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審決分類 審判 査定不服 4号2号請求項の限定的減縮 取り消して特許、登録 H05K
審判 査定不服 2項進歩性 取り消して特許、登録 H05K
管理番号 1208694
審判番号 不服2008-6180  
総通号数 122 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2010-02-26 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2008-03-13 
確定日 2010-01-12 
事件の表示 平成10年特許願第183495号「積層板のレーザー穴明け方法、及びレーザー穴明け用積層板」拒絶査定不服審判事件〔平成12年 1月21日出願公開、特開2000- 22302、請求項の数(2)〕について、次のとおり審決する。 
結論 原査定を取り消す。 本願の発明は、特許すべきものとする。 
理由 1.手続の経緯
本願は、平成10年6月30日の出願であって、平成20年2月5日付けで拒絶査定がなされ、これに対し、同年3月13日に拒絶査定に対する審判請求がなされるとともに、同年4月14日付けで手続補正がなされたものである。

2.平成20年4月14日付けの手続補正についての補正却下の決定
[補正却下の決定の結論]
平成20年4月14日付けの手続補正を却下する。

[理由]
本件補正により、特許請求の範囲の請求項1は、次のとおりに補正された。
「【請求項1】 織布に熱硬化性樹脂組成物を含浸したプリプレグを加熱・加圧して得られた積層板に、レーザー光を用いて穴明けする積層板のレーザー穴明け方法において、織布が、縦糸と隣合う縦糸との隙間、及び、横糸と隣合う横糸との隙間の少なくとも一方が0?50μmで縦糸隙間と横糸隙間の重なった部分の面積を狭くした織布であり、且つ、縦糸及び横糸の少なくとも一方が、扁平率が15:1?30:1の糸であることを特徴とする積層板のレーザー穴明け方法。」

本件補正により、本件補正前の請求項1に記載された発明特定事項である「レーザー光で明けられる穴径寸法よりも小さい」ことを、発明特定事項に含まないものとなっているので、本件補正は「特許請求の範囲の限定的減縮」を目的としたものとは認められない。
また、本件補正は、請求項の削除、誤記の訂正、又は明りょうでない記載の釈明の、いずれをも目的としたものではない。

したがって、本件補正は、平成14年法律第24号改正附則第2条第1項によりなお従前の例によるとされる同法による改正前の特許法第17条の2第4項の規定に違反するので、同法第159条第1項において読み替えて準用する同法第53条第1項の規定により却下すべきものである。

3.本願発明について
平成20年4月14日付けの手続補正は、上記のとおり却下されたので、本願の請求項1、2に係る発明は、平成19年8月1日付けの手続補正書により補正された、明細書の特許請求の範囲の請求項1、2に記載された事項により特定されるとおりのものと認める。

そして、本願については、原査定の拒絶理由を検討してもその理由によって拒絶すべきものとすることはできない。

また、他に本願を拒絶すべき理由を発見しない。

よって、結論のとおり審決する。
 
審決日 2009-12-28 
出願番号 特願平10-183495
審決分類 P 1 8・ 572- WY (H05K)
P 1 8・ 121- WY (H05K)
最終処分 成立  
前審関与審査官 大光 太朗  
特許庁審判長 藤原 敬士
特許庁審判官 川真田 秀男
國方 康伸
発明の名称 積層板のレーザー穴明け方法、及びレーザー穴明け用積層板  

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