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審決分類 審判 査定不服 1項3号刊行物記載 取り消して特許、登録 C03C
審判 査定不服 特37 条出願の単一性( 平成16 年1 月1 日から) 取り消して特許、登録 C03C
審判 査定不服 2項進歩性 取り消して特許、登録 C03C
管理番号 1282185
審判番号 不服2013-8334  
総通号数 169 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2014-01-31 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2013-05-08 
確定日 2013-12-20 
事件の表示 特願2012-273012「強化板ガラスとその製造方法」拒絶査定不服審判事件〔平成25年6月20日出願公開、特開2013-121910、請求項の数(11)〕について、次のとおり審決する。 
結論 原査定を取り消す。 本願の発明は、特許すべきものとする。 
理由 第1 手続の経緯
本願は、平成平成20年3月3日に出願した特願2008-51607号(優先権主張平成19年3月2日)の一部を、平成23年10月27日に新たな特許出願(特願2011-235528号)とし、当該新たな特許出願の一部をさらに平成24年12月14日に新たな特許出願としたものであって、平成25年2月1日付けで拒絶査定がされ、これに対し、平成25年5月8日に拒絶査定不服審判の請求がされ、同時に手続補正がされたものである。
そして、当審において、平成25年7月30日付けで審査官により作成された前置報告書について、平成25年9月27日付けで審尋を行ったところ、審判請求人は平成25年10月16日付けで回答書を提出し、当審において平成25年11月6日付けで拒絶理由を通知し、これに対し、平成25年11月18日に意見書と手続補正書が提出されたものである。

第2 本願発明
本願の請求項1?11に係る発明は、平成25年11月18日付けの手続補正で補正された特許請求の範囲の請求項1?11に記載された事項により特定されるものであるところ、請求項1及び11に係る発明は、次のとおりのものである(以下、本願の請求項1?11に係る発明の全体を「本願発明」といい、請求項1等に係る請求項毎の個別の発明を「本願発明1」等という。)。
「 【請求項1】
アルミノシリケートガラスであって、板厚方向に相対向する板表面にそれぞれ化学強化による圧縮応力層を有し、板端面に、圧縮応力が形成されている領域と圧縮応力が形成されていない領域とを有し、前記アルミノシリケートガラスが、ガラス組成として、質量%で、SiO_(2) 50?80%、Al_(2)O_(3) 5?25%、B_(2)O_(3) 1.8?12%、Li_(2)O+Na_(2)O 3?25%、CaO+MgO+ZnO+SrO+BaO 0?10%を含有することを特徴とする強化板ガラス。
【請求項11】
ガラス組成として、質量%で、SiO_(2) 50?80%、Al_(2)O_(3) 5?25%、B_(2)O_(3) 1.8?12%、Li_(2)O+Na_(2)O 3?25%、CaO+MgO+ZnO+SrO+BaO 0?10%を含有するアルミノシリケートガラスの板ガラスを得る工程と、該板ガラスの表面に対して、(P×T)/(X-2×T)の式により算出される値が40MPa以下になるように、化学強化によって圧縮応力層を形成する圧縮強化処理工程と、該圧縮強化処理工程により化学強化された板ガラスを分断して、強化板ガラスを得る分断加工工程とを有することを特徴とする強化板ガラスの製造方法。」

第3 原査定の拒絶の理由の概要
1 本願発明1は、その優先権主張日前に日本国内において頒布された下記の刊行物1?4に記載された発明であるから、特許法第29条第1項第3号の規定に該当し、特許を受けることができない。
2 本願発明1?10は、その優先権主張日前に日本国内において頒布された下記の刊行物1?6に記載された発明に基いて、その出願前にその発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。
3 本願発明1と本願発明11との間に、同一の又は対応する特別な技術的特徴をみいだすことができないので、この出願は、特許法第37条に規定する要件を満たしていない。



1 特開平3-237036号公報
2 特開平1-239036号公報
3 特開昭62-270439号公報
4 特開昭61-101433号公報
5 特開2004-352535号公報
6 特開平11-232627号公報

第4 当審の判断
1 刊行物の記載事項
(1)刊行物1の記載事項
(ア)「成分としてアルカリ金属酸化物を含むアルミナパッケージ用薄板状硼けい酸ガラスにおいて、・・・しかも該ガラスの表面において、前記アルカリ金属酸化物の少なくとも一つの金属イオンがそれよりイオン半径の大きな他のアルカリ金属イオンによってイオン交換されており、これにより、200kg・f/cm^(2)以上の表面圧縮応力を有していることを特徴とするアルミナパッケージ用薄板状硼けい酸ガラス。」(特許請求の範囲の請求項1)
(イ)「重量比で、SiO_(2) 55?64%、Al_(2)O_(3) 7?20%、B_(2)O_(3) 11?19%、Li_(2)O 0?8%、Na_(2)O 7?20%、K_(2)O 0?4%、およびRO 0.5?7%(ここで、RはMg、Ca、Sr、およびBaを表す)からなり、実質的にZnOを含有しないことを特徴とする請求項第1項のアルミナパッケージ用薄板状硼けい酸ガラス。」(特許請求の範囲の請求項4)
(ウ)「


」(第4頁下欄)
(エ)「また上記ガラス融液を20×10×0.35mmの薄板状に成形加工した後、KNO_(3)中に浸漬して表の化学処理条件でイオン交換することによってその表面に圧縮応力層を形成した。」(第5頁左上欄7?10行)

(2)刊行物2の記載事項
(オ)「本発明は、化学強化ガラスであるにもかかわらず自然破壊を起こさない安全性の高いガラスを提供するものである。」(第4頁左上欄3?5行)
(カ)「〔実施例〕
本発明高強度ガラスの化学強化に使用する処理液には次の3種類が適している。
1.KNO_(3 ) 100%(重量%)
・・・
上記処理液によってガラス中のLi^(+)およびNa^(+)イオンが処理液中のNa^(+)およびK^(+)イオンと交換される。同時に2種類のイオン交換がおこなわれるため、優れた強化特性を呈する。
組成1(重量%)
SiO_(2) 64.0 Al_(2)O_(3) 8.5 Na_(2)O 8.0
K_(2)O 7.0 ZnO 2.7 Li_(2)O 1.0
BaO 1.0 B_(2)O_(3) 2.0 TiO_(2) 1.0
ZrO_(2) 4.5 As_(2)O_(3) 0.3 」(第4頁右上欄20行?同頁左下欄19行)

(3)刊行物3の記載事項
(キ)「(産業上の利用分野)
本発明は腕時計用のカバーガラス等に好適な化学強化用ガラスに関するものである。」(第1頁左下欄11?13行)
(ク)「(実施例)
第1表に示される実施例1?10及び比較例1?5の組成のガラスを調合し、溶融清澄したうえで直径5mm、長さ50mmのテストピースを作成した。・・・またこのテストピースを380℃に保持したKNO_(3)の溶融塩に10時間浸漬して化学強化した後にその圧縮応力の最大値と圧縮応力層の深さを測定した・・・。」(第3頁右上欄1?9行)
(ケ)「

」(第3頁左下欄)

(4)刊行物4の記載事項
(コ)「〔産業上の利用分野〕
本発明はイオン交換による化学強化用ガラス組成物に関する。」(第1頁左下欄17?19行)
(サ)「〔実 施 例〕
第1表の組成となるようガラス原料を調合し、白金ルツボ中で溶融し、型枠に鋳込み徐冷して試料を得た。試料ガラスをKNO_(3)溶融塩に20時間浸漬して化学強化処理した後表面圧縮応力値を測定した。・・・結果を第1表に記す。」(第2頁右下欄16行?第3頁左下欄5行)
(シ)「


」(第3頁左上欄)

(5)刊行物5の記載事項
(タ)「【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、化学強化ガラス、特にタッチパネル等に使用される電子材料分野、自動車用および建築用などの分野に有用な化学強化ガラスおよびその製造方法に関する。」
(チ)「【0025】
【実施例】
(実施例1)
厚さ0.7mmのソーダ石灰系フロートガラスを460℃の硝酸カリウム溶融塩の中に10時間浸漬してイオン交換処理後、510℃に設定した冷却槽に化学強化ガラスを移動し、さらにその中で60分間保持した。その後は、通常に行われている冷却速度(約10℃/min)で冷却し、所定の化学強化ガラスを得た。・・・。
【0026】
この化学強化ガラスを市販の超硬製ホイールチップを用い、一般の切断作業に準ずるスクライブ(負荷重量:2kg)および分断テストを行ったところ、問題なく切断することができた。
【0027】
(実施例2)
厚さ0.55mmのソーダ石灰系フロートガラスを470℃の硝酸カリウム溶融塩中で4時間浸漬して第1のイオン交換処理を行った後、510℃で20分間浸漬し第2のイオン交換処理を行い、その後は、通常に行われている冷却速度(約10℃/min)で冷却し、所定の化学強化ガラスを得た。・・・。
【0028】
この化学強化ガラスを市販の超硬製ホイールチップを用い、一般の切断作業に準ずるスクライブ(負荷重量:2kg)および分断テストを行ったところ、問題なく切断することができた。」

(6)刊行物6の記載事項
(ツ)「【特許請求の範囲】
【請求項1】 SiO_(2)-Al_(2)O_(3)-R_(2)O系(ただし、Rはアルカリ金属である)の化学強化用ガラスから得られた化学強化ガラスからなる情報記録媒体用基板であって、該化学強化用ガラスが、SiO_(2)とAl_(2)O_(3)とR_(2)Oの合計含有量が98重量%を超え、かつ比弾性率が30×10^(2)以上であることを特徴とする情報記録媒体用基板。」
(テ)「【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記目的を達成するために鋭意研究を重ねた結果、化学強化用ガラスとして、特定の組成や性状を有するものを用いることにより、その目的を達成しうることを見出し、この知見に基づいて本発明を完成するに至った。」
(ト)「【0068】また、実施例6および比較例1、2の化学強化用ガラスから、25mm×85mm×1.0mmの研磨された表面をもつ板を作製して化学強化処理したのち、断面方向にスライスして測定試料とし、この試料について、歪み計によって応力分布を測定した。実施例6の応力分布図を図1に、比較例1の応力分布図を図2に、比較例2の応力分布図を図3に示す。
【0069】この図から、実施例6の本発明の化学強化用ガラスでは、低温かつ短時間の化学強化処理によって、強い応力と深い歪み層が得られることが分かる。また、ガラス内部の引張り応力が大きすぎないため、わずかな表面の傷に対して破損する危険性が小さい。」
(チ)「図1


」(第12頁左下欄)

2 刊行物に記載された発明
(1)刊行物1?4について
刊行物1?4には、イオン交換により化学強化したガラスが記載されている。この化学強化ガラスは、イオン交換により強化されているので、本願発明1における強化ガラスと同様に、「板厚方向に相対向する板表面にそれぞれ化学強化による圧縮応力層を有する」ことは明らかである。
そして、そのガラス組成に関しては、刊行物1の記載事項(ウ)の実施例4、5、7、8、刊行物2の同(カ)の組成1、刊行物3の同(ケ)の実施例1?10及び刊行物4の同(シ)の試験番号5、7に示されたものは、本願発明において特定する、次の組成範囲(以下、「本願特定組成」という。)のアルミノシリケートガラスに包含されることは明らかである。
「ガラス組成として、質量%で、SiO_(2) 50?80%、Al_(2)O_(3) 5?25%、B_(2)O_(3) 1.8?12%、Li_(2)O+Na_(2)O 3?25%、CaO+MgO+ZnO+SrO+BaO 0?10%。」
さらに、その化学強化の方法に関しては、刊行物1には、「ガラス融液を・・・の薄板状に成形加工した後、KNO_(3)中に浸漬して表の化学処理条件でイオン交換」(同エ))し、刊行物3には、「テストピースを380℃に保持したKNO_(3)の溶融塩に10時間浸漬して化学強化」(同(ク))し、刊行物4には、「試料ガラスをKNO_(3)溶融塩に20時間浸漬して化学強化処理」(同(サ))することが記載されており、いずれにおいても、予め所定形状に成形加工したガラス片に対して化学強化している。
一方、刊行物2には、どの成形段階のガラスに対して化学強化処理を施すかは明記されていない。しかし、表面に圧縮応力が形成された化学強化ガラスでは内部に引張応力が働いており、化学強化後の切断加工が困難であったという事情があるので(この点について必要なら、刊行物5の段落【0005】参照。)、最終的な形状に加工成形されたガラスに対して化学強化処理を施すことが通常である。このため、刊行物2に記載された発明においても、刊行物1、3、4に記載されたものと同様に、予め所定形状に成形加工したガラス片に対して化学強化していると認められる。
そうすると、刊行物1?4には、それぞれに「本願特定組成を有するアルミノシリケートガラスに対し、予め所定形状に成形加工したガラス片に化学強化処理を施し、板厚方向に相対向する板表面にそれぞれ化学強化による圧縮応力層を有する強化ガラス」に関する発明(以下、「引用発明」という。)が記載されていると認める。

2 対比
(1)拒絶の理由1について
本願発明1と引用発明を対比すると、両者は、本願特定組成を有するアルミノシリケートガラスであって、板厚方向に相対向する板表面にそれぞれ化学強化による圧縮応力層を有する化学強化ガラスである点で一致している。
他方、本願発明1では、「板端面に、圧縮応力が形成されている領域と圧縮応力が形成されていない領域とを有し」ているが、引用発明では、端面に圧縮応力が形成されている領域と形成されていない領域がある点に付いては明らかでない点で相違する。
そこで、この相違点について検討する。
これに関し、引用発明は、上記で認定したとおり、いずれも、予め所定形状に成形加工したガラス片に対し化学強化処理を施している。このため、引用発明に係る強化ガラスでは、化学強化により、板厚方向に相対向する板表面にそれぞれ圧縮応力層が形成されるばかりではなく、その板端面にも圧縮応力層が形成されると理解される。
したがって、引用発明に係る強化ガラスの板端面には圧縮応力が形成されていない領域は存在せず、本願発明1はこの点で引用発明と相違する。
よって、本願発明1は、引用発明に対して新規性を有するので、原査定の拒絶の理由1は理由がない。

(2)拒絶の理由2について
次に、引用発明に対し、「板端面に、圧縮応力が形成されている領域と圧縮応力が形成されていない領域とを有」することが、刊行物5、6に記載された技術により、当業者が容易に想到するところであるかを検討する。
ア 刊行物5に関し
刊行物5には、記載事項(タ)によれば、強化ガラス及びその製造方法が記載されており、その具体的な態様を示す実施例に関しては、同(チ)によれば、実施例1、2はいずれも、ソーダ石灰系フロートガラスに対してイオン交換処理により化学強化した後に、スクライブにより切断を行っている。このため、切断後の板端面には、圧縮応力が形成されている領域と圧縮応力が形成されていない領域とが形成されているといえる。
しかし、刊行物5には、ソーダ石灰系フロートガラスに対して化学強化した後に切断することが記載されているのみで、引用発明が化学強化の対象とするアルミノシリケートガラスに対して、化学強化の後に切断加工することについては、記載がされていないし、これを示唆する記載もない。
本願発明1は、アルミノシリケートガラスのうちの特定のガラス組成のものに限定することにより、アルミノシリケートガラスでは従来行われていなかった化学強化後の切断加工を可能としたところに、その発明としての特徴を有するものである。
これに対して、引用発明には、化学強化後に切断加工を可能とすることについての課題の認識がないので、刊行物5に記載された技術を引用発明に対して適用することの動機付けはないといえる。
このため、引用発明において、上記相違点に係る構成を採用することは、当業者が容易に想到することとはいえない。

イ 刊行物6に関し
刊行物6には、記載事項(ツ)(テ)によれば、SiO_(2)-Al_(2)O_(3)-R_(2)O系(ただし、Rはアルカリ金属である)の化学強化ガラスが記載されており、同(ト)(チ)によれば、該化学強化ガラスは、表面部分に強い圧縮応力が発生しており、ガラス内部には引張り応力がある旨が記載されている。
しかし、刊行物6には、化学強化ガラスは、表面部分に圧縮応力領域、内部に引張り応力領域があることを示すのみで、SiO_(2)-Al_(2)O_(3)-R_(2)O系ガラスに対して、化学強化した後に切断することについては記載も示唆もされていない。
上記したとおり、単に化学強化したのみでは板端面に圧縮応力が形成されている領域と圧縮応力が形成されていない領域とを有することにはならないので、刊行物6に記載された技術を引用発明に適用したとしても、上記相違点に想到することが当業者が容易になし得ることとすることはできない。

ウ まとめ
以上のとおりであるので、本願発明1は、刊行物1?6の記載に基づいて、当業者が容易に発明をすることができたとはいえず、本願発明1を引用する本願発明2?10も同様の理由により、当業者が容易に発明をすることができたといえない。
したがって、拒絶の理由2は理由がない。

3 拒絶の理由3について
請求項11に係る発明は、「板ガラスの表面に対して、(P×T)/(X-2×T)の式により算出される値が40MPa以下になるように」、「化学強化によって圧縮応力層を形成する」特定事項を有する。これにより、該化学強化に続く工程において、板ガラスを分断し「板端面に、圧縮応力が形成されている領域と圧縮応力が形成されていない領域」を形成することが可能となったといえる。
このため、請求項11に係る発明は、請求項1に係る発明に対して特別な技術的特徴を有するものといえる。
したがって、拒絶の理由3は、理由がない。

第5 むすび
以上のとおり、本願発明は、引用発明と同一ではなく、引用発明に基いて当業者が容易に発明をすることができたものとすることができず、請求項1に係る発明と請求項11に係る発明とは、対応する特別な技術的特徴を有するから、原査定の理由によっては、本願を拒絶することはできない。
また、他に本願を拒絶すべき理由を発見しない。
よって、結論のとおり審決する。
 
審決日 2013-12-10 
出願番号 特願2012-273012(P2012-273012)
審決分類 P 1 8・ 121- WY (C03C)
P 1 8・ 65- WY (C03C)
P 1 8・ 113- WY (C03C)
最終処分 成立  
前審関与審査官 吉川 潤  
特許庁審判長 真々田 忠博
特許庁審判官 川端 修
中澤 登
発明の名称 強化板ガラスとその製造方法  

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