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審判番号(事件番号) | データベース | 権利 |
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異議2016700046 | 審決 | 特許 |
異議2016700047 | 審決 | 特許 |
異議2016701146 | 審決 | 特許 |
異議2016700264 | 審決 | 特許 |
異議2016701033 | 審決 | 特許 |
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審決分類 |
審判 全部申し立て 特36条6項1、2号及び3号 請求の範囲の記載不備 C04B 審判 全部申し立て 2項進歩性 C04B 審判 全部申し立て 1項3号刊行物記載 C04B |
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管理番号 | 1323472 |
異議申立番号 | 異議2016-700048 |
総通号数 | 206 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 特許決定公報 |
発行日 | 2017-02-24 |
種別 | 異議の決定 |
異議申立日 | 2016-01-21 |
確定日 | 2016-10-28 |
異議申立件数 | 1 |
訂正明細書 | 有 |
事件の表示 | 特許第5751506号発明「セメントクリンカ及びセメント組成物」の特許異議申立事件について、次のとおり決定する。 |
結論 | 特許第5751506号の特許請求の範囲を、訂正請求書に添付された訂正特許請求の範囲のとおり、訂正後の請求項〔1?7〕について訂正することを認める。 特許第5751506号の請求項1?7に係る特許を維持する。 |
理由 |
第1.手続の経緯 本件特許第5751506号は、平成26年3月26日に出願された特願2014-64575号の特許請求の範囲に記載された請求項1?7に係る発明について、平成27年5月29日に設定登録がされたものであり、その後、その請求項1?7に係る特許について、平成28年1月21日付けの特許異議の申立てがされ、当審にて同年3月25日付けの取消理由を通知したところ、特許権者より同年5月30日付けの意見書の提出と訂正請求がされ、これに対し特許異議申立人より同年7月8日付けの意見書の提出がされたものである。 第2.訂正請求について 1.訂正の内容 本件訂正請求は、次の訂正事項1?5よりなる(下線は訂正箇所)。 訂正事項1 請求項1に、 「Al_(2)O_(3)を6.0質量%以上8.0質量%以下、SO_(3)を0.7質量%以上2.2質量%以下、TiO_(2)を0.1質量%以上0.6質量%以下含み、C_(3)Sを40質量%以上70質量%以下、C_(2)Sを5質量%以上35質量%以下、C_(3)Aを11質量%以上16質量%以下、C_(4)AFを7質量%以上11質量%以下含む、セメントクリンカであって、 前記Al_(2)O_(3)の含有量(質量%)と、前記SO_(3)の含有量(質量%)と、前記TiO_(2)の含有量(質量%)が下記式1を満たす関係であるセメントクリンカ。 Al_(2)O_(3)の含有量≦αSO_(3)の含有量+βTiO_(2)の含有量+γ・・・(1) (但し、α=1.4、β=-2.8、γ=6.0)」とあるのを、 「Al_(2)O_(3)を6.5質量%以上8.0質量%以下、SO_(3)を0.7質量%以上2.2質量%以下、TiO_(2)を0.1質量%以上0.6質量%以下含み、C_(3)Sを40質量%以上70質量%以下、C_(2)Sを5質量%以上35質量%以下、C_(3)Aを11質量%以上16質量%以下、C_(4)AFを7質量%以上11質量%以下含む、セメントクリンカであって、 前記Al_(2)O_(3)の含有量(質量%)と、前記SO_(3)の含有量(質量%)と、前記TiO_(2)の含有量(質量%)が下記式1を満たす関係であるセメントクリンカ。 Al_(2)O_(3)の含有量≦αSO_(3)の含有量+βTiO_(2)の含有量+γ・・・(1) (但し、α=1.4、β=-2.8、γ=6.0)」に訂正する。 訂正事項2 請求項2に、 「Srを0.01質量%以上0.5質量%以下含む請求項1に記載のセメントクリンカ。」とあるのを、 「さらに、Srを0.01質量%以上0.5質量%以下およびFを0.01質量%以上0.3質量%以下含む請求項1に記載のセメントクリンカ。」に訂正する。 訂正事項3 請求項3に、 「原料原単位は、石灰石が1000kg/トン以上1200kg/トン以下、廃棄物が200kg/トン以上500kg/トン以下である請求項1又は2に記載のセメントクリンカ。」とあるのを、 「請求項1又は2に記載のセメントクリンカの製造方法であって、 前記セメントクリンカの原料原単位は、石灰石が1000kg/トン以上1200kg/トン以下、廃棄物が200kg/トン以上500kg/トン以下であるセメントクリンカの製造方法。」に訂正する。 訂正事項4 請求項4に、 「前記廃棄物は、石炭灰、建設発生土、鉱滓、焼却灰及び汚泥からなる群より選ばれる少なくとも1種以上である請求項3に記載のセメントクリンカ。」とあるのを、 「前記廃棄物は、石炭灰、建設発生土、鉱滓、焼却灰及び汚泥からなる群より選ばれる少なくとも1種以上である請求項3に記載のセメントクリンカの製造方法。」に訂正する。 訂正事項5 請求項5に、 「請求項1乃至4のいずれか一項に記載のセメントクリンカと石膏とを含むセメント組成物。」とあるのを、 「請求項1又は2に記載のセメントクリンカと石膏とを含むセメント組成物。」に訂正する。 2.訂正要件の判断 訂正事項1について 本訂正は、請求項1に記載された「セメントクリンカ」の発明において、その化学組成のうちAl_(2)O_(3)の含有量をより狭い範囲に限定するものであるから、「特許請求の範囲の減縮」を目的とするものである。 そして、設定登録時の本件明細書【0024】には、訂正後のAl_(2)O_(3)の含有量が記載されていたから、この訂正は、願書に添付した明細書に記載した事項の範囲内においてしたものであって、実質上特許請求の範囲を拡張し、又は変更するものではない。 また、訂正前の請求項1の記載を請求項2?7が直接的又は間接的に引用しているから、本訂正を含む本件訂正請求は、一群の請求項〔1?7〕ごとに請求をしたものと認められる。 訂正事項2について 本訂正は、請求項2に記載された「セメントクリンカ」の発明において、Fを0.01質量%以上0.3質量%以下さらに含むことを特定することにより、その化学組成を限定するものであるから、「特許請求の範囲の減縮」を目的とするものである。 そして、設定登録時の本件明細書【0037】には、訂正により追加されたFの含有量が記載されていたから、この訂正は、願書に添付した明細書に記載した事項の範囲内においてしたものであって、実質上特許請求の範囲を拡張し、又は変更するものではない。 訂正事項3,4について 「物の発明についての特許に係る特許請求の範囲にその物の製造方法が記載されている場合において、当該特許請求の範囲の記載が特許法第36条第6項第2号にいう『発明が明確であること』という要件に適合するといえるのは、出願時において当該物をその構造又は特性により直接特定することが不可能であるか、又はおよそ実際的でないという事情が存在するときに限られると解するのが相当である。」(最高裁第二小法廷判決平成27年6月5日(平成24年(受)第1204号))とされている。 したがって、「原料原単位」や「廃棄物」というセメントクリンカの製造方法に関する発明特定事項を有する請求項3,4に記載された物(セメントクリンカ)の発明を、当該物の製造方法の発明とする本訂正は、「明瞭でない記載の釈明」を目的とするものといえる。 そして、設定登録時の本件明細書【0041】?【0046】には、「原料原単位」や「廃棄物」が本発明のセメントクリンカの製造方法に関して記載されていたから、この訂正は、願書に添付した明細書に記載した事項の範囲内においてしたものである。 また、本件明細書【0044】?【0046】の記載から、請求項3,4に係る発明の技術的意義は、訂正前も訂正後も、原料原単位における石灰石及び廃棄物の量を所定の範囲とすることで流動性の低下を十分に抑制することと認められるから、訂正後の請求項3,4に係る発明の技術的意義は、訂正前の請求項3,4に係る発明の技術的意義を実質上拡張し、又は変更するものではない。さらに、物を生産する方法の発明の「実施」は、物の発明の「実施」に包含される(特許法第2条第3項第1号及び第3号参照)から、訂正後の請求項3,4に係る発明の「実施」に該当する行為は、訂正前の請求項3,4に係る発明の「実施」に該当する行為を実質上拡張し、又は変更するものではなく、本訂正が、第三者にとって不測の不利益を生じるおそれもない。 したがって、この訂正は、実質上特許請求の範囲を拡張し、又は変更するものではない。 なお、特許異議申立人は意見書で、訂正事項3,4は、実質上特許請求の範囲を拡張し、又は変更するものであると主張しているが、上述のとおりであるから、該主張は採用できない。 訂正事項5について 本訂正は、請求項5における引用請求項を減少させるものであるから、「特許請求の範囲の減縮」を目的とするものであって、願書に添付した明細書に記載した事項の範囲内においてしたものであり、実質上特許請求の範囲を拡張し、又は変更するものでない。 3.むすび 以上のとおりであるから、本件訂正請求による訂正は、特許法第120条の5第2項第1号及び第3号に規定された事項を目的とするものであり、かつ、同条第4項、及び同条第9項において準用する同法第126条第4項から第6項までの規定に適合するので、訂正後の請求項〔1?7〕について訂正することを認める。 第3.特許異議の申立てについて 1.本件発明の認定 本件特許の請求項1?7に係る発明は、訂正請求書に添付された訂正特許請求の範囲に記載された次の事項により特定されるとおりのものと認められる(下線は訂正箇所)。 【請求項1】 Al_(2)O_(3)を6.5質量%以上8.0質量%以下、SO_(3)を0.7質量%以上2.2質量%以下、TiO_(2)を0.1質量%以上0.6質量%以下含み、C_(3)Sを40質量%以上70質量%以下、C_(2)Sを5質量%以上35質量%以下、C_(3)Aを11質量%以上16質量%以下、C_(4)AFを7質量%以上11質量%以下含む、セメントクリンカであって、 前記Al_(2)O_(3)の含有量(質量%)と、前記SO_(3)の含有量(質量%)と、前記TiO_(2)の含有量(質量%)が下記式1を満たす関係であるセメントクリンカ。 Al_(2)O_(3)の含有量≦αSO_(3)の含有量+βTiO_(2)の含有量+γ・・・(1) (但し、α=1.4、β=-2.8、γ=6.0) 【請求項2?7】略 2.取消理由の要旨 特許異議申立人が提出した下記甲1?9を引用し通知した取消理由は、概略、次のとおりのものである。 新規性要件違反:請求項1,5に係る発明は、甲1に記載された発明であるから、その特許は、特許法第29条第1項の規定に違反してされたものである。 進歩性要件違反:請求項1,5に係る発明は、甲1?6に記載された発明に基いて、また、請求項2?7に係る発明は、甲1?9に記載された発明に基いて、当業者が容易に発明をすることができたものであるから、その特許は、特許法第29条第2項の規定に違反してされたものである。 明確性要件違反:請求項3,4に係る発明は明確でないから、その特許は、特許法第36条第6項第2号に規定する要件を満たしていない特許出願に対してされたものである。 記 甲1:中西陽一郎、田中久順、下坂建一、山下牧生、 「高SO_(3)高C_(3)Aクリンカーから作製したセメントの基礎的物性」、 セメント・コンクリート論文集、社団法人セメント協会、 2008年2月20日、2007No.61,p.79-84 甲2:下坂建一、 「クリンカーへの添加成分とセメントの諸物性に関する研究」、 埼玉大学博士論文、2005年9月 甲3:Sayed Horkoss、Roger Lteif、Toufic Rizk、 「Calculation of the C_(3)A Percentage in High Sulfer Clinker」、 International Journal of Analytical Chemistry、 Hindawi Publishing Corporation、Vol.2010、ArticleID102146、5p 甲4:特開2012-224503号公報 甲5:特開2011-225393号公報 甲6:茶林敬司、中村明則、加藤弘義、佐田香織、 「クリンカー中のTiO_(2)がクリンカー鉱物組成およびセメントの物性 に及ぼす影響」、 セメント・コンクリート論文集、社団法人セメント協会、 2012年2月25日、2011No.65,p.203-208 甲7:特開2012-12285号公報 甲8:特開2012-246190号公報 甲9:青柳祐司、丸屋英二、一瀬龍太朗、坂井悦郎、 「無水セッコウと石灰石微粉末を添加したアルミネート相高含有 セメントの流動性と初期水和」、 セメント・コンクリート論文集、社団法人セメント協会、 2010年2月25日、2009No.63,p.9-15 そこで、次にそれぞれの取消理由についての判断を示す。 3.新規性・進歩性要件違反について (1)引用発明の認定 甲1の表2,3には、クリンカ番号「1.2-12」「1.8-12」として、それぞれ次の発明(以下、「引用発明1」「引用発明2」という。)が記載されていると認められる。 引用発明1:Al_(2)O_(3)を6.43%、SO_(3)を1.20%、TiO_(2)を0.31%含み、C_(3)Sを56.6%、C_(2)Sを18.1%、C_(3)Aを12.0%、C_(4)AFを9.0%含むクリンカー。 引用発明2:Al_(2)O_(3)を6.35%、SO_(3)を1.77%、TiO_(2)を0.30%含み、C_(3)Sを56.6%、C_(2)Sを17.1%、C_(3)Aを11.8%、C_(4)AFを9.0%含むクリンカー。 (2)発明の対比 ここで、引用発明1,2の化学組成を用いて、請求項1に記載された式1を計算すると、引用発明1では、 6.43≦1.4×1.20-2.8×0.31+6.0≒6.81 引用発明2では、 6.35≦1.4×1.77-2.8×0.30+6.0≒7.64 となり、いずれも式1を満足している。 すなわち、請求項1に係る発明と引用発明1又は引用発明2とを対比すると、請求項1に係る発明が、Al_(2)O_(3)を「6.5質量%以上」含むのに対し、引用発明1は6.43%、引用発明2は6.35%しか含まない点で相違する。 したがって、請求項1及びこれを引用する請求項5に係る発明は、甲1に記載された発明ではない。 (3)相違点の判断 甲1の表1及びその説明によれば、クリンカ番号「1.2-12」「1.8-12」の引用発明1,2は、いずれもクリンカー中のC_(3)A量を12%の水準に設定した試験用クリンカーとして作製されたものと認められるから、引用発明1や引用発明2において、C_(3)A量に影響することが明らかなAl_(2)O_(3)の含有量を変更することには阻害要因がある。また、甲1の表2,3には、Al_(2)O_(3)を6.5質量%以上含むクリンカーとして、クリンカ番号「1.2-14」の「Al_(2)O_(3)を7.11%、SO_(3)を1.20%、TiO_(2)を0.31%含み、C_(3)Sを57.3%、C_(2)Sを15.5%、C_(3)Aを13.8%、C_(4)AFを9.1%含むクリンカー」も記載されているが、このクリンカーは、 7.11≧1.4×1.20-2.8×0.31+6.0≒6.81 であるから、式1を満足していない。 そして、甲2?9には、Al_(2)O_(3)を6.5質量%以上含むクリンカーについて記載も示唆もない。 してみると、引用発明1や引用発明2において、上記相違点を解消することは、甲1?6のみならず甲1?9の記載からも当業者が容易になし得たことではない。 したがって、請求項1及びこれを直接的又は間接的に引用する請求項2?7に係る発明は、甲1?9に記載された発明に基いて、当業者が容易に発明をすることができたものではない。 なお、特許異議申立人は意見書で、下記甲10を提出し、Al_(2)O_(3)の化学分析結果には試験所に依存する差異があり、その標準偏差は0.073?0.210%であるから、上記相違点を解消することは設計事項にすぎない旨主張している。 しかしながら、試験所に依存する差異があるからといって、甲1に接した当業者が、引用発明1,2のAl_(2)O_(3)を6.5%以上であると認識するわけではないし、さらに6.5%以上にしようとするわけでもないから、上記主張は採用できない。 甲10:「2009-OCセメント共同試験」、セメント・コンクリート、 社団法人セメント協会、平成22年8月10日、No.762,p.12-18 4.明確性要件違反について 請求項3,4に係る発明は、製造方法の発明と認められるから、「原料原単位」や「廃棄物」のような製造方法に関する発明特定事項を有するからといって、明確でないとはいえない。 5.その他 特許異議申立人は意見書で、Al_(2)O_(3)を6.5質量%以上含む実施例は、SO_(3)を1.56質量%以上2.08質量%以下含む「実施例7?10」のみであるから、「SO_(3)を0.7質量%以上2.2質量%以下」含むことを特定している請求項1に係る発明は、、訂正により、サポート要件違反となった旨主張している。 しかしながら、本件明細書【0032】に記載されたSO_(3)の作用機序や実施例1?10及び比較例1?4によって裏付けられた式1の技術的意義が、Al_(2)O_(3)を6.5質量%以上含む場合において特に変わるものとは認められないから、上記主張は採用できない。 6.むすび 以上のとおりであるから、取消理由によっては、請求項1?7に係る特許を取り消すことはできない。 そして、他に請求項1?7に係る特許を取り消すべき理由を発見しない。 よって、結論のとおり決定する。 |
発明の名称 |
(57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 Al_(2)O_(3)を6.5質量%以上8.0質量%以下、SO_(3)を0.7質量%以上2.2質量%以下、TiO_(2)を0.1質量%以上0.6質量%以下含み、C_(3)Sを40質量%以上70質量%以下、C_(2)Sを5質量%以上35質量%以下、C_(3)Aを11質量%以上16質量%以下、C_(4)AFを7質量%以上11質量%以下含む、セメントクリンカであって、 前記Al_(2)O_(3)の含有量(質量%)と、前記SO_(3)の含有量(質量%)と、前記TiO_(2)の含有量(質量%)が下記式1を満たす関係であるセメントクリンカ。 Al_(2)O_(3)の含有量≦αSO_(3)の含有量+βTiO_(2)の含有量+γ・・・(1) (但し、α=1.4、β=-2.8、γ=6.0) 【請求項2】 さらに、Srを0.01質量%以上0.5質量%以下およびFを0.01質量%以上0.3質量%以下含む請求項1に記載のセメントクリンカ。 【請求項3】 請求項1又は2に記載のセメントクリンカを製造する方法であって、 前記セメントクリンカの原料原単位は、石灰石が1000kg/トン以上1200kg/トン以下、廃棄物が200kg/トン以上500kg/トン以下であるセメントクリンカの製造方法。 【請求項4】 前記廃棄物は、石炭灰、建設発生土、鉱滓、焼却灰及び汚泥からなる群より選ばれる少なくとも1種以上である請求項3に記載のセメントクリンカの製造方法。 【請求項5】 請求項1又は2に記載のセメントクリンカと石膏とを含むセメント組成物。 【請求項6】 さらに、混合材を含む請求項5に記載のセメント組成物。 【請求項7】 前記混合材は、高炉スラグ、シリカ質混合材、フライアッシュ及び石灰石微粉末からなる群より選ばれる少なくとも1種以上である請求項5又は6に記載のセメント組成物。 |
訂正の要旨 |
審決(決定)の【理由】欄参照。 |
異議決定日 | 2016-10-17 |
出願番号 | 特願2014-64575(P2014-64575) |
審決分類 |
P
1
651・
121-
YAA
(C04B)
P 1 651・ 113- YAA (C04B) P 1 651・ 537- YAA (C04B) |
最終処分 | 維持 |
前審関与審査官 | 相田 悟 |
特許庁審判長 |
新居田 知生 |
特許庁審判官 |
大橋 賢一 中澤 登 |
登録日 | 2015-05-29 |
登録番号 | 特許第5751506号(P5751506) |
権利者 | 住友大阪セメント株式会社 |
発明の名称 | セメントクリンカ及びセメント組成物 |
代理人 | 日東 伸二 |
代理人 | 藤本 昇 |
代理人 | 藤本 昇 |
代理人 | 中谷 寛昭 |
代理人 | 日東 伸二 |
代理人 | 松浦 孝 |
代理人 | 中谷 寛昭 |