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審決分類 審判 全部申し立て 2項進歩性  A61K
管理番号 1345885
異議申立番号 異議2018-700631  
総通号数 228 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許決定公報 
発行日 2018-12-28 
種別 異議の決定 
異議申立日 2018-07-31 
確定日 2018-11-05 
異議申立件数
事件の表示 特許第6273117号発明「液状化粧料」の特許異議申立事件について、次のとおり決定する。 
結論 特許第6273117号の請求項1ないし4に係る特許を維持する。 
理由 第1 手続の経緯
特許第6273117号の請求項1?4に係る特許(以下、「本件特許」という。)についての出願は、平成25年9月26日(優先権主張 平成24年11月27日)に特許出願され、平成30年1月12日にその特許権の設定登録がなされ、同年1月31日に特許掲載公報が発行され、その後、その特許について、同年7月31日に特許異議申立人 篠崎哲也(「崎」は原文はたつさき。以下「申立人」という。)により特許異議の申立てがされたものである。

第2 本件発明
本件特許に係る発明は、その特許請求の範囲の請求項1?4に記載された事項により特定される次のとおりものである(以下、特許第6273117号の請求項1?4に係る発明を、その請求項に付された番号順に、「本件発明1」等という。また、これらをまとめて「本件発明」ということがある。)。

「【請求項1】
(A)1.0?5.0質量%のアスコルビン酸グルコシド及び/又は4-メトキシサリチル酸又はその塩、
(B)0.001?0.1質量%のポリアクリル酸又はその金属塩、及び、
(C)0.01?1.0質量%のキサンタンガム、
を含有し、L値が50以上の透明又は半透明であることを特徴とする液状化粧料。

【請求項2】
(D)親水性界面活性剤を更に含有することを特徴とする請求項1に記載の液状化粧料。

【請求項3】
前記(D)親水性界面活性剤が、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレン硬化ヒマシ油、ポリオキシアルキレンフィトステロール、ポリオキシアルキレンジアルキルダイマージオールエーテルからなる群から選択される1種又は2種以上であることを特徴とする請求項2に記載の液状化粧料。

【請求項4】
(E)油分を更に含有し、当該油分の含有量が液状化粧料全量に対して5.0質量%以下であることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の液状化粧料。」

第3 申立理由の概要及び提出した証拠
1.申立理由の概要
申立人は、甲第1?4号証を提出し、本件特許は、以下の申立理由1及び2により、取り消されるべきものである旨主張している。なお、以下では、各甲号証を指して、それぞれ、単に「甲1」?「甲4」という。

(1)申立理由1(進歩性)
・本件発明1、3、4は、甲1に記載された発明に基づいて、又は甲1に記載された発明及び甲2に記載された事項に基づいて、当業者が容易に発明をすることができたものであって、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができないものであるから、本件特許は、同法第113条第2号に該当し、取り消すべきものである。

・本件発明2は、甲1に記載された発明並びに甲2及び甲3に記載された事項に基づいて、当業者が容易に発明をすることができたものであって、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができないものであるから、本件特許は、同法第113条第2号に該当し、取り消すべきものである。

(2)申立理由2(進歩性)
・本件発明1?4は、甲4に記載された発明に基づいて、又は甲4に記載された発明及び甲2に記載された事項に基づいて、当業者が容易に発明をすることができたものであって、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができないものであるから、本件特許は、同法第113条第2号に該当し、取り消すべきものである。

2.証拠方法
(1)甲第1号証:特開2010-116392号公報

(2)甲第2号証:西成勝好ら監修、「食品・化粧品・医療分野へのゲルの利用」、2010年4月28日第1刷発行、株式会社シーエムシー出版、122頁

(3)甲第3号証:日本化粧品技術者会編、「化粧品事典」、平成15年12月15日発行、丸善株式会社、375、845頁

(4)甲第4号証:特開2006-16327号公報

第4 甲号証の記載事項
甲1?4には、それぞれ以下の記載がある(下線は当合議体による。以下同様)。
1.甲1
(1-1)(【請求項2】)
「(A)トラネキサム酸又はその誘導体から選択される少なくとも1種と、
(B)0.01?0.5質量%のキサンタンガムと、
(C)グリセリンと、
(D)キサンタンガム以外の増粘成分とを含有し、
30℃における粘度が500mPa・s以下であり、
前記キサンタンガム以外の増粘成分としてカルボキシビニルポリマーを含有する場合は、当該カルボキシビニルポリマーの含有量が、組成物全質量に対して0.1質量%以下かつキサンタンガム含有量に対して500質量%以下であることを特徴とする液状皮膚外用剤組成物。」
(1-2)(【請求項4】)
「(E)親水性両親媒性物質を更に含有することを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の組成物。」
(1-3)(【請求項5】)
「(F)液状油分を更に含有することを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の組成物。」
(1-4)(【請求項6】)
「肌荒れ改善又は美白を目的としていることを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載の組成物。」
(1-5)(段落【0020】)
「本発明の組成物に含有される他の増粘成分としては、従来から化粧品等に使用されているものでよく、特に限定されないが、例えば、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシビニルポリマー、アルキル変性カルボキシビニルポリマー、ポリアクリルアミド、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコール、寒天、ポリアクリル酸ナトリウム、サクシノグルカン、デキストラン、マンナン、マルメロ、アルゲコロイド、ペクチン、ジェランガム、カラギーナン、ヒアルロン酸、ポリビニルアルコール、高重合度ポリエチレングリコール、ベントナイト、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ラポナイト、ヘクトライト、無水ケイ酸等の水溶性増粘成分、適切な油分と組み合わせた脂溶性増粘成分等がある。」
(1-6)(段落【0022】)
「さらに本発明の組成物は、親水性両親媒性物質(成分E)を更に含有するのが好ましく、これを含有することにより組成物を適用した際の肌へのなじみを更に向上させることができる。」
(1-7)(段落【0023】)
「本発明の組成物に含有される親水性両親媒性物質としては、従来から化粧品等に使用されているものでよく、特に限定されないが、例えば、ポリオキシエチレン脂肪酸エーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンコレステリルエーテル、ポリオキシエチレンフィトステロールエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンフィトステロールエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸グリセリン、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、脂肪酸石鹸、N-アシルグルタミン酸塩、アシルタウリン塩、アシルアルキルタウリン塩、高級アルキル硫酸エステル塩、アルキルエーテル硫酸エステル塩、N-アシルサルコシン酸塩、高級脂肪酸アミドスルホン酸塩、リン酸エステル塩、スルホコハク酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンメチルエーテルジメチコン等がある。」
(1-8)(段落【0031】)
「本発明の組成物は、特に限定されないが、例えば、化粧水(透明、半透明、白濁を含む)、エッセンス(美容液)、シート状マスクの含浸液、二層タイプ美容液等の液状化粧料として使用するのに適している。」
(1-9)(段落【0045】)
「(処方例3)
エッセンス:
配合成分 処方量(質量%)
トラネキサム酸メチルアミド塩酸塩 1.0
アスコルビン酸グルコシド 2.0
グリチルリチン酸ジカリウム 0.05
グリセリン 10.0
プロピレングリコール 5.0
マルチトール 3.0
キシリトール 2.0
アセチル化ヒアルロン酸 0.03
キサンタンガム 0.2
ヒドロキシエチルセルロース 0.05
(アクリル酸/アクリル酸アルキル(C10-30))コポリマー 0.05
メチルフェニルポリシロキサン 2.0
オクタン酸セチル 1.0
イソステアリルアルコール 1.0
クエン酸 適量
クエン酸ナトリウム 適量
エデト酸塩 適量
フェノキシエタノール 適量
香料 適量
イオン交換水 残余」

2.甲2
(2-1)(122頁5?7行)
「近年、ポリアクリル酸はその重合度、架橋構造の有無、アクリル酸の中和度等によりさまざまな製品が開発されており、分散、スケール防止、増粘、凝集、吸水等の機能を有し、化粧品から食品、医薬、洗浄、土木等、幅広い分野で活用されている。」
(2-2)(122頁8?10行)
「化粧品分野で使用されているポリアクリル酸は、架橋ポリアクリル酸であるカルボキシビニルポリマーおよび架橋ポリアクリル酸-メタアクリル酸アルキル共重合体である(アクリレーツ/C_(10-30)アクリレート)クロスポリマー(以下クロスポリマーと略す)等がある。」

3.甲3
(3-1)(375頁左欄「界面活性剤」の項1?3行)
「界面活性剤
分子内に親水性の部分と親油性の部分をあわせもつ両親媒性分子で、表面や界面に吸着、配向して界面張力(界面自由エネルギー)を著しく低下させる物質のことで、その親水基の種類(イオン性)により、陰イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン性界面活性剤に分類される。」
(3-2)(845頁左欄「両親媒性」の項1?6行)
「両親媒性
水と油のように性質の異なる媒質の両方となじむ性質があること。こうした性質をもつ分子を両親媒性分子とよぶ。分子内に親水基と親油基をあわせもつ界面活性剤や極性の脂質は、すべて両親媒性分子である。」

4.甲4
(4-1)(【請求項1】)
「A)L-アスコルビン酸およびその誘導体から選ばれる一種または二種以上、B)高級アルコール、C)ソルビタン脂肪酸エステル、D)ヤシ油脂肪酸ショ糖エステル、並びにE)カルボキシビニルポリマー、キサンタンガム、変性バレイショデンプン、ヒアルロン酸ナトリウムから選ばれる一種または二種以上の増粘剤を含有することを特徴とする乳化型皮膚外用剤。」
(4-2)(段落【0017】)
「本発明においては、前記の必須成分に加えて、必要に応じて他の成分、例えば油分、界面活性剤、防腐剤、保湿剤、増粘剤、粉末、香料等、通常化粧料に用いられる成分を適宜配合することができる。また本発明の乳化型皮膚外用剤は、通常の方法によって製造することができ、例えば基礎化粧料、薬用化粧料、外用医薬基剤等として適用することができる。」
(4-3)(段落【0018】)
「表1?表3に記載の処方に従って、下記の方法により乳液を製造し、保存安定性を評価した。」
(4-4)(段落【0020】)
「【表2】



第5 当審の判断
1.申立理由1について
(1)本件発明1について
ア 甲1に記載された発明
甲1の記載事項(1-9)の処方例3によれば、甲1には、以下の発明が記載されていると認められる。
「2.0質量%のアスコルビン酸グルコシド、
0.05質量%のアクリル酸/アクリル酸アルキル(C10-30)コポリマー、及び、
0.2質量%のキサンタンガム
を含有するエッセンス。」(以下、「甲1発明」という。)

イ 対比及び判断
(ア)対比
本件発明1と甲1発明を対比する。
甲1発明におけるアスコルビン酸グルコシドの含量である「2.0質量%」は、本件発明1の「1.0?5.0質量%」に含まれる。
甲1発明におけるキサンタンガムの含量である「0.2質量%」は、本件発明1の「0.01?1.0質量%」に含まれる。
また、甲1発明における「エッセンス」は、本件発明1における「液状化粧料」に含まれる。
そうすると、本件発明1と甲1発明は、「(A)2.0質量%のアスコルビン酸グルコシド、及び、(C)0.2質量%のキサンタンガムを含有する液状化粧料。」である点で一致し、以下の点で相違する。

(相違点1-1)
本件発明1は、「0.001?0.1質量%のポリアクリル酸又はその金属塩」を含むものであるのに対し、甲1発明は、0.05質量%のアクリル酸/アクリル酸アルキル(C10-30)コポリマーを含む点。

(相違点1-2)
本件発明1は、「L値が50以上の透明又は半透明」であるのに対し、甲1発明にはそのような特定がない点。

(イ)判断
a 申立人は、相違点1-2について、本件明細書には、本件発明に係る液状化粧料について、美容液であってもよいことが記載されていることから(段落【0027】)、エッセンス(美容液)として、「L値が50以上の透明又は半透明」であるものが普通に存在すること、及び、甲1の段落【0031】には、甲1に係る組成物が「化粧水(透明、半透明、白濁を含む)」と記載されており、甲1に係る組成物を透明又は半透明とすることが示唆されていることから、甲1の処方例3の液状化粧料(エッセンス(美容液))を「L値が50以上の透明又は半透明」なものとすることは、当業者が適宜なし得ることである旨主張する。

b しかしながら、甲1の段落【0031】の記載は、「本発明の組成物は、特に限定されないが、例えば、化粧水(透明、半透明、白濁を含む)、エッセンス(美容液)、シート状マスクの含浸液、二層タイプ美容液等の液状化粧料として使用するのに適している。」というものであり、化粧水については、透明、半透明であることは記載されているといえるものの、エッセンスの透明性について記載されていない。
また、甲2は、カルボキシビニルポリマーが化粧品分野で使用されているポリアクリル酸であることを示すために提出された証拠であって、エッセンスの透明性に関する記載は見当たらない。
このように、甲1及び甲2には、特定の処方例である処方例3のエッセンスを、L値が50以上の透明又は半透明とすることを動機付ける記載もないし、そのための組成や調製方法も記載されていない。
したがって、甲1及び甲2の記載では、甲1発明に係るエッセンスを「L値が50以上の透明又は半透明」とすることを当業者が容易に想到し得るとはいえない。
なお、申立人は、本件明細書の段落【0027】の記載に基づいて、甲1発明に係るエッセンスを「L値が50以上の透明又は半透明」とすることは、当業者が適宜なし得る旨主張するが、本件明細書は、本件優先日前に頒布された刊行物ではないから、申立人の当該主張は採用できない。

(ウ)結論
以上のとおりであるから、相違点1-1について検討するまでもなく、本件発明1は、甲1発明及び甲2に記載された事項に基づいて、当業者が容易に発明をすることができたものとはいえない。

(2)本件発明2?4について
本件発明2は、本件発明1をさらに限定した発明であるから、甲3について検討するまでもなく、本件発明2に対する申立理由1に理由がないことは明らかである。

本件発明3は、本件発明2をさらに限定した発明であるから、本件発明3に対する申立理由1に理由がないことは明らかである。

本件発明4は、本件発明1?3をさらに限定した発明であるから、本件発明4に対する申立理由1に理由がないことは明らかである。

(3)小括
よって、申立理由1について、本件発明1?4が特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができないものであるとはいえない。

2.申立理由2について
(1)本件発明1について
ア 甲4に記載された発明
甲4の記載事項(4-4)の実施例1及び9の記載によれば、甲4には、以下の発明が記載されていると認められる。
「2.0質量%のアスコルビン酸グルコシド、
0.1質量%のカルボキシビニルポリマー、及び、
0.05質量%又は0.1質量%のキサンタンガム
を含有する乳液。」(以下、「甲4発明」という。)

イ 対比及び判断
(ア)対比
本件発明1と甲4発明を対比する。
甲4発明におけるアスコルビン酸グルコシドの含量である「2.0質量%」は、本件発明1の「1.0?5.0質量%」に含まれる。
甲4発明におけるキサンタンガムの含量である「0.05質量%」及び「0.1質量%」は、本件発明1の「0.01?1.0質量%」に含まれる。
また、甲4発明における「乳液」は、本件発明1における「液状化粧料」に含まれる。
そうすると、本件発明1と甲4発明は、「(A)2.0質量%のアスコルビン酸グルコシド、及び、(C)0.05質量%又は0.1質量%のキサンタンガムを含有する液状化粧料。」である点で一致し、以下の点で相違する。

(相違点2-1)
本件発明1は、「0.001?0.1質量%のポリアクリル酸又はその金属塩」を含むものであるのに対し、甲4発明は、0.1質量%のカルボキシビニルポリマーを含む点。

(相違点2-2)
本件発明1は、「L値が50以上の透明又は半透明」であるのに対し、甲4発明にはそのような特定がない点。

(イ)判断
a 申立人は、相違点2-2について、本件明細書には、本件発明に係る液状化粧料について、乳液であってもよいことが記載されていることから(段落【0027】)、乳液として、「L値が50以上の透明又は半透明」であるものが普通に存在すること、及び、甲4には、甲4発明に係る乳液を透明又は半透明のものとすることを妨げる特段の事情は見当たらないことから、甲4の実施例1及び実施例9で製造されている乳液を「L値が50以上の透明又は半透明」なものとすることは、当業者が適宜なし得ることである旨主張する。

b しかしながら、甲4及び甲2には、乳液の透明性について何ら記載はなく、特定の処方例である実施例1又は実施例9の乳液を、L値が50以上の透明又は半透明とすることを動機付ける記載もないし、そのための組成や調製方法も記載されていない。
したがって、甲4及び甲2の記載では、甲4発明に係るエッセンスを「L値が50以上の透明又は半透明」とすることを当業者が容易に想到し得るとはいえない。
なお、申立人は、本件明細書の段落【0027】の記載に基づいて、甲4発明に係る乳液を「L値が50以上の透明又は半透明」とすることは、当業者が適宜なし得る旨主張するが、本件明細書は、本件優先日前に頒布された刊行物ではないから、申立人の当該主張は採用できない。

(ウ)結論
以上のとおりであるから、相違点2-1について検討するまでもなく、本件発明1は、甲4発明及び甲2に記載された事項に基づいて、当業者が容易に発明をすることができたものとはいえない。

(2)本件発明2?4について
本件発明2は、本件発明1をさらに限定した発明であるから、本件発明2に対する申立理由1に理由がないことは明らかである。

本件発明3は、本件発明2をさらに限定した発明であるから、本件発明3に対する申立理由1に理由がないことは明らかである。

本件発明4は、本件発明1?3をさらに限定した発明であるから、本件発明4に対する申立理由1に理由がないことは明らかである。

(3)小括
よって、申立理由2について、本件発明1?4が特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができないものであるとはいえない。

第6 むすび
以上のとおりであるから、申立人が主張する申立理由によっては、本件請求項1?4に係る特許を取り消すことはできない。
また、他に請求項1?4に係る特許を取り消すべき理由を発見しない。

よって、特許法第114条第4項の規定により、結論のとおり決定する。
 
異議決定日 2018-10-25 
出願番号 特願2013-199420(P2013-199420)
審決分類 P 1 651・ 121- Y (A61K)
最終処分 維持  
前審関与審査官 中村 俊之  
特許庁審判長 關 政立
特許庁審判官 井上 明子
冨永 みどり
登録日 2018-01-12 
登録番号 特許第6273117号(P6273117)
権利者 株式会社 資生堂
発明の名称 液状化粧料  
代理人 内田 直人  
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