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審決分類 審判 訂正 4項(134条6項)独立特許用件 訂正する F21S
審判 訂正 特許請求の範囲の実質的変更 訂正する F21S
審判 訂正 3項(134条5項)特許請求の範囲の実質的拡張 訂正する F21S
審判 訂正 ただし書き3号明りょうでない記載の釈明 訂正する F21S
審判 訂正 (特120条の4,3項)(平成8年1月1日以降) 訂正する F21S
審判 訂正 ただし書き1号特許請求の範囲の減縮 訂正する F21S
管理番号 1385099
総通号数
発行国 JP 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2022-06-24 
種別 訂正の審決 
審判請求日 2021-10-14 
確定日 2022-03-17 
訂正明細書 true 
事件の表示 特許第5486727号に関する訂正審判事件について、次のとおり審決する。 
結論 特許第5486727号の明細書及び特許請求の範囲を本件審判請求書に添付された訂正明細書及び訂正特許請求の範囲のとおり訂正することを認める。 
理由 第1 手続の経緯
本件特許第5486727号の請求項1〜4に係る特許(以下「本件特許」という。)についての出願は、平成25年3月4日を出願日とする特願2013−42062号の出願の一部を、平成25年11月15日に新たな特許出願としたものであって、平成26年2月28日にその特許権の設定登録がされ、令和3年10月14日付けで訂正審判(以下「本件訂正審判」という。)の請求がされ、令和3年12月23日に訂正拒絶理由通知書が通知され、これに対し、令和4年1月26日付けで意見書及び手続補正書が提出されたものである。

第2 請求の趣旨
本件訂正審判の請求の趣旨は、特許第5486727号の明細書、特許請求の範囲を本件審判請求書に添付した訂正明細書、訂正特許請求の範囲のとおり訂正することを認める、との審決を求めるものである。

第3 本件訂正の内容
1 審判請求書において、請求人が求めている訂正(以下「本件訂正」という。)の内容は、以下のとおりである(審決注:下線は訂正箇所を示したものであり、請求人が訂正特許請求の範囲において示したとおりである。)。

(1)訂正事項1
特許請求の範囲の請求項1に「前記器具本体に取り付けられた状態では、前記第1コネクタに接続された前記第2コネクタが前記器具本体の前記凹部の前記底面部と前記取付部材の前記底面部とで囲まれる空間内に収められる」と記載されているのを、「前記第1コネクタは、前記端子台における前記電源装置と対向する部位から引き出された第1電線を介して前記端子台に接続され、前記第2コネクタは第2電線を介して前記電源装置に接続されており、前記器具本体に取り付けられた状態では、前記第1コネクタに接続された前記第2コネクタが前記器具本体の前記凹部の前記底面部と前記取付部材の前記底面部とで囲まれる空間内に収められる」に訂正する(請求項1の記載を引用する請求項2も同様に訂正する)。

(2)訂正事項2
特許請求の範囲の請求項2に「前記第1コネクタは第1電線を介して前記端子台に接続され、前記第2コネクタは第2電線を介して前記電源装置に接続されており、前記電源装置は、前記第1コネクタと前記第2コネクタとを接続することで前記端子台との間が電気的に接続される」と記載されているのを、「前記電源装置は、前記第1コネクタと前記第2コネクタとを接続することで前記端子台との間が電気的に接続される」に訂正する。

(3)訂正事項3
特許請求の範囲の請求項3に「前記光源ユニットが前記器具本体に取り付けられた状態では、前記第1コネクタに接続された前記第2コネクタが前記器具本体の前記凹部の前記底面部と前記取付部材の前記底面部とで囲まれる空間内に収められる」と記載されているのを、「前記第1コネクタは、前記端子台における前記電源装置と対向する部位から引き出された第1電線を介して前記端子台に接続され、前記第2コネクタは第2電線を介して前記電源装置に接続されており、前記器具本体に取り付けられた状態では、前記第1コネクタに接続された前記第2コネクタが前記器具本体の前記凹部の前記底面部と前記取付部材の前記底面部とで囲まれる空間内に収められる」に訂正する(請求項3の記載を引用する請求項4も同様に訂正する)。

(4)訂正事項4
特許請求の範囲の請求項4に「前記第1コネクタは第1電線を介して前記端子台に接続され、前記第2コネクタは第2電線を介して前記電源装置に接続されており、前記電源装置は、前記第1コネクタと前記第2コネクタとを接続することで前記端子台との間が電気的に接続される」と記載されているのを、「前記電源装置は、前記第1コネクタと前記第2コネクタとを接続することで前記端子台との間が電気的に接続される」に訂正する。

(5)訂正事項5
明細書の段落【0006】に「前記器具本体に取り付けられた状態では、前記第1コネクタに接続された前記第2コネクタが前記器具本体の前記凹部の前記底面部と前記取付部材の前記底面部とで囲まれる空間内に収められる」と記載されているのを、「前記第1コネクタは、前記端子台における前記電源装置と対向する部位から引き出された第1電線を介して前記端子台に接続され、前記第2コネクタは第2電線を介して前記電源装置に接続されており、前記器具本体に取り付けられた状態では、前記第1コネクタに接続された前記第2コネクタが前記器具本体の前記凹部の前記底面部と前記取付部材の前記底面部とで囲まれる空間内に収められる」に訂正する。

(6)訂正事項6
明細書の段落【0007】に「前記第1コネクタは第1電線を介して前記端子台に接続され、前記第2コネクタは第2電線を介して前記電源装置に接続されており、前記電源装置は、前記第1コネクタと前記第2コネクタとを接続することで前記端子台との間が電気的に接続される」と記載されているのを、「前記電源装置は、前記第1コネクタと前記第2コネクタとを接続することで前記端子台との間が電気的に接続される」に訂正する。

(7)訂正事項7
明細書の段落【0008】に「前記光源ユニットが前記器具本体に取り付けられた状態では、前記第1コネクタに接続された前記第2コネクタが前記器具本体の前記凹部の前記底面部と前記取付部材の前記底面部とで囲まれる空間内に収められる」と記載されているのを、「前記第1コネクタは、前記端子台における前記電源装置と対向する部位から引き出された第1電線を介して前記端子台に接続され、前記第2コネクタは第2電線を介して前記電源装置に接続されており、前記器具本体に取り付けられた状態では、前記第1コネクタに接続された前記第2コネクタが前記器具本体の前記凹部の前記底面部と前記取付部材の前記底面部とで囲まれる空間内に収められる」に訂正する。

(8)訂正事項8
明細書の段落【0009】に「前記第1コネクタは第1電線を介して前記端子台に接続され、前記第2コネクタは第2電線を介して前記電源装置に接続されており、前記電源装置は、前記第1コネクタと前記第2コネクタとを接続することで前記端子台との間が電気的に接続される」と記載されているのを、「前記電源装置は、前記第1コネクタと前記第2コネクタとを接続することで前記端子台との間が電気的に接続される」に訂正する。

2 令和4年1月26日付け手続補正書において、「補正対象」を「令和3年10月14日付け審判請求書」とし、「補正の内容」を「審判請求書の『5 請求の趣旨』及び『6 請求の理由』を別紙のとおり補正する。」とした上で、添付書類として、「5 請求の趣旨」及び「6 請求の理由」の全文、並びに「訂正図面」を提出している。
そして、上記審判請求書等の補正(以下「本件補正」という。)の内容は、以下のとおりである(審決注:下線は補正箇所であり、当審が示したものである。)。

(1) 補正事項1
「5 請求の趣旨」に「特許第5486727号の明細書、特許請求の範囲を本件審判請求書に添付した訂正明細書、訂正特許請求の範囲のとおり訂正することを認める、との審決を求める。」と記載されているのを、「特許第5486727号の明細書、特許請求の範囲、図面を本件審判請求書に添付した訂正明細書、訂正特許請求の範囲、訂正図面のとおり訂正することを認める、との審決を求める」に補正する。

(2) 補正事項2
「6 請求の理由」の「(2)訂正事項」において、以下の「ケ 訂正事項9」を追加する。
「ケ 訂正事項9
訂正前の図3に図示されている『端子台25』及び『プルスイッチ26』の位置を、訂正後の図3に図示されている『端子台25』及び『プルスイッチ26』の位置に訂正する。」

(3)補正事項3
「6 請求の理由」の「(3)訂正の理由」において、
「(ケ)訂正事項9
a 訂正の目的について
・・・新規事項を追加するものでない。」(全文補正後の17ページ5行〜18ページ末行)を追加する。

(4)補正事項4
【図3】を下図のように補正する。


第4 当審の判断
1 本件補正について
本件補正における補正事項1は、「請求の趣旨」として、「図面」を訂正することを追加するものであり、補正事項2〜4は、訂正事項を追加するものであるから、「請求の趣旨」の要旨を変更するものである。
したがって、特許法第131条の2第1項の規定により、本件補正による、審判請求書等の補正は認められない。
次節以降は訂正事項1〜8について判断するものである。

2 本件訂正について
2−1 訂正の目的の適否について
(1)訂正事項1について
訂正事項1は、本件訂正前の請求項1で「第1コネクタ」及び「第2コネクタ」が特定されているところ、該「第1コネクタ」及び「第2コネクタ」に関し、「前記第1コネクタは、前記端子台における前記電源装置と対向する部位から引き出された第1電線を介して前記端子台に接続され、前記第2コネクタは第2電線を介して前記電源装置に接続されており、」と特定し、当該「第1コネクタ」及び「第2コネクタ」の構成をさらに限定するものである。
したがって、訂正事項1による訂正は、特許法第126条第1項ただし書第1号に規定する特許請求の範囲の減縮を目的とするものである。

(2)訂正事項2について
訂正事項2は、訂正事項1に係る訂正に伴って、「前記第1コネクタは第1電線を介して前記端子台に接続され、前記第2コネクタは第2電線を介して前記電源装置に接続されており、」との記載を訂正前の請求項2から削除することで、訂正後の請求項1と訂正前の請求項2との間の重複した記載を解消するものであり、明瞭でない記載の釈明を目的とするものである。
したがって、訂正事項2による訂正は、特許法第126条第1項ただし書第3号に規定する明瞭でない記載の釈明を目的とするものである。

(3)訂正事項3について
訂正事項3は、本件訂正前の請求項3で「第1コネクタ」及び「第2コネクタ」が特定されているところ、該「第1コネクタ」及び「第2コネクタ」に関し、「前記第1コネクタは、前記端子台における前記電源装置と対向する部位から引き出された第1電線を介して前記端子台に接続され、前記第2コネクタは第2電線を介して前記電源装置に接続されており、」と特定し、当該「第1コネクタ」及び「第2コネクタ」の構成をさらに限定するものである。
したがって、訂正事項3による訂正は、特許法第126条第1項ただし書第1号に規定する特許請求の範囲の減縮を目的とするものである。

(4)訂正事項4について
訂正事項4は、訂正事項3に係る訂正に伴って、「前記第1コネクタは第1電線を介して前記端子台に接続され、前記第2コネクタは第2電線を介して前記電源装置に接続されており、」との記載を訂正前の請求項4から削除することで、訂正後の請求項3と訂正前の請求項4との間の重複した記載を解消するものであり、明瞭でない記載の釈明を目的とするものである。
したがって、訂正事項4による訂正は、特許法第126条第1項ただし書第3号に規定する明瞭でない記載の釈明を目的とするものである。

(5)訂正事項5〜8について
訂正事項5〜8は、訂正事項1〜4の訂正に伴って、特許請求の範囲の記載と発明の詳細な説明の記載との整合を図るものであるから、訂正事項5〜8による訂正は、特許法第126条第1項ただし書第3号に規定する明瞭でない記載の釈明を目的とするものである。

2−2 新規事項の追加の有無について
(1)訂正事項1、3について
訂正事項1、3は、「前記第1コネクタは、前記端子台における前記電源装置と対向する部位から引き出された第1電線を介して前記端子台に接続され」との訂正(以下「訂正A」という。)を含むものであるところ、この訂正Aが、願書に添付した明細書(以下「本件明細書」という。)、特許請求の範囲又は図面(以下明細書、特許請求の範囲及び図面を含めて「本件明細書等」という。)に記載した事項の範囲内においてしたものであるか検討する。

ア 本件明細書等の記載事項
本件明細書等には、以下の事項が記載されている。
「【0016】
さらに、凹部11の底面部111には端子台25が取り付けられ、また一方(図1(a)中の左側)の傾斜面12の裏側(図5(b)中の上側)の空間a1にはプルスイッチ26が配置されている。また、一方(図1(a)中の左側)の傾斜面12には、プルスイッチ26から導出する引き紐262を通すための孔121が設けられている。」

「【0027】
ここで、図1(a)は端子台25及びプルスイッチ26を器具本体1に取り付けた状態の一部省略せる斜視図、図1(b)はその断面図である。端子台25は、図1(a)及び図2(a)に示すように、電源装置24の雄型コネクタ243に着脱自在に接続される雌型コネクタ251を有し、雌型コネクタ251には3本の電線252が接続されている。」

「【0047】
また、本実施形態の光源ユニット2のように、端子台25が取り付けられた器具本体1に取り付けられるのが好ましい。この場合、雌型コネクタ251は電線252,253(第1電線)を介して端子台25に接続され、雄型コネクタ243は電線244(第2電線)を介して電源装置24に接続される。そして、電源装置24は、雌型コネクタ251と雄型コネクタ243とを接続することで端子台25との間が電気的に接続される。」

また、以下の図面が示されている。
【図1】


【図2】

【図3】

イ 検討
段落【0016】の記載及び【図1】(a)の図示内容に基づけば、プルスイッチ26が取り付けられている器具本体1を下から見たときに、プルスイッチ26は該プルスイッチ26の長手方向が器具本体1の長手方向となるような直方体状であり、引き紐262は、プルスイッチ26の長手方向において端の位置に取り付けられているところ、プルスイッチ26は、【図1】(a)中の左側の傾斜面12の空間a1に配置されているとともに、引き紐262は、左側の傾斜面12の孔121から導出されていることが理解できる。また、【図1】(b)を併せ見ると、プルスイッチ26は端子台25に対して、【図1】(a)において長手方向において左方向にオフセットして配置されていることも理解できる。
そして、【図3】の孔121の位置と、【図1】(a)の孔121の位置に着目し、【図1】(a)の器具本体1を約180°回転させて該孔121の位置を合わせると、上記「第3 2(4)」で示した【図3】(以下「参考図」という。)の配置となる。ここで、【図1】(a)に基づけば、第1コネクタ251は、端子台25からプルスイッチ26が配置されている方向に引き出された第1電線252を介して前記端子台に接続されていることが理解できるため、参考図において、第1コネクタ251は、端子台25におけるプルスイッチ26が配置されている方向、つまり電源装置24と対向する部位から引き出された第1電線252を介して該端子台25に接続されることになるから、訂正Aの事項は、本件明細書等に記載した事項の範囲内において導き出せるものである。
さらに、訂正前の請求項2、4の「前記第1コネクタは第1電線を介して前記端子台に接続され、前記第2コネクタは第2電線を介して前記電源装置に接続されており」との事項を併せみれば、訂正事項1、3による訂正は、本件明細書等に記載した事項の範囲内においてしたものであり、特許法第126条第5項の規定に適合するものである。

(2)訂正事項2、4について
訂正事項2、4は、「前記第1コネクタは第1電線を介して前記端子台に接続され、前記第2コネクタは第2電線を介して前記電源装置に接続されており」との事項を削除する訂正であるから、本件明細書等に記載した事項の範囲内においてしたものであり、特許法第126条第5項の規定に適合するものである。

訂正事項5〜8について
訂正事項5〜8は、訂正事項1〜4による訂正に合わせて、特許請求の範囲と明細書の記載を整合させる訂正であるから、本件明細書等に記載した事項の範囲内においてしたものであり、特許法第126条第5項の規定に適合するものである。

2−3 特許請求の範囲の実質上の拡張・変更の存否について
(1)訂正事項1、3について
訂正事項1、3による訂正は、特許請求の範囲の減縮を目的とするものであり、かつ、カテゴリーや対象、目的を変更するものではないから、実質上特許請求の範囲を拡張し、又は変更するものには該当せず、特許法第126条第6項の規定に適合するものである。

(2)訂正事項2、4〜8について
訂正事項2、4〜8による訂正は、明瞭でない記載の釈明を目的とするものであり、かつ、カテゴリーや対象、目的を変更するものではないから、実質上特許請求の範囲を拡張し、又は変更するものには該当せず、特許法第126条第6項の規定に適合するものである。

4 独立特許要件について
上記訂正事項1、3による請求項1〜4についての訂正は、特許請求の範囲の減縮を目的とするものであるところ、本件訂正後における特許請求の範囲の請求項1〜4に記載されている事項により特定される発明について、特許出願の際独立して特許を受けることができないとする理由は見いだせないから、上記訂正事項1、3による訂正は特許法第126条第7項の規定に適合する。

第5 むすび
以上のとおりであるから、本件審判の請求による訂正は、特許法第126条第1項ただし書第1号及び3号に掲げる事項を目的とするものであり、かつ、同条第5項ないし第7項の規定に適合する。
よって、結論のとおり審決する。

 
発明の名称 (54)【発明の名称】光源ユニット及び照明器具
【技術分野】
【0001】
本発明は、光源ユニット及び照明器具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、天井に取り付けられる天井直付け型の照明器具が提供されている(例えば特許文献1参照)。この照明器具は、吊ボルトを用いて天井に直付けされる器具本体と、器具本体に対して着脱自在に取り付けられる光源部とを備える。また、この照明器具では、天井裏に先行配線された電源線が接続される端子台と、光源部に対して点灯電力を供給する電源装置とが器具本体に取り付けられ、さらに端子台と電源装置の間が電線により接続されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2012−3993号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の特許文献1に示した照明器具は、設置した後に機能を追加することができないため、機能を追加する要望があった場合には、その機能を付加した照明器具を新たに設置することになる。その結果、コストアップになるとともに作業工数が増加するという問題があった。
【0005】
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、作業性を向上させた光源ユニット及び照明器具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の光源ユニットは、外部からの電源線が接続される端子台が底面部に取り付けられた凹部を有する長尺状の器具本体に対して、少なくとも一部が前記凹部内に収容された状態で取り付けられる光源ユニットであって、光源と、前記光源に対して点灯電力を供給する電源装置と、一面側に前記光源、他面側に前記電源装置がそれぞれ配置される板状の取付部材と、前記電源装置に電気的に接続され且つ前記端子台からの第1コネクタに着脱自在に接続される第2コネクタとを備え、前記取付部材は、長尺且つ矩形板状に形成され、一面に前記光源が取り付けられる底面部と、前記底面部の幅方向における両側から前記底面部に対して前記光源と反対側で且つ前記底面部と交差する方向に突出する一対の側面部とで形成され、前記電源装置は、前記取付部材の前記底面部と一対の前記側面部とで形成される空間内に配置され、前記第1コネクタは、前記端子台における前記電源装置と対向する部位から引き出された第1電線を介して前記端子台に接続され、前記第2コネクタは第2電線を介して前記電源装置に接続されており、前記器具本体に取り付けられた状態では、前記第1コネクタに接続された前記第2コネクタが前記器具本体の前記凹部の前記底面部と前記取付部材の前記底面部とで囲まれる空間内に収められることを特徴とする。
【0007】
この光源ユニットにおいて、前記電源装置は、前記第1コネクタと前記第2コネクタとを接続することで前記端子台との間が電気的に接続されるのが好ましい。
【0008】
本発明の照明器具は、外部からの電源線が接続される端子台が底面部に取り付けられた凹部を有する長尺状の器具本体と、少なくとも一部が前記凹部内に収容された状態で前記器具本体に取り付けられる光源ユニットとを備え、前記光源ユニットは、光源と、前記光源に対して点灯電力を供給する電源装置と、一面側に前記光源、他面側に前記電源装置がそれぞれ配置される板状の取付部材と、前記電源装置に電気的に接続され且つ前記端子台からの第1コネクタに着脱自在に接続される第2コネクタとを有し、前記取付部材は、長尺且つ矩形板状に形成され、一面に前記光源が取り付けられる底面部と、前記底面部の幅方向における両側から前記底面部に対して前記光源と反対側で且つ前記底面部と交差する方向に突出する一対の側面部とで形成され、前記電源装置は、前記取付部材の前記底面部と一対の前記側面部とで形成される空間内に配置され、前記第1コネクタは、前記端子台における前記電源装置と対向する部位から引き出された第1電線を介して前記端子台に接続され、前記第2コネクタは第2電線を介して前記電源装置に接続されており、前記光源ユニットが前記器具本体に取り付けられた状態では、前記第1コネクタに接続された前記第2コネクタが前記器具本体の前記凹部の前記底面部と前記取付部材の前記底面部とで囲まれる空間内に収められることを特徴とする。
【0009】
この照明器具において、前記電源装置は、前記第1コネクタと前記第2コネクタとを接続することで前記端子台との間が電気的に接続されるのが好ましい。
【発明の効果】
【0010】
本発明の構成によれば、端子台に電気的に接続された第1コネクタと、電源装置に電気的に接続された第2コネクタとを接続するだけで、端子台と電源装置とを電気的に接続することができ、作業性が向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本実施形態の光源ユニットを用いた照明器具の要部を示し、(a)は斜視図、(b)は断面図である。
【図2】(a)、(b)は同上を用いた照明器具の概略ブロック図である。
【図3】同上を用いた照明器具の分解斜視図である。
【図4】同上を用いた照明器具の外観斜視図である。
【図5】(a)は同上の断面図、(b)は同上を用いた照明器具の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下に、照明器具の実施形態について図1〜図5を参照しながら説明する。なお、以下の説明では特に断りがない限り、図5(b)に示す向きにおいて上下左右の方向を規定し、さらに図5(b)中の紙面に垂直な方向を前後方向(手前側が前側)と規定して説明を行う。
【0013】
本実施形態の照明器具Aは、図5(b)に示すように天井直付け型の照明器具であり、吊ボルト200を用いて天井材100(造営材)に取り付けられる器具本体1と、器具本体1に対して着脱自在に取り付けられる光源ユニット2とを備える。
【0014】
器具本体1は、板金に曲げ加工を施すことで長尺且つ上面(天井材100との対向面)が開口する扁平な箱状に形成され、天井材100と反対側(つまり下側)には光源ユニット2を収容するための矩形の凹部11が全長に亘って設けられている(図3参照)。また、器具本体1の左右方向(幅方向)において凹部11の両側には、凹部11の開口端縁から延出し且つ外側に行くほど上側(天井材100側)に傾斜する傾斜面12,12がそれぞれ設けられている(図5(b)参照)。
【0015】
また、凹部11の底面部111には、電線を通すための孔111aが前後方向(長手方向)に沿って複数(図3では5個)設けられており、前後方向における両端寄りの位置には吊ボルト200を通すための孔111bがそれぞれ2個ずつ設けられている。
【0016】
さらに、凹部11の底面部111には端子台25が取り付けられ、また一方(図1(a)中の左側)の傾斜面12の裏側(図5(b)中の上側)の空間a1にはプルスイッチ26が配置されている。また、一方(図1(a)中の左側)の傾斜面12には、プルスイッチ26から導出する引き紐262を通すための孔121が設けられている。
【0017】
光源ユニット2は、図3及び図5(a)に示すように、複数(図3では2個)の基板22と、基板22が取り付けられる取付部材21と、基板22を覆うようにして取付部材21に取り付けられるカバー部材23とを具備する。また、光源ユニット2は、基板22に所定の点灯電力を供給する電源装置24を具備する。
【0018】
基板22は、前後方向に長い矩形板状に形成されたプリント基板221からなり、プリント基板221の下面には複数のLED(発光ダイオード)222が前後方向(長手方向)に沿って実装されている。また、一方(図3中の右側)の基板22の前端部(図3中の右端部)には、電源装置24との間を電気的に接続するためのコネクタ223が実装されている。このコネクタ223には電線(図示せず)が接続されており、電線の端部を電源装置24に接続することで基板22と電源装置24とが電気的に接続される。
【0019】
また、各基板22において隣接する基板22と対向する端部には、電源供給用のコネクタ224がそれぞれ実装されている。そして、両基板22,22のコネクタ224,224を接続することで、一方(図3中の右側)の基板22から他方(図3中の左側)の基板22に点灯電力を供給することができる。
【0020】
取付部材21は、板金に曲げ加工を施すことでU字状に形成され、長尺且つ矩形板状に形成された底面部211と、底面部211の左右方向(幅方向)における両端から上下方向(底面部211と直交する方向)に延出する一対の側面部212とで構成される。各側面部212の先端には、図5(a)に示すように、互いに離れる向き(外向き)に傾斜する傾斜部212aがそれぞれ全長に亘って設けられている。
【0021】
底面部211の前端部(図3中の右端部)には、基板22と電源装置24とを電気的に接続する上記電線を通すための孔211aが設けられている。また、底面部211の前後方向における中央には、底面部211の一部を上向きに突出させることで形成された矩形の凹部211bが設けられている。この凹部211bは、両基板22,22を取付部材21に取り付けた状態で、コネクタ224と取付部材21の底面部211との間の絶縁距離を確保するためのものである。
【0022】
なお、上述した基板22は、例えば取付部材21の底面部211の一部を切り起こすことで形成された係止爪(図示せず)により取付部材21に固定される。
【0023】
カバー部材23は、拡散性を有する材料(例えば乳白色のアクリル樹脂)により上面(取付部材21側の面)が開口する長尺状に形成されている。このカバー部材23は、左右方向(幅方向)において両端側から中央側に行くほど下側への突出量が大きくなるような凸レンズ形状の拡散面231を有している(図5(a)参照)。
【0024】
また、カバー部材23の左右方向における両端部には、図5(b)に示すように、光源ユニット2を器具本体1に取り付けた状態で、上下方向において器具本体1の凹部11の開口端縁と重なる延出部232がそれぞれ設けられている。さらに、カバー部材23の左右方向において各延出部232の内側には、上側(取付部材21側)に突出する突壁部233がそれぞれ全長に亘って設けられており、各突壁部233の先端には内向きに突出する突起部233aがそれぞれ設けられている。
【0025】
電源装置24は、電源基板241と、電源基板241を収納するための収納ケース242とを有する。電源基板241は、前後方向に長い矩形板状に形成されたプリント基板241aからなり、プリント基板241aには、少なくともLED222の点灯電力を生成するための回路部品(例えばトランスやダイオード、コンデンサなど)241bが実装されている。また、電源基板241は、図2(a)に示すように、3本の電線244を介して電気的に接続された雄型コネクタ243を有している。
【0026】
収納ケース242は、図3に示すように、一面(取付部材21の底面部211との対向面)が開口し且つ前後方向に長い矩形箱状に形成されている。そして、収納ケース242は、開口側が取付部材21の底面部211と対向するようにして、例えばねじなどを用いて取付部材21の側面部212に取り付けられる。
【0027】
ここで、図1(a)は端子台25及びプルスイッチ26を器具本体1に取り付けた状態の一部省略せる斜視図、図1(b)はその断面図である。端子台25は、図1(a)及び図2(a)に示すように、電源装置24の雄型コネクタ243に着脱自在に接続される雌型コネクタ251を有し、雌型コネクタ251には3本の電線252が接続されている。
【0028】
そのうち2本の電線252の端部は端子台25の出力端に接続され、残りの1本の電線252の端部はプルスイッチ26に内蔵された接点261の一端に接続されている。また、接点261の他端には電線253が接続され、電線253の他端は端子台25の出力端に接続されている。
【0029】
プルスイッチ26は、図1(a)及び図1(b)に示すように引き紐262を有し、引き紐262を引くことで接点261が閉じたり、開いたりする。この引き紐262は、器具本体1の一方(図1(a)中の左側)の傾斜面12に設けられた孔121を通して吊り下げられた状態にある(図1(b)参照)。
【0030】
引き紐262を引いて接点261が閉じると、電源線3により供給される交流電力が雌型コネクタ251及び雄型コネクタ243を介して電源装置24に入力される。電源装置24は、生成した直流電力を基板22に供給し、この供給電力によってLED222が点灯する。また、引き紐262を引いて接点261が開くと、上記交流電力が電源装置24に入力されなくなり、電源装置24から基板22への給電が停止され、LED222が消灯する。
【0031】
つまり、本実施形態の照明器具Aでは、プルスイッチ26によってLED222への給電を入/切する機能(光源に関わる機能)を追加することができ、プルスイッチ26により機能部品が構成されている。
【0032】
ここに本実施形態では、端子台25に接続される電線252,253により第1電線が構成され、第1電線の先端に設けられた雌型コネクタ251により第1コネクタが構成されている。また本実施形態では、電源装置24に接続される電線244により第2電線が接続され、第2電線の先端に設けられた雄型コネクタ243により第2コネクタが構成されている。
【0033】
次に、光源ユニット2の組立手順について説明する。まず最初に、作業者は、電源装置24を取付部材21の底面部211の上面側に取り付け、さらに上記係止爪により基板22を取付部材21の底面部211に固定する。その後、作業者は、基板22のコネクタ223から導出する電線を取付部材21の底面部211に設けた孔211aに通し、その端部を電源装置24に接続する。
【0034】
そして最後に、作業者は、開口側を上向きにした状態でカバー部材23を取付部材21に組み付ける。このとき、カバー部材23の各突壁部233にそれぞれ設けた突起部233aが、取付部材21の各側面部212にそれぞれ設けた傾斜部212aに引っ掛かり、カバー部材23が取付部材21に取り付けられる。以上のような手順に従って、光源ユニット2が組み立てられる。
【0035】
続けて、照明器具Aの施工手順について説明する。なお、以下の説明では、端子台25及びプルスイッチ26が予め器具本体1に取り付けられているものとして説明する。まず最初に、作業者は、天井裏に先行配線された電源線3(図1(a)参照)を器具本体1の孔111aに通し、室内側に露出する吊ボルト200を孔111bに通した後、吊ボルト200にナット300をねじ込んで器具本体1を天井材100に固定する。
【0036】
その後、作業者は、電源線3の端部を端子台25に接続し、さらに端子台25の雌型コネクタ251と電源装置24の雄型コネクタ243を接続する。そして最後に、作業者は、例えば器具本体1及び取付部材21にそれぞれ設けた嵌合構造(図示せず)によって光源ユニット2を器具本体1に取り付ける。このとき、電源装置24が器具本体1の凹部11内に収容される。以上のような手順に従って、照明器具Aが天井に施工される(図4及び図5(b)参照)。
【0037】
この照明器具Aでは、端子台25と電源装置24の間にプルスイッチ26の接点261を介在させており、引き紐262を引いて接点261が閉じると電源装置24への給電が開始され、電源装置24により生成された直流電力によりLED222が点灯する。再度引き紐262を引いて接点261が開くと電源装置24への給電が停止され、LED222が消灯する。つまり、機能部品であるプルスイッチ26を端子台25と電源装置24の間に接続することで、LED222の点灯/消灯を切り替えることができる。
【0038】
本実施形態の照明器具Aによれば、端子台25と電源装置24の間にプルスイッチ26を接続することで、光源ユニット2への給電を入/切する機能を追加することができる。しかも、端子台25と電源装置24の間にプルスイッチ26を接続するだけでいいので、コストアップ及び作業工数の増加を抑えることができる。
【0039】
また、本実施形態の照明器具Aのように、機能部品であるプルスイッチ26を器具本体1に取り付けた場合には、器具本体1に取り付けられた端子台25との間を接続する電線252,253の長さを短くすることができる。
【0040】
なお本実施形態では、プルスイッチ26を機能部品としたが、例えば人感センサや明るさセンサなどのセンサ類であってもいいし、非常時に点灯する非常用照明装置や調光信号を出力する調光装置などであってもよい。
【0041】
図2(b)はセンサ27を機能部品とした場合の概略ブロック図である。この場合、センサ27に接続された雌型コネクタ271を接続ケーブル29の雄型コネクタ291に接続し且つ電源装置24に接続された雄型コネクタ243を接続ケーブル29の雌型コネクタ292に接続する。また、センサ27に接続された雄型コネクタ272を接続ケーブル28の雌型コネクタ282に接続し且つ端子台25に接続された雌型コネクタ251を接続ケーブル28の雄型コネクタ281に接続する。
【0042】
上述のように接続することで、センサ27の検出結果に応じて電源装置24への給電をオン/オフすることができる。また、上述のようにコネクタ同士を接続するだけでいいので、センサ27(機能部品)の追加又は電源の直結を容易に切り替えることができる。
【0043】
さらに、本実施形態では、機能部品であるプルスイッチ26を器具本体1に取り付けているが、光源ユニット2にプルスイッチ26を取り付けてもよく、本実施形態に限定されない。
【0044】
また、本実施形態では、端子台25とプルスイッチ26の間を電線253で接続するとともに、雌型コネクタ251とプルスイッチ26の間を電線252で接続している。これに対し、例えば端子台25の雌型コネクタ251に接続される雄型コネクタ(第1接続部)と、電源装置24の雄型コネクタ243に接続される雌型コネクタ(第2接続部)をプルスイッチ26に設けてもよい。そして、端子台25とプルスイッチ26の間及び電源装置24とプルスイッチ26の間をそれぞれコネクタで接続してもよい。
【0045】
この場合、プルスイッチ26を追加する際には、端子台25の雌型コネクタ251と電源装置24の雄型コネクタ243の接続を解除する。そして、端子台25の雌型コネクタ251をプルスイッチ26の雄型コネクタに接続するとともに、電源装置24の雄型コネクタ243をプルスイッチ26の雌型コネクタに接続することで、容易に機能を追加することができる。
【0046】
本実施形態の光源ユニット2は、LED222(光源)と、電源装置24と、取付部材21と、雄型コネクタ243(第2コネクタ)とを備える。電源装置24は、LED222に対して点灯電力を供給する。取付部材21は、板状であって、一面側にLED222、他面側に電源装置24がそれぞれ配置される。雄型コネクタ243は、電源装置24に電気的に接続され且つ外部からの電源線3が接続される端子台25からの雌型コネクタ251(第1コネクタ)に着脱自在に接続される。
【0047】
また、本実施形態の光源ユニット2のように、端子台25が取り付けられた器具本体1に取り付けられるのが好ましい。この場合、雌型コネクタ251は電線252,253(第1電線)を介して端子台25に接続され、雄型コネクタ243は電線244(第2電線)を介して電源装置24に接続される。そして、電源装置24は、雌型コネクタ251と雄型コネクタ243とを接続することで端子台25との間が電気的に接続される。
【0048】
本実施形態の照明器具Aは、器具本体1と、光源ユニット2と、端子台25からの雌型コネクタ251(第1コネクタ)と、雄型コネクタ243(第2コネクタ)とを備える。器具本体1は、外部からの電源線3が接続される端子台25を有し、天井材100(造営材)に取り付けられる。光源ユニット2は、LED222(光源)、LED222に対して点灯電力を供給する電源装置24及び一面側にLED222、他面側に電源装置24がそれぞれ配置される板状の取付部材21を有し、器具本体1に取り付けられる。雄型コネクタ243は、電源装置24に電気的に接続され且つ雌型コネクタ251に着脱自在に接続される。
【0049】
また、本実施形態の照明器具Aのように、雌型コネクタ251は電線252,253(第1電線)を介して端子台25に接続され、雄型コネクタ243は電線244(第2電線)を介して電源装置24に接続されるのが好ましい。この場合、電源装置24は、雌型コネクタ251と雄型コネクタ243とを接続することで端子台25との間が電気的に接続される。
【符号の説明】
【0050】
2 光源ユニット
3 電源線
24 電源装置
25 端子台
222 LED(光源)
243 雄型コネクタ(第2コネクタ)
251 雌型コネクタ(第1コネクタ)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部からの電源線が接続される端子台が底面部に取り付けられた凹部を有する長尺状の器具本体に対して、少なくとも一部が前記凹部内に収容された状態で取り付けられる光源ユニットであって、
光源と、前記光源に対して点灯電力を供給する電源装置と、一面側に前記光源、他面側に前記電源装置がそれぞれ配置される板状の取付部材と、前記電源装置に電気的に接続され且つ前記端子台からの第1コネクタに着脱自在に接続される第2コネクタとを備え、
前記取付部材は、長尺且つ矩形板状に形成され、一面に前記光源が取り付けられる底面部と、前記底面部の幅方向における両側から前記底面部に対して前記光源と反対側で且つ前記底面部と交差する方向に突出する一対の側面部とで形成され、
前記電源装置は、前記取付部材の前記底面部と一対の前記側面部とで形成される空間内に配置され、
前記第1コネクタは、前記端子台における前記電源装置と対向する部立から引き出された第1電線を介して前記端子台に接続され、前記第2コネクタは第2電線を介して前記電源装置に接続されており、
前記器具本体に取り付けられた状態では、前記第1コネクタに接続された前記第2コネクタが前記器具本体の前記凹部の前記底面部と前記取付部材の前記底面部とで囲まれる空間内に収められることを特徴とする光源ユニット。
【請求項2】
前記電源装置は、前記第1コネクタと前記第2コネクタとを接続することで前記端子台との間が電気的に接続されることを特徴とする請求項1記載の光源ユニット。
【請求項3】
外部からの電源線が接続される端子台が底面部に取り付けられた凹部を有する長尺状の器具本体と、少なくとも一部が前記凹部内に収容された状態で前記器具本体に取り付けられる光源ユニットとを備え、
前記光源ユニットは、光源と、前記光源に対して点灯電力を供給する電源装置と、一面側に前記光源、他面側に前記電源装置がそれぞれ配置される板状の取付部材と、前記電源装置に電気的に接続され且つ前記端子台からの第1コネクタに着脱自在に接続される第2コネクタとを有し、
前記取付部材は、長尺且つ矩形板状に形成され、一面に前記光源が取り付けられる底面部と、前記底面部の幅方向における両側から前記底面部に対して前記光源と反対側で且つ前記底面部と交差する方向に突出する一対の側面部とで形成され、
前記電源装置は、前記取付部材の前記底面部と一対の前記側面部とで形成される空間内に配置され、
前記第1コネクタは、前記端子台における前記電源装置と対向する部位から引き出された第1電線を介して前記端子台に接続され、前記第2コネクタは第2電線を介して前記電源装置に接続されており、
前記光源ユニットが前記器具本体に取り付けられた状態では、前記第1コネクタに接続された前記第2コネクタが前記器具本体の前記凹部の前記底面部と前記取付部材の前記底面部とで囲まれる空間内に収められることを特徴とする照明器具。
【請求項4】
前記電源装置は、前記第1コネクタと前記第2コネクタとを接続することで前記端子台との間が電気的に接続されることを特徴とする請求項3記載の照明器具。
 
訂正の要旨 審決(決定)の【理由】欄参照。
審理終結日 2022-02-17 
結審通知日 2022-02-25 
審決日 2022-03-08 
出願番号 P2013-237186
審決分類 P 1 41・ 851- Y (F21S)
P 1 41・ 854- Y (F21S)
P 1 41・ 841- Y (F21S)
P 1 41・ 856- Y (F21S)
P 1 41・ 853- Y (F21S)
P 1 41・ 855- Y (F21S)
最終処分 01   成立
特許庁審判長 藤井 昇
特許庁審判官 島田 信一
畔津 圭介
登録日 2014-02-28 
登録番号 5486727
発明の名称 光源ユニット及び照明器具  
代理人 特許業務法人北斗特許事務所  
代理人 特許業務法人北斗特許事務所  

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