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審決分類 |
審判 全部申し立て 特36条6項1、2号及び3号 請求の範囲の記載不備 E21D 審判 全部申し立て 1項1号公知 E21D 審判 全部申し立て 2項進歩性 E21D |
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管理番号 | 1311863 |
異議申立番号 | 異議2015-700123 |
総通号数 | 196 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 特許決定公報 |
発行日 | 2016-04-28 |
種別 | 異議の決定 |
異議申立日 | 2015-10-28 |
確定日 | 2016-03-07 |
異議申立件数 | 1 |
事件の表示 | 特許第5732215号「セグメント」の請求項1、2に係る特許に対する特許異議の申立てについて、次のとおり決定する。 |
結論 | 特許第5732215号の請求項1ないし2に係る特許を維持する。 |
理由 |
第1 手続の経緯 本件特許第5732215号(以下「本件特許」という。)は、平成22年9月1日の出願であって、平成27年4月17日に特許の設定登録がなされ、その後、本件特許の請求項1及び2に係る発明(以下「本件特許発明1」及び「本件特許発明2」という。)の特許に対して、特許異議申立人新日鐵住金株式会社(以下「申立人」という。)により特許異議の申立てがなされたものである。 第2 本件発明 本件特許発明1及び2は、その特許請求の範囲の請求項1及び2に記載された次のとおりのものである。 「【請求項1】 周方向へ連結され、さらに軸方向へ連結されることにより、掘削穴内に筒状壁体を構成するセグメントであって、 前記セグメントは、内周側が開口された箱型に形成された枠体と、該枠体内に打設されたコンクリートとから構成されてなり、 前記枠体は、外周側に設けられた湾曲板状のスキンプレートと、該スキンプレートの前記軸方向両端にそれぞれ設けられた一対の主桁板と、前記スキンプレートの前記周方向両端にそれぞれ設けられた一対の継手板とを備え、 前記セグメントの前記内周側、又は前記セグメントの前記内周側および前記外周側には、前記周方向に延びる複数の主鋼材が前記軸方向に配列され、 該複数の主鋼材の少なくとも一部の配列を固定する配力筋が設けられていて、 前記一対の主桁板には、複数の補強部材がそれぞれ連結されて、前記補強部材は前記一対の主桁板間の寸法よりも短い寸法に形成され前記一対の主桁板のいずれか一方に連結され、前記配力筋は前記補強部材に連結され、前記補強部材は一対の折曲部の間に中間部を有する略U字状に形成されたジベルとして前記中間部で主桁板に溶接されたアンカー鉄筋であって、前記配力筋は前記一対の折曲部に連結されたことを特徴とするセグメント。 【請求項2】 前記一対の主桁板を連結するリブは設けられていないようにした請求項1に記載されたセグメント。」 第3 申立て理由の概要 1 申立人の主張の概要 申立人は、証拠方法として甲第1号証ないし甲第6号証を提出し、概ね以下のとおり主張している。 (1)取消理由1(進歩性欠如) 本件特許発明1及び2は、甲第1号証に記載された発明及び甲第4号証、甲第5号証に記載された周知技術に基づいて、当業者が容易に発明をすることができたものであるから、その特許は特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができないものであり、同法第113条第2号に該当し、その特許は取り消すべきものである。 (2)取消理由2(新規性欠如) 本件特許発明1及び2は、甲第2号証又は甲第3号証に基づいて、本件特許の出願前に公然知られた発明であるから、その特許は特許法第29条第1項第1号の規定により特許を受けることができないものであり、同法第113条第2号に該当し、その特許は取り消すべきものである。 (3)取消理由3(明確性要件違反) 本件特許発明2は、不明確であるから、本件特許の請求項2の記載は、特許法第36条第6項第2号に規定する要件を満たしていないものであり、同法第113条第4号に該当し、その特許は取り消すべきものである。 2 証拠方法 甲第1号証:「下水道シールド工事用二次覆工一体型セグメント設計・施工指針」,東京都下水道サービス株式会社,平成21年2月 甲第2号証:「公募型共同研究の終了報告について(二次覆工一体型シールド工法の急曲線セグメントの開発(I型))」,東京都下水道局建設部,平成19年7月10日 甲第3号証:第45回下水道研究発表会(主催:社団法人日本下水道協会、会場:パシフィコ横浜)において、平成20年7月24日に行われた口頭発表セッション「曲線部用二次覆工一体型セグメントの開発について」(発表者:望月信爾)の発表用パワーポイント資料 甲第4号証:特開平11-343794号公報 甲第5号証:特開2000-1883号公報 甲第6号証:特開2002-121999号公報 第4 当審の判断 1 各甲号証の記載 (1)甲第1号証の記載 甲第1号証には、以下の発明(以下「甲1発明」という。)が記載されていると認められる。 「RCセグメントの型枠を利用し、リング面及びセグメント継手面に補強鋼板を設置してコンクリートを打設してなるRCセグメントであって、補強鋼板は、ずれ止め筋を用いてセグメント本体と一体成形され、ずれ止め筋は、一対の折曲部の間に中間部を有する略U字状に形成されてなる、RCセグメント。」 (2)甲第2号証の記載 甲第2号証には、以下の発明(以下「甲2発明」という。)が記載されていると認められる。 「RC型枠に鋼板を取付け、コンクリートを打設し、コンクリート硬化後、背面のスキンプレートを溶接することにより、セグメント継手面、リング継手面及び背面が鋼板に覆われてなるセグメントであって、 セグメント継手面及びリング継手面を覆う鋼板にジベル用のコの字筋が固着されており、 セグメントの内周側および外周側には、周方向に延びる複数の主鋼材が軸方向に配列され、 複数の主鋼材の少なくとも一部の配列を固定する配力筋が設けられている、セグメント。」 (3)甲第3号証の記載 甲第3号証には、甲2発明と同様の発明(以下「甲3発明」という。)が記載されていると認められる。 なお、申立人は、甲第3号証の発表用パワーポイント資料が、第45回下水道研究発表会の口頭発表セッションにおいて用いられたものであることを示す具体的な証拠を何ら提示しておらず、甲3発明が、平成20年7月24日に行われた口頭発表セッションにおいて、公然知られたかは不明である。 (4)甲第4号証の記載 甲第4号証には、次の記載がある。 ア 「【請求項1】 両端部と中央部に接合孔が形成された左右一対の円弧状の側板と、 両端部に接合孔が形成され、上記一対の側板に四角形に結合された前後一対の端板と、 上記一対の側板及び端板の外周側に円弧状に張設されたスキンプレートと、 上記側板と端板の各隅部の接合孔の部分に、外周側に開放してそれぞれ設けられたボルトボックスと、 上記側板の中央部の内側に、接合孔に連通して取り付けられたナット部材と、 上記一対の側板の間に設けられた補強部材と、 上記側板と端板とスキンプレート及びボルトボックスで囲まれた空間に充填されてそれらと一体に固化されたコンクリートとを具備したことを特徴とする貯水槽用セグメント。」 イ 「【0030】 【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発明によれば、脱型作業が不要でコスト安に製造することができる上、一対の側板及び端板等によって強度と成形精度が向上されたセグメントを市場に提供することができる。」 (5)甲第5号証の記載 甲第5号証には、次の記載がある。 ア 「【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は相互に複数連結することにより円筒状の貯水槽を形成する貯水槽用セグメントと、その製造法に関するものである。」 イ 「【0011】図4に示されるように、枠体2内には、枠体2の形状に沿って、補強リブ6の上下に、補強リブ6を挟み込むようにして引張材9が配される。引張材9は、貯水槽用セグメント1に要求される強度に応じて厚さ及び幅が調節され、主桁板4に全面またはスポット溶接される鋼板10と、これと同じく、その径と格子のピッチが貯水槽用セグメント1に要求される強度に応じて調節される、格子状に組まれた縦筋と横筋とからなり、枠体2の形状に沿って補強リブ6に溶接される鉄筋11からなる。」 (6)甲第6号証の記載 甲第6号証には、次の記載がある。 ア 「【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は鋼製セグメント、鋳鉄製セグメント、さらには球状黒鉛鋳鉄製セグメント(ダクタイルセグメント)も含む鋳鋼製セグメントなどのメタル系セグメント(以下、「鋼殻」という)とその中に充填されたコンクリートとからなる一体構造の合成セグメントに関し、特に常時、大きな内水圧が作用する下水道幹線や地下河川などとして利用される水路用トンネルの覆工材として開発されたものである。」 イ 「【0023】こうしてトンネルの地山に沿って所定の曲率で弧状に湾曲する鋼殻12が形成され、この鋼殻12内に補強筋として複数の主鉄筋13とせん断補強筋14がそれぞれ配筋され、かつコンクリート15が充填されている。」 ウ 「【0030】せん断補強筋14は、例えば図5(a),(b)に図示するように背面板3側(地山側)にコの字状をなす門形に曲げ加工などによって形成され、かつ垂直部分14a,14aの下端部にトンネルの周方向に突出するフック14b,14bがそれぞれ形成されている。…… 【0031】また、こうして形成された複数のせん断補強筋14は、例えば図5(c)に図示するように、両側の主桁板1,1間に複数の主鉄筋13を抱き込むようにしてトンネルの周方向に所定間隔おきに配筋され、……」 2 取消理由1について ア 本件特許発明1について (ア)対比 本件特許発明1と甲1発明とを対比すると、両者は、少なくとも以下の点で相違する。 <相違点1> 本件特許発明1は、外周側に設けられた湾曲板状のスキンプレートと、該スキンプレートの前記軸方向両端にそれぞれ設けられた一対の主桁板と、前記スキンプレートの前記周方向両端にそれぞれ設けられた一対の継手板とを備えた枠体と、該枠体内に打設されたコンクリートとから構成されるのに対し、甲1発明は、RCセグメントの型枠を利用し、リング面及びセグメント継手面に補強鋼板を設置してコンクリートを打設してなる点。 <相違点2> 本件特許発明1では、配力筋は補強部材の一対の折曲部に連結されるのに対し、甲1発明では、そのような構成を有しているか不明な点。 (イ)判断 上記相違点1について検討する。 甲第1号証には、「急曲線部に適用する二次覆工一体型セグメントは,急曲線部の施工時に発生しやすいコンクリートのひび割れ防止対策を施したRCセグメントを主体としたI型と,コンクリート中詰め鋼製セグメントのII型がある.I型は曲線半径R-80m以上R-100m未満,II型はR-30m以上R-80m未満を原則とした.」(174頁2ないし5行)と記載されており、甲1発明は、「RCセグメントを主体としたI型」に該当する。また、本件特許発明1は、枠体と該枠体内に打設されたコンクリートとから構成されるものであるから、甲第1号証に記載の用語を借りれば、「コンクリート中詰め鋼製セグメントのII型」に該当するといえる。 そして、スキンプレートを備えた「コンクリート中詰め鋼製セグメント」は、甲第4号証にも記載されているように(上記1(4)を参照。)、周知の技術である。 しかし、上記甲第1号証の記載によれば、そもそもI型のセグメントとII型のセグメントは、別種のセグメントであって、その適用箇所も異なること、及び、甲第1号証には、「I型の基本構造は,RCセグメントのリング面に補強鋼板を配置し,セグメント軸方向の曲げ耐力を向上させるとともに,点接触による集中荷重を分散する機能を持たせたものである」(174頁19ないし20行)と記載されており、甲1発明は、RCセグメントにおいて、セグメント軸方向の曲げ耐力を向上させるとともに、点接触による集中荷重を分散する機能を持たせることを目的とするものであることを踏まえると、「RCセグメントを主体としたI型」である甲1発明を、「コンクリート中詰め鋼製セグメントのII型」とすること、すなわち上記相違点1に係る本件特許発明1の構成とすることに動機付けはない。 また、甲第5号証は、セグメントの内周側及び外周側に主鋼材を設けること、複数の主鋼材の少なくとも一部の配列を固定する配力筋を設けることが周知であることの根拠として提示されたものであり、甲1発明において、上記相違点1に係る本件特許発明1の構成とすることを教示するものではない。 してみると、甲1発明において、上記相違点1に係る本件特許発明1の構成とすることは、当業者が容易になし得たとすることはできない。 (ウ)申立人の主張 申立人は、当該技術分野において、枠体の外周側にスキンプレートを設けることは従来周知であるから、甲1発明にスキンプレートを設けることは設計的事項にすぎない旨主張するが、上記(イ)のとおりであって、採用できない。 (エ)小括 以上のとおりであるから、本件特許発明1は、上記相違点2について検討するまでもなく、当業者が甲1発明及び甲第4号証、甲第5号証に記載された周知技術に基づいて、容易に発明をすることができたものとすることはできない。 イ 本件特許発明2について 本件特許発明2は、本件特許発明1を引用してさらに限定したものであるから、上記本件特許発明1についての判断と同様の理由により、当業者が甲1発明及び甲第4号証、甲第5号証に記載された周知技術に基づいて、容易に発明をすることができたものとすることはできない。 3 取消理由2について ア 本件特許発明1について (ア)対比 本件特許発明1と甲2発明とを対比すると、両者は、少なくとも以下の点で相違する。 <相違点3> 本件特許発明1は、外周側に設けられた湾曲板状のスキンプレートと、該スキンプレートの前記軸方向両端にそれぞれ設けられた一対の主桁板と、前記スキンプレートの前記周方向両端にそれぞれ設けられた一対の継手板とを備えた枠体と、該枠体内に打設されたコンクリートとから構成されるのに対し、甲2発明は、RC型枠に鋼板を取付け、コンクリートを打設し、コンクリート硬化後、背面のスキンプレートを溶接することにより、セグメント継手面、リング継手面及び背面が鋼板に覆われてなる点。 <相違点4> 本件特許発明1では、配力筋は補強部材の一対の折曲部に連結されるのに対し、甲2発明では、配力筋がジベル用のコの字筋に連結されるか不明な点。 (イ)判断 上記相違点3について検討する。 甲第2号証には、「二次覆工一体型セグメントは、RCセグメント製造時において内面側に防食層を施し、現場施工の二次覆工を省略して、管渠築造工事のコスト縮減、工期短縮、環境負荷の低減を目指すものである。しかし、トンネルの線形上必要となる急曲線部の覆工では、セグメントは幅の狭いものを使用する必要があり、……さらに、大掛かりな二次覆工を省略するためにコンクリート中詰め鋼製セグメント(SSPC)を用いてトンネルを組立てた後、ボルトボックスの充填を行う方法等も行われている。このため、トンネルの急曲線部ではコスト、工期面で課題を有している。そこで、一般部のRCセグメント用型枠に鋼材を固定した後、コンクリートを打設してセグメントを鋼材にて補強する低価格の急曲線部用セグメントの提案を行い、種々の確認試験を実施し、実際の工事に適用した。」(「二次覆工一体型シールド工法の急曲線部セグメントの開発(I型)に関する共同研究報告書」の1頁2ないし13行)と記載されている。 上記甲第2号証の記載に照らせば、甲2発明は、トンネルの急曲線部にコンクリート中詰め鋼製セグメント等を用いた場合のコスト面での課題を解決するために、一般部のRCセグメント用型枠に鋼材を固定した後、コンクリートを打設してセグメントを鋼材にて補強するという構成を採用したものであって、RCセグメントの一種であるといえる。 そして、本件特許発明1は、枠体と該枠体内に打設されたコンクリートとから構成されるものであるから、甲第2号証に記載の用語を借りれば、「コンクリート中詰め鋼製セグメント」に該当するといえ、甲2発明とは別種のセグメントであるところ、上記のとおり、甲2発明は、コンクリート中詰め鋼製セグメントのコスト面での課題を解決するために、RCセグメントの形態を採用したものであることを踏まえると、上記2(イ)で示したように、「コンクリート中詰め鋼製セグメント」が周知の技術であったとしても、甲2発明を、「コンクリート中詰め鋼製セグメント」とすること、すなわち上記相違点3に係る本件特許発明1の構成とすることに動機付けはない。 また、甲第6号証は、配力筋を折り曲げた態様とすることが設計的事項にすぎないことの根拠として提示されたものであり、甲2発明において、上記相違点3に係る本件特許発明1の構成とすることを教示するものではない。 よって、甲2発明において、上記相違点3に係る本件特許発明1の構成とすることは、当業者が容易になし得たとすることはできない。 (ウ)甲3発明との対比・判断 甲3発明は、甲2発明と同様の発明であるから、例え甲3発明が本件特許の出願前に公然知られた発明であったとしても、少なくとも上記相違点3及び4で本件特許発明1と相違し、上記(イ)と同様の理由により、甲3発明において、上記相違点3に係る本件特許発明1の構成とすることは、当業者が容易になし得たとすることはできない。 (エ)申立人の主張 申立人は、RCセグメントにおいても、鋼板が鋼製セグメントの主桁板と同様の機能を発揮し、RCセグメントと鋼製セグメントで実質的な機能上の差異がない点が看取できるから、甲2発明は、実質的に上記相違点3に係る本件特許発明1の構成を備えている旨主張する。 しかし、上記(イ)において示したように甲2発明と本件特許発明1は別種のセグメントであり、物の発明として、上記相違点3に係る明らかな構成上の差異があるから、上記申立人の主張は採用できない。 (オ)小括 以上のとおりであるから、本件特許発明1は、甲第2号証又は甲第3号証に記載された発明とはいえず、また、上記相違点4については検討するまでもなく、当業者が甲2発明又は甲3発明、及び周知技術に基づいて、容易に発明をすることができたものとすることもできない。 イ 本件特許発明2について 本件特許発明2は、本件特許発明1を引用してさらに限定したものであるから、上記本件特許発明1についての判断と同様の理由により、本件特許発明2は、甲第2号証又は甲第3号証に記載された発明とはいえず、また、当業者が甲2発明又は甲3発明、及び周知技術に基づいて、容易に発明をすることができたものとすることもできない。 4 取消理由3について 申立人は、本件特許発明2は、「前記一対の主桁板を連結するリブは設けられていないようにした」ものとなっており、不明確である旨主張する。 しかし、上記本件特許発明2の構成は、本件特許の発明の詳細な説明に記載された第3実施形態における「縦リブ31」のような「一対の主桁板を連結するリブ」が設けられていないことを特定したものであると理解できるから、本件特許発明2は明確でないとはいえない。 第5 むすび 以上のとおりであって、特許異議申立の理由及び証拠によっては、本件特許発明1及び2の特許を取り消すことはできない。 また、他に本件特許発明1及び2の特許を取り消すべき理由を発見しない。 よって、結論のとおり決定する。 |
異議決定日 | 2016-02-26 |
出願番号 | 特願2010-196000(P2010-196000) |
審決分類 |
P
1
651・
537-
Y
(E21D)
P 1 651・ 111- Y (E21D) P 1 651・ 121- Y (E21D) |
最終処分 | 維持 |
前審関与審査官 | ▲高▼橋 祐介、西田 秀彦 |
特許庁審判長 |
赤木 啓二 |
特許庁審判官 |
住田 秀弘 中田 誠 |
登録日 | 2015-04-17 |
登録番号 | 特許第5732215号(P5732215) |
権利者 | 株式会社IHI建材工業 |
発明の名称 | セグメント |
代理人 | 安彦 元 |
代理人 | 渡邉 孝太 |