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審決分類 審判 査定不服 特36条6項1、2号及び3号 請求の範囲の記載不備 取り消して特許、登録 H04W
審判 査定不服 1項3号刊行物記載 取り消して特許、登録 H04W
審判 査定不服 2項進歩性 取り消して特許、登録 H04W
管理番号 1382907
総通号数
発行国 JP 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2022-04-28 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2021-02-08 
確定日 2022-04-05 
事件の表示 特願2018−562281「5Gスプリットベアラフロー制御の管理」拒絶査定不服審判事件〔平成29年12月7日国際公開、WO2017/209671、令和元年9月5日国内公表、特表2019−525514、請求項の数(11)〕について、次のとおり審決する。 
結論 原査定を取り消す。 本願の発明は、特許すべきものとする。 
理由 第1 手続の経緯

本願は、2016年(平成28年)6月3日を国際出願日とする出願であって、その手続の経緯は以下のとおりである。

平成31年 1月31日 手続補正書の提出
令和 元年12月25日付け 拒絶理由通知書
令和 2年 4月 7日 手続補正書、意見書の提出
令和 2年 9月30日付け 拒絶査定
令和 3年 2月 8日 審判請求書の提出
令和 3年10月 6日付け 拒絶理由通知書(当審)
令和 4年 1月11日 手続補正書、意見書の提出

第2 原査定の概要

原査定(令和2年9月30日付け拒絶査定)の概要は次のとおりである。

1.(新規性)この出願の下記の請求項に係る発明は、その出願前に日本国内又は外国において、頒布された下記の刊行物に記載された発明又は電気通信回線を通じて公衆に利用可能となった発明であるから、特許法第29条第1項第3号に該当し、特許を受けることができない。
2.(進歩性)この出願の下記の請求項に係る発明は、その出願前に日本国内又は外国において、頒布された下記の刊行物に記載された発明又は電気通信回線を通じて公衆に利用可能となった発明に基いて、その出願前にその発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。
記 (引用文献等については引用文献等一覧参照)
●理由1(特許法第29条第1項第3号)、理由2(特許法第29条第2項)について
・請求項 1−2、8−10、15
・引用文献等 1

●理由2(特許法第29条第2項)について
・請求項 3−7、11
・引用文献等 1−2

・請求項 12
・引用文献等 1−3

・請求項 13
・引用文献等 1−2、4

・請求項 14
・引用文献等 1−2、5

<引用文献等一覧>
1.国際公開第2016/021306号
2.国際公開第2007/013457号
3.特開2015−198259号公報
4.国際公開第2013/014845号
5.特開2013−153464号公報

第3 本願発明について

本願の請求項1ないし11に係る発明(以下、それぞれ「本願発明1」ないし「本願発明11」という。)は、令和4年1月11日に提出された手続補正書による手続補正(以下、「本件補正」という。)により補正された特許請求の範囲の請求項1ないし11に記載された事項により特定される、以下のとおりの発明である。(下線は請求人が付したものであり補正箇所を示す。)

「 【請求項1】
制御側マスターノード(200)とデータをワイヤレスデバイスに送信する複数のスレーブノード(300)とを備える通信ネットワーク(5)において、複数のスレーブノード(300)によって前記マスターノード(200)に提供される、前記マスターノード(200)と前記複数のスレーブノード(300)との間の少なくとも1つの制御ループと関連付けられるフィードバックを管理する方法であって、
前記方法は、前記マスターノード(200)によってまたは前記複数のスレーブノード(300)の1つによって実現され、
前記スレーブノード(300)がフィードバックを前記マスターノード(200)に提供する必要があるか否かを判定することと、
前記スレーブノード(300)がフィードバックを前記マスターノード(200)に提供する必要があるか否かの前記判定に応答して、フィードバック低減モードで動作することとを含み、
前記フィードバック低減モードは、フィードバック低減モードで動作しているときに前記スレーブノード(300)によって提供されるフィードバックの量が、ゼロではなく、フルフィードバックモードで動作しているときに前記スレーブノード(300)によって提供されるフィードバックの量よりも少ないように、前記スレーブノード(300)によって前記マスターノード(200)に提供される前記フィードバックを管理して、前記マスターノード(200)と前記スレーブノード(300)との間の合計ラウンドトリップタイムに対するキュードウェル時間遅延の寄与に等しい、予め指定されたパケットドウェル時間を満たすように、前記スレーブノード(300)のキューを制御する、方法。
【請求項2】
マスターノード(200)とデータをワイヤレスデバイスに送信する複数のスレーブノード(300)とを備える通信ネットワーク(5)において、前記複数のスレーブノード(300)によって制御側マスターノード(200)に提供される、前記マスターノード(200)と前記複数のスレーブノード(300)との間の少なくとも1つの制御ループと関連付けられるフィードバックを管理するように設定される装置であって、
前記装置は、前記マスターノード(200)に、または前記複数のスレーブノード(300)の1つに配設され、1つまたは複数の処理回路(210、310)を備え、
前記処理回路は、
前記スレーブノード(300)がフィードバックを前記マスターノード(200)に提供する必要があるか否かを判定し、
前記スレーブノード(300)が前記フィードバックを前記マスターノード(200)に提供する必要があるか否かの前記判定に応答して、フィードバック低減モードで動作するように設定され、
前記フィードバック低減モードは、フィードバック低減モードで動作しているときに前記スレーブノード(300)によって提供されるフィードバックの量が、ゼロではなく、フルフィードバックモードで動作しているときに前記スレーブノード(300)によって提供されるフィードバックの量よりも少ないように、前記スレーブノード(300)によって前記マスターノード(200)に提供される前記フィードバックを管理して、前記マスターノード(200)と前記スレーブノード(300)との間の合計ラウンドトリップタイムに対するキュードウェル時間遅延の寄与に等しい、予め指定されたパケットドウェル時間を満たすように、前記スレーブノード(300)のキューを制御する、装置。
【請求項3】
前記装置が前記マスターノード(200)に含まれ、前記1つまたは複数の処理回路(210)が、
前記マスターノード(200)が前記スレーブノード(300)に送るパケットを有しているか否かを判定し、
前記マスターノード(200)が前記スレーブノード(300)に送るパケットを有している場合、前記スレーブノード(300)がフィードバックを前記マスターノード(200)に提供する必要があると判定し、
前記マスターノード(200)が所定の時間間隔の間に前記スレーブノード(300)に送るパケットを有さない場合、前記スレーブノード(300)がフィードバックを前記マスターノード(200)に提供する必要はないと判定することによって、前記スレーブノード(300)がフィードバックを前記マスターノード(200)に提供する必要があるか否かを判定する、請求項2に記載の装置。
【請求項4】
前記装置が前記マスターノード(200)に構成され、前記1つまたは複数の処理回路(210)が、前記マスターノード(200)のインターフェース回路を介してフィードバックモード信号を前記スレーブノード(300)に送るように更に設定され、前記フィードバックモード信号が、前記スレーブノード(300)が前記フィードバック低減モードで動作すべきであることを前記スレーブノード(300)に示す、請求項2に記載の装置。
【請求項5】
前記フィードバックモード信号が、前記フィードバック低減モードで動作しているとき、前記スレーブノード(300)が前記マスターノード(200)に提供される前記フィードバックの量をどのように低減すべきかを更に示す、請求項4に記載の装置。
【請求項6】
前記装置が前記スレーブノード(300)に構成され、
前記スレーブノード(300)が、前記スレーブノード(300)がフィードバックを前記マスターノード(200)に提供する必要があるか否かを示す、フィードバック低減モード信号を前記マスターノード(200)から受信するように設定されたインターフェース回路(220)を更に備え、
前記1つまたは複数の処理回路(210)が、前記フィードバック低減モード信号に応答して、前記スレーブノード(300)がフィードバックを前記マスターノード(200)に提供する必要があるか否かを判定する、請求項2に記載の装置。
【請求項7】
前記装置が前記スレーブノード(300)に構成され、
前記スレーブノードが、キュー(330)とインターフェース回路(320)とを更に備え、
前記1つまたは複数の処理回路(310)が、
前記インターフェース回路(320)が所定の時間間隔の間に前記マスターノード(200)からパケットを受信している場合、または前記キュー(330)が空ではない場合、前記スレーブノード(300)が前記フィードバックを前記マスターノード(200)に提供する必要があると判定し、
前記インターフェース回路(320)が所定の時間間隔の間に前記マスターノード(200)からパケットを受信していない場合、および前記キュー(330)が空である場合、前記スレーブノード(300)が前記フィードバックを前記マスターノード(200)に提供する必要がないと判定することによって、前記スレーブノード(300)がフィードバックを前記マスターノード(200)に提供する必要があるか否かを判定する、請求項2に記載の装置。
【請求項8】
前記スレーブノード(300)が、フィードバック回路(340)とインターフェース回路(320)とを備え、前記1つまたは複数の処理回路(310)が、
フィードバックを前記マスターノード(200)に提供する必要があると前記1つまたは複数の処理回路(310)が判定したとき、前記フルフィードバックモードに対応するフィードバック情報の不明確な推定値を表す粗量子化フィードバック情報を判定するように、前記フィードバック回路(340)を設定し、
前記粗量子化フィードバック情報を前記マスターノード(200)に送るように、前記インターフェース回路(320)を設定することによって、前記スレーブノード(300)が前記フィードバック低減モードで動作するように設定する、請求項6または7に記載の装置。
【請求項9】
前記スレーブノード(300)が更にインターフェース回路(320)を備え、前記1つまたは複数の処理回路(210、310)が、
フィードバックを前記マスターノード(200)に提供する必要があると前記1つまたは複数の処理回路(310)が判定したとき、前記スレーブノード(300)と関連付けられる1つまたは複数のベアラからのフィードバックを前記スレーブノード(300)で受信するように、前記インターフェース回路(320)を設定し、
収集したフィードバックをコンパイルして複合フィードバックメッセージにし、
前記複合フィードバックメッセージを前記マスターノード(200)に送るように前記インターフェース回路(320)を設定することによって、前記スレーブノード(300)を前記フィードバック低減モードで動作するように設定する、請求項6または7に記載の装置。
【請求項10】
前記スレーブノード(300)が、インターフェース回路(320)とフィードバック回路(340)とを更に備え、前記1つまたは複数の処理回路(310)が、
パケットを受信するように前記インターフェース回路(320)を設定し、
フィードバックを前記マスターノード(200)に提供する必要があると前記1つまたは複数の処理回路(310)が判定したとき、前記受信パケットにおける予測情報と前記受信パケットにおける実際の情報との差から、前記フィードバックの誤差を推定するように前記フィードバック回路(340)を設定し、
前記推定誤差を前記マスターノード(200)に送るように前記インターフェース回路(320)を設定することによって、前記スレーブノード(300)を前記フィードバック低減モードで動作するように設定する、請求項6または7に記載の装置。
【請求項11】
マスターノード(200)とデータをワイヤレスデバイスに送信する複数のスレーブノード(300)とを備える通信ネットワーク(5)において、前記複数のスレーブノード(300)によって制御側マスターノード(200)に提供される、前記マスターノード(200)と前記複数のスレーブノード(300)との間の少なくとも1つの制御ループと関連付けられるフィードバックを管理するように処理回路(210、310)を制御する、非一時的コンピュータ可読媒体に格納されたコンピュータプログラムであって、前記マスターノード(200)の、または前記複数のスレーブノード(300)のうち1つの前記処理回路(210、310)で実行するときに、前記処理回路(210、310)に、
前記スレーブノード(300)がフィードバックを前記マスターノード(200)に提供する必要があるか否かを判定させ、
前記スレーブノード(300)がフィードバックを前記マスターノード(200)に提供する必要があるか否かの前記判定に応答して、フィードバック低減モードで動作させる、ソフトウェア命令を含み、
前記フィードバック低減モードは、フィードバック低減モードで動作しているときに前記スレーブノード(300)によって提供されるフィードバックの量が、ゼロではなく、フルフィードバックモードで動作しているときに前記スレーブノード(300)によって提供されるフィードバックの量よりも少ないように、前記スレーブノード(300)によって前記マスターノード(200)に提供される前記フィードバックを管理して、前記マスターノード(200)と前記スレーブノード(300)との間の合計ラウンドトリップタイムに対するキュードウェル時間遅延の寄与に等しい、予め指定されたパケットドウェル時間を満たすように、前記スレーブノード(300)のキューを制御する、コンピュータプログラム。」

第4 引用例の記載事項及び引用発明

1.引用例1について
原査定の拒絶理由で引用された、国際公開第2016/021306号(以下、「引用例1」という。)には、以下の事項が記載されている。(下線は当審で付与した。)

(1) 「[0001] 本発明は、基地局、無線通信システムおよび通信方法に関する。」

(2) 「[0004] 図1に示す無線通信システムは、UE10と、MeNodeB(Master eNode B。以下、MeNBと表記する)20と、SeNodeB(Secondary eNode B。以下、SeNBと表記する)30と、MME(Mobility Management Entity)40と、S-GW(Serving Gateway)50と、を有している。」

(3) 「[0030] 例えば、第2の基地局がマクロ基地局である場合、第2の基地局は多くの第1の基地局と接続することがある。しかし、第2の基地局が、多くの第1の基地局から大量のFlow Control信号を受信することになると、第2の基地局のFlow Controlに関連する処理負荷が増加する。その結果、本来Dual Connectivityが狙う効果であるスループットの増加や通信の高速化といった効果が得られなくなる可能性がある。」

(4) 「[0039] 以下に、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。
(1)第1の実施形態
本実施形態は、無線通信システムの全体構成自体は図1と同様であるが、MeNB20およびSeNB30に新たな機能を追加している。
[0040] そこで、以下に、MeNB20およびSeNB30の構成について詳細に説明する。
[0041] SeNB30は、第1の基地局である。
[0042] MeNB20は、第2の基地局である。MeNB20は、Dual Connectivityを設定し、CNから受信したDLのパケットデータを、MeNB20(MeNB20のセル)とSeNB30とを経由してUE10に送信可能である。
[0043] 図9に、MeNB20の構成の一例を示す。
[0044] 図9に示すように、MeNB20は、通信部21を有している。
[0045] 通信部21は、Flow Controlの可不可を識別可能な情報をSeNB30に送信する。Flow Controlとは、SeNB30からFlow Control信号をフィードバックし、Flow Control信号を用いて、SeNB30に送信するDLのパケットデータのデータ量を調整することである。」

(5) 「[0052] (2)第2の実施形態
本実施形態は、無線通信システムの全体構成自体は第1の実施形態と同様であるが、MeNB20およびSeNB30の構成は第1の実施形態から変更している。
[0053] そこで、以下に、MeNB20およびSeNB30の構成について詳細に説明する。
[0054] 図9に、MeNB20の構成の一例を示す。
[0055] 図9に示すように、MeNB20は、第1の実施形態と比較して、制御部22が追加されている。
[0056] 制御部22は、MeNB20によるFlow Controlの可不可を決定する。
[0057] 通信部21は、制御部22が決定した、Flow Controlの可不可を識別可能な情報をSeNB30に送信する。
[0058] なお、制御部22および通信部21は、上述した動作以外に、上記の背景技術で説明したMeNBの機能を実現するための動作も行うものとする。
[0059] 図10に、SeNB30の構成の一例を示す。
[0060] 図10に示すように、SeNB30は、第1の実施形態と比較して、制御部32が追加されている。
[0061] 通信部31は、Flow Controlの可不可を識別可能な情報をMeNB20から受信する。
[0062] 制御部32は、MeNB20から受信した、Flow Controlの可不可を識別可能な情報を基に、Flow Controlの可不可を識別し、MeNB20へのFlow Control信号のフィードバックを制御する。具体的には、Flow Controlが可であれば、Flow Control信号をMeNB20にフィードバックする。一方、Flow Controlが不可であれば、Flow Control信号をフィードバックしない。なお、Flow Control信号をフィードバックしない、とは、Flow Control信号をMeNB20に送信しない、と表現しても良い。」

(6) 「[0066] (3)第3の実施形態
本実施形態は、第2の実施形態の動作をより具体化したものであり、無線通信システムの全体構成とMeNB20およびSeNB30の構成とは、第2の実施形態と同様である。
[0067] 以下に、本実施形態の無線通信システムの動作について、図11を参照して説明する。
[0068] 図11に、本実施形態の無線通信システムにおけるDual Connectivityの設定手順の一例を示す。なお、図11の例は、UE10が既にConnected状態にあることを前提にしている。
[0069] 図11を参照すると、S-GW50は、ステップS101において、不図示のP-GW(Packet Data Network Gateway)からDLのパケットデータを受信するか、もしくは不図示のP-GWからCreate Bearer Requestメッセージを受信すると、ステップS102において、UE10へのE-RAB(EUTRAN-Radio Access Bearer)を設定する目的で、MME40に対し、Create Bearer Requestメッセージを送信する。
[0070] MME40は、S-GW50からCreate Bearer Requestメッセージを受信すると、ステップS103において、UE10が在圏するMeNB20に対し、E-RAB Setup Requestメッセージを送信する。
[0071] MeNB20の制御部22は、MME40からE-RAB Setup Requestメッセージを受信すると、ステップS104において、Dual Connectivityを設定するか否かを判断する。また、Dual Connectivityを設定する場合はFlow Controlの可不可も判断する。
[0072] 図12に、図11のステップS104におけるMeNB20によるFlow Controlの可不可の判断手順の一例を示す。
[0073] 図12を参照すると、まず、MeNB20の制御部22は、ステップS201において、UE10に設定するE-RABの通信種別を判断する。
[0074] ステップS201において、E-RABの通信種別が音声などのリアルタイムサービスに属するものであれば、MeNB20の制御部22は、ステップS202において、Dual Connectivityを設定不要と判断し、処理を終了する。
[0075] 一方、ステップS201において、E-RABの通信種別がデータなどのノン・リアルタイムサービスに属するものであれば、続いて、MeNB20の制御部22は、ステップS203において、UE10がSeNB30の配下のセル内に在圏するかを判断する。
[0076] ステップS203において、UE10がSeNB30の配下のセル内に在圏しなければ、MeNB20の制御部22は、ステップS202において、Dual Connectivityを設定不要と判断し、処理を終了する。
[0077] 一方、ステップS203において、UE10がSeNB30の配下のセル内に在圏すれば、MeNB20の制御部22は、ステップS204において、Dual Connectivityを設定要と判断する。
[0078] 続いて、MeNB20の制御部22は、ステップS205において、MeNB20がSeNB30と接続した場合にMeNB20の処理能力が上限を超えるか否かを判断する。
[0079] ステップS205において、MeNB20の処理能力が上限を超えれば、MeNB20の制御部22は、ステップS206において、Flow Controlは不可と判断し、処理を終了する。
[0080] 一方、ステップS205において、MeNB20の処理能力が上限を超えなければ、MeNB20の制御部22は、ステップS207において、Flow Controlは可と判断し、処理を終了する。
[0081] なお、ステップS205におけるFlow Controlの可不可の判断は、MeNB20の処理能力が上限を超えるか否かで判断すること以外に、その他の方法で判断することができる。
[0082] 例えば、MeNB20の負荷状況で判断することができる。例えば、MeNB20の負荷状況の指標としてCPU(Central Processing Unit)使用率を用いる場合、CPU使用率が閾値よりも高い場合に、Flow controlを不可と判断することができる。
[0083] または、E-RABのQoS(Quality of Service)で判断することもできる。例えば、QoSの高い(即ち、プライオリティの高い)E-RABは、よりよいサービスを提供するために、Flow Controlを可と判断することができる。逆に、QoSの低い(即ち、プライオリティの低い)E-RABは、Flow Controlを不可と判断することができる。
[0084] 図11を再度参照すると、MeNB20の制御部22は、ステップS104でDual Connectivityを設定要と判断した場合、ステップS105において、ステップS104で判断したFlow Controlの可不可を識別可能な情報(Flow Control Indication)をSeNB Addition Requestメッセージに設定する。MeNB20の通信部21は、そのSeNB Addition RequestメッセージをSeNB30に送信する。」

(7) 「[0141] (7)第7の実施形態
第3〜第5の実施形態は、Flow Controlの可不可を識別可能な情報を、Flow Control Indicationとしていた。また、第6の実施形態は、Flow Controlの可不可を識別可能な情報を、Flow Control Periodとしていた。
[0142] これに対して、本実施形態は、Flow Controlの可不可を識別可能な情報を、DLのパケットデータ(PDCP PDU)の全てをSeNB30経由でUE10に送信することを示すAll PDCP-PDUとする点で、第3〜第6の実施形態とは異なる。
[0143] 具体的には、MeNB20は、SeNB Addition Requestメッセージや、SeNB Modification Requestメッセージに、All PDCP-PDUというIEを設定する。
[0144] All PDCP-PDUは、上述したように、DLのパケットデータ(PDCP PDU)の全てをSeNB30経由でUE10に送信することを意味するものであるが、これと同時に、Flow Controlの不可をも意味する。そのため、SeNB30からMeNB20へのFlow Control信号のフィードバックは全く不要になる。これは、あるPico eNBがSeNB専用である場合に有効である。
[0145] なお、All PDCP-PDUのIEは、M(Mandatory)またはO(Option)のどちらの設定にすることもできる。
[0146] 上述したように本実施形態においては、MeNB20は、DLのパケットデータ(PDCP PDU)の全てをSeNB30経由でUE10に送信することを示すAll PDCP-PDUをSeNB30に通知する。
[0147] それにより、SeNB30がFlow Controlの可不可を識別できるため、第1の実施形態と同様の効果が得られる。」

引用例1の上記記載、及び移動体通信分野における技術常識を考慮すると、次のことがいえる。

ア 上記(1)には、「無線通信システムおよび通信方法」と記載されており、また、上記(2)には「無線通信システムは、UE10と、MeNodeB(Master eNode B。以下、MeNBと表記する)20と、SeNodeB(Secondary eNode B。以下、SeNBと表記する)30と、・・・を有している」と記載されており、また、上記(4)の[0041]及び[0042]には、「SeNB30は、第1の基地局である。・・・MeNB20は、第2の基地局である。MeNB20は、Dual Connectivityを設定し、・・・DLのパケットデータを、MeNB20・・・とSeNB30とを経由してUE10に送信可能である。」と記載されており、さらに、上記(3)には、「第2の基地局は多くの第1の基地局と接続することがある」と記載されているから、引用例1には、Master eNode B(MeNB、第2の基地局)と、Secondary eNode B(SeNB、第1の基地局)とを有している無線通信システムであり、MeNBは、Dual Connectivityを設定し、DLのパケットデータを、MeNBとSeNBとを経由してUEに送信可能であり、MeNBは多くのSeNBと接続することがある無線通信システムにおける通信方法、が記載されている。

イ 上記「ア」の内容に加えて、上記(4)の[0044]及び[0045]には、「MeNB20は、通信部21を有している。・・・通信部21は、Flow Controlの可不可を識別可能な情報をSeNB30に送信する。Flow Controlとは、SeNB30からFlow Control信号をフィードバックし、Flow Control信号を用いて、SeNB30に送信するDLのパケットデータのデータ量を調整することである。」と記載されており、また、上記(3)には「第2の基地局は多くの第1の基地局と接続することがある。しかし、第2の基地局が、多くの第1の基地局から大量のFlow Control信号を受信することになると、第2の基地局のFlow Controlに関連する処理負荷が増加する。」と記載されており、さらに、上記(5)の[0060]ないし[0062]には、「SeNB30は、第1の実施形態と比較して、制御部32が追加されている。・・・制御部32は、MeNB20から受信した、Flow Controlの可不可を識別可能な情報を基に、Flow Controlの可不可を識別し、MeNB20へのFlow Control信号のフィードバックを制御する。」と記載されているから、引用例1には、前記通信方法において、MeNBの通信部は、Flow Controlの可不可を識別可能な情報をSeNBに送信し、SeNBの制御部は、MeNBから受信した、Flow Controlの可不可を識別可能な情報を基に、Flow Controlの可不可を識別し、MeNBへのFlow Control信号のフィードバックを制御し、Flow Controlとは、SeNBからFlow Control信号をフィードバックし、Flow Control信号を用いて、SeNBに送信するDLのパケットデータのデータ量を調整することであり、MeNBが多くのSeNBからFlow Control信号を受信することがあること、が記載されている。

ウ 上記(6)の[0071]ないし[0072]、[0081]、及び[0083]ないし[0084]には、「MeNB20の制御部22は、・・・Dual Connectivityを設定する場合はFlow Controlの可不可も判断する。・・・図12に、図11のステップS104におけるMeNB20によるFlow Controlの可不可の判断手順の一例を示す。・・・ステップS205におけるFlow Controlの可不可の判断は、MeNB20の処理能力が上限を超えるか否かで判断すること以外に、その他の方法で判断することができる。・・・または、E-RABのQoS(Quality of Service)で判断することもできる。例えば、QoSの高い(即ち、プライオリティの高い)E-RABは、よりよいサービスを提供するために、Flow Controlを可と判断することができる。逆に、QoSの低い(即ち、プライオリティの低い)E-RABは、Flow Controlを不可と判断することができる。・・・図11を再度参照すると、MeNB20の制御部22は、・・・ステップS104で判断したFlow Controlの可不可を識別可能な情報(Flow Control Indication)をSeNB Addition Requestメッセージに設定する。MeNB20の通信部21は、そのSeNB Addition RequestメッセージをSeNB30に送信する。」と記載されているから、引用例1には、前記通信方法において、MeNBの制御部は、Dual Connectivityを設定する場合はFlow Controlの可不可も判断し、Flow Controlの可不可の判断は、MeNBの処理能力が上限を超えるか否かで判断すること以外に、E-RABのQoS(Quality of Service)で判断することもでき、例えば、QoSの高い(即ち、プライオリティの高い)E-RABは、よりよいサービスを提供するために、Flow Controlを可と判断することができ、逆に、QoSの低いE-RABは、Flow Controlを不可と判断することができ、MeNBは、判断したFlow Controlの可不可を識別可能な情報(Flow Control Indication)を設定したメッセージをSeNBに送信すること、が記載されている。

エ 上記(7)の[0141]ないし[0142]、[0144]、及び[0146]ないし[0147]には、「第3・・・の実施形態は、Flow Controlの可不可を識別可能な情報を、Flow Control Indicationとしていた。・・・本実施形態は、Flow Controlの可不可を識別可能な情報を、・・・All PDCP-PDUとする点で、第3・・・の実施形態とは異なる。・・・All PDCP-PDUは、・・・DLのパケットデータ(PDCP PDU)の全てをSeNB30経由でUE10に送信することを意味するものであるが、これと同時に、Flow Controlの不可をも意味する。そのため、SeNB30からMeNB20へのFlow Control信号のフィードバックは全く不要になる。・・・本実施形態においては、MeNB20は、DLのパケットデータ(PDCP PDU)の全てをSeNB30経由でUE10に送信することを示すAll PDCP-PDUをSeNB30に通知する。・・・それにより、SeNB30がFlow Controlの可不可を識別できる・・・。」と記載されているから、引用例1には、前記通信方法において、MeNBは、Flow Controlの可不可を識別可能な情報をFlow Control Indicationとする代わりにAll PDCP-PDUとしてもよく、All PDCP-PDUは、DLのパケットデータ(PDCP PDU)の全てをSeNB経由でUEに送信することを意味すると同時に、Flow Controlの不可をも意味するため、SeNBからMeNBへのFlow Control信号のフィードバックは全く不要になり、MeNBがAll PDCP-PDUをSeNBに通知することにより、SeNBがFlow Controlの可不可を識別できること、が記載されているといえる。

オ 上記「イ」の内容に加えて、上記(5)の[0062]には、「制御部32は、MeNB20から受信した、Flow Controlの可不可を識別可能な情報を基に、Flow Controlの可不可を識別し、MeNB20へのFlow Control信号のフィードバックを制御する。具体的には、Flow Controlが可であれば、Flow Control信号をMeNB20にフィードバックする。一方、Flow Controlが不可であれば、Flow Control信号をフィードバックしない。なお、Flow Control信号をフィードバックしない、とは、Flow Control信号をMeNB20に送信しない、と表現しても良い。」と記載されているから、引用例1には、前記通信方法において、SeNBの制御部は、Flow Controlが可であれば、Flow Control信号をMeNBにフィードバックする一方、Flow Controlが不可であれば、Flow Control信号をMeNBに送信しないこと、が記載されている。

以上を総合すると、引用例1には、次の発明(以下、「引用発明」という。)が記載されていると認められる。

「 Master eNode B(MeNB)と、Secondary eNode B(SeNB)とを有している無線通信システムであり、MeNBは、Dual Connectivityを設定し、DLのパケットデータを、MeNBとSeNBとを経由してUEに送信可能であり、MeNBは多くのSeNBと接続することがある無線通信システムにおける通信方法であって、
MeNBの通信部は、Flow Controlの可不可を識別可能な情報をSeNBに送信し、SeNBの制御部は、MeNBから受信した、Flow Controlの可不可を識別可能な情報を基に、Flow Controlの可不可を識別し、MeNBへのFlow Control信号のフィードバックを制御し、Flow Controlとは、SeNBからFlow Control信号をフィードバックし、Flow Control信号を用いて、SeNBに送信するDLのパケットデータのデータ量を調整することであり、MeNBが多くのSeNBからFlow Control信号を受信することがあり、
MeNBの制御部は、Dual Connectivityを設定する場合はFlow Controlの可不可も判断し、Flow Controlの可不可の判断は、MeNBの処理能力が上限を超えるか否かで判断すること以外に、E-RABのQoS(Quality of Service)で判断することもでき、例えば、QoSの高い(即ち、プライオリティの高い)E-RABは、よりよいサービスを提供するために、Flow Controlを可と判断することができ、逆に、QoSの低いE-RABは、Flow Controlを不可と判断することができ、MeNBは、判断したFlow Controlの可不可を識別可能な情報(Flow Control Indication)を設定したメッセージをSeNBに送信し、
MeNBは、Flow Controlの可不可を識別可能な情報をFlow Control Indicationとする代わりにAll PDCP-PDUとしてもよく、All PDCP-PDUは、DLのパケットデータ(PDCP PDU)の全てをSeNB経由でUEに送信することを意味すると同時に、Flow Controlの不可をも意味するため、SeNBからMeNBへのFlow Control信号のフィードバックは全く不要になり、MeNBがAll PDCP-PDUをSeNBに通知することにより、SeNBがFlow Controlの可不可を識別でき、
SeNBの制御部は、Flow Controlが可であれば、Flow Control信号をMeNBにフィードバックする一方、Flow Controlが不可であれば、Flow Control信号をMeNBに送信しない、
通信方法。」

2.引用例2について
原査定の拒絶理由で引用された国際公開第2007/013457号(以下、「引用例2」という。)には、以下の記載がある。

「[0035] <実施形態1>
本発明の実施形態1の基本概念として、パケット通信中において、移動局装置は、自局宛てのデータの有無を判断し、自局宛てのデータが無い場合、下りリンク信号品質情報CQIのフィードバックを停止し、移動局装置の予め定義された間欠受信期間 に、例えば、下り共通制御チャネルにあるページング情報 (例えば、ページング指標チャネルPICHに定義した移動局装置のページング指標PI)受信期間およびZまたはセルサーチ(例えば、共通パイロットチャネルが定義した移動局装置のセルサーチ期間に受信部を動作させる間欠受信を行い、受信部動作期間中に、自局宛てのデータの有無を判断し、自局宛てのデータが有る場合、自局宛てのデータの受信を再開することである。」
「[0044] 移動局装置100の送受信データ判断部160には、復号化部134からの受信デー タおよび送信データバッファ170の情報が入力される。
送受信データ判断部160は、自局宛てデータの有無、および送信データの有無を判断する送受信データ判断手段が含まれている。具体的には、例えば復号化部134から自局宛てのデータ出力信号の有無、および送信データバッファ170が空かどうかを判断し、送受信制御部150に判断結果を出力する。
[0045] 受信データ判断手段について、移動局装置100の受信部130の制御の時間間隔 (制御頻度)、自局宛てのパケットデータのサービス形式 (例えば、小量・不連続なパケットデータを受信するウェブ(WEB)閲覧か、大量・連続なパケットデータを受信するVoIPか)、データ伝送頻度などを考慮し、復号化部134から自局宛てのデータ出力が無くなった時点から予め定義された遅延時間を設け、遅延時間まで自局宛てのデータが無い場合、自局宛てデータが無いと判断し、送受信制御部150に判断結果を出力することもできる。また、復号化部134から自局宛てデータ出力に対して統計的な手法を用いて、時間、回数など閾値を設けて、受信データ有無を判断することもできる。
[0046] 送信データ判定手段について、同様に、移動局装置100の送信部140の制御の時間間隔 (制御頻度)、自局宛てのパケットデータのサービス形式、伝送頻度などを考慮し、送信データバッファ170におけるデータ量が予め定義された閾値を超えた場合、送信データが有ると判断し、送受信制御部150に判断結果を出力することもできる。
(中略)
[0052] 送受信制御手段として、送信データ判断手段により、基地局装置200からの自局宛てデータが無い且つ送信データバッファ170における送信データが無い場合、移動局装置100の消費電力を低減するように送信部140の動作を停止する制御信号を出力する。」
「[0082] 移動局装置は、送信データバッファに送信パケットがあった場合、自局に割当てられたMCSフィールドに下りリンク信号品質情報 CQIの送信を再開する。」

そうすると、引用文献2には、「移動局装置は、自局宛てのデータの有無を判断し、自局宛てのデータが無い場合、下りリンク信号品質情報CQIのフィードバックを停止する」という技術的事項、「移動局装置の送受信データ判断部は、送受信データ判断手段が含まれており、基地局装置からの自局宛てデータが無い且つ送信データバッファにおける送信データが無い場合、移動局装置の消費電力を低減するように移動局装置の送信部の動作を停止する」という技術的事項、及び「移動局装置は、送信データバッファに送信パケットがあった場合、下りリンク信号品質情報 CQIの送信を再開する」という技術的事項、が記載されていると認められる。

3.引用例3について
原査定の拒絶理由で引用された特開2015−198259号公報(以下、「引用例3」という。)には、「本発明の第2の実施形態では、基地局間でチャネル推定値の代わりに、量子化したPMIをフィードバックすることにより、基地局間でフィードバックする情報量を削減して基地局間干渉を低減できる。」(段落【0053】)という記載があるから、引用例3には、「基地局間でチャネル推定値の代わりに、量子化したPMIをフィードバックすることにより、基地局間でフィードバックする情報量を削減する」という技術的事項が記載されていると認められる。

4.引用例4について
原査定の拒絶理由で引用された国際公開第2013/014845号(以下、「引用例4」という。)には、「[0059] 上述したように、本実施の形態では、緊急情報の受信状況を示す確認応答を無線通信ネットワーク10内のノード(基地局300又は上位ノード200)において集約し、複数の移動局400からの確認応答を統合するように編集された確認応答レポートを作成し、これを緊急情報の配信経路のさらに上位のノード(上位ノード200又は同報配信ノード100)に送信する。これにより、確認応答の報告に要するデータ量を削減することができ、上位のノードの負荷を軽減することができる。」という記載があるから、引用例4には、「緊急情報の確認応答を無線通信ネットワーク10内のノードにおいて集約し、複数の確認応答を統合するように編集された確認応答レポートを作成し、これをさらに上位のノードに送信することにより、確認応答の報告に要するデータ量を削減することができ、上位のノードの負荷を軽減することができる」という技術的事項が記載されていると認められる。

5.引用例5について
原査定の拒絶理由で引用された特開2013−153464号公報(以下、「引用例5」という。)には、「差分インディケータの使用は、C/I全体を送信することの必要性を取り除く。ここで、差分インディケータは、最後に予想した値(the last projected value)に対する増加分の比較を与える。ある実施例にしたがった差分インディケータは、UP(+1dB)若しくはDOWN(?1dB)インディケータである。」(段落【0021】)という記載があるから、引用例5には、「最後に予想した値に対する増加分の比較を与える差分インディケータの使用は、C/I全体を送信することの必要性を取り除く」という技術的事項が記載されていると認められる。

第5 対比・判断

1.本願発明1について
本願発明1と引用発明を対比する。

(1) 引用発明の「Master eNode B(MeNB)」はマスターeノードBであり、「Flow Controlの可不可を識別可能な情報」を「SeNB」に送信することにより、Flow Control信号をフィードバックさせたり、送信させなかったりする制御を行うから、本願発明の「制御側マスターノード(200)」に含まれ、また、引用発明の「Secondary eNode B(SeNB)」は、「MeNB」から制御されるeノードBであり、DLのパケットデータをUEに送信するから、本願発明の「スレーブノード(300)」に含まれる。
そして、引用発明の「UE」は、User Equipment、すなわちユーザ端末の略称であることが無線通信システムの技術分野における技術常識であるから「デバイス」に含まれ、また、無線通信システムにおいてパケットデータをMeNBとSeNBから受信するものであるから、引用発明の「UE」は、本願発明の「ワイヤレスデバイス」に含まれる。
さらに、引用発明では、MeNBは多くのSeNBと接続し、また「無線通信システム」が通信ネットワークであることは無線通信システムの技術分野における技術常識である。
そうすると、引用発明の「Master eNode B(MeNB)と、Secondary eNode B(SeNB)とを有している無線通信システムであり、MeNBは、・・・DLのパケットデータを、MeNBとSeNBとを経由してUEに送信可能であり、MeNBは多くのSeNBと接続することがある無線通信システム」は、本願発明の「制御側マスターノード(200)とデータをワイヤレスデバイスに送信する複数のスレーブノード(300)とを備える通信ネットワーク(5)」に含まれる。
ところで、引用発明における「Flow Control」とは、SeNBからFlow Control信号をフィードバックし、Flow Control信号を用いて、SeNBに送信するDLのパケットデータのデータ量を調整することであり、また、引用発明のMeNBは多くのSeNBからFlow Control信号を受信することがあり、さらに、Flow Control信号を用いたDLのパケットデータのデータ量を調整する主体がMeNBであることは無線通信システムの技術分野における技術常識であるから、引用発明の「Flow Control」は、本願発明の「前記マスターノード(200)と前記複数のスレーブノード(300)との間の少なくとも1つの制御ループ」に含まれる。
そして、引用発明では、MeNBが多くのSeNBからFlow Control信号を受信することがあるから、引用発明の「Flow Control信号」は、本願発明の「複数のスレーブノード(300)によって前記マスターノード(200)に提供される、前記マスターノード(200)と前記複数のスレーブノード(300)との間の少なくとも1つの制御ループと関連付けられるフィードバック」に含まれる。
さらに、引用発明の「通信方法」は、MeNBの通信部が、Flow Controlの可不可を識別可能な情報をSeNBに送信することにより、SeNBの制御部にFlow Controlの可不可を識別させ、また、MeNBへのFlow Control信号のフィードバックを制御させるものであるから、Flow Control信号を管理する方法であるといえる。
以上をまとめると、本願発明の「制御側マスターノード(200)とデータをワイヤレスデバイスに送信する複数のスレーブノード(300)とを備える通信ネットワーク(5)において、複数のスレーブノード(300)によって前記マスターノード(200)に提供される、前記マスターノード(200)と前記複数のスレーブノード(300)との間の少なくとも1つの制御ループと関連付けられるフィードバックを管理する方法」と、引用発明の「Master eNode B(MeNB)と、Secondary eNode B(SeNB)とを有している無線通信システムであり、MeNBは、Dual Connectivityを設定し、DLのパケットデータを、MeNBとSeNBとを経由してUEに送信可能であり、MeNBは多くのSeNBと接続することがある無線通信システムにおける通信方法であって、MeNBの通信部は、Flow Controlの可不可を識別可能な情報をSeNBに送信し、SeNBの制御部は、MeNBから受信した、Flow Controlの可不可を識別可能な情報を基に、Flow Controlの可不可を識別し、MeNBへのFlow Control信号のフィードバックを制御し、Flow Controlとは、SeNBからFlow Control信号をフィードバックし、Flow Control信号を用いて、SeNBに送信するDLのパケットデータのデータ量を調整することであり、MeNBが多くのSeNBからFlow Control信号を受信することがあり、・・・通信方法。」は、「制御側マスターノード(200)とデータをワイヤレスデバイスに送信する複数のスレーブノード(300)とを備える通信ネットワーク(5)において、複数のスレーブノード(300)によって前記マスターノード(200)に提供される、前記マスターノード(200)と前記複数のスレーブノード(300)との間の少なくとも1つの制御ループと関連付けられるフィードバックを管理する方法」である点で一致する。

(2) 下記(3)及び(4)で説明するとおり、引用発明の通信方法は、MeNBによって実現されるから、引用発明の「MeNBの制御部は、・・・Flow Controlの可不可も判断し、・・・MeNBは、判断したFlow Controlの可不可を識別可能な情報(Flow Control Indication)を設定したメッセージをSeNBに送信し、MeNBは、Flow Controlの可不可を識別可能な情報をFlow Control Indicationとする代わりにAll PDCP-PDUとしてもよ」いことは、本願発明の「前記方法は、前記マスターノード(200)によってまたは前記複数のスレーブノード(300)の1つによって実現され」ることに含まれる。

(3) 引用発明のMeNBは、Flow Controlの可不可を判断し、判断したFlow Controlの可不可を識別可能な情報をSeNBに送信することにより、SeNBにFlow Controlの可不可を識別させ、Flow Controlが不可であればFlow Control信号をMeNBに送信しないように制御させるから、引用発明のMeNBの制御部が、「Flow Controlの可不可」を判断することは、SeNBがFlow Control信号をMeNBに提供することの可不可を判定することといえる。
そうすると、本願発明の「前記スレーブノード(300)がフィードバックを前記マスターノード(200)に提供する必要があるか否かを判定すること」と、引用発明の「MeNBの制御部は、・・・Flow Controlの可不可も判断」することは、「前記スレーブノード(300)がフィードバックを前記マスターノード(200)に提供することに関する事項を判定すること」である点で、共通する。

(4) 引用発明では、「MeNBの制御部は、・・・Flow Controlの可不可も判断し、・・・MeNBは、判断したFlow Controlの可不可を識別可能な情報・・・を設定したメッセージをSeNBに送信」するものであるから、引用発明のMeNBは、SeNBがFlow Control信号をMeNBに提供することの可不可の前記判定に応答して、Flow Controlの不可を識別可能な情報をSeNBに送信するよう動作するものといえる。
そして、上記(3)の内容も踏まえると、本願発明の「前記スレーブノード(300)がフィードバックを前記マスターノード(200)に提供する必要があるか否かの前記判定に応答して、フィードバック低減モードで動作すること」と、引用発明の「MeNBの制御部は、・・・Flow Controlの可不可も判断し、・・・MeNBは、判断したFlow Controlの可不可を識別可能な情報(Flow Control Indication)を設定したメッセージをSeNBに送信」することは、「前記スレーブノード(300)がフィードバックを前記マスターノード(200)に提供することに関する事項の前記判定に応答して、動作すること」である点で、共通するといえる。

以上のことから、本願発明1と引用発明の一致点及び相違点は、次のとおりである。

(一致点)
「 制御側マスターノード(200)とデータをワイヤレスデバイスに送信する複数のスレーブノード(300)とを備える通信ネットワーク(5)において、複数のスレーブノード(300)によって前記マスターノード(200)に提供される、前記マスターノード(200)と前記複数のスレーブノード(300)との間の少なくとも1つの制御ループと関連付けられるフィードバックを管理する方法であって、
前記方法は、前記マスターノード(200)によってまたは前記複数のスレーブノード(300)の1つによって実現され、
前記スレーブノード(300)がフィードバックを前記マスターノード(200)に提供することに関する事項を判定することと、
前記スレーブノード(300)がフィードバックを前記マスターノード(200)に提供することに関する事項の前記判定に応答して、動作することとを含む、
方法。」

(相違点1)
「前記スレーブノード(300)がフィードバックを前記マスターノード(200)に提供することに関する事項」について、本願発明では「前記スレーブノード(300)がフィードバックを前記マスターノード(200)に提供する必要があるか否か」であるのに対して、引用発明ではSeNBがFlow Control信号を前記MeNBに提供することの可不可である点。

(相違点2)
本願発明は、「前記判定に応答して、フィードバック低減モードで動作することとを含み、前記フィードバック低減モードは、フィードバック低減モードで動作しているときに前記スレーブノード(300)によって提供されるフィードバックの量が、ゼロではなく、フルフィードバックモードで動作しているときに前記スレーブノード(300)によって提供されるフィードバックの量よりも少ないように、前記スレーブノード(300)によって前記マスターノード(200)に提供される前記フィードバックを管理して、前記マスターノード(200)と前記スレーブノード(300)との間の合計ラウンドトリップタイムに対するキュードウェル時間遅延の寄与に等しい、予め指定されたパケットドウェル時間を満たすように、前記スレーブノード(300)のキューを制御する」という発明特定事項を含むのに対して、引用発明は、前記判定に応答して動作するものではあるが、当該発明特定事項は特定されていない点。

したがって、本願発明1と、引用発明は、上記相違点1及び2で相違するから、本願発明1は引用発明でない。

次に、上記相違点1及び2について検討する上で、事案に鑑みて、相違点2に係る発明特定事項の一部である、「前記判定に応答して、フィードバック低減モードで動作することとを含み、前記フィードバック低減モードは、フィードバック低減モードで動作しているときに前記スレーブノード(300)によって提供されるフィードバックの量が、ゼロではな」いことについて、検討する。
上記(4)で検討したとおり、引用発明のMeNBは、SeNBがFlow Control信号をMeNBに提供することの可不可の前記判定に応答して、Flow Controlの不可を識別可能な情報をSeNBに送信するよう動作するものといえ、この場合、SeNBの制御部は、Flow Control不可を識別し、Flow Control信号をMeNBに送信しないから、SeNBによって提供されるFlow Control信号、すなわちフィードバック、の量はゼロである。
そして、引用発明のMeNBがSeNBに送信する、Flow Controlの不可を識別可能な情報を、SeNBによって提供されるFlow Control信号、すなわちフィードバック、の量をゼロでない量とさせる情報とすることは、引用例2ないし5のいずれにも記載されておらず、また技術常識であるともいえない。また、引用発明のMeNBがSeNBに送信する、Flow Controlの不可を識別可能な情報を、SeNBによって提供されるFlow Control信号、すなわちフィードバック、の量をゼロでない量とさせる情報とすることの動機付けとなりうる技術的事項は、引用例1ないし5のいずれにも記載されておらず、また技術常識であるともいえない。
そうすると、相違点2に係る発明特定事項のうちのその他の部分について論及するまでもなく、引用発明に基づいて、上記相違点2に係る発明特定事項を含むものとすることは、当業者であっても、引用発明、及び引用例2ないし5のそれぞれに記載された技術的事項に基づいて、容易に想到し得たこととはいえない。
そして、上記相違点1について更に論及するまでもなく、引用発明に基づいて、上記相違点1及び2に係る発明特定事項を含むものとすることは、当業者であっても、引用発明、及び引用例2ないし5のそれぞれに記載された技術的事項に基づいて、容易になし得たこととはいえない。

したがって、本願発明1は、引用発明でなく、また、当業者であっても、引用発明、及び引用例2ないし5のそれぞれに記載された技術的事項に基づいて、容易に発明をすることができたものとはいえない。

2.本願発明2ないし10について
本願発明2は、「制御側マスターノード(200)とデータをワイヤレスデバイスに送信する複数のスレーブノード(300)とを備える通信ネットワーク(5)において、複数のスレーブノード(300)によって前記マスターノード(200)に提供される、前記マスターノード(200)と前記複数のスレーブノード(300)との間の少なくとも1つの制御ループと関連付けられるフィードバックを管理する方法」の発明である本願発明1を、「マスターノード(200)とデータをワイヤレスデバイスに送信する複数のスレーブノード(300)とを備える通信ネットワーク(5)において、前記複数のスレーブノード(300)によって制御側マスターノード(200)に提供される、前記マスターノード(200)と前記複数のスレーブノード(300)との間の少なくとも1つの制御ループと関連付けられるフィードバックを管理するように設定される装置」の発明としたものであり、さらに、「前記装置は、前記マスターノード(200)に、または前記複数のスレーブノード(300)の1つに配設され」るという発明特定事項を含むものである。
そして、本願発明2は、上記「1.」で検討した(相違点2)に係る発明特定事項の一部と対応する、「前記判定に応答して、フィードバック低減モードで動作するように設定され、前記フィードバック低減モードは、フィードバック低減モードで動作しているときに前記スレーブノード(300)によって提供されるフィードバックの量が、ゼロではな」いという発明特定事項を含むから、本願発明2は、本願発明1と同様の理由により、引用発明でなく、また、当業者であっても、引用発明、及び引用例2ないし5のそれぞれに記載された各技術的事項に基づいて、容易に発明をすることができたものとはいえない。

本願発明3ないし10は、本願発明2の発明特定事項を全て含むから、本願発明2と同じ理由により、引用発明でなく、また、当業者であっても、引用発明、及び引用例2ないし5のそれぞれに記載された技術的事項に基づいて、容易に発明をすることができたものとはいえない。

3.本願発明11について
本願発明11は、「制御側マスターノード(200)とデータをワイヤレスデバイスに送信する複数のスレーブノード(300)とを備える通信ネットワーク(5)において、複数のスレーブノード(300)によって前記マスターノード(200)に提供される、前記マスターノード(200)と前記複数のスレーブノード(300)との間の少なくとも1つの制御ループと関連付けられるフィードバックを管理する方法」の発明である本願発明1を、「マスターノード(200)とデータをワイヤレスデバイスに送信する複数のスレーブノード(300)とを備える通信ネットワーク(5)において、前記複数のスレーブノード(300)によって制御側マスターノード(200)に提供される、前記マスターノード(200)と前記複数のスレーブノード(300)との間の少なくとも1つの制御ループと関連付けられるフィードバックを管理するように処理回路(210、310)を制御する、非一時的コンピュータ可読媒体に格納されたコンピュータプログラム」の発明としたものであり、さらに、「前記マスターノード(200)の、または前記複数のスレーブノード(300)のうち1つの前記処理回路(210、310)で実行するときに、前記処理回路(210、310)に、・・・させる、ソフトウェア命令を含」むという発明特定事項を含むものである。
そして、本願発明11は、上記「1.」で検討した(相違点2)に係る発明特定事項の一部と対応する、「前記判定に応答して、フィードバック低減モードで動作させる、ソフトウェア命令を含み、前記フィードバック低減モードは、フィードバック低減モードで動作しているときに前記スレーブノード(300)によって提供されるフィードバックの量が、ゼロではな」いという発明特定事項を含むから、本願発明11は、本願発明1と同様の理由により、引用発明でなく、また、当業者であっても、引用発明、及び引用例2ないし5のそれぞれに記載された技術的事項に基づいて、容易に発明をすることができたものとはいえない。

第6 原査定についての判断

本願発明1ないし11は、上記「第5」の「1.」ないし「3.」のとおり、引用発明でなく、また、当業者であっても、引用発明、及び引用例2ないし5のそれぞれに記載された技術的事項に基づいて、容易に発明をすることができたものとはいえない。
したがって、原査定の理由を維持することはできない。

第7 当審が通知した拒絶理由について

1.当審拒絶理由の概要
当審が令和3年10月6日付け拒絶理由通知書で通知した拒絶理由(以下、「当審拒絶理由」という。)の概要は次のとおりである。

1.(明確性)この出願は、特許請求の範囲の記載が下記の点で、特許法第36条第6項第2号に規定する要件を満たしていない。
2.(新規性)この出願の下記の請求項に係る発明は、その出願前に日本国内又は外国において、頒布された下記の刊行物に記載された発明又は電気通信回線を通じて公衆に利用可能となった発明であるから、特許法第29条第1項第3号に該当し、特許を受けることができない。
3.(進歩性)この出願の下記の請求項に係る発明は、その出願前に日本国内又は外国において、頒布された下記の刊行物に記載された発明又は電気通信回線を通じて公衆に利用可能となった発明に基いて、その出願前にその発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。
記(引用文献等については引用文献等一覧参照)
●理由1(明確性)について
・請求項 1、及び15
請求項1に係る発明は、「フィードバック低減モードで動作しているときに前記スレーブノード(300)によって提供されるフィードバックの量」が、ゼロを含むのか含まないのか、不明確である。
請求項15の記載にも同様の不備がある。

・請求項 2ないし14
(1) 請求項2の第6段落には、請求項1の前記第5段落と同じ記載があるから、請求項2に係る発明は、「フィードバック低減モードで動作しているときに前記スレーブノード(300)によって提供されるフィードバックの量」が、ゼロを含むのか含まないのか、不明確である。
(2) 「前記スレーブノード(300)がフィードバックを前記マスターノード(200)に提供する必要がないと判定した場合」(請求項4)の「フィードバック低減モードで動作しているときに前記スレーブノード(300)によって提供されるフィードバックの量」(請求項2)について、請求項2と請求項4では内容が必ずしも一致しないから、請求項2に係る発明は、「フィードバック低減モードで動作しているときに前記スレーブノード(300)によって提供されるフィードバックの量」が、ゼロを含むのか含まないのか、不明確である。
したがって、請求項2に係る発明、及び、請求項2の記載を引用する請求項3ないし14のそれぞれに係る発明、すなわち、請求項2ないし14のそれぞれに係る発明は、明確でない。

●理由2(新規性)、理由3(進歩性)について
・請求項 1、2、及び8
・引用文献 1

●理由3(進歩性)について
・請求項 15
・引用文献 1

<引用文献等一覧>
1.国際公開第2016/021306号

2.当審拒絶理由についての判断

(1) 本件補正により、本件補正前の請求項1、2及び15における「フィードバック低減モードで動作しているときに前記スレーブノード(300)によって提供されるフィードバックの量が、」という記載は、本件補正後の請求項1、2及び11における「フィードバック低減モードで動作しているときに前記スレーブノード(300)によって提供されるフィードバックの量が、ゼロではなく、」という記載へ補正されたから、当審拒絶理由の「●理由1(明確性)について」「・請求項 1、及び15」、及び同「・請求項 2ないし14」(1)で指摘した拒絶理由は、解消された。

(2) 本件補正により、本件補正前の請求項4ないし7は削除されたから、当審拒絶理由の「●理由1(明確性)について」「・請求項 2ないし14」(2)で指摘した拒絶理由は、解消された。

(3)新規性進歩性
本願発明1ないし11は、上記「第5」の「1.」ないし「3.」のとおり、引用発明でなく、また、当業者であっても、引用発明に基づいて、容易に発明をすることができたものとはいえないから、当審拒絶理由の「●理由2(新規性)、理由3(進歩性)について」の「・請求項 1」、「・請求項 2」、及び「・請求項 8」、並びに「●理由3(進歩性)について」の「・請求項 15」で指摘した拒絶理由は、解消された。

(4) 以上のとおり、当審拒絶理由は全て解消された。

第8 むすび

以上のとおり、本願発明1ないし11は、引用例1に記載された発明でなく、また、当業者であっても、引用例1に記載された発明、及び引用例2ないし5のそれぞれに記載された技術的事項に基づいて、当業者が容易に発明をすることができたものでない。
したがって、原査定の理由によっては、本願を拒絶することはできない。

また、他に本願を拒絶すべき理由を発見しない。

よって、結論のとおり審決する。
 
審決日 2022-03-16 
出願番号 P2018-562281
審決分類 P 1 8・ 113- WY (H04W)
P 1 8・ 537- WY (H04W)
P 1 8・ 121- WY (H04W)
最終処分 01   成立
特許庁審判長 中木 努
特許庁審判官 圓道 浩史
國分 直樹
発明の名称 5Gスプリットベアラフロー制御の管理  
代理人 藤井 亮  
代理人 園田 吉隆  
代理人 冨樫 義孝  
代理人 石岡 利康  
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