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審決分類 審判 査定不服 1項3号刊行物記載 取り消して特許、登録 G06F
審判 査定不服 2項進歩性 取り消して特許、登録 G06F
管理番号 1380694
総通号数
発行国 JP 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2022-01-28 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2021-01-19 
確定日 2021-12-07 
事件の表示 特願2017−112402「操作装置」拒絶査定不服審判事件〔平成30年 8月30日出願公開、特開2018−136906、請求項の数(6)〕について、次のとおり審決する。 
結論 原査定を取り消す。 本願の発明は、特許すべきものとする。 
理由 第1 手続きの経緯
本願は,平成29年6月7日(優先権主張 平成29年2月23日)の出願であって,その手続の経緯は以下のとおりである。

令和2年 9月 8日付け 拒絶理由通知
令和2年11月 4日 意見書・手続補正書の提出
令和2年11月11日付け 拒絶査定
令和3年 1月19日 審判請求書・手続補正書の提出

第2 原査定の概要

原査定(令和2年11月11日付け拒絶査定)の概要は次のとおりである。

1.(新規性)本願請求項1に係る発明は,その出願前に日本国内又は外国において,頒布された引用文献1に記載された発明であるから,特許法第29条第1項第3号に該当し,特許を受けることができない。

2.(進歩性) 本願請求項1−3に係る発明は,引用文献1に記載された発明および引用文献2に記載された周知技術に基づいて,その発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者(以下,「当業者」という。)が容易に発明できたものであるから,特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。

なお,本願請求項4−6に係る発明は,拒絶の理由を発見しないとされた。

<引用文献等一覧>
1.米国特許出願公開第2015/0049020号明細書
2.国際公開第2016/114269号

第3 本願発明

本願の請求項1ないし6に係る発明(以下,「本願発明1」ないし「本願発明6」という。)は,令和3年1月19日の手続補正書により補正された特許請求の範囲の請求項1ないし請求項6に記載された事項により特定される以下のとおりの発明である。

「【請求項1】
表示装置に表示された操作対象を操作するためになされた操作面に対するなぞり操作を検出するタッチパッドと,
前記タッチパッドの近傍に設けられ,表示装置に表示された操作対象を操作するための操作(前記操作対象の移動速度を変化させる操作を除く)を受け付けると共に操作指の接触を検出する操作部と,
前記操作部に対する接触が検出された場合,接触が検出されない場合と比べて,前記タッチパッドの操作対象の移動距離に対する前記なぞり操作の距離の比であるCD比を高くする制御部と,
を備えた操作装置。
【請求項2】
前記制御部は,前記操作部に対する接触が検出された場合,前記操作部に接触していない場合と比べて,前記操作面になされたフリック操作の検出感度を高くする,
請求項1に記載の操作装置。
【請求項3】
前記制御部は,前記タッチパッド及び前記操作部の少なくとも一方になされた操作によって,前記操作部に対する接触が検出された場合のCD比,及び接触が検出されなかった場合のCD比の少なくとも一方が操作者によって設定可能とされた,
請求項1又は2に記載の操作装置。
【請求項4】
前記操作部と共に前記タッチパッドを操作できるように,前記操作面が含まれる平面に設定されたXY座標系のY軸方向に前記操作面と前記操作部とが並んで配置され,
前記制御部は,前記タッチパッドにおいて検出された操作指の検出点のY座標と,前記操作部によって検出された操作指の検出点のY座標と,の差を距離とし,前記距離に基づいてCD比を変更する,
請求項1又は2に記載の操作装置。
【請求項5】
前記制御部は,前記距離が短い方が長い方と比べてCD比を高くする,
請求項4に記載の操作装置。
【請求項6】
前記制御部は,前記距離が変わる度にCD比を変更する,
請求項4又は5に記載の操作装置。」

第4 引用文献

1 引用文献1の記載事項および引用発明

(1)引用文献1の記載事項

原査定の拒絶理由において,主たる引用例として引用された引用文献1には,図面とともに次の事項が記載されている(下線は,当審が付加した。以下同様。)。

ア 「FIELD OF THE INVENTION

[0001] The present invention relates generally to devices and methods for electronic pointing device acceleration.

BACKGROUND OF THE INVENTION

[0002] Many computer systems include an input device that allows physical actions of a user to be translated into manipulations of a graphical user interface of the computer system. For example, most desktop computers are configured with a pointing device such as a mouse. When the mouse is moved relative to a fixed surface, movement of an on-screen cursor occurs in a direction and at a speed that corresponds to the physical movement of the mouse.
[0003] While the basic mouse has enjoyed widespread adoption as an input device for desktop computers, it can be less practical for use with portable computer systems or systems that are situated in a cluttered work environment. A number of pointing devices have been developed for such systems.
[0004] A first type of pointing device includes a pointing stick or small joystick, generally referred to herein as a “stick.” The stick includes a finger pad coupled to a small shaft that pivots relative to a fulcrum point. The direction in which the stick is angled relative to the fulcrum point is used to determine a direction to move the on-screen cursor, and a force applied to the stick is used to determine a speed at which to move the on-screen cursor. One advantage to this type of pointing device is that it can be positioned in proximity to a keyboard, e.g., in the center of a keyboard as in the case of a laptop computer. This proximity allows a user to switch between using the keyboard and using the pointing device without having to move their hands from a “home” position. However, a user can find it difficult to reliably apply the correct amount of input force to the stick. U.S. Pat. No. 5,764,219 to Rutledge et al. discloses signal processing that can be used with pointing devices of the first type in which input force applied to the stick is related to a velocity of a cursor on a video screen according to a transfer function.
[0005] A second type of pointing device includes an optical scanner that reads the swipe of a user's finger. While this type of pointing device generally does not have moving parts, it requires several swipe actions by the user when moving a cursor for a long distance, which is inefficient and can cause user discomfort, fatigue, and/or annoyance. This type of pointing device also usually requires movement of the user's hands from the home position, which can create user discomfort, take time, and/or cause user annoyance. U.S. Pat. No. 6,552,713 to Van Brocklin et al., U.S. Pat. No. 6,057,540 to Gordon et al., and Japanese Publication No. 2003-216321 to Kato disclose pointing devices of the second type. Van Brocklin relies on motion of a user's finger relative to a fixed surface to determine cursor speed and direction. Gordon provides a transparent stud over an image sensor, and movement of a user's finger across a top surface of the stud is detected and translated into motion of a cursor. Kato provides a dome-shaped cover over an image pickup element which captures a video signal of a user's finger moving across the dome-shaped cover, and this movement detection is used to control movement of a cursor on a display.
[0006] A third type of pointing device includes a jog ball mounted within a recess and configured to rotate first and second orthogonal rollers when the ball is manipulated by a user. Pointing devices of the third type can be broken easily when excessive operating force is applied.
[0007] A fourth type of pointing device includes a trackpad, a pressure sensitive pad such as the ForcePadTM, or a touchpad, generally referred to herein as a “touchpad,” that translates tactile input, e.g., a user's finger swipe on the touchpad, into cursor movement. Similar to the second type, this type of pointing device generally does not have moving parts, but it requires several swipe actions by the user when moving a cursor for a long distance, which is inefficient and can cause user discomfort, fatigue, and/or annoyance.
[0008] Repeated use of a pointing device, as during a typical session of using a computer system, can cause user pain, finger or hand fatigue, and/or repetitive stress injuries. Similarly, repeated application of excessive force to the pointing device to obtain fast cursor movement can lead to user pain, finger or hand fatigue, and repetitive stress injuries. Adverse effects of using a pointing device are becoming more magnified in modern computer systems having a high resolution display, a large display size, multiple displays, and/or wide user interface design since more movement and/or more force is applied to the pointing device to move the cursor around the display(s).
[0009] Some computer systems allow sensitivity of a pointing device to be adjusted via a control panel for the computer system. However, these sensitivity adjustments, which can cause a cursor to move at a certain selected speed in response to input to the pointing device, interrupt work flow because a user must access the control panel in a system window to adjust the sensitivity and must access the control panel each time a change in sensitivity is desired.
[0010] Accordingly, there remains a need for improved devices and methods for electronic pointing device acceleration.」
(当審訳:
発明の技術分野

[0001] 本発明は,一般に,電子ポインティング・デバイスの加速のためのデバイスおよび方法に関するものである。

発明の背景

[0002] 多くのコンピュータシステムは,ユーザの物理的な動作をコンピュータシステムのグラフィカルユーザインタフェースの操作に変換することができる入力装置を含んでいる。例えば,多くのデスクトップコンピュータには,マウスなどのポインティング・デバイスが搭載されている。マウスを固定面に対して移動させると,マウスの物理的な動きに対応した方向と速度で画面上のカーソルが移動する。
[0003] 基本的なマウスは,デスクトップコンピュータの入力装置として広く採用されているが,携帯型のコンピュータシステムや散らかった作業環境に置かれたシステムで使用するには実用的ではない場合がある。このようなシステムのために,いくつかのポインティング・デバイスが開発されている。
[0004] 第1のタイプのポインティング・デバイスは,ポインティング・スティックまたは小型ジョイスティックを含み,一般的に本明細書では“スティック”と呼ばれている。スティックは,支点に対して相対的に揺動する小軸に結合された指パッドを含む。スティックが支点に対してどの方向に傾いているかによって,画面上のカーソルを移動させる方向が決まり,スティックにかかる力によって画面上のカーソルを移動させる速度が決まる。このタイプのポインティング・デバイスの利点の1つは,キーボードに近接して配置できることで,例えば,ラップトップコンピュータのようにキーボードの中央に配置することができる。この近接性により,ユーザは「ホーム」ポジションから手を動かすことなく,キーボードの使用とポインティング・デバイスの使用を切り替えることができる。しかし,ユーザは,スティックに正しい量の入力の力を確実に加えることが困難である。Rutledgeらの米国特許第5,764,219号には,スティックに加えられる入力の力が,ビデオ画面上のカーソルの速度に伝達関数に従って関連する,第1のタイプのポインティング・デバイスに使用できる信号処理が開示されている。
[0005] 第2のタイプのポインティング・デバイスは,ユーザの指のスワイプを読み取る光学スキャナを含む。このタイプのポインティング・デバイスは,一般的に可動部を持たないが,カーソルを長距離移動させる場合には,ユーザによる複数のスワイプ動作が必要であり,これは非効率的であり,ユーザの不快感,疲労,および/または煩わしさの原因となり得る。また,この種のポインティング・デバイスは,通常,ユーザの手をホームポジションから移動させる必要があり,ユーザに不快感を与えたり,時間がかかったり,ユーザに迷惑をかけたりすることがある。Van Brocklinらの米国特許第6,552,713号,米国特許第6,057,540号。米国特許第6,552,713号(Van Brocklin他),米国特許第6,057,540号(Gordon他),日本公開第2003-216321号(加藤)には,第2のタイプのポインティング・デバイスが開示されている。Van Brocklinは,カーソルの速度と方向を決定するために,固定された表面に対するユーザの指の動きに依存している。Gordonは,イメージセンサの上に透明なスタッドを設置し,スタッドの上面を横切るユーザの指の動きを検出して,カーソルの動きに変換している。加藤は,撮像素子の上にドーム状のカバーを設け,その上を指が移動したときの映像信号を取り込み,その動きを検出してディスプレイ上のカーソルの動きを制御している。
[0006] 第3のタイプのポインティング・デバイスは,凹部内に取り付けられたジョグボールを含み,ボールがユーザによって操作されたときに第1および第2の直交ローラを回転させるように構成されている。第3のタイプのポインティング・デバイスは,過度の操作力が加わると簡単に壊れてしまう。
[0007] 第4のタイプのポインティング・デバイスには,トラックパッド,ForcePad(商標)などの感圧パッド,または本明細書で一般的に「タッチパッド」と呼ばれるタッチパッドがあり,触覚入力,例えばタッチパッド上でのユーザの指のスワイプをカーソルの動きに変換する。このタイプのポインティング・デバイスは,第2のタイプと同様に,一般的に可動部がないが,カーソルを長距離移動させる際には,ユーザによる数回のスワイプ動作が必要となり,これは非効率的であり,ユーザの不快感,疲労,および/またはイライラの原因となる。
[0008] コンピュータシステムを使用する典型的なセッション中のように,ポインティング・デバイスを繰り返し使用すると,ユーザの痛み,指や手の疲労,および/または反復性ストレス傷害を引き起こす可能性がある。同様に,高速なカーソル移動を得るためにポインティング・デバイスに過剰な力を繰り返し加えると,ユーザの痛み,指や手の疲労,および反復性ストレス傷害を引き起こす可能性がある。ポインティング・デバイスを使用することによる悪影響は,高解像度のディスプレイ,大きなディスプレイサイズ,複数のディスプレイ,および/または広いユーザインタフェースデザインを有する最近のコンピュータシステムでは,ディスプレイの周りでカーソルを移動させるためにポインティング・デバイスにより多くの動きおよび/またはより多くの力が加えられるので,より大きくなっている。
[0009] 一部のコンピュータシステムでは,コンピュータシステムのコントロールパネルを介してポインティング・デバイスの感度を調整することができる。しかし,これらの感度調整は,ポインティング・デバイスへの入力に応答してカーソルを特定の選択された速度で移動させることができるが,ユーザは,感度を調整するためにシステムウィンドウ内のコントロールパネルにアクセスしなければならず,また,感度の変更が望まれるたびにコントロールパネルにアクセスしなければならないので,ワークフローが中断される。
[0010] したがって,電子ポインティング・デバイスの加速のための改良されたデバイスおよび方法が必要とされている。)

イ 図1


ウ 「[0041] FIG. 1 illustrates one embodiment of an electronic device 10 configured to allow selective acceleration of a cursor 14 on a display screen 12 of the device 10.」
(当審訳:
[0041] 図1は,装置10の表示画面12上のカーソル14の選択的な加速を可能にするように構成された電子装置10の一実施形態を示す。)

エ 「[0045] The device 10 can be configured to open and close in a clamshell manner. A lid 32 of the device 10 and a base 34 of the device 10 can be configured to move between a closed configuration and an open configuration. As in the embodiment illustrated in FIG. 1, the device 10 can include the lid 32 hingedly connected to the base 34 to allow the device 10 to be hingedly opened and closed, as will be appreciated by a person skilled in the art. The lid 32 can include the display 12 on an inner surface thereof, and the base 34, on an inner surface 40 thereof, can include a keyboard 15, a first pointing device in the form of a stick 36, a second pointing device in the form of a touchpad 38, and a selection button 42. The device 10 can also include therein an accelerator element 46 and a decelerator element 48 under the inner surface 40 of the base 34.」
(当審訳:
[0045] 装置10は,クラムシェル方式で開閉するように構成することができる。装置10の蓋32および装置10のベース34は,閉じた構成と開いた構成との間で移動するように構成することができる。図1に示された実施形態のように,装置10は,当業者に理解されるように,装置10がヒンジ式に開閉できるように,ベース34にヒンジ式に接続された蓋32を含むことができる。蓋32は,その内面にディスプレイ12を含むことができ,ベース34は,その内面40に,キーボード15,スティック36の形態の第1のポインティング・デバイス,タッチパッド38の形態の第2のポインティング・デバイス,および選択ボタン42を含むことができる。また,装置10は,ベース34の内面40の下にある加速器要素46および減速器要素48をそこに含むことができる。)

オ 「[0048] Generally, a pointing device such as the stick 36 and the touchpad 38 receives input from a user (e.g., when a user contacts the pointing device with their finger), and the electronic device 10, e.g., the processor 16 thereof, converts the input into direction information that can be used to control movement of the cursor 14 on the display screen 12.The input can additionally be converted into distance information that can be used to control movement of the cursor 14 on the display screen 12.」
(当審訳:
[0048] 一般に,スティック36やタッチパッド38などのポインティング・デバイスは,ユーザからの入力を受け取り(例えば,ユーザがポインティング・デバイスに指で接触すると),電子デバイス10,例えば,そのプロセッサ16は,入力を,表示画面12上のカーソル14の移動を制御するために使用できる方向情報に変換する。入力は,さらに,表示画面12上のカーソル14の移動を制御するために使用することができる距離情報に変換することができる。)

カ 「[0051] The accelerator element 46 can be configured to receive an input from a user indicating a request to increase the cursor's current speed. The user can provide an input to the accelerator element 46 in a variety of ways. In one embodiment, the accelerator element 46 can include a pressure sensor configured to sense a change in pressure, e.g., detect an increase in a force by measuring a change in voltage. The pressure sensor detecting a pressure change, such as by a user pressing on the pressure sensor, can actuate the accelerator element 46 so as to provide an input thereto.」
(当審訳:
[0051] 加速器要素46は,カーソルの現在の速度を増加させる要求を示す入力をユーザから受け取るように構成することができる。ユーザは,様々な方法でアクセラレータ要素46に入力を提供することができる。一実施形態では,加速器要素46は,圧力の変化を検出するように構成された圧力センサを含むことができ,例えば,電圧の変化を測定することによって力の増加を検出することができる。ユーザが圧力センサを押すなどして圧力変化を検出する圧力センサは,その入力を提供するように加速器要素46を作動させることができる。)

キ 「[0062] The decelerator element 48 can be configured and positioned similar to the accelerator element 46 except be configured to trigger a decrease, rather than an increase, in the cursor's speed on the screen 12. Reducing the cursor's speed can be desirable to, e.g., more accurately position the cursor 14 on a crowded display, more accurately position the cursor 14 over a small target area, more carefully draw a line using the cursor 14 as a painting stylus in a drawing program, reduce cursor speed after quickly moving the cursor 14 between large display screens, etc.」
(当審訳:
[0062] 減速器要素48は,スクリーン12上のカーソルの速度の増加ではなく減少をトリガするように構成されることを除いて,加速器要素46と同様に構成および配置することができる。カーソルの速度を減少させることは,例えば,混雑したディスプレイ上でカーソル14をより正確に配置すること,小さなターゲット領域上でカーソル14をより正確に配置すること,描画プログラムにおいてカーソル14を描画用スタイラスとして使用してより慎重に線を描くこと,大きなディスプレイ画面間でカーソル14を迅速に移動させた後にカーソル速度を減少させること,等のために望ましい。)

ク 「[0074] FIG. 4 illustrates an embodiment of the screen 12 in which a first input to the stick 36 or the touchpad 38 causes the cursor 14 to be moved from a first position 56 to a second position 58 a first distance away from the first position 56, a second input to the stick 36 or the touchpad 38 causes the cursor 14 to move from the second position 58 to a third position 60 a second distance away from the second position 58 that is less than the first distance, and a third input to the stick 36 or the touchpad 38 causes the cursor 14 to move from the third position 60 to a fourth position 62 a third distance away from the third position 60 that is less than the second distance. Because the first and second positions 56, 58 are relatively far apart from one another as nearly spanning an entire width of the screen 12, a user may choose to actuate the accelerator element 46 to increase the cursor's current speed during at least a portion of the cursor's movement from the first position 56 to the second position 58. The user may then choose to actuate the decelerator element 48 to decrease the cursor's current speed so as to more finely move the cursor 14 the second and third distances. The user may choose to actuate the decelerator element 48 throughout movement from the second position 58 to the fourth position 62 or for only a portion thereof. The user may also choose to accelerate the cursor 14 via the accelerator element 46 after decelerating the cursor 14 via the decelerator element 48 if the cursor 14 is slowed down too much for the user's personal preference.」
(当審訳:
[0074] 図4は,スクリーン12の実施形態を示している。図4は,スティック36またはタッチパッド38への第1の入力が,カーソル14を第1の位置56から第1の位置56から第1の距離だけ離れた第2の位置58に移動させるスクリーン12の実施形態を示す。スティック36またはタッチパッド38への第2の入力により,カーソル14が,第2の位置58から第1の距離よりも小さい第2の距離離れた第3の位置60に移動し,スティック36またはタッチパッド38への第3の入力により,カーソル14が,第3の位置60から第2の距離よりも小さい第3の距離離れた第4の位置62に移動する。第1および第2の位置56,58は,画面12の全幅にほぼ及ぶように互いに比較的離れているので,ユーザは,第1の位置56から第2の位置58へのカーソルの移動の少なくとも一部の間に,カーソルの現在の速度を増加させるために,加速器要素46を作動させることを選択してもよい。次に,ユーザは,カーソルの現在の速度を低下させて,カーソル14を第2の距離および第3の距離へより細かく移動させるために,減速器要素48を作動させることを選択することができる。ユーザは,第2の位置58から第4の位置62への移動の間ずっと,またはその一部だけ,減速器要素48を作動させることを選択することができる。また,ユーザは,カーソル14がユーザの個人的な好みに対してあまりにも遅くなった場合に,減速器要素48を介してカーソル14を減速した後に,加速器要素46を介してカーソル14を加速することを選択してもよい。)

(2)引用発明

上記(1)の,特に下線を付加した記載に着目すると,引用文献1には,以下の発明(以下,「引用発明」という。)が記載されていると認められる。

「表示画面12上のカーソル14の選択的な加速を可能にするように構成された電子装置10であって,
装置10は,クラムシェル方式で開閉するように構成されており,
装置10の蓋32は,その内面にディスプレイ12を含んでおり,
装置10のベース34は,その内面40に,キーボード15,スティック36の形態の第1のポインティング・デバイス,タッチパッド38の形態の第2のポインティング・デバイス,および選択ボタン42を含んでおり,
装置10は,ベース34の内面40の下に,加速器要素46および減速器要素48を含んでおり,
スティック36やタッチパッド38などのポインティング・デバイスは,ユーザからの入力を受け取り(例えば,ユーザがポインティング・デバイスに指で接触すると),電子デバイス10のプロセッサ16は,入力を,表示画面12上のカーソル14の移動を制御するために使用できる方向情報に変換し,さらに,表示画面12上のカーソル14の移動を制御するために使用することができる距離情報に変換しており,
加速器要素46は,カーソルの現在の速度を増加させる要求を示す入力をユーザから受け取るものであり,加速器要素46は,圧力の変化を検出するように構成された圧力センサを含み,ユーザが圧力センサを押すなどして圧力変化を検出する圧力センサは,その入力を提供するように加速器要素46を作動させており,
減速器要素48は,スクリーン12上のカーソルの速度の増加ではなく減少をトリガするように構成されることを除いて,加速器要素46と同様に構成および配置されており,
ユーザは,カーソルの現在の速度を増加させるために,加速器要素46を作動させることを選択し,次に,ユーザは,カーソルの現在の速度を低下させて,カーソル14をより細かく移動させるために,減速器要素48を作動させることを選択することができる
電子装置。」

2 引用文献2の記載および周知技術

(1)引用文献2の記載事項

原査定の拒絶理由において,周知例として引用された引用文献2には,図面とともに次の事項が記載されている。

ア 「技術分野
[0001] 本発明は,情報処理装置およびその制御方法に関するものであり,詳細には,表示部と物体検出部とを備えた情報処理装置およびその制御方法に関するものである。
背景技術
[0002] 特許文献1には,表示画面上に設けられたタッチパネルによって表示内容のスクロールが可能なスクロールモードと,当該タッチパネルによって表示画面に表示された選択対象を選択することができるポインタモードとの二つのモードを有しており,タッチパネルを長押しすることにより,モードの切り替えが可能なポインタ表示装置が記載されている。
先行技術文献
特許文献
[0003] 特許文献1:日本国公開特許公報「特開2011−170901号公報(2011年9月1日公開)」
発明の概要
発明が解決しようとする課題
[0004] しかし,特許文献1に記載の技術では,上記モードの切り替えと別のアクションとを行う場合,それぞれの操作の間に,一旦,タッチパネルから指を離す操作が必要となる。ゆえに,ユーザの操作が煩雑なものとなってしまう。
[0005] ここで,本発明者らは,独自の発想に基づき,表示部と,近接または接触する物体を検出する平面状の検出領域を該表示部の表示領域とは異なる位置に有する物体検出部とを備えた情報処理装置を開発しており,このような情報処理装置におけるより簡易な操作を鋭意検討している。
[0006] 本発明は,上記課題に鑑みてなされたものであり,表示部と物体検出部とを備えた情報処理装置において,より簡易な操作を実現するための技術を提供することを主たる目的とする。」

イ 「[0020] (携帯電話機の操作体系)
上述のように携帯電話機10は,ハードキー15およびタッチパッド16の2つの操作部(入力部)を有する。ユーザのタッチパッド16による操作を容易にするため(誤操作を防止するため),携帯電話機10は,「キー操作モード」,「ポインタモード」(第一モード),「スクロールモード」(第二モード)の3つのモードを有する。
(中略)
[0023] ポインタモードは,画面上に矢印マークのカーソルを表示し,タッチパッド16によるカーソル移動操作および決定操作を可能にするモードである。ポインタモードには,カーソル非表示状態とカーソル表示状態とがある。カーソル非表示状態では,ユーザがタッチパッド16(第2筐体2の操作面)にタッチして少しスワイプすることにより,カーソルが表示される。すなわち,カーソル表示状態に遷移する。また,キー操作モードと同様にハードキー15による操作が可能である。カーソル表示状態では,ユーザは,タッチパッド16をスワイプまたはフリックすることにより,カーソルを移動させたり,カーソルが移動してから所定時間(例えば1.5秒)以内にタッチパッド16をシングルタップすることにより,カーソルがある位置で決定を入力したり,タッチパッド16をダブルタップすることにより,カーソルがある位置で決定を入力したりすることができる。また,カーソル表示状態において,ハードキー15を押下すると,カーソルが消去される。すなわち,カーソル非表示状態に遷移する。また,カーソル表示状態において,タッチパッド16を操作することなく所定時間経過した場合も,カーソル非表示状態に遷移する。」

(2)周知技術


上記(1)の記載の,特に下線部に着目すると,引用文献2には,以下の技術(以下,「周知技術」という。)が記載されていると認められる。

「タッチパッドによるカーソル移動操作において,
ユーザは,タッチパッドをスワイプまたはフリックすることにより,カーソルを移動させることができる」

第5 対比・判断

1 本願発明1について

(1)対比

本願発明1と引用発明とを対比すると,次のことが認められる。

ア 引用発明の「電子装置」において,「装置10の蓋32は,その内面にディスプレイ12を含んでおり,」「タッチパッド38などのポインティング・デバイスは,ユーザからの入力を受け取り(例えば,ユーザがポインティング・デバイスに指で接触すると),電子デバイス10のプロセッサ16は,入力を,表示画面12上のカーソル14の移動を制御するために使用できる方向情報に変換し,さらに,表示画面12上のカーソル14の移動を制御するために使用することができる距離情報に変換して」いる。

ここで,引用発明の「ディスプレイ12」の「表示画面12上のカーソル14」,は,本願発明1の「表示装置に表示された操作対象」に相当する。

また,引用発明において,「ユーザが」「タッチパッド38などの」「ポインティング・デバイスに指で接触する」「入力を,表示画面12上のカーソル14の移動を制御するために使用できる方向情報に変換し,さらに,表示画面12上のカーソル14の移動を制御するために使用することができる距離情報に変換して」おり,タッチパッドに指で接触する入力は,タッチパッドが有する操作面に対するなぞり操作(フリック入力等)が含まれることは,当業者によって明らかであるから,引用発明の「タッチパッド38などの」「ポインティング・デバイス」も,本願発明1の「タッチパッド」と同様に,「表示装置に表示された操作対象を操作するためになされた操作面に対するなぞり操作を検出」しているといえる。

そして,引用発明の「電子装置」も,「表示画面12上のカーソル14の移動を制御するために使用」されるから,「表示画面12上のカーソル14」を「操作」する「装置」であるといえる。

したがって,本願発明1と引用発明とは,「表示装置に表示された操作対象を操作するためになされた操作面に対するなぞり操作を検出するタッチパッド」「を備えた操作装置。」である点で共通しているといえる。

イ 引用発明において,「装置10は,ベース34の内面40の下に,加速器要素46および減速器要素48を含んでおり,」上記第4の1(1)イの図1を参照すると,「加速器要素46および減速器要素48」は,いずれも,「タッチパッド38」の「近傍に設けら」れているといえる。

さらに,引用発明において,「加速器要素46は,カーソルの現在の速度を増加させる要求を示す入力をユーザから受け取るものであり,加速器要素46は,圧力の変化を検出するように構成された圧力センサを含み,ユーザが圧力センサを押すなどして圧力変化を検出する圧力センサは,その入力を提供するように加速器要素46を作動させており,減速器要素48は,スクリーン12上のカーソルの速度の増加ではなく減少をトリガするように構成されることを除いて,加速器要素46と同様に構成および配置されて」いるとされている。

ここで,引用発明の「加速器要素46および減速器要素48」が含む「圧力の変化を検出するように構成された圧力センサ」は,ユーザの指等の接触を「圧力の変化」として「検出する」ことが可能であることは,当業者にとって明らかであるから,引用発明の「加速器要素46および減速器要素48」は,本願発明1の「操作部」と同様に,「前記タッチパッドの近傍に設けられ,」「操作指の接触を検出」しているといえる。

したがって,本願発明1と引用発明とは,「前記タッチパッドの近傍に設けられ,」「操作指の接触を検出する」手段を「備え」ている点で共通しているといえる。

しかし,本願発明1では,「前記タッチパッドの近傍に設けられ,」「操作指の接触を検出する」手段が,「表示装置に表示された操作対象を操作するための操作(前記操作対象の移動速度を変化させる操作を除く)を受け付ける」「操作部」であるのに対し,引用発明では,「前記タッチパッドの近傍に設けられ,」「操作指の接触を検出する」手段が,「表示装置に表示された操作対象を操作するための操作(前記操作対象の移動速度を変化させる操作を除く)を受け付ける」「操作部」ではない点で相違している。

ウ 引用発明において,「ユーザが」「タッチパッド38などの」「ポインティング・デバイスに指で接触する」「入力を,表示画面12上のカーソル14の移動を制御するために使用できる方向情報に変換し,さらに,表示画面12上のカーソル14の移動を制御するために使用することができる距離情報に変換して」おり,「ユーザは,カーソルの現在の速度を増加させるために,加速器要素46を作動させることを選択し」ている。

ここで,引用発明の「加速器要素46を作動」するために,上記イで述べたように「加速器要素46」は,「操作指の接触を検出」しているといえる。

また,引用発明において「加速器要素46を作動させることを選択し」た場合に,「カーソルの現在の速度を増加させる」ことは,「タッチパッド38などの」「ポインティング・デバイスに指で接触する」「入力」におけるなぞり操作の距離に対して,カーソル14の移動距離を多くすることに他ならないから,引用発明も,本願発明1と同様に,「操作指の接触を検出する」手段「に対する接触が検出された場合,接触が検出されない場合と比べて,前記タッチパッドの操作対象の移動距離に対する前記なぞり操作の距離の比であるCD比を高くする制御」を行っているといえる。

したがって,本願発明1と引用発明とは,操作指の接触を検出する手段「に対する接触が検出された場合,接触が検出されない場合と比べて,前記タッチパッドの操作対象の移動距離に対する前記なぞり操作の距離の比であるCD比を高くする制御部」を「備え」ている点で共通しているといえる。

(2)一致点・相違点

本願発明1と,引用発明とは,以下アの点で一致し,以下イの点で相違する。

ア 一致点

「表示装置に表示された操作対象を操作するためになされた操作面に対するなぞり操作を検出するタッチパッドと,
前記タッチパッドの近傍に設けられ,操作指の接触を検出する手段と,
前記操作指の接触を検出する手段に対する接触が検出された場合,接触が検出されない場合と比べて,前記タッチパッドの操作対象の移動距離に対する前記なぞり操作の距離の比であるCD比を高くする制御部と,
を備えた操作装置。」

イ 相違点

本願発明1では,「前記タッチパッドの近傍に設けられ,」「操作指の接触を検出する」手段が,「表示装置に表示された操作対象を操作するための操作(前記操作対象の移動速度を変化させる操作を除く)を受け付ける」「操作部」であるのに対し,引用発明では,「前記タッチパッドの近傍に設けられ,」「操作指の接触を検出する」手段が,「表示装置に表示された操作対象を操作するための操作(前記操作対象の移動速度を変化させる操作を除く)を受け付ける」「操作部」ではない点。


(3)相違点についての判断

本願発明1の上記相違点に係る構成である,「前記タッチパッドの近傍に設けられ,」「操作指の接触を検出する」手段が,「表示装置に表示された操作対象を操作するための操作(前記操作対象の移動速度を変化させる操作を除く)を受け付ける」「操作部」であることにより,操作装置が,「表示装置に表示された操作対象を操作するための操作(前記操作対象の移動速度を変化させる操作を除く)を受け付ける」ために備えている「操作部」を「操作指の接触を検出する」手段としても用いることで,「表示装置に表示された操作対象を操作するための操作(前記操作対象の移動速度を変化させる操作を除く)」を行うための「操作指」を別の操作手段に移すことなく接触検出可能であるといえる。

よって,上記相違点に係る構成により「操作性を向上させることができる」(本願明細書段落0008)という効果を奏しうるものであるから,上記相違点は実質的なものであるといえる。

また,引用文献1および2には,いずれも,「前記タッチパッドの近傍に設けられ,」「操作指の接触を検出する」手段が,「表示装置に表示された操作対象を操作するための操作(前記操作対象の移動速度を変化させる操作を除く)を受け付ける」「操作部」であることについて,記載も示唆もされていない。

なお,本願の明細書では,「表示装置に表示された操作対象を操作するための操作(前記操作対象の移動速度を変化させる操作を除く)を受け付ける」「操作部」に関して,以下の様な記載がある。

「【0024】
この操作部4は,例えば,操作面20に対して傾いて回転するホイールとして構成されると共に操作指90の接触を検出するように構成されている。この接触の検出は,例えば,ホイールに設けられたタッチセンサによって行われる。そして操作部4は,接触の有無と操作量に応じた接触操作情報S2を生成して制御部6に出力する。この操作量は,例えば,ホイールの回転量である。なお操作部4は,回転操作と共にプッシュ操作可能に構成されても良い。
【0025】
操作部4は,例えば,表示装置に表示されたメニュー項目のスクロールや設定値の変更などに用いられる。」

上記記載によれば,「操作部4は,例えば,表示装置に表示されたメニュー項目のスクロールや設定値の変更などに用いられる」「ホイール」が例示されており,このような「ホイール」自体は,本願の出願前に周知の入力手段であるといえる。

しかし,引用発明において,「メニュー項目のスクロールや設定値の変更などに用いられる」入力手段として,すでに,「スティック36やタッチパッド38などのポインティング・デバイス」を備えており,また,引用発明のような電子装置(パソコン)が備えるキーボードにおいては,「メニュー項目のスクロールや設定値の変更などに用いられる」入力手段として,キーボード中の矢印キーやスクロールキー等を用いることが一般的であるから,たとえ「ホイール」が入力手段として周知であっても,引用発明において,「加速器要素46」に代えて,このような「加速器要素46」の機能を有する「ホイール」を採用する動機付けは見出せない。

したがって,引用発明において,引用文献2に記載の周知技術(ならびに「ホイール」の周知技術)に基づいて,当業者は本願発明1の上記相違点に係る構成を容易に想到することができない。

(4) 小括

したがって,本願発明1は,その出願前に日本国内又は外国において,頒布された引用文献1に記載された発明であるとはいえない。

また,本願発明1は,引用発明,引用文献2に記載の周知技術に基づいて,当業者が容易に発明できたものであるともいえない。

2 本願発明2ないし本願発明6について

本願発明2および本願発明3は,いずれも,本願発明1と同一の構成を備えるものであるから,本願発明1と同じ理由により,引用発明,引用文献2に記載の周知技術に基づいて,当業者が容易に発明できたものであるとはいえない。

なお,原査定で拒絶の理由がないとされた本願発明4ないし本願発明6も,いずれも,本願発明1と同一の構成を備えるものであるから,本願発明1と同じ理由により,引用発明,引用文献2に記載の周知技術に基づいて,当業者が容易に発明できたものであるとはいえない。

第6 原査定について

審判請求時の補正により,原査定で拒絶の対象とされた本願発明1ないし本願発明3は,「前記タッチパッドの近傍に設けられ,表示装置に表示された操作対象を操作するための操作を受け付けると共に操作指の接触を検出する操作部」について,「表示装置に表示された操作対象を操作するための操作」に「操作対象の移動速度を変化させる操作」が含まれない旨限定されており,本件補正後の本願発明1は,引用文献1に記載された発明であるとはいえない。

また,本件補正後の本願発明1ないし本願発明3は,当業者であっても,原査定において引用された,引用文献1に記載された発明,および,引用文献2に記載の周知技術に基づいて,容易に発明できたものともいえない。

なお,本願請求項4−6に係る発明は,原査定において拒絶の理由を発見しないとされていた。

したがって,原査定の理由を,維持することはできない。

第7 むすび

以上のとおり,原査定の理由によって,本願を拒絶することはできない。
また,他に本願を拒絶すべき理由を発見しない。
よって,結論のとおり審決する。
 
審決日 2021-11-16 
出願番号 P2017-112402
審決分類 P 1 8・ 113- WY (G06F)
P 1 8・ 121- WY (G06F)
最終処分 01   成立
特許庁審判長 稲葉 和生
特許庁審判官 林 毅
野崎 大進
発明の名称 操作装置  
代理人 特許業務法人平田国際特許事務所  

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