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審決分類 審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない(前置又は当審拒絶理由) G06F
管理番号 1371448
審判番号 不服2019-9595  
総通号数 256 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2021-04-30 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2019-07-18 
確定日 2021-02-24 
事件の表示 特願2015-557229「ビジネスプロセスワークフローシステム」拒絶査定不服審判事件〔平成26年 8月21日国際公開,WO2014/127106,平成28年 6月23日国内公表,特表2016-518634〕について,次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は,成り立たない。 
理由 第1 手続の経緯

本願は,2014年2月13日(パリ条約による優先権主張外国庁受理2013年2月13日(以下,「優先日」という。),アメリカ合衆国)を国際出願日とする出願であって,平成27年10月1日に特許法第184条の4第1項の規定による明細書,請求の範囲,及び,図面(図面の中の説明に限る。)の日本語による翻訳文が提出され,平成29年1月24日に出願審査の請求がなされ,同年10月31日付けで拒絶理由が通知され,その指定期間内である平成30年1月29日に意見書が提出されるとともに手続補正がなされ,これに対し,同年6月29日付けで最後の拒絶理由が通知され,その指定期間内である同年10月3日に意見書が提出されるとともに手続補正がなされたが,平成31年3月8日付けで,平成30年10月3日付けの手続補正を却下する決定がなされるとともに拒絶査定(以下,「原査定」という。)がなされ,これに対し,令和1年7月18日に拒絶査定不服審判が請求されるとともに手続補正がなされ,令和2年5月20日付けで,令和1年7月18日付けの手続補正を却下する決定がなされるとともに拒絶理由が通知され,その指定期間内である同年7月29日に意見書及び誤訳訂正書が提出されたものである。


第2 本願発明について

本願の請求項に係る発明は,令和2年7月29日に提出された誤訳訂正書により補正された特許請求の範囲の請求項1に記載された事項により特定されるものであるところ,その請求項1に係る発明(以下,「本願発明」という。)は,その請求項1に記載された以下のとおりのものである。

「 【請求項1】
コンピュータに実装される方法であって、
ビジネスプロセスワークフローに関連付けられた記述を、グラフィカルユーザインタフェースを介して受信するステップであって、前記記述は、プロセス定義モジュールを使用して記述され、プロセスフロー図を備える、ステップと、
フォームデザインモジュールを、前記ビジネスプロセスワークフローを記述するためのフォームのデザインに使用するステップであって、デザインされたフォームは、検索のためにデータベースに記憶される、ステップと、
サービスデザインモジュールを、前記フォームデザインモジュールに入力フォームを提供するために使用するステップであって、前記入力フォームは、検索のために前記データベースに記憶される、ステップと、
ダイナミックエンティティモジュールを、前記データベースにミラーリングされている前記フォームを作成するために使用するステップであって、前記フォームは、1以上のクライアントデバイスに記憶することができる、ステップと、
前記記述に基づいて前記ビジネスプロセスワークフローのソフトウェアアプリケーションまたは自然言語記述の少なくとも1つをプロセッサに生成させるステップと、
を含む方法。」


第3 原査定の拒絶の理由

原査定の拒絶の理由は,次のとおりのものである。

1 理由1
本願の請求項1に係る発明は,本願の優先日前に日本国内又は外国において,頒布された又は電気通信回線を通じて公衆に利用可能となった次の引用文献1に記載された発明であるから,特許法第29条第1項第3号に該当し,特許を受けることができない。

引用文献1.米国特許第5734837号明細書

2 理由2
本願の請求項1に係る発明は,本願の優先日前に日本国内又は外国において,頒布された又は電気通信回線を通じて公衆に利用可能となった次の引用文献1に記載された発明に基づいて,及び,次の引用文献1-2に記載された発明に基づいて,その優先日前にその発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者が容易に発明をすることができたものであるから,特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。

引用文献1.米国特許第5734837号明細書
引用文献2.米国特許出願公開第2009/0070749号明細書

3 理由3
この出願は,特許請求の範囲の記載が請求項1に関し明確でなく,特許法第36条第6項第2号に規定する要件を満たしていない。


第4 引用文献等の記載及び引用発明

1 引用文献1
(1)本願の優先日前に頒布された又は電気通信回線を通じて公衆に利用可能となった引用文献であって,原審の拒絶の査定の理由である平成30年6月29日付けの拒絶理由通知において引用文献1として引用された米国特許第5734837号明細書(以下,「引用文献1」という。)には,図面とともに次の記載がある。(当審注:下線は,参考のために当審で付与したものである。)

ア 「The invention is a method and system which provides consultants, business process analysts, and application developers with a unified tool with which to conduct business process analysis, design, documentation and to generate business process definitions and workflow-enabled applications. The invention may be implemented using a software system which has two functional sets.」(第1欄第5?11行)
(当審訳:発明は,コンサルタント,ビジネスプロセスアナリスト及びアプリケーション開発者に,ビジネスプロセスの分析,設計,文書化を実施し,ビジネスプロセス定義及びワークフロー可能アプリケーションを生成することができる統合ツールを提供する方法及びシステムである。 発明は,2つの機能セットを有するソフトウェアシステムを使用して実装されてよい。)

イ 「Workflow Application Builder
The workflow application builder 67, which is the invention described herein, is a Graphical User Interface (GUI) application that allows a business process designer to specify the business process design with its network of workflows. The application builder, in turn, creates or edits the workflow definitions databases that define the business process and that will be used by the workflow server. The workflow application builder also generates forms and views for client workflow enabled applications.」(第6欄第11?20行)
(当審訳:ワークフローアプリケーションビルダ
ここに記述される発明であるワークフローアプリケーションビルダ67は,ビジネスプロセスの設計者がワークフローのネットワークによりビジネスプロセスデザインを記述することを可能とするグラフィカルユーザインタフェース(GUI)アプリケーションである。アプリケーションビルダは,次に,ビジネスプロセスを定義し,ワークフローサーバに使用されることになるワークフロー定義データベースを生成または編集する。ワークフローアプリケーションビルダは,また,クライアントワークフロー可能アプリケーションのためのフォームとビューを生成する。)

ウ 「Business Process Map--This is a graphical representation of business process, which shows its workflows and their relationship.」(第6欄第45?47行)
(当審訳:ビジネスプロセスマップ-これは,ワークフローとその関係を表すビジネスプロセスのグラフィカル表現である。)

エ 「The invention i) produces standard workflow maps of business processes that show workflows and the links defined between workflows or receives such maps and defined links created by the Analyst; and ii) defines triggers that will cause events to occur, states to change, or acts in workflows; iii) verifies the consistency of the business process maps; iv) produces the workflow scripts that correspond to the workflow and links defined in the map; v) generates definitions database; and iv) generates business process applications through forms, form fields and their visual representation.
The user of the invented system is known as a business process analyst or systems analyst or designer or application developer. To use the system, the user first creates a business process which is defined in terms of a business process map.」(第8欄第7?21行)
(当審訳:発明は,i)ワークフロー及びワークフロー間で定義されたリンクを示すビジネスプロセスの標準ワークフローマップを生成,または,アナリストによって生成されたそうしたマップ及び定義されたリンクを受信し,そして,ii)ワークフローにおいて生じるべきイベントを起こすトリガ,変更すべき状態,または,行動を定義し,iii)ビジネスプロセスマップの一貫性を検証し,iv)マップ中に定義されるワークフロー及びリンクに対応するワークフロースクリプトを生成し,v)定義データベースを生成し,そして,iv)フォーム,フォームフィールド及びその視覚的表現によりビジネスプロセスアプリケーションを生成する。
発明のシステムのユーザは,ビジネスプロセスアナリスト,システムアナリスト,設計者,又はアプリケーション開発者として知られている。このシステムを使用するために,ユーザは,まず,ビジネスプロセスマップにより定義されるビジネスプロセスを作成する。)(当審注:2つ目の「iv」は,「vi」の誤記であると思われる。)

オ 「When a workflow is created on a business process map, the user is given an accessible way to enter the workflow attributes, namely, workflow name, customer, performer, conditions of satisfaction, costs and prices (or values), cycle times, application data, its attributes, forms and type of workflow.」(第9欄第16?21行)
(当審訳:ビジネスプロセスマップ上にワークフローが作成されるとき,ユーザは,ワークフロー属性,すなわち,ワークフロー名,カスタマ,パフォーマ,満足すべき条件,コストと価格(又は価値),サイクルタイム,アプリケーションデータ,その属性,フォーム,及び,ワークフローのタイプを入力するためのアクセス可能な方法を与えられる。

カ 「Referring now to FIG. 6 which illustrates the overall flow of an implementation of the invented application builder, the user initiates the flow by one of three processes namely, Review Script Syntax, Generate Application or Check Consistency.」
(当審訳:ここで発明に係るアプリケーションビルダの実装の全体フローを示す図6を参照すると,ユーザは,3つのプロセス,すなわち,スクリプト構文レビュー,アプリケーション生成,一貫性チェックのうちの1つにより,フローを開始する。)

キ 「


(Fig. 6から,上記カで引用する記載中の「発明に係るアプリケーションビルダ」が,複数のモジュールにより構成されている態様を読み取ることができる。)

ク 「By initiating the Generate Application process e.g. by selecting from the File menu, a process is begun to generate the business process application in the definitions database 51. This task is performed by Generate Application module 119. This module first checks the completeness of the map by calling Consistency Checking module 115, generates System Scripts 121, precompiles system and user scripts, writes details of the business process in the definitions database and calls forms and views generation module 123 for the user interface of the workflow application.」(第33欄第50?59行)
(当審訳:アプリケーション生成プロセスを開始することにより,例えば,ファイルメニューから選択することにより,定義データベース51内にビジネスプロセスアプリケーションを生成するためにプロセスを開始する。このタスクは,アプリケーション生成モジュール119により実行される。このモジュールは,まず,一貫性チェッキングモジュール115を呼び出すことにより,マップの完全性をチェックし,システムスクリプト121を生成し,システムスクリプト及びユーザスクリプトをプリコンパイルし,ビジネスプロセスの詳細を定義データベースに書き込み,ワークフローアプリケーションのユーザインタフェースのためのフォーム・ビュー生成モジュール123を呼び出す。)

ケ 「The Forms/Views Generation module 123 is called by Generate Application module 119 to create Forms and Views 141. It obtains the details of fields of the forms and their attributes from Entities Data 139 and uses Forms/Views API 143 to create the user interface in the database.」(第35欄第14?18行)
(当審訳:フォーム/ビュー生成モジュール123は,フォームとビュー141を作成するために,アプリケーション生成モジュール119から呼び出される。それは,エンティティデータ139からフォームのフィールド及びその属性の詳細を取得し,データベース内にユーザインタフェースを作成するためにフォーム/ビューAPI143を使用する。)

コ 「The Forms/Views generation module 123 uses Forms/Views API 143 to create the user interface of the workflow enabled application 73. The Forms/Views API has the knowledge of the underlying database.」(第35欄第60?63行)
(当審訳:フォーム/ビュー生成モジュール123は,ワークフロー可能アプリケーション73のユーザインタフェースを作成するためにフォーム/ビューAPI143を使用する。フォーム/ビューAPIは,基礎となるデータベースの知識を有する。)

サ 「The Forms/Views API module 143 is used to create forms and views in the database. This module provides an interface to the Application Builder to specify the details of forms for viewing at different times and for different workflows. Alter obtaining all the details, this module creates the forms and views in the definitions database 51.」(第36欄第13?18行)
(当審訳:フォーム/ビューAPIモジュール143は,データベース内にフォームとビューを作成するために使用される。このモジュールは,異なる時刻における異なるワークフローのためのフォームとビューの詳細を記述するためのインタフェースをアプリケーションビルダに提供する。全ての詳細を取得してから,このモジュールは,定義データベース51内にフォームとビューを作成する。)(当審注:上記記載中「Alter obtaining all the details,」とあるのは,「After obtaining all the details,」の誤記であると思われる。)

シ 「A workflow-enabled application is usually composed of forms (a number of fields to be filled) and views (status reports and lists of system pending actions). The Application Builder generates a standard set of Forms and Views as part of the application generation process and thus provide the developer with a starting point for his/her application.」(第71欄第4?9行)
(当審訳:ワークフロー可能アプリケーションは,通常,フォーム(入力すべき多くのフィールド)とビュー(ステータス報告及びシステムペンディングアクションのリスト)から構成される。アプリケーションビルダは,アプリケーション生成プロセスの一部としてフォームとビューの標準セットを生成し,このようにして,開発者にアプリケーションの開始地点を提供する。)

(2)上記(1)の記載ついて検討すると,次のとおりである。
ア 上記(1)アの「発明は,コンサルタント,ビジネスプロセスアナリスト及びアプリケーション開発者に,ビジネスプロセスの分析,設計,文書化を実施し,ビジネスプロセス定義及びワークフロー可能アプリケーションを生成することができる統合ツールを提供する方法」との記載から,引用文献1に記載された発明は,「方法の発明」であるといえる。

イ 上記(1)オで引用する「ワークフロー属性,すなわち,ワークフロー名,カスタマ,パフォーマ,満足すべき条件,コストと価格(又は価値),サイクルタイム,アプリケーションデータ,その属性,フォーム,及び,ワークフローのタイプ」との記載から,フォームは,ワークフロー属性の1つであると認められる。

ウ 上記(1)イで引用する記載における「ワークフローアプリケーションビルダ67」と,上記(1)カで引用する記載における「発明に係るアプリケーションビルダ」とは,引用文献1全体の記載から,同じ対象を表していると認められる。
また,上記(1)キで引用するFig. 6から,上記「発明に係るアプリケーションビルダ」が,複数のモジュールにより構成されている態様を読み取ることができる。

エ 上記(1)ケで引用する記載における「それ」は,前後の記載との整合性に鑑み,「フォーム/ビュー生成モジュール123」のことであると認められる。

オ 上記(1)ケ及びコで引用する記載における「フォーム/ビューAPI143」と,上記(1)サで引用する記載における「フォーム/ビューAPIモジュール143」とは,付加されている番号が同じであること,及び,引用文献1の記載全体に鑑み,同じ対象を表していると認められる。

カ 上記(1)ケで引用する記載における「ユーザインタフェース」は,上記(1)コで引用する記載における「ワークフロー可能アプリケーション73のユーザインタフェース」であると認められる。

(3)上記(1)の記載及び上記(2)での検討を踏まえると,引用文献1には,以下の発明(以下,「引用発明」という。)が記載されているものと認められる。

「 方法の発明であって,
発明は,ソフトウェアシステムを使用して実装されてよく,
発明は,ワークフロー及びワークフロー間で定義されたリンクを示すビジネスプロセスの標準ワークフローマップを生成し,定義データベースを生成し,フォーム,フォームフィールド及びその視覚的表現によりビジネスプロセスアプリケーションを生成し,

ワークフローアプリケーションビルダ67は,ビジネスプロセスの設計者がワークフローのネットワークによりビジネスプロセスデザインを記述することを可能とするグラフィカルユーザインタフェース(GUI)アプリケーションであり,
ユーザは,ビジネスプロセスマップにより定義されるビジネスプロセスを作成し,
ビジネスプロセスマップは,ワークフローとその関係を表すビジネスプロセスのグラフィカル表現であり,

ワークフローアプリケーションビルダ67は,クライアントワークフロー可能アプリケーションのためのフォームとビューを生成し,
ワークフローアプリケーションビルダ67は,複数のモジュールにより構成されており,

フォームは,ワークフロー属性の1つであり,

アプリケーション生成プロセスを開始することにより,定義データベース51内にビジネスプロセスアプリケーションを生成するためにプロセスを開始し,このタスクは,アプリケーション生成モジュール119により実行され,このモジュールは,ワークフローアプリケーションのユーザインタフェースのためのフォーム・ビュー生成モジュール123を呼び出し,

フォーム/ビュー生成モジュール123は,フォームとビュー141を作成するために,アプリケーション生成モジュール119から呼び出され,フォームのフィールド及びその属性の詳細を取得し,データベース内にワークフロー可能アプリケーション73のユーザインタフェースを作成するためにフォーム/ビューAPIモジュール143を使用し,

フォーム/ビューAPIモジュール143は,定義データベース51内にフォームとビューを作成し,

ワークフロー可能アプリケーションは,フォーム(入力すべき多くのフィールド)とビュー(ステータス報告及びシステムペンディングアクションのリスト)から構成される,

方法の発明。」


第5 対比

1 本願発明と引用発明とを対比する。

(1)引用発明は,「方法」の発明であり,当該方法は「ソフトウェアシステムを使用して実装されてよ」いものであるところ,ソフトウェアシステムはコンピュータによって実装されることが明らかであるから,引用発明の「方法」は,コンピュータに実装される方法であるといえる。
よって,本願発明と引用発明とは,“コンピュータに実装される方法”である点において一致する。

(2)引用発明の「ワークフローアプリケーションビルダ67」は,「ビジネスプロセスの設計者がワークフローのネットワークによりビジネスプロセスデザインを記述することを可能とするグラフィカルユーザインタフェース(GUI)アプリケーションであ」る。
ここで,引用発明の上記「ワークフロー」は,「ワークフローのネットワークによりビジネスプロセスデザインを記述する」ものであることから,ビジネスプロセスに関するワークフローであるといえるから,本願発明の「ビジネスプロセスワークフロー」に相当する。
また,引用発明において,ビジネスプロセスの設計者は,ワークフローアプリケーションビルダ67のグラフィカルユーザインタフェースを介してワークフローのネットワークによりビジネスプロセスデザインを記述していると認められるところ,ビジネスプロセスの設計者が当該「ワークフローのネットワークによりビジネスプロセスデザインを記述」した内容(以下,「記述内容」という。)は,当該ワークフローに関連付けられたものであることが明らかであるから,引用発明の上記「記述内容」は,本願発明の「ビジネスプロセスワークフローに関連付けられた記述」に相当する。
さらに,引用発明の上記「記述内容」は,「グラフィカルユーザインタフェース(GUI)アプリケーション」であるワークフローアプリケーションビルダ67により入力されることが明らかであるから,引用発明は,上記「記述内容」を,グラフィカルユーザインタフェースを介して受信するステップを含むといえる。
してみると,本願発明と引用発明とは,“ビジネスプロセスワークフローに関連付けられた記述を、グラフィカルユーザインタフェースを介して受信するステップ”を含む点において一致する。

(3)上記(2)の点についてさらに検討すると,引用発明の上記「記述内容」は,ワークフローアプリケーションビルダ67を使用して記述されるものであるといえるところ,引用発明の「ワークフローアプリケーションビルダ67」は,この点において,上記記述内容における「ビジネスプロセス」を定義するためのソフトウェアモジュールであるといえるから,本願発明の「プロセス定義モジュール」に相当する。
してみると,引用発明の上記「記述内容」は,上述のとおり,ワークフローアプリケーションビルダ67を使用して記述されるものであるから,本願発明の「記述」と引用発明の上記「記述内容」とは,“プロセス定義モジュールを使用して記述され”る点において一致する。
また,引用発明の上記「記述内容」について,引用発明においては,「ユーザは,ビジネスプロセスマップにより定義されるビジネスプロセスを作成し,ビジネスプロセスマップは,ワークフローとその関係を表すビジネスプロセスのグラフィカル表現であ」るところ,「ワークフローのネットワークにより」記述された「ビジネスプロセス」は,グラフィカル表現であるビジネスプロセスマップによって記述されていることが明らかであり,当該「ビジネスプロセスマップ」が,本願発明の「プロセスフロー図」に相当する。
そして,引用発明の上記「記述内容」が,上記の図の形式で記述されたビジネスプロセスを備えていることは明らかであるから,本願発明の「記述」と引用発明の上記「記述内容」とは,さらに,“プロセスフロー図を備える”点において一致する。

(4)引用発明の「フォーム」は,「ワークフロー属性の1つであ」り,ワークフロー属性はワークフローについてその性質を示すあるいは表現するものであることが明らかであるから,ワークフローを記述するためのものであるといえ,よって,上記(2)での検討も踏まえると,本願発明の「前記ビジネスプロセスワークフローを記述するためのフォーム」に相当する。
また,引用発明の「フォーム/ビュー生成モジュール123」は,「フォームとビュー141を作成するために,アプリケーション生成モジュール119から呼び出され」るものであるところ,フォームを作成するために使用されるものであるといえ,そして,当該フォームを作成することは,フォームを設計すること,すなわち,デザインすることとであるといえるから,引用発明の「フォーム/ビュー生成モジュール123」は,本願発明の「フォームデザインモジュール」に相当する。
してみると,引用発明は,フォーム/ビュー生成モジュール123を,ワークフローを記述するためのフォームをデザインに使用するステップを含むといえるから,本願発明と引用発明とは,“フォームデザインモジュールを、前記ビジネスプロセスワークフローを記述するためのフォームのデザインに使用するステップ” を含む点において一致する。

(5)上記(4)の点についてさらに検討すると,引用発明において,「フォーム/ビュー生成モジュール123」を使用して作成されたフォームは,上記(4)で検討したとおり,当該フォームを作成することはフォームをデザインすることであるといえることから,「フォーム/ビュー生成モジュール123」を使用してデザインされたフォームであるといえ,よって,本願発明の「デザインされたフォーム」に相当する。
また,引用発明の「フォーム/ビュー生成モジュール123」は,「フォームとビュー141を作成するために,アプリケーション生成モジュール119から呼び出され,フォームのフィールド及びその属性の詳細を取得し,データベース内にワークフロー可能アプリケーション73のユーザインタフェースを作成するためにフォーム/ビューAPIモジュール143を使用」するものであり,当該「フォーム/ビューAPIモジュール143」は,「定義データベース51内にフォームとビューを作成」するものであるところ,フォーム/ビュー生成モジュール123を使用して作成されたフォームは,データベースに記憶されるといえる。
したがって,本願発明の「デザインされたフォーム」と,引用発明の上記「フォーム/ビュー生成モジュール123を使用して作成されたフォーム」は,“データベースに記憶される” 点において一致する。

(6)引用発明の「フォーム/ビューAPIモジュール143」は,「フォームとビューを作成」するものである。
また,引用発明においては,「ワークフロー可能アプリケーションは,フォーム(入力すべき多くのフィールド)とビュー(ステータス報告及びシステムペンディングアクションのリスト)から構成される」ところ,ワークフロー可能アプリケーションを構成する「フォーム」は,入力すべき多くのフィールドを含むものであることから,「入力フォーム」であるといえる。
さらに,引用発明は,「フォーム/ビュー生成モジュール123は,フォームとビュー141を作成するために,アプリケーション生成モジュール119から呼び出され,フォームのフィールド及びその属性の詳細を取得し,データベース内にワークフロー可能アプリケーション73のユーザインタフェースを作成するためにフォーム/ビューAPIモジュール143を使用」するものであり,また,フォームはユーザインタフェースを構成する要素の一つであることが技術常識であるところ,引用発明の,「ワークフロー可能アプリケーション73のユーザインタフェースを作成するためにフォーム/ビューAPIモジュール143を使用」して作成された「フォーム」は,引用発明のワークフロー可能アプリケーションを構成する上記「フォーム」,すなわち,「入力フォーム」であるといえるから,本願発明の「入力フォーム」に相当する。
加えて,引用発明の「フォーム/ビューAPIモジュール143」は,「フォーム/ビュー生成モジュール123がフォームとビュー141を作成する」ために,フォーム/ビュー生成モジュール123により使用されて,ワークフロー可能アプリケーション73のユーザインタフェースとして「フォームとビューを作成」するものであるといえる。すなわち,引用発明の「フォーム/ビューAPIモジュール143」は,上記の検討も踏まえると,「フォーム/ビュー生成モジュール123がフォームとビュー141を作成する」際に,当該フォーム/ビュー生成モジュール123に入力フォームを提供するために使用するものであるといえる。そして,本願発明の「サービスデザインモジュール」は,“前記フォームデザインモジュールに入力フォームを提供するために使用する”ものであるから,上記(4)で検討したとおり,引用発明の「フォーム/ビュー生成モジュール123」は,本願発明の「フォームデザインモジュール」に相当することも踏まえると,結局,引用発明の「フォーム/ビューAPIモジュール143」は,本願発明の「サービスデザインモジュール」に相当する。
してみると,引用発明は,フォーム/ビュー生成モジュール123がフォームとビュー141を作成する際に,フォーム/ビューAPIモジュール143を,フォーム/ビュー生成モジュール123に入力フォームを提供するために使用するステップを含むといえるから,本願発明と引用発明とは,上記(4)での検討も踏まえると,“サービスデザインモジュールを,前記フォームデザインモジュールに入力フォームを提供するために使用するステップ”を含む点において一致する。

(7)上記(6)の点についてさらに検討すると,上記(6)で検討したとおり,引用発明の「フォーム/ビューAPIモジュール143を使用」して作成された「フォーム」は,本願発明の「入力フォーム」に相当する。
また,引用発明の「フォーム/ビューAPIモジュール143」は,「定義データベース51内にフォームとビューを作成」するものであるところ,フォーム/ビューAPIモジュール143により作成されたフォームは,定義データベース内に記憶されるものであるといえる。
よって,本願発明の「入力フォーム」と引用発明の「フォーム/ビューAPIモジュール143を使用」して作成された「フォーム」とは,“前記データベースに記憶される”ものである点において一致する。

(8)引用発明は,「ワークフローアプリケーションビルダ67は,クライアントワークフロー可能アプリケーションのためのフォームとビューを生成」するものであり,また,「アプリケーション生成プロセスを開始することにより,定義データベース51内にビジネスプロセスアプリケーションを生成するためにプロセスを開始し,このタスクは,アプリケーション生成モジュール119により実行され,このモジュールは,ワークフローアプリケーションのユーザインタフェースのためのフォーム・ビュー生成モジュール123を呼び出」すものであるところ,ワークフローアプリケーションビルダ67により生成されるクライアントワークフロー可能アプリケーションのためのフォームは,上記(5)で検討した,「フォーム・ビュー生成モジュール123により作成されたフォーム」であるといえる。
また,引用発明の上記「フォーム/ビュー生成モジュール123を使用して作成されたフォーム」は,上記(5)で検討したとおり,“データベースに記憶され”ていると認められる。
さらに,引用発明は,「フォーム,フォームフィールド及びその視覚的表現によりビジネスプロセスアプリケーションを生成」するものであり,引用発明の「ワークフローアプリケーションビルダ67は,クライアントワークフロー可能アプリケーションのためのフォームとビューを生成」するものであるところ,引用発明においては,ビジネスプロセスアプリケーションである「クライアントワークフロー可能アプリケーション」を当然に生成しているものと認められる。
ここで,引用発明においては,「ワークフロー可能アプリケーションは,フォーム(入力すべき多くのフィールド)とビュー(ステータス報告及びシステムペンディングアクションのリスト)から構成される」ことから,クライアントワークフロー可能アプリケーションを生成する際には,「クライアントワークフロー可能アプリケーションのためのフォーム」である,上記の“データベースに記憶され”ている「フォーム・ビュー生成モジュール123により作成されたフォーム」を,当然に当該クライアントワークフロー可能アプリケーションに組み込んで生成しているものと認められ,この際に,当該“データベースに記憶され”ているフォームを,クライアントワークフロー可能アプリケーションに組み込んでともに「生成している」といえる。そして,本願発明の「前記データベースにミラーリングされている前記フォーム」との発明特定事項は,データベースに「記憶されている」フォームを意味するものに他ならないから,引用発明の,当該“データベースに記憶され”ているフォームを,クライアントワークフロー可能アプリケーションに組み込んで生成することが,本願発明の「前記データベースにミラーリングされている前記フォームを作成する」ことに相当する。
加えて,引用発明の「ワークフローアプリケーションビルダ67」は,引用発明が「ソフトウェアシステムを使用して実装されてよ」いものであることにも鑑み,当然にソフトウェアとして構成されているものと認められる。そして,本願発明の「ダイナミックエンティティモジュール」もソフトウェアとして構成されていることが明らかであるから,本願発明の「ダイナミックエンティティモジュール」と引用発明の「ワークフローアプリケーションビルダ67」とは,「ソフトウェア」である点において共通する。
そして,引用発明は,ワークフローアプリケーションビルダ67を使用して,上記の“データベースに記憶され”ている「フォーム・ビュー生成モジュール123により作成されたフォーム」を,当該クライアントワークフロー可能アプリケーションに組み込んで生成するステップを含むといえるから,上記(5)での検討も踏まえると,本願発明と引用発明とは,後記する点で相違するものの,“ソフトウェアを,前記データベースにミラーリングされている前記フォームを作成するために使用するステップ”を含む点において一致する。

(9)引用発明は,「ワークフロー及びワークフロー間で定義されたリンクを示すビジネスプロセスの標準ワークフローマップを生成し,定義データベースを生成し,フォーム,フォームフィールド及びその視覚的表現によりビジネスプロセスアプリケーションを生成」し,また,「ワークフローアプリケーションビルダ67は,ビジネスプロセスの設計者がワークフローのネットワークによりビジネスプロセスを記述することを可能とするグラフィカルユーザインタフェース(GUI)アプリケーションであ」るところ,上記(2)での検討も踏まえると,引用発明は,上記記述内容(ビジネスプロセスの設計者がワークフローのネットワークによりビジネスプロセスを記述した内容)に基づいてビジネスプロセスアプリケーションを生成しているといえる。
また,上記(1)での検討から,引用発明は,“コンピュータに実装される方法”であり,コンピュータに実装される方法の処理は,コンピュータが備えるプロセッサが行うことが明らかであるから,引用発明の,記述内容に基づいてビジネスプロセスアプリケーションを生成する処理は,プロセッサに行わせているものと認められる。
してみると,引用発明は,記述内容に基づいてビジネスプロセスアプリケーションをプロセッサに生成させるステップを含むといえ,そして,引用発明の「ビジネスプロセスアプリケーション」は,本願発明の「ビジネスプロセスワークフローのソフトウェアアプリケーション」に相当するから,本願発明と引用発明とは,上記(2)での検討も踏まえると,“前記記述に基づいて前記ビジネスプロセスワークフローのソフトウェアアプリケーションまたは自然言語記述の少なくとも1つをプロセッサに生成させるステップ”を含む点において一致する。

2 上記1での検討から,本願発明と引用発明とは,以下の点で一致し,また,相違する。

<一致点>
「コンピュータに実装される方法であって、
ビジネスプロセスワークフローに関連付けられた記述を、グラフィカルユーザインタフェースを介して受信するステップであって、前記記述は、プロセス定義モジュールを使用して記述され、プロセスフロー図を備える、ステップと、
フォームデザインモジュールを、前記ビジネスプロセスワークフローを記述するためのフォームのデザインに使用するステップであって、デザインされたフォームは、データベースに記憶される、ステップと、
サービスデザインモジュールを、前記フォームデザインモジュールに入力フォームを提供するために使用するステップであって、前記入力フォームは、前記データベースに記憶される、ステップと、
ソフトウェアを、前記データベースにミラーリングされている前記フォームを作成するために使用するステップと、
前記記述に基づいて前記ビジネスプロセスワークフローのソフトウェアアプリケーションをプロセッサに生成させるステップと、
を含む方法。」

<相違点1>
本願発明の「デザインされたフォーム」は,「検索のために」データベースに記憶されるものであるのに対し,引用発明の「フォーム/ビュー生成モジュール123を使用して作成されたフォーム」は,データベースに記憶されるものであるものの,「検索のために」との特定がなされていない点。

<相違点2>
本願発明の「入力フォーム」は,「検索のために」データベースに記憶されるものであるのに対し,引用発明の「フォーム/ビューAPIモジュール143を使用」して作成された「フォーム」は,データベースに記憶されるものであるものの,「検索のために」との特定がなされていない点。

<相違点3>
本願発明は,データベースにミラーリングされているフォームを作成するために使用する「ソフトウェア」が,「ダイナミックエンティティモジュール」であるのに対し,引用発明は,“データベースに記憶され”ている「フォーム・ビュー生成モジュール123により作成されたフォーム」を,当該クライアントワークフロー可能アプリケーションに組み込んで生成するために使用する「ソフトウェア」が,「ワークフローアプリケーションビルダ67」である点。

<相違点4>
本願発明の「フォーム」は,「1以上のクライアントデバイスに記憶することができる」ものであるのに対し,引用発明の「フォーム」は,そのような特定がなされていない点。


第6 判断

上記相違点について検討する。

ア 相違点1,2について
事案に鑑み,相違点1及び相違点2について,まとめて検討する。
一般に,データベースに記憶されたデータを検索することがデータベースの通常の利用の仕方であるところ,データをデータベースに記憶するのは,後に当該データを検索するためであるといえることが,本願の優先日前における技術常識から明らかである。
してみれば,引用発明において,フォーム/ビュー生成モジュール123を使用して作成されたフォーム,及び,フォーム/ビューAPIモジュール143を使用」して作成されたフォームも,データベースに記憶されるものであるから,本願の優先日前における上記技術常識に照らせば,「検索のため」データベースに記憶されるものであるといえる。
よって,相違点1及び相違点2は,実質的な相違点ではない。

イ 相違点3について
上記「第5 1(8)」で検討したとおり,引用発明の「ワークフローアプリケーションビルダ67」は,ソフトウェアとして構成されているものと認められる。
また,ソフトウェアの構築技術として,ソフトウェアが行う処理のうち一つのまとまった処理ごとに,当該処理を行う1つのモジュールを設け,複数の当該モジュールによりソフトウェアを構成する手法は,本願の優先日前において広く知られたものにすぎず,実際,本願発明の「ワークフローアプリケーションビルダ67」も,「複数のモジュールにより構成されて」いるものである。
してみると,引用発明の,“データベースに記憶され”ている「フォーム・ビュー生成モジュール123により作成されたフォーム」を,当該クライアントワークフロー可能アプリケーションに組み込んで生成するために使用する「ワークフローアプリケーションビルダ67」において,当該「組み込んで生成する」処理を行うための1つのモジュールを設けるように構成することは,上記の本願の優先日時点においてよく知られた手法及びワークフローアプリケーションビルダ67が複数のモジュールかなるソフトウェアとして構成されていることに鑑みれば,当業者が通常の創作能力を発揮することにより容易になし得たことであると認められる。そして,そのようにして構成された発明において,上記「1つのモジュール」は,“データベースに記憶され”ているフォームを,クライアントワークフロー可能アプリケーションに組み込んで生成するために使用するものであるといえるから,本願発明の「ダイナミックエンティティモジュール」と当該「1つのモジュール」とは,“前記データベースにミラーリングされている前記フォームを作成するために使用する”モジュールである点において一致することになることも,当業者には明らかな事項である。

ウ 相違点4について
上記「第5 1(8)」で検討したとおり,引用発明においては,クライアントワークフロー可能アプリケーションを生成し,この際に,“データベースに記憶され”ているフォームを,クライアントワークフロー可能アプリケーションに組み込んでともに生成していると認められる。
また,当該クライアントワークフロー可能アプリケーションは,その名称から,クライアントデバイスで実行されるアプリケーションであることが明らかである。
さらに,一般に,あるアプリケーションを実行する際に,当該アプリケーションを実行するデバイスに記憶することは,本願の優先日前において,およそ情報処理の分野において通常行われていた事項にすぎないものである。
してみると,引用発明において,クライアントワークフロー可能アプリケーションを,その実行に際し,クライアントワークフロー可能アプリケーションを実行するクライアントデバイスに記憶するように構成することは,上記する本願の優先日前の技術常識に鑑み,当業者であれば容易になし得たことである。そして,この際に,上記のクライアントワークフロー可能アプリケーションに組み込んでともに生成された“データベースに記憶され”ている「フォーム」も,クライアントワークフロー可能アプリケーションとともにクライアントデバイスに記憶されることになることが明らかであるから,結局,上記「フォーム」を“1以上のクライアントデバイスに記憶することができる”ようにすることは,同様に,当業者が容易になし得たことである。

エ そして,これらの相違点を総合的に勘案しても,本願発明の奏する作用効果は,本願の優先日時点における技術水準にも鑑み,引用発明の奏する作用効果から予測される範囲内のものにすぎず,格別顕著なものということはできない。

オ したがって,本願発明は,本願の優先日時点における技術水準に鑑み,引用発明に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものである。


第7 むすび

以上のとおり,本願発明は,特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができないから,本願は拒絶されるべきものである。

よって,結論のとおり審決する。

 
別掲
 
審理終結日 2020-09-16 
結審通知日 2020-09-23 
審決日 2020-10-07 
出願番号 特願2015-557229(P2015-557229)
審決分類 P 1 8・ 121- WZ (G06F)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 金木 陽一打出 義尚今城 朋彬多賀 実  
特許庁審判長 田中 秀人
特許庁審判官 ▲はま▼中 信行
山崎 慎一
発明の名称 ビジネスプロセスワークフローシステム  
代理人 林 一好  
代理人 芝 哲央  
代理人 正林 真之  
代理人 岩池 満  

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