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審決分類 審判 査定不服 発明同一 特許、登録しない。 H04W
管理番号 1354402
審判番号 不服2018-9703  
総通号数 238 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2019-10-25 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2018-07-13 
確定日 2019-08-15 
事件の表示 特願2016-572171「ユーザ端末、無線通信システム及び無線通信方法」拒絶査定不服審判事件〔平成28年 8月 4日国際公開、WO2016/121912〕について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。 
理由 第1 手続の経緯

本願は、2016年(平成28年)1月29日(国内優先権主張 平成27年1月29日)を国際出願日とする出願であって、その手続の経緯は以下のとおりである。

平成29年 9月 7日 手続補正書の提出
平成29年 9月29日付け 拒絶理由通知書
平成29年12月 8日 意見書、手続補正書の提出
平成30年 1月 5日付け 拒絶理由通知書
平成30年 3月15日 意見書、手続補正書の提出
平成30年 4月 9日付け 拒絶査定
平成30年 7月13日 拒絶査定不服審判の請求

第2 本願発明

本願の請求項に係る発明は、平成30年3月15日に提出された手続補正書により補正された特許請求の範囲の請求項1ないし4に記載された事項により特定されるものであるところ、請求項4に係る発明(以下、「本願発明」という。)は、以下のとおりのものであると認める。

「 無線基地局において、少なくとも一つのサービングセルのチャネル状態情報の送信指示を送信するステップと、
ユーザ端末において、前記チャネル状態情報の送信指示に基づいてチャネル状態情報を送信するステップと、
6セル以上が設定される場合、無線基地局により設定された特定の下り制御チャネルのユーザ端末固有サーチスペースにおいて2ビットより多いチャネル状態情報のトリガビットを含む下り制御チャネルを受信してブラインド復号を行い、共通サーチスペースにおいて1ビットのチャネル状態情報のトリガビットを含む下り制御チャネルを受信するステップと、を有することを特徴とする無線通信方法。」

第3 原査定の拒絶の理由

原査定の拒絶の理由は、「この出願の下記の請求項に係る発明は、その出願の日前の日本語特許出願であって、その出願後に国際公開がされた下記の日本語特許出願の国際出願日における国際出願の明細書、請求の範囲又は図面に記載された発明と同一であり、しかも、この出願の発明者がその出願前の日本語特許出願に係る上記の発明をした者と同一ではなく、またこの出願の時において、その出願人が上記日本語特許出願の出願人と同一でもないので、特許法第29条の2の規定により、特許を受けることができない(同法第184条の13参照)。」というものであり、請求項4に対して下記1.が引用されている。

1.PCT/JP2016/050466(国際公開第2016/121457号参照)

第4 先願発明

原査定の拒絶の理由で引用されたPCT/JP2016/050466は、本願の優先日前の平成27年1月28日を出願日とし、その発明者が本願の発明者と同一でなく、本願出願時において、その出願人が本願の出願人と同一でない出願である特願2015-013827号(以下、「先願」という。)を優先権主張の基礎とし、本願の優先日後の平成28年8月4日に国際公開(国際公開第2016/121457号)されたものである。
そして、先願の出願日における明細書、特許請求の範囲又は図面(以下、「先願明細書等」という。)には、上記PCT/JP2016/050466の国際出願日における国際出願の明細書、請求の範囲又は図面に記載された以下の事項(下線は当審が付与。)と同一の事項が記載されている。

なお、原査定の拒絶の理由では、先願を優先権主張の基礎とする上記日本語特許出願を引用しているものの、原査定で引用された事項は、先願明細書等に記載されたものであるため、審判請求人は、原査定において、正しい拒絶の理由を理解していると認める。

(1)「[0018]
図1は、本実施形態における無線通信システムの概念図である。図1において、無線通信システムは、端末装置1A?1C、および基地局装置3を具備する。以下、端末装置1A?1Cを端末装置1とも称する。
[0019]
本実施形態における物理チャネルおよび物理信号について説明する。
[0020]
図1において、端末装置1から基地局装置3への上りリンクの無線通信では、以下の上りリンク物理チャネルが用いられる。ここで、上りリンク物理チャネルは、上位層から出力された情報を送信するために使用される。
・PUCCH(Physical Uplink Control Channel)
・PUSCH(Physical Uplink Shared Channel)
・PRACH(Physical Random Access Channel)
[0021]
PUCCHは、上りリンク制御情報(Uplink Control Information: UCI)を送信するために用いられる。ここで、上りリンク制御情報には、下りリンクのチャネルの状態を示すために用いられるチャネル状態情報(CSI: Channel State Information)が含まれてもよい。また、上りリンク制御情報には、UL-SCHリソースを要求するために用いられるスケジューリング要求(SR: Scheduling Request)が含まれてもよい。また、上りリンク制御情報には、HARQ-ACK(Hyblid Automatic Repeat request ACKnowledgement)が含まれてもよい。HARQ-ACKは、下りリンクデータ(Transport block, Medium Access Control Protocol Data Unit: MAC PDU, Downlink-Shared Channel: DL-SCH, Physical Downlink Shared Channel: PDSCH)に対するHARQ-ACKを示してもよい。
[0022]
すなわち、HARQ-ACKは、ACK(acknowledgement)またはNACK(negative-acknowledgement)を示してもよい。ここで、HARQ-ACKを、ACK/NACK、HARQフィードバック、HARQ応答、HARQ情報、または、HARQ制御情報とも称する。
[0023]
PUSCHは、上りリンクデータ(Uplink-Shared Channel: UL-SCH)を送信するために用いられる。また、PUSCHは、上りリンクデータと共にHARQ-ACKおよび/またはCSIを送信するために用いられてもよい。また、PUSCHは、CSIのみ、または、HARQ-ACKおよびCSIのみを送信するために用いられてもよい。すなわち、PUSCHは、上りリンク制御情報のみを送信するために用いられてもよい。
(中略)
[0031]
図1において、基地局装置3から端末装置1への下りリンクの無線通信では、以下の下りリンク物理チャネルが用いられる。ここで、下りリンク物理チャネルは、上位層から出力された情報を送信するために使用される。
・PBCH(Physical Broadcast Channel)
・PCFICH(Physical Control Format Indicator Channel)
・PHICH(Physical Hybrid automatic repeat request Indicator Channel)
・PDCCH(Physical Downlink Control Channel)
・EPDCCH(Enhanced Physical Downlink Control Channel)
・PDSCH(Physical Downlink Shared Channel)
・PMCH(Physical Multicast Channel)
[0032]
PBCHは、端末装置1で共通に用いられるマスターインフォメーションブロック(Master Information Block: MIB, Broadcast Channel: BCH)を報知するために用いられる。
[0033]
PCFICHは、PDCCHの送信に用いられる領域(OFDMシンボル)を指示する情報を送信するために用いられる。
[0034]
PHICHは、基地局装置3が受信した上りリンクデータ(Uplink Shared Channel: UL-SCH)に対するACK(ACKnowledgement)またはNACK(Negative ACKnowledgement)を示すHARQインディケータ(HARQフィードバック、応答情報)を送信するために用いられる。
[0035]
PDCCHおよびEPDCCHは、下りリンク制御情報(Downlink Control Information: DCI)を送信するために用いられる。ここで、下りリンク制御情報の送信に対して、複数のDCIフォーマットが定義される。すなわち、下りリンク制御情報に対するフィールドがDCIフォーマットに定義され、情報ビットへマップされる。
[0036]
例えば、下りリンクに対するDCIフォーマットとして、1つのセルにおける1つのPDSCH(1つの下りリンクトランスポートブロックの送信)のスケジューリングのために用いられるDCIフォーマット(例えば、DCIフォーマット1A、DCIフォーマット1C)が定義されてもよい。
[0037]
ここで、下りリンクに対するDCIフォーマットには、PDSCHのスケジューリングに関する情報が含まれる。例えば、下りリンクに対するDCIフォーマットには、キャリアインディケータフィールド(CIF: Carrier Indicator Field)、リソースブロック割り当てに関する情報、MCS(Modulation and Coding Scheme)に関する情報、などの下りリンク制御情報が含まれる。ここで、下りリンクに対するDCIフォーマットを、下りリンクグラント(downlink grant)、または、下りリンクアサインメント(downlink assignment)とも称する。
[0038]
また、例えば、上りリンクに対するDCIフォーマットとして、1つのセルにおける1つのPUSCH(1つの上りリンクトランスポートブロックの送信)のスケジューリングのために用いられるDCIフォーマット(例えば、DCIフォーマット0、DCIフォーマット4)が定義される。
[0039]
ここで、上りリンクに対するDCIフォーマットには、PUSCHのスケジューリングに関する情報が含まれる。例えば、上りリンクに対するDCIフォーマットには、キャリアインディケータフィールド(CIF: Carrier Indicator Field)、リソースブロック割り当ておよび/またはホッピング(Resource block assignment and/or hopping resource allocation)に関する情報、MCSおよび/またはリダンダシーバジョン(Modulation and coding scheme and/or redundancy version)に関する情報、送信レイヤの数を指示するために用いられる情報(Precoding information and number of layers)、などの下りリンク制御情報が含まれる。ここで、上りリンクに対するDCIフォーマットを、上りリンクグラント(uplink grant)、または、上りリンクアサインメント(Uplink assignment)とも称する。
[0040]
端末装置1は、下りリンクアサインメントを用いてPDSCHのリソースがスケジュールされた場合、スケジュールされたPDSCHで下りリンクデータを受信してもよい。また、端末装置1は、上りリンクグラントを用いてPUSCHのリソースがスケジュールされた場合、スケジュールされたPUSCHで上りリンクデータおよび/または上りリンク制御情報を送信してもよい。
[0041]
ここで、端末装置1は、PDCCH候補(PDCCH candidates)および/またはEPDCCH候補(EPDCCH candidates)のセットをモニタしてもよい。以下、PDCCHは、PDCCHおよび/またはEPDDCHを示してもよい。ここで、PDCCH候補とは、基地局装置3によって、PDCCHが、配置および/または送信される可能性のある候補を示している。また、モニタとは、モニタされる全てのDCIフォーマットに応じて、PDCCH候補のセット内のPDCCHのそれぞれに対して、端末装置1がデコードを試みるという意味が含まれてもよい。
[0042]
また、端末装置1が、モニタするPDCCH候補のセットは、サーチスペースとも称される。サーチスペースには、コモンサーチスペース(CSS: Common Search Space)が含まれてもよい。例えば、CSSは、複数の端末装置1に対して共通なスペースとして定義されてもよい。また、サーチスペースには、ユーザー装置スペシフィックサーチスペース(USS: UE-specific Search Space)が含まれてもよい。例えば、USSは、少なくとも、端末装置1に対して割り当てられるC-RNTIに基づいて定義されてもよい。端末装置1は、CSSおよび/またはUSSにおいて、PDCCHをモニタし、自装置宛てのPDCCHを検出してもよい。
[0043]
ここで、下りリンク制御情報の送信(PDCCHでの送信)には、基地局装置3が、端末装置1に割り当てたRNTIが利用される。具体的には、DCIフォーマット(下りリンク制御情報でもよい)にCRC(Cyclic Redundancy check: 巡回冗長検査)パリティビットが付加され、付加された後に、CRCパリティビットがRNTIによってスクランブルされる。ここで、DCIフォーマットに付加されるCRCパリティビットは、DCIフォーマットのペイロードから得られてもよい。
[0044]
端末装置1は、RNTIによってスクランブルされたCRCパリティビットが付加されたDCIフォーマットに対してデコードを試み、CRCが成功したDCIフォーマットを、自装置宛のDCIフォーマットとして検出する(ブラインドデコーディングとも称される)。すなわち、端末装置1は、RNTIによってスクランブルされたCRCを伴うPDCCHを検出してもよい。また、端末装置1は、RNTIによってスクランブルされたCRCパリティビットが付加されたDCIフォーマットを伴うPDCCHを検出してもよい。
[0045]
ここで、RNTIには、C-RNTI(Cell-Radio Network Temporary Identifier)が含まれてもよい。C-RNTIは、RRC接続およびスケジューリングの識別に対して使用される、端末装置1に対するユニークな(一意的な)識別子である。また、C-RNTIは、動的(dynamically)にスケジュールされるユニキャスト送信のために利用されてもよい。
[0046]
また、RNTIには、SPS C-RNTI(Semi-Persistent Scheduling C-RNTI)が含まれてもよい。SPS C-RNTIは、セミパーシステントスケジューリングに対して使用される、端末装置1に対するユニークな(一意的な)識別子である。また、SPS C-RNTIは、半持続的(semi-persistently)にスケジュールされるユニキャスト送信のために利用されてもよい。
(中略)
[0207]
ここで、基地局装置3は、CSIの送信を要求するために用いられる情報(CSI requestとも称される)をPDCCHで送信することによって、PUSCHを用いたCSIの送信(aperiodic CSI reportとも称される)をトリガしてもよい。例えば、CSIリクエストは、上りリンクに対するDCIフォーマットに含まれてもよい。端末装置1は、サブフレームnにおける、あるサービングセルに対する上りリンクに対するDCIフォーマットのデコードに基づいて、CSIリクエストフィールドがレポートをトリガするようセットされている場合には、サブフレームn+kにおける、該あるサービングセルにおいて、PUSCHを用いてアピリオディックCSIレポーティングを実行してもよい。
[0208]
ここで、CSIリクエストフィールドのサイズが1ビットの場合には、アピリオディックCSIレポートは、あるサービングセルに対してトリガされてもよい。ここで、アピリオディックCSIレポートがあるサービングセルに対してトリガされるとは、CSIリクエストが含まれるDCIフォーマットを用いることによってPUSCHがスケジュールされたサービングセルに対してアピリオディックCSIレポートがトリガされることを示している。すなわち、CSIリクエストフィールドのサイズが1ビットの場合には、端末装置1は、PUSCHがスケジュールされた上りリンクコンポーネントキャリアに対応する下りリンクコンポーネントキャリアに対するCSIをレポートしてもよい。
[0209]
また、CSIリクエストフィールドのサイズが2ビットの場合には、アピリオディックCSIレポートは、アピリオディックCSIレポーティングに対応する値に基づいてトリガされてもよい。例えば、CSIリクエストフィールドの値が“00”の場合には、アピリオディックCSIレポートはトリガされなくてもよい。また、CSIリクエストフィールドの値が“01”の場合には、アピリオディックCSIレポートは、あるサービングセルに対してトリガされてもよい。また、CSIリクエストフィールドの値が“10”の場合には、アピリオディックCSIレポートは、上位層によって設定された1つまたは複数のサービングセルの第1のセット(1^(st)set of one or more serving cells)に対してトリガされてもよい。また、CSIリクエストフィールドの値が“11”の場合には、アピリオディックCSIレポートは、上位層によって設定された1つまたは複数のサービングセルの第2のセット(1^(st)set of one or more serving cells)に対してトリガされてもよい。
[0210]
例えば、基地局装置3は、1つまたは複数のサービングセルの第1のセットを設定するために用いられる情報(trigger1-r10とも称される)、および、1つまたは複数のサービングセルの第2のセットを設定するために用いられる情報(trigger2-r10とも称される)が含まれる、上位層の信号を送信してもよい。ここで、第1のセットを設定するために用いられる情報(trigger1-r10)、および、第2のセットを設定するために用いられる情報(trigger2-r10)は、第15の情報(aperiodicCSI-Trigger-r10とも称される)に含まれて送信されてもよい。すなわち、第15の情報は、アピリオディックCSIレポートが2ビットのCSIリクエストフィールドの値によってトリガされた場合に、いずれのサービングセルに対するアピリオディックCSIレポートがトリガされるかを示してもよい(may indicate for which serving cell(s) the aperiodic CSI report is triggered in a case that the aperiodic CSI report is trigger by a value of 2-bit CSI request field)。
[0211]
端末装置1は、第15の情報、および、CSIリクエストフィールドの値に基づいて、PUSCHを用いてアピリオディックCSIレポートを実行してもよい。
[0212]
また、CSIリクエストフィールドのサイズが3ビットの場合には、アピリオディックCSIレポートは、アピリオディックCSIレポーティングに対応する値に基づいてトリガされてもよい。すなわち、CSIリクエストフィールドの値が“000”の場合には、アピリオディックCSIレポートはトリガされなくてもよい。また、CSIリクエストフィールドの値が“001”の場合には、アピリオディックCSIレポートは、あるサービングセルに対してトリガされてもよい。また、CSIリクエストフィールドの値が“010”の場合には、アピリオディックCSIレポートは、上位層によって設定された1つまたは複数のサービングセルの第1のセット(1^(st)set of one or more serving cells)に対してトリガされてもよい。また、CSIリクエストフィールドの値が“011”の場合には、アピリオディックCSIレポートは、上位層によって設定された1つまたは複数のサービングセルの第2のセット(2^(nd)set of one or more serving cells)に対してトリガされてもよい。以下、同様に、CSIリクエストフィールドの値に基づいて、いずれのサービングセルに対するアピリオディックCSIレポートがトリガされるかが示されてもよい。
[0213]
例えば、基地局装置3は、第1のセットを設定するために用いられる情報(trigger1-r13とも称される)、第2のセットを設定するために用いられる情報(trigger2-r13とも称される)、第3のセットを設定するために用いられる情報(trigger3-r13とも称される)、第4のセットを設定するために用いられる情報(trigger4-r13とも称される)、第5のセットを設定するために用いられる情報(trigger5-r13とも称される)、第6のセットを設定するために用いられる情報(trigger6-r13とも称される)、および、第7のセットを設定するために用いられる情報(trigger7-r13とも称される)が含まれる、上位層の信号を送信してもよい。
[0214]
また、第1のセットを設定するために用いられる情報(trigger1-r13)、第2のセットを設定するために用いられる情報(trigger2-r13)、第3のセットを設定するために用いられる情報(trigger3-r13)、第4のセットを設定するために用いられる情報(trigger4-r13)、第5のセットを設定するために用いられる情報(trigger5-r13)、第6のセットを設定するために用いられる情報(trigger6-r13)、および、第7のセットを設定するために用いられる情報(trigger7-r13)は、第16の情報(aperiodicCSI-Trigger-r13とも称される)に含まれてもよい。すなわち、第16の情報は、アピリオディックCSIレポートが3ビットのCSIリクエストフィールドの値によってトリガされた場合に、いずれのサービングセルに対するアピリオディックCSIレポートがトリガされるかを示してもよい(may indicate for which serving cell(s) the aperiodic CSI report is triggered in a case that the aperiodic CSI report is trigger by a value of 3-bit CSI request field)。
[0215]
すなわち、端末装置1は、第16の情報、および、CSIリクエストフィールドの値に基づいて、PUSCHを用いてアピリオディックCSIレポートを実行してもよい。
[0216]
ここで、基地局装置3は、上位層の信号を用いて、サービングセルのそれぞれに対して、第15の情報、および/または、第16の情報を、端末装置1に送信してもよい。また、端末装置1は、上位層の信号を用いて、サービングセルのそれぞれに対して、第15の情報、および/または、第16の情報を、基地局装置3から受信してもよい。すなわち、第1のセットから第7のセットは、上りリンクリソース(上りリンクコンポーネントキャリア)を伴うサービングセル毎に設定されてもよい。
[0217]
また、第1のセットから第7のセットのそれぞれは、5つまでのサービングセルを含んでもよい。
[0218]
ここで、第15の情報に基づく第1のセットおよび第2のセットのそれぞれが含むことが可能なサービングセルの最大数と、第16の情報に基づく第1のセットから第7のセットのそれぞれが含むことが可能なサービングセルの最大数は異なってもよい。
[0219]
また、端末装置1は、第15の情報に基づく第1のセットおよび第2のセットのそれぞれが含むことが可能なサービングセルの最大数に関する情報を、基地局装置3に送信してもよい。また、端末装置1は、第16の情報に基づく第1のセットから第7のセットのそれぞれが含むことが可能なサービングセルの最大数に関する情報を、基地局装置3に送信してもよい。
[0220]
また、第15の情報に基づく第1のセットおよび第2のセットのそれぞれが含むことが可能なサービングセルの最大数と、第16の情報に基づく第1のセットから第7のセットのそれぞれが含むことが可能なサービングセルの最大数は同一でもよい。
[0221]
また、端末装置1は、第15の情報、および/または、第16の情報に基づく第1のセットから第7のセットのそれぞれが含むことが可能なサービングセルの最大数に関する情報を、基地局装置3に送信してもよい。
[0222]
ここで、CSIリクエストフィールドのサイズが2ビットの場合とCSIリクエストフィールドのサイズが3ビットの場合に対して、それぞれ異なるテーブルが定義されてもよい。また、CSIリクエストフィールドのサイズが2ビットの場合とCSIリクエストフィールドのサイズが3ビットの場合に対して、1つの共通のテーブルが定義されてもよい。
[0223]
また、第1のセットを設定するために用いられる情報(trigger1-r13)として、第1のセットを設定するために用いられる情報(trigger1-r10)が用いられてもよい。また、第2のセットを設定するために用いられる情報(trigger2-r13)として、第2のセットを設定するために用いられる情報(trigger2-r10)が用いられてもよい。すなわち、2ビットのサイズのCSIリクエストフィールドのいずれかの値によってアピリオディックCSIレポートがトリガされるサービングセルと、3ビットのサイズのCSIリクエストフィールドのいずれかの値によってアピリオディックCSIレポートがトリガされるサービングセルを、同一(共通)としてもよい。
[0224]
ここで、CSIリクエストフィールドのサイズは、少なくとも、設定されたサービングセル(下りリンクセル)の数、および/または、DCIフォーマットがマップされたサーチスペースに基づいて決定されてもよい。また、CSIリクエストフィールドのサイズは、少なくとも、活性化されたサービングセル(下りリンクセル)の数、および/または、DCIフォーマットがマップされたサーチスペースに基づいて決定されてもよい。
[0225]
例えば、端末装置1に対して1つのサービングセルが設定された場合には、CSIリクエストフィールドのサイズとして(CSIリクエストに対して)、1ビットのフィールドが適用されてもよい。また、DCIフォーマットがコモンサーチスペースにマップされた場合には、CSIリクエストフィールドのサイズとして、1ビットのフィールドが適用されてもよい。例えば、1つのサービングセルが設定された端末装置1は、CSIリクエストフィールドのサイズが1ビットであると想定してもよい。また、DCIフォーマットをコモンサーチスペースにおいて検出(受信)した場合には、CSIリクエストフィールドのサイズが1ビットであると想定してもよい。
[0226]
また、端末装置1に対して1つよりも多いサービングセルが設定され、且つ、DCIフォーマットがユーザー装置スペシフィックサーチスペースにマップされた場合には、CSIリクエストフィールドのサイズとして、2ビットのフィールドが適用されてもよい。上述したように、ユーザー装置スペシフィックサーチスペースは、少なくとも、C-RNTIによって与えられてもよい。例えば、1つよりも多いサービングセルが設定された端末装置1は、DCIフォーマットをユーザー装置スペシフィックサーチスペースにおいて検出した場合には、CSIリクエストフィールドのサイズが2ビットであると想定してもよい。
[0227]
また、5つよりも多いサービングセルが設定または活性化され、且つ、DCIフォーマットがユーザー装置スペシフィックサーチスペースにマップされた場合には、CSIリクエストフィールドのサイズとして、3ビットのフィールドが適用されてもよい。例えば、5つよりも多いサービングセルが設定または活性化された端末装置1は、DCIフォーマットをユーザー装置スペシフィックサーチスペースにおいて検出した場合には、CSIリクエストフィールドのサイズが3ビットであると想定してもよい。
[0228]
上述したように、基地局装置3と端末装置1は、上述の動作を、1つのPUCCHセルグループにおいて行ってもよい。ここで、1つのPUCCHセルグループとは、DCIフォーマット(すなわち、CSIリクエストが含まれるDCIフォーマット、以下、対応するDCIフォーマットとも称する)を用いることによってPUSCHがスケジュールされたサービングセルが属するPUCCHセルグループである。
[0229]
すなわち、例えば、端末装置1に対して、対応するDCIフォーマットを用いることによってPUSCHがスケジュールされたサービングセルが属するPUCCHセルグループにおいて1つのサービングセルが設定された場合には、CSIリクエストフィールドのサイズとして、1ビットのフィールドが適用されてもよい。また、対応するDCIフォーマットがコモンサーチスペースにマップされた場合には、CSIリクエストフィールドのサイズとして、1ビットのフィールドが適用されてもよい。
[0230]
また、端末装置1に対して、対応するDCIフォーマットを用いることによってPUSCHがスケジュールされたサービングセルが属するPUCCHセルグループにおいて1つよりも多いサービングセルが設定され、且つ、該対応するDCIフォーマットがユーザー装置スペシフィックサーチスペースにマップされた場合には、CSIリクエストフィールドのサイズとして、2ビットのフィールドが適用されてもよい。
[0231]
また、端末装置1に対して、対応するDCIフォーマットを用いることによってPUSCHがスケジュールされたサービングセルが属するPUCCHセルグループにおいて5つよりも多いサービングセルが設定され、且つ、該対応するDCIフォーマットがユーザー装置スペシフィックサーチスペースにマップされた場合には、CSIリクエストフィールドのサイズとして、3ビットのフィールドが適用されてもよい。
[0232]
すなわち、例えば、第1のPUCCHセルグループおよび第2のPUCCHセルグループが設定された場合において、第1のPUCCHセルグループにおいて1つのサービングセルが設定され、且つ、ユーザー装置スペシフィックサーチスペースおよび/またはコモンサーチスペースにマップされたDCIフォーマットを用いることによって第1のPUCCHセルグループに属するサービングセルにおけるPUSCHがスケジュールされたならば、CSIリクエストフィールドのサイズとして、1ビットのフィールドが適用されてもよい。
[0233]
また、第1のPUCCHセルグループおよび第2のPUCCHセルグループが設定された場合において、第2のPUCCHセルグループにおいて1つのサービングセルが設定され、且つ、ユーザー装置スペシフィックサーチスペースおよび/またはコモンサーチスペースにマップされたDCIフォーマットを用いることによって第2のPUCCHセルグループに属するサービングセルにおけるPUSCHがスケジュールされたならば、CSIリクエストフィールドのサイズとして、1ビットのフィールドが適用されてもよい。
[0234]
また、例えば、第1のPUCCHセルグループおよび第2のPUCCHセルグループが設定された場合において、第1のPUCCHセルグループにおいて1つよりも多いサービングセルが設定され、且つ、ユーザー装置スペシフィックサーチスペースにマップされたDCIフォーマットを用いることによって第1のPUCCHセルグループに属するサービングセルにおけるPUSCHがスケジュールされたならば、CSIリクエストフィールドのサイズとして、2ビットのフィールドが適用されてもよい。
[0235]
また、第1のPUCCHセルグループおよび第2のPUCCHセルグループが設定された場合において、第2のPUCCHセルグループにおいて1つよりも多いサービングセルが設定され、且つ、ユーザー装置スペシフィックサーチスペースにマップされたDCIフォーマットを用いることによって第2のPUCCHセルグループに属するサービングセルにおけるPUSCHがスケジュールされたならば、CSIリクエストフィールドのサイズとして、2ビットのフィールドが適用されてもよい。
[0236]
また、例えば、第1のPUCCHセルグループおよび第2のPUCCHセルグループが設定された場合において、第1のPUCCHセルグループにおいて5つよりも多いサービングセルが設定または活性化され、且つ、ユーザー装置スペシフィックサーチスペースにマップされたDCIフォーマットを用いることによって第1のPUCCHセルグループに属するサービングセルにおけるPUSCHがスケジュールされたならば、CSIリクエストフィールドのサイズとして、3ビットのフィールドが適用されてもよい。
[0237]
また、第1のPUCCHセルグループおよび第2のPUCCHセルグループが設定された場合において、第2のPUCCHセルグループにおいて5つよりも多いサービングセルが設定または活性化され、且つ、ユーザー装置スペシフィックサーチスペースにマップされたDCIフォーマットを用いることによって第2のPUCCHセルグループに属するサービングセルにおけるPUSCHがスケジュールされたならば、CSIリクエストフィールドのサイズとして、3ビットのフィールドが適用されてもよい。
[0238]
すなわち、端末装置1に対して、対応するPUCCHセルグループにおいて1つのサービングセルが設定された場合、または、対応するDCIフォーマットがコモンサーチスペースにマップされた場合には、CSIリクエストフィールドのサイズとして、1ビットのフィールドが適用されてもよい。また、端末装置1に対して、対応するPUCCHセルグループにおいて1つよりも多いサービングセルが設定され、且つ、対応するDCIフォーマットがユーザー装置スペシフィックサーチスペースにマップされた場合には、CSIリクエストフィールドのサイズとして、2ビットのフィールドが適用されてもよい。また、端末装置1に対して、対応するPUCCHセルグループにおいて5つよりも多いサービングセルが設定され、且つ、対応するDCIフォーマットがユーザー装置スペシフィックサーチスペースにマップされた場合には、CSIリクエストフィールドのサイズとして、3ビットのフィールドが適用されてもよい。
[0239]
ここで、対応するPUCCHセルグループとは、DCIフォーマット(すなわち、CSIリクエストが含まれるDCIフォーマット)を用いることによってPUSCHがスケジュールされたサービングセルが属するPUCCHセルグループである。また、対応するDCIフォーマットは、アピリオディックCSIのレポートを要求するDCIフォーマット(すなわち、CSIリクエストが含まれるDCIフォーマット)である。
[0240]
ここで、本実施形態においては、一例として、CSIリクエストフィールドのサイズが1ビット、2ビット、および、3ビットの場合について記載したが、CSIリクエストフィールドのサイズは3ビットよりも大きいビット数でもよいことは勿論である。」

(2)「




(3)「




上記各記載及び当業者における技術常識からみて、以下のことがいえる。

ア 上記(1)の段落[0207]の記載によれば、基地局装置3は、CSIの送信を要求するために用いられるCSIリクエストをPDCCHで送信することによって、PUSCHを用いたCSIの送信(アピリオディックCSIレポート)をトリガーするといえる。また、上記(1)の段落[0212]の記載及び上記(3)の[図5](b)によれば、CSIリクエストフィールドの値が“010”の場合には、アピリオディックCSIレポートは、1つまたは複数のサービングセルの第1のセットに対してトリガされ、CSIリクエストフィールドの値が“011”の場合には、アピリオディックCSIレポートは、1つまたは複数のサービングセルの第2のセットに対してトリガされるといえる。そのため、CSIリクエストは、1つまたは複数のサービングセルのCSIの送信を要求するために用いられるといえる。したがって、先願明細書等には、「基地局装置において、1つまたは複数のサービングセルのCSIの送信を要求するために用いられるCSIリクエストをPDCCHで送信するステップ」が記載されているといえる。

イ 上記(1)の段落[0215]の記載によれば、端末装置1は、CSIリクエストに基づいて、PUSCHを用いてアピリオディックCSIレポート、すなわちCSIの送信、を実行するといえる。したがって、先願明細書等には、「端末装置において、CSIリクエストに基づいて、CSIを送信するステップ」が記載されているといえる。

ウ 上記(1)の段落[0227]、[0238]の記載によれば、5つよりも多いサービングセルが設定される、且つ、DCIフォーマットがユーザー装置スペシフィックサーチスペースにマップされた場合には、CSIリクエストフィールドのサイズとして、3ビットのフィールドが適用される。また、上記(1)の段落[0225]、[0238]の記載によれば、DCIフォーマットがコモンサーチスペースにマップされた場合には、CSIリクエストフィールドのサイズとして、1ビットのフィールドが適用される。そのため、5つよりも多いサービングセルが設定される場合、ユーザー装置スペシフィックサーチスペースにおいて3ビットのCSIリクエストフィールドのサイズ、すなわち3ビットのCSIリクエストフィールドの値を含むDCIがPDCCHで送信され、コモンサーチスペースにおいて1ビットのCSIリクエストフィールドのサイズ、すなわち1ビットのCSIリクエストフィールドの値を含むDCIがPDCCHで送信されるといえる。
さらに、上記(1)の段落[0212]の記載及び上記(3)の[図5](b)によれば、CSIリクエストフィールドの値は、CSIの送信をトリガするものといえるから、5つよりも多いサービングセルが設定される場合、PDCCHに配置されるユーザー装置スペシフィックサーチスペースにおいてCSIの送信をトリガする、3ビットのCSIリクエストフィールドの値を含むDCIがPDCCHで送信され、コモンサーチスペースにおいてCSIの送信をトリガする、1ビットのCSIリクエストフィールドの値を含むDCIがPDCCHで送信されるといえる。
また、上記(1)の段落[0042]、[0044]によれば、端末装置1は、ユーザー装置スペシフィックサーチスペースおよびコモンサーチスペースにおいて、自装置宛てのPDCCHを検出する、ブラインドデコーディングを行うといえる。
したがって、先願明細書等には、「5つよりも多いサービングセルが設定される場合、PDCCHに配置されるユーザー装置スペシフィックサーチスペースにおいてCSIの送信をトリガする3ビットのCSIリクエストフィールドの値を含むPDCCHを受信してブラインドデコーディングを行い、コモンサーチスペースにおいてCSIの送信をトリガする1ビットのCSIリクエストフィールドの値を含むPDCCHを受信するステップ」が記載されているといえる。

エ 上記(1)の記載及び上記(2)の[図1]によれば、先願明細書等には、「無線通信方法」が記載されていることは明らかである。

以上を総合すると、先願発明は、以下のとおりのものであると認める。

「 基地局装置において、1つまたは複数のサービングセルのCSIの送信を要求するために用いられるCSIリクエストをPDCCHで送信するステップと、
端末装置において、前記CSIリクエストに基づいて、CSIを送信するステップと、
5つよりも多いサービングセルが設定される場合、PDCCHに配置されるユーザー装置スペシフィックサーチスペースにおいてCSIの送信をトリガする3ビットのCSIリクエストフィールドの値を含むPDCCHを受信してブラインドデコーディングを行い、コモンサーチスペースにおいてCSIの送信をトリガする1ビットのCSIリクエストフィールドの値を含むPDCCHを受信するステップと、を有する無線通信方法。」

第5 対比及び判断

本願発明と先願発明とを対比すると、以下のとおりとなる。

1.先願発明の「基地局装置」、「CSI」、「CSIリクエスト」は、それぞれ本願発明の「無線基地局」、「チャネル状態情報」、「チャネル状態情報の送信指示」に相当する。
また、先願発明の「1つまたは複数のサービングセル」は、「少なくとも1つのサービングセル」に相当する。
したがって、先願発明の「基地局装置において、1つまたは複数のサービングセルのCSIの送信を要求するために用いられるCSIリクエストをPDCCHで送信するステップ」は、本願発明の「無線基地局において、少なくとも一つのサービングセルのチャネル状態情報の送信指示を送信するステップ」と一致する。

2.先願発明の「端末装置」は、本願発明の「ユーザ端末」に相当する。
したがって、先願発明の「端末装置において、前記CSIリクエストに基づいて、CSIを送信するステップ」は、本願発明の「ユーザ端末において、前記チャネル状態情報の送信指示に基づいてチャネル状態情報を送信するステップ」と一致する。

3.先願発明の「5つよりも多いサービングセルが設定される場合」は、「6セル以上が設定される場合」に相当する。
技術常識より、先願発明の「PDCCH」は、本願発明の「下り制御チャネル」に含まれるところ、さらに、本願の発明の詳細な説明の段落[0076]には「特定の下り制御チャネルとは、PDCCH又はEPDCCHに配置されるUE-SSであってもよい。」(当審注:本願発明の詳細な説明の段落[0019]より「UE-SS」は、「User Equipment specific Search Space」すなわち「ユーザ固有サーチスペース」を意味する。)と記載されている。してみれば、先願発明の「PDCCHに配置されるユーザー装置スペシフィックサーチスペース」は、本願発明の「特定の下り制御チャネルのユーザ端末固有サーチスペース」に含まれる。また、技術常識より、PDCCHに配置される「ユーザ端末固有サーチスペース」は、「無線基地局により設定され」るものである。そうすると、先願発明の「PDCCHに配置されるユーザー装置スペシフィックサーチスペース」は、本願発明の「無線基地局により設定された特定の下り制御チャネルのユーザ端末固有サーチスペース」に含まれる。
先願発明の「CSIの送信をトリガする3ビットのCSIリクエストフィールドの値」は、本願発明の「2ビットより多いチャネル状態情報のトリガビット」に含まれ、先願発明の「CSIの送信をトリガする1ビットのCSIリクエストフィールドの値」は、「1ビットのチャネル状態情報のトリガビット」に相当する。
先願発明の「ブラインドデコーディング」、「コモンサーチスペース」は、それぞれ本願発明の「ブラインド復号」、「共通サーチスペース」に相当する。
したがって、先願発明の「5つよりも多いサービングセルが設定される場合、PDCCHに配置されるユーザー装置スペシフィックサーチスペースにおいてCSIの送信をトリガする、3ビットのCSIリクエストフィールドの値を含むPDCCHを受信してブラインドデコーディングを行い、コモンサーチスペースにおいてCSIの送信をトリガする、1ビットのCSIリクエストフィールドの値を含むPDCCHを受信するステップ」は、本願発明の「6セル以上が設定される場合、無線基地局により設定された特定の下り制御チャネルのユーザ端末固有サーチスペースにおいて2ビットより多いチャネル状態情報のトリガビットを含む下り制御チャネルを受信してブラインド復号を行い、共通サーチスペースにおいて1ビットのチャネル状態情報のトリガビットを含む下り制御チャネルを受信するステップ」に含まれる。

以上のことから、両者は、「 無線基地局において、少なくとも一つのサービングセルのチャネル状態情報の送信指示を送信するステップと、
ユーザ端末において、前記チャネル状態情報の送信指示に基づいてチャネル状態情報を送信するステップと、
6セル以上が設定される場合、無線基地局により設定された特定の下り制御チャネルのユーザ端末固有サーチスペースにおいて2ビットより多いチャネル状態情報のトリガビットを含む下り制御チャネルを受信してブラインド復号を行い、共通サーチスペースにおいて1ビットのチャネル状態情報のトリガビットを含む下り制御チャネルを受信するステップと、を有することを特徴とする無線通信方法。」の点で一致し、相違点がないから、本願発明は、先願発明と同一である。

第6 むすび

以上のとおり、本願発明は、先願発明と同一の発明であり、しかも、本願の発明者が先願の発明をした者と同一ではなく、また本願の出願時において、出願人が先願の出願人と同一でもないので、特許法第29条の2の規定により特許を受けることができないから(同法第41条第3項、同法第184条の15第2項参照。)、他の請求項に係る発明について検討するまでもなく、本願は拒絶されるべきものである。

よって、結論のとおり審決する。
 
審理終結日 2019-06-11 
結審通知日 2019-06-18 
審決日 2019-07-01 
出願番号 特願2016-572171(P2016-572171)
審決分類 P 1 8・ 161- Z (H04W)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 伊東 和重  
特許庁審判長 岩間 直純
特許庁審判官 長谷川 篤男
本郷 彰
発明の名称 ユーザ端末、無線通信システム及び無線通信方法  
代理人 守屋 芳隆  
代理人 青木 宏義  
代理人 天田 昌行  
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