数を示す金魚画像を表示する、パチンコ遊技機10。」(以下、「引用発明」という。)

3.対比
本願補正発明と引用発明を対比する。
引用発明の「遊技者側の面に設けられた遊技領域15」は本願補正発明の「主として遊技者に対向する表面側の遊技領域」に相当し、以下同様に、
「複数の障害釘13及び遊技球の経路を所定の方向に誘導するための転動誘導部材59a、59b」は「遊技球の流下方向を制限及び案内するための遊技釘を含む複数の遊技盤構成物」に、
「透過性を有する樹脂によって形成された」は「所定の透過度の光透過性材質で形成された」に、
「遊技盤14」は「遊技盤」に、
「遊技盤14の後方(背面側)に配設され」は「前記遊技盤の裏面側に配設され」に、
「遊技領域15の全部に重なるように配設された表示領域32aを有し」は「前記遊技盤の前記遊技領域に対応する領域を含む表示領域を有し」に、
「大当り判定用乱数値に基づく判定結果である大当りか否かに対応して決定された識別情報である特別図柄92」は「停止表示の状態により遊技の抽選結果に対応する報知を行なう図柄」に、
「可変表示させるため第一表示領域36a」は「変動表示するための変動表示領域」に、
「液晶表示装置32」は「画像表示装置」に、
「始動入賞球センサ116を有する始動口44」は「前記遊技球の入賞を検出する検出手段を有する入賞口」に、
「液晶表示装置32の大当り判定用乱数値に基づく判定結果である大当りか否かに対応して決定された識別情報である特別図柄92を可変表示させる第一表示領域36aに対応する領域」は「前記画像表示装置の前記遊技の抽選結果に対応する報知を行なう図柄を表示するための変動表示領域に対応する領域」に、
「特定の表示領域36c」は「所定表示領域」に、
「遊技球90bが始動口44に入球して所定の保留条件が成立したことに基づく保留個数を示す金魚画像」は「前記入賞口に入賞した遊技球のうち有効とされた保留球数を示す画像」に、
「パチンコ遊技機10」は「遊技機」に、
それぞれ相当する。

そして、引用発明について、以下のことがいえる。
(1)「第一表示領域36aの上部であってガイドレール30との間には屋根状の部材を設ける」について
「屋根状の部材」については、引用文献には、図3、図12等の図面に図示されているだけであり、特に説明はされていない。
しかしながら、特別図柄の可変表示が実行される画像表示領域の前面に遊技領域を流下する遊技球が流下しないように、画像表示領域の少なくとも上部に壁状に部材を配置することは遊技機において慣用手段であるから、引用文献の当該図面に接した当業者にとって、遊技領域を流下する遊技球が第一表示領域36aの前面を流下しないように「屋根状の部材」がガイドするものであることは明らかである。そして、「屋根状の部材」は、第一表示領域36aの少なくとも上部に位置するものであって、本願補正発明の「ガイド部材」に相当する。
そうすると、「屋根状の部材」は遊技盤を構成する物といえるから、引用発明は、本願補正発明の「前記遊技釘を含む複数の遊技盤構成物は、前記遊技釘の他に、前記遊技領域を流下する遊技球が前記変動表示領域に対応する領域を流下しないように案内するガイド部材に相当する構成を実質的に具備している。
(2)「第一表示領域36aの下部であって始動口44との間には受皿状の部材を設け」について
「受皿状の部材」については、引用文献には、図3、図12等の図面に図示されているだけであり、特に説明はされていない。
しかしながら、特別図柄の可変表示が実行される画像表示領域の下方であって始動入賞口の上部にステージを形成し、遊技球を遊動させて一部を始動入賞口へ案内するようにすることは遊技機において慣用手段であるから、引用文献の当該図面に接した当業者にとって、「受皿状の部材」が第一表示領域36aの下方に形成され遊技領域を流下する遊技球の一部が案内可能に構成されているものであることは明らかである。そして、「受皿状の部材」は遊技盤を構成する物であるから、引用発明は、本願補正発明の「前記遊技釘を含む複数の遊技盤構成物は、前記遊技釘の他に、前記変動表示領域に対応する領域の下方に形成され前記遊技領域を流下する遊技球の一部を案内可能に構成されているステージ」に相当する構成を実質的に具備している。
(3)「第一表示領域36aの右方位置に、液晶表示装置32の特定の表示領域36cを設け、遊技球90bが始動口44に入球して所定の保留条件が成立したことに基づく保留個数を示す金魚画像を表示する」について
金魚画像が表示される特定の表示領域36cは、「屋根状の部材」の右側部とガイドレール30との間の領域の下方すなわち「通過路」の下方位置、及び「受皿状の部材」すなわち「ステージ」の右方位置に設けられたものといえ、遊技球が流下可能すなわち移動可能な位置である。
そうすると、引用発明は、本願補正発明の「前記遊技盤の前記遊技球が移動可能な位置であって、前記通過路の下方位置で、かつ、前記ステージの右方位置に、前記画像表示装置の所定表示領域を設け、前記入賞口に入賞した遊技球のうち有効とされた保留球数を示す画像を表示する」に相当する構成を実質的に具備している。

そうすると、本願補正発明と引用発明は、
「主として遊技者に対向する表面側の遊技領域に遊技球の流下方向を制限及び案内するための遊技釘を含む複数の遊技盤構成物が設けられ、所定の透過度の光透過性材質で形成された遊技盤と、
前記遊技盤の裏面側に配設され、前記遊技盤の前記遊技領域に対応する領域を含む表示領域を有し、停止表示の状態により遊技の抽選結果に対応する報知を行なう図柄を変動表示するための変動表示領域を有する画像表示装置と、
前記遊技球の入賞を検出する検出手段を有する入賞口と、
を備え、
前記遊技釘を含む複数の遊技盤構成物は、前記遊技釘の他に、前記遊技領域を流下する遊技球が前記変動表示領域に対応する領域を流下しないように案内するガイド部材、前記変動表示領域に対応する領域の下方に形成され前記遊技領域を流下する遊技球の一部を案内可能に構成されているステージ、を含み、
前記画像表示装置の前記遊技の抽選結果に対応する報知を行なう図柄を表示するための変動表示領域に対応する領域が前記遊技盤にあり、
前記遊技盤の前記遊技球が移動可能な位置であって、前記通過路の下方位置で、かつ、前記ステージの右方位置に、前記画像表示装置の所定表示領域を設け、前記入賞口に入賞した遊技球のうち有効とされた保留球数を示す画像を表示する、遊技機。」である点で一致し、以下の点で相違する。
<相違点1>
本願補正発明では、「前記遊技釘を含む複数の遊技盤構成物」が、「前記ガイド部材の延長部材として設けられ前記ガイド部材により遊技領域の右側に案内された遊技球が前記変動表示領域に対応する領域を流下しないように案内する右側延長ガイド、前記ガイド部材の延長部材として設けられ前記ガイド部材により遊技領域の左側に案内された遊技球が前記変動表示領域に対応する領域を流下しないように案内する左側延長ガイド」及び「前記右側延長ガイドと前記遊技盤の表面側に前記遊技領域を形成する内側レールとで構成され、遊技強度が強すぎた遊技球を通過させる通過路」を含み、「ステージ」が、「前記左側延長ガイドの延長部材として設けられ」たものであるのに対し、引用発明ではそのような構成でない点。
<相違点2>
「前記遊技盤」にある「前記画像表示装置の前記遊技の抽選結果に対応する報知を行なう図柄を表示するための変動表示領域に対応する領域」は、本願補正発明では「前記遊技釘を含む複数の遊技盤構成物を配置しないようにして、前記遊技球が移動できないように構成」したものであるのに対し、引用発明ではそのような構成であるか不明である点。
<相違点3>
「所定表示領域」が、本願補正発明では「前記遊技釘を含む複数の遊技盤構成物を避けて」設けられたものであるのに対し、引用発明ではそのような構成であるか不明である点。

4.判断
上記相違点について検討する。
<相違点1>について
特開2005-160637号公報(以下、「周知例1」という。)には、以下の記載がある。
・「【0010】/また、遊技盤14の盤面のほぼ中央には、センター役物10が設けられている。このセンター役物10の中央部分には図柄表示画面が表示される領域34がある。/また、領域34の下方には、遊技球を常時入賞可能とする始動入賞口38が設けられており、始動入賞口38には、遊技球が入賞したことを検出する始動入賞口スイッチ(後述)が設けられている。」
・「【0012】/(ステージ構造の例)/図1は本実施形態による遊技機のステージ構造を採用したセンター役物の構成を示す斜視図である。同図において、遊技機の遊技盤の中央に設けられるセンター役物10は、遊技球を下方に導くための通路5と、遊技盤面側から導かれてくる遊技球を揺動させるための第1ステージであるフロントステージ1と、フロントステージ1において揺動している遊技球をそれぞれ吸着して搬送する複数の回転体7L、7Rと、複数の回転体7L、7Rそれぞれに対応して設けられ対応する回転体によって搬送された遊技球を通路5へそれぞれ導く複数の第2ステージであるバックステージ2L、2Rとを含んで構成されている。通路5は、複数のバックステージ2L、2Rに対して共通に設けられており、それらバックステージ2L、2Rをそれぞれ通過した遊技球が共通の通路5に導かれる。」
・「【0022】/(センター役物における遊技球の挙動)/以上のような構成において、本例においては、遊技球11は、以下のような経路で遊技盤面側からフロントステージ1上に導かれる。すなわち、センター役物10の左上部分に設けられている左通過路3Lから矢印Y1Lに示されているように入り、左通過路出口4Lを通る経路か、センター役物10の右上部分に設けられている右通過路3Rから矢印Y1Rに示されているように入り、右通過路出口4Rを通る経路によって、遊技球がフロントステージ1に導かれる。また、遊技釘との衝突によって遊技盤面から跳ね上げられることによって、遊技球がフロントステージ1に導かれる場合もある。」
・【図1】及び【図5】には、図柄表示画面が表示される領域34の上部、左側部及び右側部に、センター役物10が遊技盤に取り付けられたときに、遊技盤より遊技者側に突出した部材が設けられること、左側部の当該部材に連なってフロントステージが設けられることが、図示されている。
周知例1において、領域34の上部、左側部及び右側部に設けられた部材は、遊技盤より遊技者側に突出するものであり、遊技球が外側から領域34へ進入するのを防ぐ機能を有していることは自明であって、左側部に設けられた突出する部材は上部に設けられた部材から連続するものであるから延長されたものといえ、右側部に設けられた突出する部材は上部に設けられた部材から連続するものであるから延長されたものといえる。そうすると、上部、左側部及び右側部に設けられた突出する部材は、本願補正発明のガイド部材、左側延長ガイド及び右側延長ガイドに相当する。
そして、右側部に設けられた突出する部材とガイドレール30との間は遊技球が通過することは明らかであって、遊技強度が強すぎた遊技球を通過させる「通過路」ということができる。
更に、左側部に設けられた突出する部材に連なってフロントステージ1が設けられているから、フロントステージ1は、左側部に設けられた突出する部材の延長部材として設けられたものといえ、本願補正発明の「前記左側延長ガイドの延長部材として設けられ」たステージに相当する。

特開2001-353276号公報(以下、「周知例2」という。)には、以下の記載がある。
・「【0026】センター役物16は、遊技領域12の略中央部に配置され、特別図柄表示装置26と、中央装置上方飾り27と、ステージ33を備えている。特別図柄表示装置26は略長方形状の映像表示画面を呈する液晶表示盤26bを有し、その表示画面上に所定の方向、例えば上下方向に図柄変動方向が設定され、その向きで変動しているように識別情報としての複数の特別図柄を順次変動させながら表示した後に次々と停止表示する特別図柄表示領域28?30が形成されている。」
・「【0048】図7は、図6(b)のセンター役物16を装着した遊技盤11の一例である。この例では、センター役物16に中央装置下方飾り24として飾り部材27a、27bを前面下方に配設してあり、側方に開口した第3開口部42cから入球した遊技球を第一開口部42aから流出させて、ステージ33へと導く誘導樋46として機能している。センター役物16の上部には屋根瓦を模した中央装置上方飾り27が装着され、その装着部位は飾り部材27a、27bの略上部にまで及ぶため、飾り部材27a、27bに形成された3つの開口部のうち、上方に開口する第二開口部42bからの入球を阻んでいる。」
・【図7】には、特別図柄表示装置26の上部、左側部及び右側部に、それぞれ中央装置上方飾り27、飾り部材27b及び飾り部材27aが設けられ、飾り部材27bに連なってステージ33が設けられることが図示されている。
周知例2において、中央装置上方飾り27、飾り部材27b及び飾り部材27aは、遊技球が外側から特別図柄表示装置26の前面へ進入するのを防ぐ機能を有していることは自明であって、飾り部材27bは中央装置上方飾り27から連続するものであるから延長されたものといえ、飾り部材27aは中央装置上方飾り27から連続するものであるから延長されたものといえる。そうすると、中央装置上方飾り27、飾り部材27b及び飾り部材27aは、本願補正発明のガイド部材、左側延長ガイド及び右側延長ガイドに相当する。
そして、飾り部材27aとレールとの間は遊技球が通過することは明らかであって、遊技強度が強すぎた遊技球を通過させる「通過路」ということができる。
更に、飾り部材27bに連なってステージ33が設けられているから、ステージ33は、飾り部材27bの延長部材として設けられたものといえ、本願補正発明の「前記左側延長ガイドの延長部材として設けられ」たステージに相当する。

したがって、「遊技盤構成物として、遊技領域を流下する遊技球が変動表示領域に対応する領域を流下しないように案内するガイド部材、ガイド部材の延長部材として設けられガイド部材により遊技領域の右側に案内された遊技球が変動表示領域に対応する領域を流下しないように案内する右側延長ガイド、ガイド部材の延長部材として設けられガイド部材により遊技領域の左側に案内された遊技球が変動表示領域に対応する領域を流下しないように案内する左側延長ガイド、左側延長ガイドの延長部材として設けられ変動表示領域に対応する領域の下方に形成され遊技領域を流下する遊技球の一部を案内可能に構成されているステージ、及び、右側延長ガイドと遊技盤の表面側に遊技領域を形成する内側レールとで構成され、遊技強度が強すぎた遊技球を通過させる通過路を設ける」ことは、上記の周知例1、2に示されるように周知技術Aと認められる。
そうすると、引用発明において、上記周知技術Aを採用し、相違点1に係る本願補正発明の構成とすることは当業者にとって想到容易である。

<相違点2>について
特開2006-280835号公報(以下、「周知例3」という。)には、以下の記載がある。
・「【0037】/また、遊技盤14は、その前面に、発射された遊技球が転動流下する前記遊技領域15有している。この遊技領域15は、ガイドレール30などに囲まれ、遊技球が転動可能な領域であり、この遊技領域15には複数の障害釘(図示せず)が設けられ、前記発射装置130によって発射された遊技球は、遊技盤14上に設けられたガイドレール30に案内されて遊技盤14の上部に移動し、その後、上記複数の障害釘との衝突によりその進行方向を変えながら遊技盤14の下方に向かって流下する。58cは屋根部材58aとステージ部材58bとの間に形成された遊技球の流下しない非流下領域であり、この非流下領域58cを透かして遊技に重要な遊技情報などを見ることができる。」
・「【0038】/また、遊技盤14(遊技領域15)の前面中央には、始動口44、シャッタ40などが設けられ、前記始動口44に遊技球が入球したことを条件として、前記非流下領域58cにおいてスロットマシンのように数字や図柄からなる識別情報の可変表示が実行され、この可変表示の結果に応じて、通常遊技状態よりも遊技者に相対的に有利な特別遊技状態(大当たり遊技状態、所謂「大当り」)となることがある。」
周知例3には、非流下領域に遊技釘を含む複数の遊技盤構成物を配置しないとの明記はないが、遊技球が流下しない非流下領域に遊技盤構成物を配置しないことは当然採用される構成である。

特開2004-173713号公報(以下、「周知例4」という。)には、以下の記載がある。
・「【0025】・・・このような可変表示部44aの周囲で遊技球を誘導するワープ通路68を設けることで、可変表示部44aの前面を遊技球が流下するのを回避することができ、ひいては可変表示部44aの視認性の阻害要因を抑制することができる。」
周知例4には、可変表示部44aの前面に遊技釘を含む複数の遊技盤構成物を配置しないとの明記はないが、遊技球が流下しない可変表示部44aの前面に遊技盤構成物を配置しないことは当然採用される構成である。

したがって、特別図柄の変動表示を行う図柄表示画面の前面側を遊技球が流下しないようにすることすなわち遊技球が移動できないように構成すること、及び、遊技釘を含む複数の遊技盤構成物を配置しないようにすることは、上記周知例3、4にも示されるように周知技術Bである。
そうすると、引用発明において、上記周知技術Bを採用し、「報知を行なう図柄を表示するための変動表示領域に対応する領域」を「前記遊技釘を含む複数の遊技盤構成物を配置しないようにして、前記遊技球が移動できないように構成」し、相違点2に係る本願補正発明の構成とすることは当業者にとって想到容易である。

<相違点3>について
特開2004-57467号公報(以下、「周知例5」という。)には、以下の記載がある。
・「【0011】/このように、本実施形態にあっては、前記図柄合わせゲームの映像が投射される主表示領域6及び副表示領域7を避けるように複数の遊技釘8が配されているため、遊技盤2上に配された遊技釘と当該図柄合わせゲームの映像とが重なることが防止され、当該図柄合わせゲームにおける変動図柄や確定図柄の視認性が向上されて、遊技者の興趣が向上される。」

表示領域の前面に遊技盤構成物を設けないことは、上記周知例5及び上記周知例3、4に示されるように、従来周知技術Cである。
そうすると、引用発明において、上記周知技術Cを採用し、所定表示領域を遊技釘を含む複数の遊技盤構成物を避けて設けるようにし、相違点3に係る本願補正発明の構成とすることは当業者にとって想到容易である。

また、視認対象物の手前に物体を存在させれば視認性が悪くなること、そのような物体の存在をなくせば視認性が良くなることは、一般常識であるから、引用発明において、所定表示領域をその視認性を阻害する遊技盤構成物を避けたものとすることは、当業者であれば想到容易である。したがって、この点からも相違点3に係る本願補正発明の構成とすることは想到容易なことである。

そして、本願補正発明の効果は、引用発明及び上記周知技術A?Cから当業者が予測できる範囲のものである。

したがって、本願補正発明は、引用発明及び上記周知技術A?Cに基づいて、当業者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法29条2項の規定により特許出願の際独立して特許を受けることができないものである。

5.付加的検討
以上において、引用発明の「屋根状の部材」は本願補正発明の「ガイド部材」に相当し、引用発明の「受皿状の部材」は本願補正発明の「ステージ」に相当するとした上で検討を行ったが、仮に、そうでないとした場合について検討を行う。
この場合には、上記相違点1は、以下のようになる。なお、相違点2、3については変更はない。
<相違点1’>
遊技釘を含む複数の遊技盤構成物は、前記遊技釘の他に、本願補正発明では、「前記遊技領域を流下する遊技球が前記変動表示領域に対応する領域を流下しないように案内するガイド部材、前記ガイド部材の延長部材として設けられ前記ガイド部材により遊技領域の右側に案内された遊技球が前記変動表示領域に対応する領域を流下しないように案内する右側延長ガイド、前記ガイド部材の延長部材として設けられ前記ガイド部材により遊技領域の左側に案内された遊技球が前記変動表示領域に対応する領域を流下しないように案内する左側延長ガイド、前記左側延長ガイドの延長部材として設けられ前記変動表示領域に対応する領域の下方に形成され前記遊技領域を流下する遊技球の一部を案内可能に構成されているステージ、及び、前記右側延長ガイドと前記遊技盤の表面側に前記遊技領域を形成する内側レールとで構成され、遊技強度が強すぎた遊技球を通過させる通過路を含」むものであるのに対し、引用発明ではそのような構成ではない点。

上記相違点1’について検討すると、上記「4.判断」で検討したとおり、「遊技盤構成物として、遊技領域を流下する遊技球が変動表示領域に対応する領域を流下しないように案内するガイド部材、ガイド部材の延長部材として設けられガイド部材により遊技領域の右側に案内された遊技球が変動表示領域に対応する領域を流下しないように案内する右側延長ガイド、ガイド部材の延長部材として設けられガイド部材により遊技領域の左側に案内された遊技球が変動表示領域に対応する領域を流下しないように案内する左側延長ガイド、左側延長ガイドの延長部材として設けられ変動表示領域に対応する領域の下方に形成され遊技領域を流下する遊技球の一部を案内可能に構成されているステージ、及び、右側延長ガイドと遊技盤の表面側に遊技領域を形成する内側レールとで構成され、遊技強度が強すぎた遊技球を通過させる通過路を設ける」ことは、従来周知技術Aである。
そうすると、引用発明において、周知技術Aを採用し、相違点1’に係る本願補正発明の構成とすることは、当業者にとって想到容易である。
以上により、引用発明の「屋根状の部材」が本願補正発明の「ガイド部材」に相当せず、引用発明の「受皿状の部材」が本願補正発明の「ステージ」に相当しないとしても、本願補正発明は、引用発明及び上記周知技術A?Cに基づいて、当業者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法29条2項の規定により特許出願の際独立して特許を受けることができないものである。

6.むすび
以上のとおり、本件補正は、上記改正前の特許法17条の2第5項で準用する同法126条5項の規定に違反するものであり、同法159条1項で準用する同法53条1項の規定により却下されるべきものである。

第3.本願発明
1.本願発明の認定
平成24年6月4日付けの手続補正は上記のとおり却下されたので、本願の請求項1に係る発明(以下、「本願発明」という。)は、平成24年1月17日付けの手続補正書の特許請求の範囲の請求項1に記載された事項により特定されるものであって、「第2」「[理由]」「1.補正の内容」「(補正前)」に記載したものである。

2.進歩性の判断
(1)引用文献
引用文献及びその記載事項は、前記「第2」の「2.引用文献」に記載したとおりである。

(2)対比・判断
本願発明は、前記「第2」で検討した本願補正発明から、「前記遊技釘を含む複数の遊技盤構成物は、前記遊技釘の他に、前記遊技領域を流下する遊技球が前記変動表示領域に対応する領域を流下しないように案内するガイド部材、前記ガイド部材の延長部材として設けられ前記ガイド部材により遊技領域の右側に案内された遊技球が前記変動表示領域に対応する領域を流下しないように案内する右側延長ガイド、前記ガイド部材の延長部材として設けられ前記ガイド部材により遊技領域の左側に案内された遊技球が前記変動表示領域に対応する領域を流下しないように案内する左側延長ガイド、前記左側延長ガイドの延長部材として設けられ前記変動表示領域に対応する領域の下方に形成され前記遊技領域を流下する遊技球の一部を案内可能に構成されているステージ、及び、前記右側延長ガイドと前記遊技盤の表面側に前記遊技領域を形成する内側レールとで構成され、遊技強度が強すぎた遊技球を通過させる通過路を含み、」との構成、及び「前記通過路の下方位置で、かつ、前記ステージの右方位置に、」との構成を省いたものである。
そうすると、本願発明の構成をすべて含み、さらに他の構成要件を付加したものに相当する本願補正発明が、前記「第2」の「4.判断」に記載したとおり、引用発明(原査定の拒絶の理由に引用された特開2005-211228号公報に記載された発明)及び上記周知技術A?Cに基づいて当業者が容易に発明をすることができたものであるから、本願発明も同様の理由により、引用発明及び上記周知技術A?Cに基づいてに基づいて当業者が容易に発明をすることができたものである。

第4.むすび
以上のとおり、本願発明は、引用発明及び上記周知技術A?Cに基づいて、当業者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法29条2項の規定により特許を受けることができない。
よって、結論のとおり審決する。
 
審理終結日 2012-12-25 
結審通知日 2013-01-08 
審決日 2013-01-21 
出願番号 特願2006-324575(P2006-324575)
審決分類 P 1 8・ 575- Z (A63F)
P 1 8・ 121- Z (A63F)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 藤脇 沙絵  
特許庁審判長 伊藤 陽
特許庁審判官 瀬津 太朗
長崎 洋一
発明の名称 遊技機  
代理人 福田 浩志  
代理人 加藤 和詳  
代理人 中島 淳  

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