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審決分類 審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない。 E04F
管理番号 1261281
審判番号 不服2011-13069  
総通号数 153 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2012-09-28 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2011-06-20 
確定日 2012-08-10 
事件の表示 特願2007-504204「結合板」拒絶査定不服審判事件〔平成17年 9月29日国際公開、WO2005/090707、平成19年11月 1日国内公表、特表2007-530823〕について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。 
理由 1 手続の経緯
本願は,2005年2月21日(パリ条約による優先権主張外国庁受理 2004年3月23日 オーストリア国)を国際出願日とする出願であって,平成23年2月14日付けで拒絶査定がなされ,これに対し,同年6月20日に拒絶査定不服審判の請求がなされ,同時に手続補正がなされたものである。
その後,平成23年10月13日付けで,審判請求人に前置報告書の内容を示し意見を求めるための審尋を行ったところ,平成24年2月20日に回答書が提出された。

2 平成23年6月20日付け手続補正の内容及び本願発明
平成23年6月20日付け手続補正は,補正前の請求項1ないし28を削除し,請求項1ないし28のいずれかを引用する請求項29に係る発明を,請求項1及び請求項1を引用する請求項2ないし請求項28とするとともに,請求項30ないし請求項35の項番を繰り上げて請求項29ないし請求項34とするものであるからは,請求項の削除を目的とするものであり,適法になされたものと認める。

したがって,本願発明は,平成23年6月20日付け手続補正によって補正された特許請求の範囲の請求項1ないし34に記載された事項により特定されるものであり,そのうち請求項1に係る発明(以下,「本願発明」という。)は次のとおりのものと認める。
なお,特許請求の範囲の請求項1に記載の番号には,図面と一致しないものがあるので,記載を省略した。

「床、壁又は天井のための化粧板であって、木、木材、MDF、HDF、プラスチック、リサイクルプラスチック、合成樹脂を有するチップ又は、結合されたチップ(パーティクルボード)から成り、該化粧板が少なくとも1つの縁又は端面に沿って溝を有しかつ/又は少なくとも他の縁又は端面に沿って実を有しており、
-互いに結合しようとする板がほぼ板平面内で行われる移動で前記実を前記溝へ導入することによって互いに結合可能であり、
-少なくとも一方の実面に接着剤及び/又はプラスチックから成るビードもしくはウェブが取り付けられているか結合されている形式のものにおいて、
-前記実面に切欠きが構成され、該切欠きによって接着剤及び/又はプラスチックから成る前記ビードもしくはウェブが部分的に受容されており、
-前記実面に向いた溝内壁面に係止面によって制限された係止凹部が構成されており、該係止凹部内に、前記実が前記溝に導入された状態で、前記ビードもしくはウェブ(8)が突入するかもしくは該係止凹部により前記切欠きから突出する前記ビード(8)の部分が掴まれているかもしくは受容されており、
-前記実を前記溝へ導入した後で、前記ビードと前記係止面とが係止可能でかつ/又は互いに結合可能であるかもしくは2つの隣接した板が接合された状態で互いに係止されかつ/又は結合されるものであり、
-前記実の厚さがその自由端部に向かって減少し、少なくとも一方の実面が該板の表面に対して傾いて延びており、
-前記溝の壁面が対応するかもしくは接触する実面と同じ角度で延びており、前記ビードが、前記実を保持する前記板の端面に近い領域で係止面に接触している、ことを特徴とする、結合板。」

3 刊行物の記載内容
原査定の拒絶の理由で引用され,本願の優先日前に頒布された米国特許公開第2004/0031227号公報(以下,「刊行物1」という。)には,次の事項が記載されていると認める。
(1a)「[0001]The invention relates to a cladding panel for floors, walls, or ceilings or similar applications according to the preamble of claim 1.
[0002] These panels on their side surfaces have tongues and grooves in order to be able to install these panels in a formation. In order to achieve a formation as stable as possible it can also be provided that the panels be cemented to one another. 」
([0001]本発明は,請求項1の前文に示された,床,壁,天井またはこれに類する使用のための張合せパネルに関する。
[0002] これらのパネルは,その側面上に,これらのパネルを結合して設置することができるように実と溝を有している。可能な限り安定した結合を形成するために,パネルは互いに接着されてもよい。)

(1b)「[0005]As claimed in the invention, in the groove or on at least one inner surface of the legs of the groove and/or on at least one surface of the tongue at least one bead or line is applied; a recess is formed to accommodate it on the surface of the tongue and/or groove ・・・. The bead acts in this way in the course of installation of the cladding panels or in the course of their joining; the bead and the recess interact as locking elements. When the locking element or the bead is formed with a cement, an adhesive connection between the tongue and the groove can be achieved.・・・ 」
([0005]本発明はクレームされたように,溝もしくは該溝の脚片の少なくとも一方の内面にかつ/又は実の少なくとも一方の面に,少なくとも1つのビードもしくはラインが設置されており,これを受容するために,実及び/又は溝の表面に,切欠きが形成される・・・。このようなビードは張合せパネルの敷設時もしくは張合せパネルの接合時に作用し,ビード及び切欠きは係止エレメントとして協働する。係止エレメントもしくはビードを接着剤により形成すれば,溝と実との間を接着することができる。・・・)

(1c)「[0037]In one embodiment as shown in FIG. 3 it is provided that the two tongue surfaces 7 converge toward the free end of the tongue 6 and that the wall surfaces 5 of the groove 12 are tilted at the same angle as the tongue surfaces 7 and converge to the outside. 」
(図3に示した本発明の実施形態では,2つの実面7が実6の自由端に向かって収斂するようになっており,溝12の壁面5が実面7と同じ角度で傾斜していて,外方に収斂するようになっている。)

(1d)「[0039] As the material of the panels as claimed in the invention it is advantageously provided that the panel 1 , 2 is formed from wood, derived timber products, MDF, HDF, plastic, recycled plastic, chips with artificial resin or bonded chips (particle board) and optionally is provided on its front or working surface and/or on its back with at least one coat 13 , 14 , for example a decorative coat, especially of plastic or paper impregnated with artificial resin. ・・・ In all embodiments and also in the embodiment as shown in FIG. 3 it can be provided that the bead(s) or line(s) 8 can be locked to the assigned recess(es) 9 in the tongue 6 and/or in the groove 12 and the bead(s) or line(s) 8 and recess(es) 9 interact as locking elements. 」
(クレームされた発明のパネルの材料は,有利には,パネル1,2が木,木材,MDF,HDF,プラスチック,リサイクルプラスチック,合成樹脂を有するチップ又は結合されたチップ(パーティクルボード)から形成されており,任意に,その正面もしくは作用面及び/又はその背面に,少なくとも1つの,被覆層13,14,例えば化粧層,特にプラスチック又は合成樹脂を含浸させた紙からなるものが施されている。・・・すべての実施形態で,つまり図3に示した実施形態でも,ビードもしくはライン8が,実6及び/又は溝12の,対応する切欠き9に係止し,ビードもしくはライン8と切欠き9とが係止エレメントとして協働するようにすることができる。)

「 1 . Cladding panel for floors, walls, or ceilings which along at lest one edge or face surface ( 17 ) has a groove ( 12 ) and along at least one other edge or face surface ( 17 ) has a tongue ( 6 ),
the cross sections of the tongue ( 6 ) and the groove ( 12 ) being matched to one another and the panels ( 1 , 2 ) which are to be connected to one another can be joined by insertion of the tongue ( 6 ) into the groove ( 12 ) in the course of the displacement which takes place essentially in the panel plane or essentially perpendicularly to the panel plane,
characterized in
that on at least one wall surface ( 5 ) of the groove ( 12 ) or on its legs ( 3 , 4 ) and/or at least one tongue surface ( 7 ) at least one bead or line ( 8 ) of cement and/or plastic which extends parallel to this edge or face surface ( 17 ), applied especially at the factory, is applied or attached, and
that on the tongue ( 6 ) in the tongue surface ( 7 ) facing the wall surface ( 5 ) of the groove ( 12 ) provided with the bead or line ( 8 ) and/or in the groove ( 12 ) and in its legs ( 3 , 4 ) in the wall surface ( 5 ) facing the tongue surface ( 7 ) provided with the bead or line ( 8 ) at least one recess ( 9 ) is made for at least partially accommodating, especially for accommodating the entire bead or line ( 8 ) in the assembled state of two adjacent panels ( 1 , 2 ). 」(6欄下段)
( 1.床,壁または天井のための張合せパネルであって,該張合せパネルが少なくとも1つの縁部または端面(17)に沿って溝(12)を有し,かつ少なくとも1つの他の縁部または端面(17)に沿って実(6)を有しており,
実(6)の横断面と溝(12)の横断面とが互いに適合されており,互いに結合するパネル(1,2)が,実質的にパネル面内への,又は実質的にパネル面に対して垂直な移動の間に,溝(12)内に実(6)を導入することにより結合可能であるものにおいて,
溝(12)又は溝(12)の脚片(3,4)の少なくとも1つの壁面(5),及び/又は少なくとも1つの実面(7)に,少なくとも1つの接着剤および/またはプラスチックから成るビードもしくはライン(8)が,縁部に平行に伸びるように,特に工場で,設置もしくは結合されており,かつ
実(6)における,ビードもしくはライン(8)を備えた溝(12)の壁面(5)に面した実面(7),及び/又は,溝(12)もしくは該溝(12)の脚片(3,4)における,ビードもしくはライン(8)を備えた実面(7)に面した壁面(5)に,少なくとも1つの切欠き(9)が,隣接する2つのパネル(1,2)を組み合わせた状態でビードもしくはライン(8)を少なくとも部分的に受容する,特にビードもしくはライン(8)全体を受容するために形成されている,
ことを特徴とする張合せパネル。)

これらの記載及び図面の記載によれば,刊行物1には次の発明が記載されていると認められる。
「床,壁または天井のためのパネル(1,2)であって,木,木材,MDF,HDF,プラスチック,リサイクルプラスチック,合成樹脂を有するチップ,又は結合されたチップ(パーティクルボード)から成り,該パネル(1,2)が少なくとも1つの縁又は端面(17)に沿って溝を有し,かつ少なくとも1つの他の縁又は端面(17)に沿って実(6)を有しており,
-互いに結合しようとするパネル(1,2)がパネル平面内で行われる移動で前記実(6)を前記溝(12)へ導入することによって互いに結合可能であり,
-少なくとも一方の実面(7)に接着剤及び/又はプラスチックから成るビードもしくはライン(8)が取り付けられているか結合されている形式のものにおいて,
-前記実面(6)に切欠き(9)が構成され,該切欠き(9)によって接着剤及び/又はプラスチックから成る前記ビードもしくはライン(8)が部分的に受容されており,
-前記実面(6)に向いた溝の壁面(12)に切欠き(9)が構成されており,該切欠き(9)内に,前記実(6)が前記溝(12)に導入された状態で,前記ビードもしくはライン(8)が受容されており,
-前記実(6)を前記溝(12)へ導入した後で,前記ビード(8)と前記溝の壁面(12)の切欠き(9)とが係止可能であり,
-前記実(6)の厚さがその自由端部に向かって減少し,少なくとも一方の実面(7)が該パネル(1,2)の表面に対して傾いて延びており,
-前記溝(12)の壁面(5)が対応する実面(7)と同じ角度で延びている,
張合せパネル。」

4 対比・判断
本願発明と刊行物1記載の発明を対比する。
刊行物1記載の発明の「パネル」は,化粧層を設けることができるものであるから,本願発明の「化粧板」又は「板」に相当し,以下,同様に
「張合せパネル」は「結合板」に,「ライン」は「ウエブ」に相当する。
また,刊行物1記載の発明において「溝の壁面(12)の切欠き(9)」は,本願発明における「係止凹部」に相当し,該「係止凹部」に,ビードもしくはラインが係止する「係止面」を有し,この「係止面」が「係止凹部」を制限(規定)していることは明らかである。
さらに,刊行物1記載の発明において「実(6)を溝(12)へ導入した後で,ビード(8)と前記溝の壁面(12)の切欠き(9)とが係止可能」であるとは,接着剤からなるビードにより,パネルが結合される場合を含むから,本願発明において,「実を溝へ導入した後で,ビードと係止面とが係止可能でかつ/又は互いに結合可能であるかもしくは2つの隣接した板が接合された状態で互いに係止されかつ/又は結合される」に相当する。

したがって,両者は次の点で一致する。
「床,壁又は天井のための化粧板であって,木,木材,MDF,HDF,プラスチック,リサイクルプラスチック,合成樹脂を有するチップ又は,結合されたチップ(パーティクルボード)から成り,該化粧板が少なくとも1つの縁又は端面に沿って溝を有しかつ/又は少なくとも他の縁又は端面に沿って実を有しており,
-互いに結合しようとする板がほぼ板平面内で行われる移動で前記実を前記溝へ導入することによって互いに結合可能であり,
-少なくとも一方の実面に接着剤及び/又はプラスチックから成るビードもしくはウェブが取り付けられているか結合されている形式のものにおいて,
-前記実面に切欠きが構成され,該切欠きによって接着剤及び/又はプラスチックから成る前記ビードもしくはウェブが部分的に受容されており,
-前記実面に向いた溝内壁面に係止面によって制限された係止凹部が構成されており,該係止凹部内に,前記実が前記溝に導入された状態で,該係止凹部により前記切欠きから突出する前記ビードの部分が受容されており,
-前記実を前記溝へ導入した後で,前記ビードと前記係止面とが係止可能でかつ/又は互いに結合可能であるかもしくは2つの隣接した板が接合された状態で互いに係止されかつ/又は結合されるものであり,
-前記実の厚さがその自由端部に向かって減少し,少なくとも一方の実面が該板の表面に対して傾いて延びている,
結合板。」

また,両者は次の点で相違する。
[相違点]
本願発明は,「ビードが,実を保持する板の端面に近い領域で係止面に接触している」のに対し,刊行物1記載の発明は,ビードと係止面の位置が特定されていない点。

上記相違点について検討する。
本願発明のビードは,溝面の係止面に係止して,実と溝とを係止するものと認められる。
一方,実と溝を結合する結合板において,実と溝の係止部を,実を保持する板の板の端面に近い境域に設置することは,原審の拒絶理由通知において,先行技術文献として例示した特表2003-536001号公報の他,特表2003-526752号公報にも記載されているように本願の優先日前周知の技術である。
そうすると,刊行物1記載の発明において,実と溝とを係止するビードを,実を保持する板の端面に近い領域に設置することは,周知技術に基づいてして当業者が適宜なしうることである。

また,本願発明の作用効果は全体として,刊行物1記載の発明から予測できることである。
なお,請求人は,審判請求の理由において,「ビード(8)が、実(6)を保持する板(1)の端面に近い領域で係止面(4)に接触しているので、二枚の板(1,2)が分離しようとした際に、実(6)に形成された切欠き(3)の切欠き面と下方の脚部(13)に形成された係止凹部(5)の係止面(4)によってビード(8)を挟み込むように力が作用することになるので、切欠き(3)とビード(8)との間における摩擦力や接着力、係止面(4)とビード(8)との間における摩擦力や接着力によって板(1,2)のより強固な結合を可能とするという顕著な効果を奏することができます。また、ビード(8)が実(6)を保持する端面(17)に近い領域(32)で係止面(4)に接触しているので、さらに強固な結合を可能としております。」と主張している。
しかし,本願発明は,係止凹部の深さや,係止面の形状を何ら限定するものではなく,ビードを,実を保持する端面に近い領域で係止面に接触させることにより,直ちに強固な結合が得られるとの効果が得られるとはいえない。

なお,ビードを実を保持する端面に近い領域で係止面に接触させるには,係止面を溝の脚部の先端に近い領域に形成することになるが,実を溝に挿入していく場合に,溝の脚部の先端に近い領域程,溝の最奥部を支点として弾性拡開し易くなるから,係止凹部を深くしても実を嵌合することができる。
そこで,本願の図2,3に記載された実施態様や,上記周知技術に示されるように,係止凹部を深くすると実を確実に保持することが可能となるが,本願発明は,図2,3に記載された実施態様に限定されたものではなく,請求人主張の効果は,本願発明の特有の効果とはいえない。
また,ビードを実を保持する端面に近い領域で係止面に接触させるものとし,係止凹部を深くすると,実及びビードを確実に保持することができることは,上記周知技術から,予測できることである。

したがって,本願発明は,刊行物1記載の発明及び周知技術に基いて当業者が容易に発明をすることができたものであり,特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。


5 むすび
以上のとおり,本願発明は,特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができないものであり,本願の他の請求項に係る発明について検討するまでもなく,本願は拒絶すべきものである。
よって,結論のとおり審決する。


〈付言〉
なお,請求人は回答書において,請求項1に係る発明について,「切欠き(3)と係止面(4)は、実(6)の溝(12)内への導入方向に沿ってビード(8)を挟み込んでいる」との限定事項を付加する補正案を提示しているが,本願明細書には,「切欠きと係止面は、実の溝内への導入方向に沿ってビードを挟み込んでいる」との記載はなく,図2,3には,ビードを受容する三角形の横断面を有する切欠き3と,ビードの切欠き3から突出する部分に接触する係止面4を有する,特定の実施例が記載されているにすぎず,しかも,「ビード8の突出する部分10の両側にはそれぞれ1つの空間、すなわち三日月形の空間21と空領域30とがある。」(段落【0058】)と記載されており,明細書及び図面の記載を総合しても,「切欠きと係止面は、実の溝内への導入方向に沿ってビードを挟み込む」との技術思想が開示されているとはいえない。
 
審理終結日 2012-03-19 
結審通知日 2012-03-21 
審決日 2012-03-28 
出願番号 特願2007-504204(P2007-504204)
審決分類 P 1 8・ 121- Z (E04F)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 鉄 豊郎  
特許庁審判長 山口 由木
特許庁審判官 宮崎 恭
土屋 真理子
発明の名称 結合板  
代理人 来間 清志  
代理人 篠 良一  
代理人 久野 琢也  
代理人 矢野 敏雄  
代理人 高橋 佳大  
代理人 二宮 浩康  
代理人 アインゼル・フェリックス=ラインハルト  
代理人 星 公弘  

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