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審決分類 審判 査定不服 発明同一 特許、登録しない。 C08L
管理番号 1277644
審判番号 不服2012-7252  
総通号数 165 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2013-09-27 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2012-04-20 
確定日 2013-08-08 
事件の表示 特願2006- 9658「熱可塑性樹脂組成物および樹脂成形品」拒絶査定不服審判事件〔平成19年 8月 2日出願公開、特開2007-191538〕について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。 
理由 第1.手続の経緯
本願は、平成18年1月18日に特許出願したものであって、平成23年9月30日付けで拒絶理由が通知され、同年11月29日に意見書及び手続補正書が提出されたが、平成24年2月2日付けで拒絶査定がなされ、これに対して、同年4月20日に拒絶査定不服審判が請求されたものである。

第2.本願発明の認定
本願の請求項1?4に係る発明は、平成23年11月29日提出の手続補正書により補正された特許請求の範囲及び明細書(以下、「本願明細書」という。)の記載からみて、その特許請求の範囲の請求項1?4に記載された事項により特定されるものと認められるところ、その請求項1に係る発明(以下、「本願発明」ともいう。)は、以下のとおりのものである。

「芳香族ポリカーボネート樹脂(A成分)30?95重量部、スチレン系樹脂(B成分)1?50重量部、ポリ乳酸系樹脂(C成分)1?50重量部の合計100重量部からなり、B成分中のゴム成分含有量が0?39重量%であり、芳香族ポリカーボネート樹脂(A成分)の末端水酸基濃度が40?800ppmであり、スチレン系樹脂(B成分)が、アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン共重合体(ABS樹脂)、アクリロニトリル-スチレン-アクリルゴム共重合体(ASA樹脂)、アクリロニトリル-エチレンプロピレン系ゴム-スチレン共重合体(AES樹脂)から選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする熱可塑性樹脂組成物。」

第3.原査定の拒絶の理由
原査定の理由とされた、平成23年9月30日付け拒絶理由通知書に記載した理由1は、以下のとおりである。

「1.この出願の下記の請求項に係る発明は、その出願の日前の特許出願であって、その出願後に特許掲載公報の発行又は出願公開がされた下記の特許出願の願書に最初に添付された明細書、特許請求の範囲又は図面に記載された発明と同一であり、しかも、この出願の発明者がその出願前の特許出願に係る上記の発明をした者と同一ではなく、またこの出願の時において、その出願人が上記特許出願の出願人と同一でもないので、特許法第29条の2の規定により、特許を受けることができない。

・請求項 1?5
・引用文献等 1.特願2005-10282号
(特開2006-199743号)
・備考
先願1の明細書には、ポリカーボネート樹脂50?95質量%、ポリ乳酸系樹脂50?5質量%からなるポリカーボネート樹脂組成物100質量部に対してアクリロニトリル-ブタジエン-スチレン共重合体等であるビニル系グラフト共重合体5?65質量部を含有する熱可塑性樹脂組成物について記載されており、ビニル系グラフト共重合体に含まれるゴム質重合体の含有量は5?30質量%が好ましいことについても記載されている(特許請求の範囲、[0047]、実施例)。
本願請求項1?5に係る発明と先願1の明細書に記載された発明との間に実質的な差異は見出せない。」

第4.当審の判断
1.引用する出願
特願2005-10282号(以下、「先願」という。)
・出願日 :平成17年1月18日
・出願公開 :平成18年8月3日
・出願公開番号:特開2006-199743号
・発明者 :早田祐介、野寺 明夫
・出願人 :出光興産株式会社

2.先願の願書に最初に添付した明細書に記載された事項
先願の願書に最初に添付した明細書(以下、「先願当初明細書」という。)には、次の記載がある。なお、下線については当審において付与した。

ア.「【請求項1】
(A)ポリカーボネート樹脂50?95質量%および(B)ポリ乳酸系樹脂50?5質量%からなるポリカーボネート樹脂組成物100質量部に対して、(C)ビニル系グラフト共重合体5?65質量部を含有することを特徴とする熱可塑性樹脂組成物。
【請求項2】
(C)ビニル系グラフト共重合体が、アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン共重合体(ABS樹脂)、メタクリル酸メチル-ブタジエン-スチレン共重合体(MBS樹脂)、アクリロニトリル-アクリルゴム-スチレン共重合体(AAS樹脂)及びアクリロニトリル-(エチレン・プロピレン・ジエンゴム)-スチレン共重合体(AES樹脂)から選択される少なくとも1種である請求項1に記載の熱可塑性樹脂組成物。」(特許請求の範囲の請求項1、2)

イ.「【技術分野】
本発明は、機械的強度、耐湿性、流動性に優れた熱可塑性樹脂組成物および成形体に関する。さらに詳しくは、耐加水分解性が大幅に改善され、機械的強度として薄肉落錘衝撃強度、アイゾット衝撃強度に優れた、ポリカーボネート樹脂とポリ乳酸系樹脂を含む樹脂組成物および該樹脂組成物からなる成形体に関する。本発明の熱可塑性樹脂組成物は、OA機器、情報・通信機器、家庭電化機器などの電気・電子機器分野や、自動車分野、建築分野などに利用可能である。」(段落 【0001】)

ウ.「ポリカーボネートにポリ乳酸を添加すると、流動性が大幅に向上する。しかし、耐熱性や耐衝撃性、透明性が大幅に低下する。耐熱性は無機フィラー、植物性繊維、塩基性物質の添加により改善される。また、耐衝撃性は、エラストマーの添加や、ポリカーボネートとポリ乳酸の相溶化を促進させることで向上させることができることが知られている。
・・・
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、ポリカーボネートの機械的特性とポリ乳酸の優れた流動性を兼ね備えたポリカーボネート樹脂とポリ乳酸系樹脂からなる樹脂組成物に対して、耐加水分解性を向上させると共に、耐衝撃性、薄肉の落錘衝撃強度が更に向上した成形体が得られる熱可塑性樹脂組成物を提供することを目的とするものである。」(段落 【0003】?【0006】)

エ.「本発明の熱可塑性樹脂組成物において、(A)成分のポリカーボネート樹脂としては、特に制限はなく、種々のものが挙げられるが、・・・
・・・
このような特性を有するポリカーボネート樹脂は、例えば、タフロンFN3000A、FN2500A、FN2200A、FN1900A、FN1700A、FN1500〔商品名,出光興産(株)製〕のような芳香族ポリカーボネート樹脂として市販されている。」(段落 【0010】?【0018】)

オ.「本発明の熱可塑性樹脂組成物において、(C)成分のビニル系グラフト共重合体としては、具体的には、ゴム質重合体(e)の存在下に、芳香族ビニル系単量体(b)、シアン化ビニル系単量体(c)およびこれらと共重合可能な他のビニル系単量体(d)の中から選ばれる少なくとも一種の単量体を共重合せしめたグラフト共重合体(C-1)と、芳香族ビニル系単量体(b)、シアン化ビニル系単量体(c)およびこれらと共重合可能な他のビニル系単量体(d)の中から選ばれる少なくとも一種からなるビニル系重合体(C-2)とからなるものが好ましい。
・・・
さらに、(C)成分のビニル系グラフト共重合体に含まれるゴム質重合体(e)の含有量は、5?30質量%が好ましく、より好ましくは10?20質量%である。ゴム質重合体(e)が5質量%未満では耐衝撃性が不足し、30質量%を超えると成形加工性を損なう場合があるため、好ましくない。
このビニル系グラフト共重合体の具体例としては、例えば、アクリロニトリル-ブタジエンゴム-スチレン共重合体(ABS樹脂)、メチルメタクリレート-ブタジエンゴム-スチレン共重合体(MBS樹脂)、アクリロニトリル-アクリルゴム-スチレン共重合体(AAS樹脂)、およびアクリロニトリル-(エチレン・プロピレン・ジエンゴム)-スチレン共重合体(AES樹脂)などが挙げられる。耐加水分解性向上効果、及び、耐衝撃性向上効果の面からABS樹脂、MBS樹脂が好ましい。
(C)成分のビニル系グラフト共重合体の添加量は、(A)ポリカーボネート樹脂および(B)ポリ乳酸系樹脂からなるポリカーボネート樹脂組成物100質量部に対して、5?65質量部、好ましくは10?30質量部である。ビニル系グラフト共重合体を5質量部以上とすることにより、高い耐加水分解性を有するようになると共に、耐衝撃性や、薄肉の落錘衝撃強度が向上するが、65質量部を越えると落錘衝撃強度などの効果が得られなくなる。」(段落 【0037】?【0049】)

カ.「【実施例】
次に、本発明を実施例により更に詳細に説明するが、本発明はこれらの例によってなんら限定されるものではない。
以下の実施例および比較例において、性能評価を下記の方法により行った。
(1)耐湿保持率:110℃、100%RHの条件下で48時間曝露試験をし、JIS K7162に準拠した引張り試験〔試験条件等:23℃、肉厚0.32mm(1/8インチ)〕により伸びの保持率を測定した。
(2)アイゾット衝撃強度:ASTM D256に準拠して測定した。〔試験条件等:23℃、肉厚0.32mm(1/8インチ)〕
(3)落錘衝撃強度(試験片厚み1mm:薄肉厚)、
(4)落錘衝撃強度(試験片厚み2mm)
JIS K7211に準拠し、錘3.76kg、落下速度5m/秒、23℃において測定した。
(5)流動性(SFL):成形温度260℃、金型温度80℃、肉厚2mm、幅10mm、射出圧力7.9MPaで測定した。(単位:cm)
(6)難燃性:UL94規格で、試験片厚さ1.5mmとし、アンダーライターズラボラトリー・サブジェクト94に従って垂直燃焼試験を行った。
実施例1?7および比較例1?3
第1表に示す割合で(A)?(C)の各成分を配合し、ベント式二軸押出成形機(機種名TEM35、東芝機械社製)に供給し、240℃で溶融混錬し、ペレット化した。なお、すべての実施例、比較例において、安定剤としてリン系酸化防止剤〔旭電化工業社製、商品名「アデカスタブPEP‐36」〕およびフェノール系酸化防止剤イルガノックス1076〔チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製、商品名〕をそれぞれ0.1質量部配合した。
次に得られたペレットを100℃で10時間乾燥した後、成形温度240℃、(金型温度40℃)で射出成形してそれぞれの実施例と比較例の樹脂を使用した試験片を得た。得られた試験片を用いて、それぞれの性能を前記の性能評価方法によって評価した。
【表1】

なお、第1表における(A)?(C)成分は次の通りである。
(A)-1:粘度平均分子量17,500のビスフェノールAポリカーボネート(FN1700A、出光興産株式会社製)
(A)-2:PC-PDMS(ポリカーボネート-ポリジメチルシロキサン共重合体)、粘度平均分子量は17,000、PDMS(ポリジメチルシロキサン)含有量は4.0質量%であり、特開2002-12755の製造例4に準拠して調製した。
(B)ポリ乳酸:H-400(三井化学株式会社製)
(C)-1:ABS樹脂;AT-05(日本エイアンドエル株式会社製)
(C)-2:MBS樹脂;エコパクト K-300G(大日本インキ化学工業株式会社製)
(D)エラストマー:MMA/ブチルアクリレートエラストマー(W450A、三菱レイヨン株式会社製)
第1表から、以下のことが判明した。
(1)実施例1?7より、(A)ポリカーボネート樹脂と(B)ポリ乳酸系樹脂からなる樹脂組成物に(C)ビニル系グラフト共重合体を添加することで、耐湿保持率、アイゾット衝撃強度、薄肉(1mm厚)落錘衝撃強度が向上する。更に実施例3?7より、ポリカーボネート-ポリオルガノシロキサン共重合体を併用することで、難燃性を向上させることができる。
(2)比較例1より、ビニル系グラフト共重合体を添加しないと、耐湿保持率が低くアイゾット衝撃強度や薄肉落錘衝撃強度が低い。
(3)比較例2より、コアシェル型のエラストマーを添加すると、アイゾット衝撃強度は向上するが、耐湿保持率、薄肉落錘衝撃強度は改善されない。
(4)比較例3より、ポリ乳酸樹脂が50質量%を超えると、ビニル系グラフト共重合体を添加しても耐湿保持率、衝撃強度が向上しない。」(段落【0051】?【0056】)

3.先願当初明細書に記載された発明
先願当初明細書には、上記摘示事項ア、エ、オ、カの記載からみて、
「ポリカーボネート樹脂50?95質量%および(B)ポリ乳酸系樹脂50?5質量%からなるポリカーボネート樹脂組成物100質量部に対して、(C)ビニル系グラフト共重合体5?65質量部を含有し、(C)ビニル系グラフト共重合体が、アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン共重合体(ABS樹脂)、メタクリル酸メチル-ブタジエン-スチレン共重合体(MBS樹脂)、アクリロニトリル-アクリルゴム-スチレン共重合体(AAS樹脂)及びアクリロニトリル-(エチレン・プロピレン・ジエンゴム)-スチレン共重合体(AES樹脂)から選択される少なくとも1種である熱可塑性樹脂組成物。」に係る発明(以下、「先願発明」という。)が記載されている。

4.本願発明と先願発明との対比
先願発明における「ポリカーボネート樹脂」は、先願当初明細書の「本発明の熱可塑性樹脂組成物において、(A)成分のポリカーボネート樹脂としては、・・・のような芳香族ポリカーボネート樹脂として市販されている。」(摘示エ)の記載からみて、本願発明の「芳香族ポリカーボネート樹脂(A成分)」に相当することは明らかである。
先願発明における「(C)ビニル系グラフト共重合体」である「アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン共重合体(ABS樹脂)」は、本願発明の「スチレン系樹脂(B成分)」である「アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン共重合体(ABS樹脂)」に相当し、先願当初明細書には「(C)成分のビニル系グラフト共重合体に含まれるゴム質重合体(e)の含有量は、5?30質量%が好ましく、より好ましくは10?20質量%である。」(摘示オ)との記載があるから、先願発明における「(C)ビニル系グラフト共重合体」は、本願発明の「B成分中ゴム成分含有量が0?39重量%であり」を満足している。
そして、先願発明における「ポリカーボネート樹脂50?95質量%および(B)ポリ乳酸系樹脂50?5質量%からなるポリカーボネート樹脂組成物100質量部に対して、(C)ビニル系グラフト共重合体5?65質量部」という各成分の配合割合は、熱可塑性樹脂組成物を100重量部における重量%で考えると、ポリカーボネート樹脂は、最小50/(50+50+65)×100で最大は95/(95+5+5)×100となり、すなわち30.3?90.4重量%、(B)ポリ乳酸系樹脂は、最小5/(50+50+65)×100で最大50/(95+5+5)×100となり、すなわち3.0?47.6重量%、(C)ビニル系グラフト共重合体は、最小5/(100+5)×100で最大は65/(100+65)×100となり、すなわち4.8?39.4重量%であるから、本願発明の配合割合と重複一致する。

そうすると、本願発明と先願発明とを対比すると、両者は、

「芳香族ポリカーボネート樹脂(A成分)30?95重量部、スチレン系樹脂(B成分)1?50重量部、ポリ乳酸系樹脂(C成分)1?50重量部の合計100重量部からなり、B成分中のゴム成分含有量が0?39重量%であり、スチレン系樹脂(B成分)が、アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン共重合体(ABS樹脂)、アクリロニトリル-スチレン-アクリルゴム共重合体(ASA樹脂)、アクリロニトリル-エチレンプロピレン系ゴム-スチレン共重合体(AES樹脂)から選ばれる少なくとも一種である熱可塑性樹脂組成物。」

の点で一致し、以下の点で一応相違している。
<相違点>
本願発明においては、芳香族ポリカーボネート樹脂(A成分)について、その「末端水酸基濃度が40?800ppmであり」と特定しているのに対して、先願発明では、このような特定はなされていない点。

5.判断
以下、相違点について検討する。
先願発明のポリカーボネート樹脂として、先願当初明細書には「このような特性を有するポリカーボネート樹脂は、例えば、タフロンFN3000A、FN2500A、FN2200A、FN1900A、FN1700A、FN1500〔商品名,出光興産(株)製〕のような芳香族ポリカーボネート樹脂として市販されている」(摘示オ)と記載され、先願当初明細書に具体的に記載されている実施例1?5においても、「ビスフェノールAポリカーボネート(FN1700A、出光興産株式会社製)」を用いた熱可塑性樹脂組成物が記載(摘示カ)されている。
先願発明のポリカーボネート樹脂として例示されている当該「ビスフェノールAポリカーボネート(FN1700A、出光興産株式会社製)」は、その水酸基末端量は30μmol/g(特開2006-249345号公報の特許請求の範囲、段落【0015】、【0040】、【0042】、表1参照のこと)であって、当該水酸基末端量から、本願明細書の「末端水酸基濃度の単位は、芳香族ポリカーボネート樹脂重量に対する、末端水酸基の重量をppmで表示したものであり、測定方法は、四塩化チタン/酢酸法による比色定量(Macromol.Chem.88 215(1965)に記載の方法)である」(本願明細書段落【0033】)の記載に基づいて本願発明における末端水酸基濃度の単位に変換すると、30μmol/g=17(水酸基の式量)×30×10^(-6)g/gであるから、510×10^(-6)となり、すなわち、510ppmであることから、本願発明で特定する40?800ppmの範囲のものである。
そうすると、先願発明のポリカーボネート樹脂には、本願発明の末端水酸基濃度が40?800ppmであるものを包含しているといえるから、相違点1は、実質上の相違点ではない。

以上のとおり、本願発明は、先願の願書に最初に添付した明細書に記載された発明と同一であり、しかも、本願発明の発明者が、当該先願発明の発明者と同一ではなく、また、本願出願時において、その出願人が当該先願の出願人と同一でもないので、特許法第29条の2の規定により特許を受けることができない。

第5.むすび
以上のとおりであるから、本願の請求項1に係る発明についての原査定の拒絶の理由1は妥当なものであり、他の請求項に係る発明について検討するまでもなく、本願はこの理由により拒絶すべきものである。
よって、結論のとおり審決する。
 
審理終結日 2013-06-07 
結審通知日 2013-06-11 
審決日 2013-06-27 
出願番号 特願2006-9658(P2006-9658)
審決分類 P 1 8・ 161- Z (C08L)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 繁田 えい子  
特許庁審判長 田口 昌浩
特許庁審判官 大島 祥吾
富永 久子
発明の名称 熱可塑性樹脂組成物および樹脂成形品  
代理人 重野 剛  

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