ポートフォリオを新規に作成して保存 |
|
|
既存のポートフォリオに追加保存 |
|
PDFをダウンロード![]() |
審決分類 |
審判 訂正 ただし書き1号特許請求の範囲の減縮 訂正する H04W 審判 訂正 ただし書き3号明りょうでない記載の釈明 訂正する H04W |
---|---|
管理番号 | 1379048 |
審判番号 | 訂正2021-390085 |
総通号数 | 264 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 特許審決公報 |
発行日 | 2021-12-24 |
種別 | 訂正の審決 |
審判請求日 | 2021-05-28 |
確定日 | 2021-09-30 |
訂正明細書 | 有 |
事件の表示 | 特許第6612971号に関する訂正審判事件について、次のとおり審決する。 |
結論 | 特許第6612971号の特許請求の範囲を本件審判請求書に添付された訂正特許請求の範囲のとおり、訂正後の請求項〔29-36〕について訂正することを認める。 |
理由 |
第1 手続の経緯 本件訂正審判の請求に係る特許第6612971号は、2015年(平成27年)11月2日(パリ条約による優先権主張 外国庁受理 2015年8月25日 欧州特許庁)を国際出願日とする出願である特願2018-510389号の請求項1ないし38について、令和元年11月8日に特許権の設定登録がなされたものである。 そして、令和3年5月28日に本件訂正審判の請求がされた。 第2 請求の趣旨及び訂正の内容 本件訂正審判の請求の趣旨は、特許第6612971号の特許請求の範囲を本件審判請求書に添付した訂正特許請求の範囲のとおり、訂正後の請求項29ないし36について訂正することを認める、との審決を求めるものであり、その訂正の内容は、次の訂正事項1ないし3のとおりである。 1.訂正事項1 特許請求の範囲の請求項29の第4段落の先頭に「・」を加えると共に、末尾を「取得させ、」から「取得させることであって、」に変更し、 第5段落の先頭の「ここで、」を削除し、 第6段落の末尾を「含み、」から「含む、前記取得させることと;」に変更し、 第7段落の先頭に設けられていた2つの空白のうち1つを「・」に変更すると共に、末尾を「ように構成され、」から「ことであって、」に変更し、 第8段落の先頭の「ここで、」を削除し、 第9段落の末尾を「含む、」から「含む、前記取得させることと;」に変更し、 訂正後の第10段落として、「を行わせるように構成され、」を追加する。 請求項29の記載を引用する請求項30ないし36も同様に訂正する。 2.訂正事項2 特許請求の範囲の請求項29の第5段落の「アップリンク制御部またはダウンリンク制御部」との記載を、「アップリンク制御部」に限定する。またこの訂正に伴い、第6段落の「前記ダウンリンク制御部」を「ダウンリンク制御部」に訂正する。 また、第8段落の「アップリンク制御部またはダウンリンク制御部」との記載も、「アップリンク制御部」に限定する。またこの訂正に伴い、第9段落の「前記ダウンリンク制御部」を「ダウンリンク制御部」に訂正する。 請求項29の記載を引用する請求項30ないし36も同様に訂正する。 3.訂正事項3 訂正事項2により訂正された、特許請求の範囲の請求項29の第6段落の「該第1のサブフレームの前記アップリンク制御部またはダウンリンク制御部」との記載を、「該第1のサブフレームの前記アップリンク制御部及びダウンリンク制御部」に限定する。 また、訂正事項2により訂正された第9段落の「該第2のサブフレームの前記アップリンク制御部またはダウンリンク制御部」との記載も、「該第2のサブフレームの前記アップリンク制御部及びダウンリンク制御部」に限定する。 請求項29の記載を引用する請求項30ないし36も同様に訂正する。 第3 当審の判断 1.請求項29ないし36からなる一群の請求項に係る訂正について (1)一群の請求項について 訂正前の請求項30ないし36は請求項29を引用したものであり、訂正事項1ないし3に係る訂正によって記載が訂正される請求項29と連動して訂正されるものである。したがって、請求項29ないし36は、特許法第126条第3項に規定する一群の請求項である。 (2)訂正事項1について ア.訂正の目的について 訂正前の請求項29の第4段落の「セルラ通信システムのネットワーク・ノードから発信された第1のメッセージを取得させ、」との記載と、第7段落の「前記ネットワーク・ノードから発信された第2のメッセージを取得させるように構成され、」との記載は、内容的に同等の事項である。一方、第4段落の「セルラ通信システムのネットワーク・ノードから発信された第1のメッセージを取得させ、」の段落の最初の空白の数が1つであるのに対し、第7段落の「前記ネットワーク・ノードから発信された第2のメッセージを取得させるように構成され、」の段落の空白の数が2つとなっており、空白の数としては同等の関係となっていない。してみると,第4段落の記載事項と第7段落の記載事項相互の関係性が不明瞭になっている。そこで今回の訂正により、同等の関係であることが明瞭になった。 よって、訂正事項1は特許法第126条第1項ただし書第3号に掲げる明瞭でない記載の釈明を目的とするものである。 イ.願書に添付した明細書、特許請求の範囲又は図面に記載した事項の範囲内の訂正であることについて 明細書の段落【0016】に、「図3を参照すると、このプロセスは、端末装置120内において、セルラ通信システムのネットワーク・ノードから発信された第1のメッセージを取得するステップ(ブロック300)であって、第1のメッセージは、第1のサブフレームのアップリンク制御部分またはダウンリンク制御部分の第1の長さを示す少なくとも1つの情報要素を含み、第1のサブフレームは、第1のサブフレームのアップリンク制御部とダウンリンク制御部とを含むものである、ステップ」と、「前記ネットワーク・ノードから発信された第2のメッセージを取得するステップ(302)であって、第2のメッセージは、第2のサブフレームの、アップリンク制御部分またはダウンリンク制御部分の第2の長さを示す少なくとも1つの情報要素を含み、第2のサブフレームは、第2のサブフレームのアップリンク制御部分とダウンリンク制御部分とを含むものである、ステップとを含む。」と、訂正事項1について、記載されている。 よって、訂正事項1は、願書に添付した明細書、特許請求の範囲又は図面に記載した事項の範囲内の訂正であり、特許法第126条第5項の規定に適合するものである。 ウ.実質上特許請求の範囲を拡張し、また変更する訂正ではないことについて 上記ア及びイで説示したとおり、訂正事項1は請求項29の明瞭でない記載を明細書に記載された発明の内容と整合がとれた明瞭な記載にするものであって、実質上特許請求の範囲を拡張し、また変更するものではないことから、特許法第126条第6項の規定に適合するものである。 (3)訂正事項2について ア.訂正の目的について 訂正前の請求項29の第5段落及び第8段落の「アップリンク制御部またはダウンリンク制御部」との記載は択一的に記載された事項であり、「アップリンク制御部」に限定することで、択一的に記載されていた事項である「またはダウンリンク制御部」を削除し、訂正前の請求項29の記載を減縮するものである。 またこの訂正に伴い、訂正前の請求項29の第5段落及び第8段落の「ダウンリンク制御部」が削除されることから、第6段落及び第9段落の「前記ダウンリンク制御部」の「前記」が指し示す事項がなくなり、不明瞭な記載が生じてしまう。そこで、この不明瞭な記載を解消するために、第6段落及び第9段落の「前記ダウンリンク制御部」を「ダウンリンク制御部」に訂正するものである。 よって、訂正事項2は特許法第126条第1項ただし書第1号に掲げる特許請求の範囲の減縮及び特許法第126条第1項ただし書第3号に掲げる明瞭でない記載の釈明を目的とするものである。 イ.願書に添付した明細書、特許請求の範囲又は図面に記載した事項の範囲内の訂正であることについて 訂正事項2は、請求項29における択一的に記載された事項を削除し、またこの削除に伴う訂正を行ったものであって、新たな技術事項を追加するものではないことから、願書に添付した明細書、特許請求の範囲又は図面に記載した事項の範囲内のものであり、特許法第126条第5項の規定に適合するものである。 ウ.実質上特許請求の範囲を拡張し、また変更する訂正ではないことについて 訂正事項2は、請求項29における択一的に記載された事項を削除し、またこの削除に伴う訂正を行ったものであって、実質上特許請求の範囲を拡張し、又は変更するものではないことから、特許法第126条第6項の規定に適合するものである。 エ.特許出願の際に独立して特許を受けることができることについて 訂正事項2は、請求項29における択一的に記載された事項を削除し、またこの削除に伴う訂正を行ったものであって、新たな拒絶理由が生じるものではないから、訂正後の請求項29に記載されている事項により特定される発明は、特許出願の際に独立して特許を受けることができるものである。 したがって、訂正事項2は、特許法第126条第7項の規定に適合するものである。 (4)訂正事項3について ア.訂正の目的について 訂正事項2により訂正された、特許請求の範囲の請求項29の第6段落の「該第1のサブフレームの前記アップリンク制御部またはダウンリンク制御部」との記載の「または」という択一的に記載された事項を、「及び」と訂正し、「及び」前後の両方の構成を必須の構成であるように訂正したものであるから、訂正前の請求項29の記載を減縮するものである。 また、訂正事項2により訂正された、特許請求の範囲の請求項29の第9段落の「該第2のサブフレームの前記アップリンク制御部またはダウンリンク制御部」との記載の「または」という択一的に記載された事項を、「及び」と訂正し、「及び」前後の両方の構成を必須の構成であるように訂正したものであるから、訂正前の請求項29の記載を減縮するものである。 よって、訂正事項3は特許法第126条第1項ただし書第1号に掲げる特許請求の範囲の減縮を目的とするものである。 イ.願書に添付した明細書、特許請求の範囲又は図面に記載した事項の範囲内の訂正であることについて 請求項12に「第1のサブフレームが、前記第1のサブフレームの前記アップリンク制御部と前記ダウンリンク制御部とを備える、」、及び「前記第2のサブフレームは、前記第2のサブフレームの前記アップリンク制御部と前記ダウンリンク制御部とを含み、」と記載されており、第1のサブフレームはアップリンク制御部とダウンリンク制御部の両方を備えること、及び、第2のサブフレームはアップリンク制御部とダウンリンク制御部の両方を備えることが記載されている。 よって、訂正事項3は、願書に添付した明細書、特許請求の範囲又は図面に記載した事項の範囲内の訂正であり、特許法第126条第5項の規定に適合するものである。 ウ.実質上特許請求の範囲を拡張し、また変更する訂正ではないことについて 訂正事項3は、請求項29における「または」という択一的に記載された事項を「及び」という両方を備えた構成に訂正したものであって、実質上特許請求の範囲を拡張し、又は変更するものではないことから、特許法第126条第6項の規定に適合するものである。 エ.特許出願の際に独立して特許を受けることができることについて 訂正事項3は、請求項29における択一的に記載された事項を「及び」という両方を備えた構成に訂正したものであって、新たな拒絶理由が生じるものではないから、訂正後の請求項29に記載されている事項により特定される発明は、特許出願の際に独立して特許を受けることができるものである。 したがって、訂正事項3は、特許法第126条第7項の規定に適合するものである。 (5)小活 以上のとおり、請求項29ないし36からなる一群の請求項についての訂正は、特許法第126条第1項ただし書第1号又は第3号に掲げる事項を目的とし、かつ同条第5項ないし第7項の規定に適合するものである。 第4 むすび 以上のとおりであるから、本件審判の請求に係る訂正は、特許法第126条第1項ただし書第1号又は第3号に掲げる事項を目的とするものであり、かつ、特許法第126条第5項ないし第7項の規定に適合するものである。 よって、結論のとおり審決する。 |
発明の名称 |
(57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 セルラ通信システムのネットワーク・ノードにおいて、サブフレームの、アップリンク制御部およびダウンリンク制御部のうちの少なくとも1つの長さの選択に使用するための使用可能な長さの少なくとも1つのセットを構成するステップであって、使用されるシンボル長および前記サブフレーム内のシンボル数は、長さの粒度を規定し、前記サブフレーム内のシンボル数および前記サブフレームの各部分について利用可能なシンボル数は、利用可能な長さの前記少なくとも1つのセットを制限する、ステップと、 前記ネットワーク・ノードにおいて、前記サブフレームの前記アップリンク制御部および前記ダウンリンク制御部の少なくとも1つの長さを選択するステップであって、 前記長さは、利用可能な長さの前記少なくとも1つのセットの中から選択され、 前記サブフレームは、アップリンク制御情報およびアップリンク参照信号のうちの少なくとも一方を搬送する前記アップリンク制御部を備え、 ダウンリンク制御情報およびダウンリンク参照信号のうちの少なくとも一方を搬送する前記ダウンリンク制御部をさらに備え、 前記アップリンク制御部および前記ダウンリンク制御部のうちの前記少なくとも1つの前記長さは、最初に制御部に対して前記サブフレームにおいてリソースを割り当て、データに対して残りのリソースを割り当てることによって選択される、 ステップと、 前記サブフレームのアップリンク制御部およびダウンリンク制御部のうちの前記少なくとも1つの前記選択された長さを示す少なくとも1つの情報要素を含むメッセージの送信を引き起こすステップと を含む方法。 【請求項2】 前記ネットワーク・ノードにおいて、前記選択するステップは、 アップリンク部分のための前記少なくとも1つのセットの利用可能な長さのうちの第1のセットの中から前記アップリンク制御部の長さを選択することと、 ダウンリンク部分のための前記少なくとも1つのセットの利用可能な長さの第2のセットの中から前記ダウンリンク制御部の長さを選択することと、を含み、 前記メッセージに含まれる前記少なくとも1つの情報要素は、 前記アップリンク制御部の前記選択された長さおよび前記サブフレームの前記ダウンリンク制御部の前記選択された長さを示す、 請求項1に記載の方法。 【請求項3】 別のサブフレームに対して異なる利用可能な長さのセットを割り当てるステップをさらに含む、請求項1または2に記載の方法。 【請求項4】 決定された基準にしたがって第1のグループの端末装置と第2のグループの端末装置を形成するステップと、 前記第1のグループの端末装置の少なくとも1つの端末装置に前記サブフレームを割り当てるステップと、 前記第2のグループの端末装置の少なくとも1つの端末装置に他のサブフレームを割り当てるステップと をさらに含む、請求項3に記載の方法。 【請求項5】 前記決定された基準は、前記ネットワーク・ノードによって制御されるセル内の前記ネットワーク・ノードと前記端末装置との間の無線通信距離である、請求項4に記載の方法。 【請求項6】 前記第1のグループの端末装置に割り当てられたサブフレームは、前記第2のグループの端末装置に割り当てられた前記他のサブフレームのアップリンク部分より長いアップリンク部分を含む、請求項4または5に記載の方法。 【請求項7】 前記アップリンク制御部と前記ダウンリンク制御部とで使用可能な異なる長さのセットを構成するステップをさらに含む、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の方法。 【請求項8】 前記構成は、定期的に実行される、請求項1に記載の方法。 【請求項9】 前記ネットワーク・ノードにおいて、決定されたイベントを検出すると利用可能な長さの前記セットを再構成するステップであって、 前記イベントは、アップリンク制御リソースの必要性の変更、ダウンリンク制御リソースの必要性の変更、セル・サイズの変更、前記ネットワーク・ノードによって制御されるセルの縁部に位置する端末装置の変更、および、トラフィック負荷の変化、の内の少なくとも1つを含むものである、ステップ を更に含む、請求項1ないし8のいずれか1項に記載の方法。 【請求項10】 前記サブフレームの全持続時間は固定される、請求項1に記載の方法。 【請求項11】 前記選択が、端末装置に対して端末装置固有の方法で、前記メッセージが、専用メッセージとして前記端末装置に送信される、 前記ネットワーク・ノードによって制御されるセルに対してセル特有の方法で、前記メッセージは、前記セル内の複数の端末装置が利用可能な共通制御メッセージとして送信される、 の選択原則の1つまたは両方にしたがって行われる、請求項1に記載の方法。 【請求項12】 セルラ通信システムの端末装置において、前記セルラ通信システムのネットワーク・ノードから発信された第1のメッセージを取得するステップであって、 該第1のメッセージは、アップリンク制御部またはダウンリンク制御部の第1の長さを示す少なくとも1つの情報要素を含み、 第1のサブフレームが、前記第1のサブフレームの前記アップリンク制御部と前記ダウンリンク制御部とを備える、 ステップと、 前記端末装置において、前記ネットワーク・ノードから発信された第2のメッセージを取得するステップであって、 前記第2のメッセージは、第2のサブフレームのアップリンク制御部またはダウンリンク制御部の第2の長さを示す少なくとも1つの情報要素を含み、 前記第2のサブフレームは、前記第2のサブフレームの前記アップリンク制御部と前記ダウンリンク制御部とを含み、 前記第1の長さは、前記第2の長さによって示される同じリンク方向の制御部の長さを示し、 前記第2の長さは前記第1の長さとは異なる、 ステップと、を含む方法。 【請求項13】 前記第1のメッセージは、前記第1のサブフレームの前記アップリンク制御部の長さを示す第1の情報要素を含み、 前記第1のサブフレームの前記ダウンリンク制御部の長さを示す第2の情報要素をさらに含み、 前記第2のメッセージは、前記第2のサブフレームの前記アップリンク制御部の長さを示す第3の情報要素を含み、 前記第2のサブフレームの前記ダウンリンク制御部の長さを示す第4の情報要素をさらに含み、 前記第1の情報要素は、前記第3の情報要素とは異なる値を有し、および/または、前記第2の情報要素は、前記第4の情報要素とは異なる値を有する、 請求項12に記載の方法。 【請求項14】 前記第1のメッセージに含まれる前記少なくとも1つの情報要素によって指定された持続時間内に、前記第1のサブフレームの前記アップリンク制御部および前記ダウンリンク制御部のうちの少なくとも1つにおいて前記ネットワーク・ノードを用いて、少なくとも1つの制御信号を転送するステップと、 前記ネットワーク・ノードを用いて、前記第2のメッセージに含まれる前記少なくとも1つの情報要素によって指定される持続時間内に、前記第2のサブフレームの前記アップリンク制御部および前記ダウンリンク制御部のうちの少なくとも1つに、少なくとも1つの制御信号を転送するステップと、 を更に含む、請求項12または13に記載の方法。 【請求項15】 前記第1の長さおよび前記第2の長さのうちの少なくとも1つを、サブフレームに周期的に適用するステップをさらに含む、請求項12に記載の方法。 【請求項16】 前記第1のメッセージは、前記端末装置あての専用制御メッセージとして受信され、 前記第1のサブフレームの前記第1の長さは、前記ネットワーク・ノードによって制御されるセルにおいて端末装置固有である、請求項12ないし15のいずれか1項に記載の方法。 【請求項17】 前記第2のメッセージは、共通制御メッセージとして受信され、 前記第2のサブフレームの前記第2の長さはセル特有であり、 前記ネットワーク・ノードによって制御されるセルにおいて、前記端末装置およびセル内の他の端末装置に適用される、 請求項12ないし16のいずれか1項に記載の方法。 【請求項18】 少なくとも1つのプロセッサと、 コンピュータ・プログラム・コードを含む少なくとも1つのメモリとを備える装置であって、 前記プロセッサ、前記メモリ、および前記コンピュータ・プログラム・コードは、 前記装置に、 サブフレームのアップリンク制御部およびダウンリンク制御部のうちの少なくとも1つの長さの選択に使用に利用可能な長さの少なくとも1つのセットを構成させ、 ここで、使用されるシンボル長および前記サブフレーム内のシンボル数は、長さの粒度を規定し、前記サブフレーム内のシンボル数および前記サブフレームの各部分について利用可能なシンボル数は、利用可能な長さの前記少なくとも1つのセットを制限し、 前記サブフレームの前記アップリンク制御部および前記ダウンリンク制御部のうちの少なくとも1つの長さを選択させ、 該長さは、前記少なくとも1つの利用可能な長さのセットの中から選択され、 前記サブフレームは、アップリンク制御情報およびアップリンク基準信号のうちの少なくとも1つを搬送する前記アップリンク制御部を含み、 さらに、ダウンリンク制御情報およびダウンリンク基準信号のうちの少なくとも1つを搬送する前記ダウンリンク制御部を含むものであり、 前記アップリンク制御部および前記ダウンリンク制御部のうちの前記少なくとも1つの前記長さは、最初に制御部に対して前記サブフレームにおいてリソースを割り当て、データに対して残りのリソースを割り当てることによって選択され、 サブフレームのアップリンク制御部およびダウンリンク制御部のうちの前記少なくとも1つの選択された長さを示す少なくとも1つの情報要素を含むメッセージの送信をさせるようにする ように構成される、装置。 【請求項19】 前記プロセッサ、前記メモリ、および前記コンピュータ・プログラム・コードは、 前記装置に、少なくとも、 前記アップリンク制御部に対する利用可能な長さの前記少なくとも1つのセットのうちの第1のセットの中から前記アップリンク制御部の長さを選択することと、 前記ダウンリンク制御部に対する利用可能な長さの前記少なくとも1つのセットのうちの第2のセットの中から前記ダウンリンク制御部の長さを選択することと、 を行うことにより前記選択を実行させるように構成され、 前記メッセージに含まれる前記少なくとも1つの情報要素は、前記サブフレームの前記アップリンク制御部の前記選択された長さおよび前記ダウンリンク制御部の前記選択された長さを示す、 請求項18に記載の装置。 【請求項20】 前記プロセッサ、前記メモリ、および前記コンピュータ・プログラム・コードは、 前記装置に、別のサブフレームに対して異なる利用可能な長さのセットを構成させるように構成される、請求項18または19に記載の装置。 【請求項21】 前記プロセッサ、前記メモリ、および前記コンピュータ・プログラム・コードは、前記装置に、 決定された基準にしたがって、第1のグループの端末装置および第2のグループの端末装置を形成させ、 前記第1のグループの端末装置の少なくとも1つの端末装置に前記サブフレームを割り当てさせ、 前記別のサブフレームを、前記第2のグループの端末装置の少なくとも1つの端末装置に割り当てさせるように構成される、 請求項20に記載の装置。 【請求項22】 前記決定された基準は、前記装置と、前記装置によって制御されるセル内の前記端末装置との間の無線通信距離である、請求項21に記載の装置。 【請求項23】 前記第1のグループの端末装置に割り当てられた前記サブフレームは、前記第2のグループの端末装置に割り当てられた前記別のサブフレームのアップリンク部分より長いアップリンク部分を含む、請求項21または22に記載の装置。 【請求項24】 前記プロセッサ、前記メモリ、および、前記コンピュータ・プログラム・コードは、前記装置に、前記アップリンク制御部および前記ダウンリンク制御部に異なる使用可能な長さのセットを構成させるように構成される、請求項18ないし23のいずれか1項に記載の装置。 【請求項25】 前記プロセッサ、前記メモリ、および前記コンピュータ・プログラム・コードは、前記装置に、前記構成を定期的に実行させるように構成されている、請求項18ないし24のいずれか1項に記載の装置。 【請求項26】 前記プロセッサ、前記メモリ、および前記コンピュータ・プログラム・コードは、 前記装置に、決定されたイベントを検出すると、利用可能な長さの前記セットを再構成させるように構成され、 前記イベントは、アップリンク制御リソースの必要性の変更、 ダウンリンク制御リソースの必要性の変更、 セル・サイズの変更、 前記装置によって制御されるセルエッジに位置する端末装置の変更、および、トラフィック負荷の変更のうちの少なくとも1つを含む、請求項18ないし25のいずれか1項に記載の装置。 【請求項27】 前記サブフレームの全持続時間は固定される、請求項18ないし26のいずれか1項に記載の装置。 【請求項28】 前記プロセッサ、前記メモリ、および前記コンピュータ・プログラム・コードは、 前記装置に、 端末装置に対して端末装置固有の方法で、前記メッセージが専用メッセージとして前記端末装置に送信される、 ネットワーク・ノードによって制御されるセルに対してセル特有の方法で、前記メッセージが、前記セル内の複数の端末装置が利用可能である、共通制御メッセージとして送信される、 の選択原理の1つまたは両方にしたがって前記選択を実行させるように構成される、請求項18ないし27のいずれか1項に記載の装置。 【請求項29】 少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータ・プログラム・コードを備える少なくとも1つのメモリと、を備える装置であって、 前記プロセッサ、前記メモリ、および前記コンピュータ・プログラム・コードは、 前記装置に、 ・ セルラ通信システムのネットワーク・ノードから発信された第1のメッセージを取得させることであって、 該第1のメッセージは、第1のサブフレームのアップリンク制御部の第1の長さを示す少なくとも1つの情報要素を含み、 該第1のサブフレームは、該第1のサブフレームの前記アップリンク制御部及びダウンリンク制御部を含む、前記取得させることと; ・ 前記ネットワーク・ノードから発信された第2のメッセージを取得させることであって、 該第2のメッセージは、第2のサブフレームのアップリンク制御部の第2の長さを示す少なくとも1つの情報要素を含み、 該第2のサブフレームは、該第2のサブフレームの前記アップリンク制御部及びダウンリンク制御部を含む、前記取得させることと; を行わせるように構成され、 前記第1の長さは、前記第2の長さによって示されるのと同じリンク方向の制御部の長さを示し、 前記第2の長さは前記第1の長さとは異なる、 装置。 【請求項30】 前記第1のメッセージは、前記第1のサブフレームの前記アップリンク制御部の長さを示す第1の情報要素を含み、 前記第1のサブフレームの前記ダウンリンク制御部の長さを示す第2の情報要素を更に含み、 前記第2のメッセージは、前記第2のサブフレームの前記アップリンク制御部の長さを示す第3の情報要素を含み、 前記第2のサブフレームの前記ダウンリンク制御部の長さを示す第4の情報要素をさらに含み、 前記第1の情報要素は前記第3の情報要素とは異なる値を有し、および/または、前記第2の情報要素は前記第4の情報要素と異なる値を有する、 請求項29に記載の装置。 【請求項31】 前記プロセッサ、前記メモリ、および前記コンピュータ・プログラム・コードは、前記装置に、前記第1のメッセージに含まれる前記少なくとも1つの情報要素によって指定された持続時間内に、前記第1のサブフレームの前記アップリンク制御部および前記ダウンリンク制御部のうちの少なくとも1つにおいて、前記ネットワーク・ノードを用いて少なくとも1つの制御信号を転送させ、 前記第2のメッセージに含まれる前記少なくとも1つの情報要素によって指定された持続時間内に、前記第2のサブフレームの前記アップリンク制御部および前記ダウンリンク制御部のうちの少なくとも1つにおいて、前記ネットワーク・ノードを用いて少なくとも1つの制御信号を転送させる ように構成される、請求項29または30に記載の装置。 【請求項32】 前記プロセッサ、前記メモリ、および前記コンピュータ・プログラム・コードは、前記プロセッサに、前記第1の長さおよび前記第2の長さの少なくとも1つを、周期的にサブフレームに適用させるように構成される、請求項29ないし31のいずれか1項に記載の装置。 【請求項33】 前記第1のメッセージは、前記装置あての専用制御メッセージとして受信され、 前記第1のサブフレームの前記第1の長さは、 前記ネットワーク・ノードによって制御されるセル内の端末装置固有である、 請求項29ないし32のいずれか1項に記載の装置。 【請求項34】 前記第2のメッセージは共通制御メッセージとして受信され、 前記第2のサブフレームの前記第2の長さは、セル特有であり、 前記装置を含む端末装置に、および、前記ネットワーク・ノードによって制御されるセル内の他の端末装置に適用される、 請求項29ないし33のいずれか1項に記載の装置。 【請求項35】 前記装置に無線通信能力を提供するように構成された無線インターフェース構成コンポーネントをさらに備える、請求項18ないし34のいずれか1項に記載の装置。 【請求項36】 請求項18ないし28のいずれか1項に記載の装置と、 請求項29ないし34のいずれか1項に記載の装置と を備えるシステム。 【請求項37】 請求項1ないし17のいずれか1項に記載の方法のすべてのステップを実行するための手段を含む装置。 【請求項38】 装置にロードされるとき、請求項1ないし17のいずれか1項に記載の方法を実行するプログラム命令を含むコンピュータ・プログラム。 |
訂正の要旨 |
審決(決定)の【理由】欄参照。 |
審理終結日 | 2021-07-29 |
結審通知日 | 2021-08-03 |
審決日 | 2021-09-15 |
出願番号 | 特願2018-510389(P2018-510389) |
審決分類 |
P
1
41・
851-
Y
(H04W)
P 1 41・ 853- Y (H04W) |
最終処分 | 成立 |
前審関与審査官 | 石田 紀之 |
特許庁審判長 |
廣川 浩 |
特許庁審判官 |
中木 努 國分 直樹 |
登録日 | 2019-11-08 |
登録番号 | 特許第6612971号(P6612971) |
発明の名称 | セルラ・システムにおけるサブフレーム構成 |
代理人 | 川守田 光紀 |
代理人 | 川守田 光紀 |