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審決分類 |
審判 全部申し立て 出願日、優先日、請求日 B32B |
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管理番号 | 1364973 |
異議申立番号 | 異議2020-700450 |
総通号数 | 249 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 特許決定公報 |
発行日 | 2020-09-25 |
種別 | 異議の決定 |
異議申立日 | 2020-06-26 |
確定日 | 2020-08-20 |
異議申立件数 | 1 |
事件の表示 | 特許第6626950号発明「光学積層体」の特許異議申立事件について、次のとおり決定する。 |
結論 | 本件特許異議の申立てを却下する。 |
理由 |
本件の対象となる特許第6626950号(以下、「本件特許」という。)は、令和元年12月6日にその特許権の設定登録がされ、同年12月25日発行の特許掲載公報に掲載されたものである。 特許法第113条第1項の規定により、本件特許への特許異議申立は令和元年12月25日から6月以内にされなければならない。そして、期間の計算は、同法第3条第1項第1号に、期間の初日は算入しないこと、同法第3条第1項第2号に、期間を定めるのに月又は年をもつてしたときは、暦に従い、月又は年の始から期間を起算しないときは、その期間は、最後の月又は年においてその起算日に応当する日の前日に満了することが規定されている。すなわち、本件特許への特許異議申立は、令和2年6月25日までにされなければならない。 本件特許異議申立書(申立書第1頁に「令和2年6月24日」の記載あり)は、ゆうパックによって特許庁へ提出されているところ、令和2年6月25日に新宿センタービル内の郵便局が当該ゆうパックを受け付け、同年6月26日に特許庁が当該ゆうパックを受け取ったことは、特許庁での記録上、明らかである。 特許庁への手続においては、いわゆる「到達主義」が適用されることが通例であるが、特許法第19条では、「願書」又は「特許庁に提出する書類その他の物件であってその提出の期限が定められているもの」について、いわゆる「発信主義」が適用される場合について規定されている。 特許法第19条が適用されるためには、「願書」又は「特許庁に提出する書類その他の物件であってその提出の期限が定められているもの」を「郵便又は民間事業者による信書の送達に関する法律(平成十四年法律第九十九号。以下この条において「信書便法」という。)第2条第6項に規定する一般信書便事業者若しくは同条第九項に規定する特定信書便事業者の提供する同条第二項に規定する信書便(以下「信書便」という)の役務であって経済産業省令で定めるものにより提出」されていることが必要である。 ここで、特許異議申立書は「特許庁に提出する書類その他の物件であってその提出の期限が定められているもの」に該当する。 しかるところ、「荷物」として取り扱われるゆうパックは「郵便」ではなく、特許法第19条に規定する「郵便」又は「信書便」に該当しないから、本件特許異議申立書の提出日は、本件ゆうパックが特許庁に到達した6月26日となり、本件特許異議の申立日は6月26日となる。 そうすると、本件特許異議申立は、特許異議申立を行える期間(令和2年6月25日まで)が経過した後の申立てであり、補正により是正することのできない不適法な申立てであるため、本件特許異議の申立ては、特許法第120条の8第1項において準用する同法第135条の規定により却下すべきものである。 よって、結論のとおり決定する。 |
異議決定日 | 2020-08-07 |
出願番号 | 特願2018-202926(P2018-202926) |
審決分類 |
P
1
651・
03-
X
(B32B)
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最終処分 | 決定却下 |
前審関与審査官 | 小西 隆、菅原 奈津子、後藤 慎平、清水 督史 |
特許庁審判長 |
里村 利光 |
特許庁審判官 |
神尾 寧 井口 猶二 |
登録日 | 2019-12-06 |
登録番号 | 特許第6626950号(P6626950) |
権利者 | 住友化学株式会社 |
発明の名称 | 光学積層体 |
代理人 | 岩木 郁子 |
代理人 | 森住 憲一 |