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審決分類 |
審判 査定不服 2項進歩性 取り消して特許、登録 H01R 審判 査定不服 特36条6項1、2号及び3号 請求の範囲の記載不備 取り消して特許、登録 H01R |
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管理番号 | 1333513 |
審判番号 | 不服2016-18383 |
総通号数 | 216 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 特許審決公報 |
発行日 | 2017-12-28 |
種別 | 拒絶査定不服の審決 |
審判請求日 | 2016-12-07 |
確定日 | 2017-10-31 |
事件の表示 | 特願2014-252497「電気コネクタ」拒絶査定不服審判事件〔平成28年 6月23日出願公開、特開2016-115501、請求項の数(4)〕について、次のとおり審決する。 |
結論 | 原査定を取り消す。 本願の発明は、特許すべきものとする。 |
理由 |
第1.手続の経緯 本願は、平成26年12月12日の出願であって、平成28年3月17日付けで拒絶理由が通知され、同年5月12日に意見書及び手続補正書が提出され、同年10月12日付け(発送日:同年10月18日)で拒絶査定(以下、「原査定」という。)がされ、これに対し、同年12月7日に拒絶査定不服審判の請求がされると同時に、明細書及び特許請求の範囲を補正する手続補正がなされ、その後、当審において平成29年6月23日付けで拒絶理由(以下、「当審拒絶理由」という。)が通知され、同年8月3日に意見書及び手続補正書が提出されたものである。 第2.本願発明 本願の請求項1ないし4に係る発明(以下、それぞれ「本願発明1」ないし「本願発明4」という。)は、平成29年8月3日付けの手続補正書により補正された特許請求の範囲の請求項1ないし4に記載された事項により特定される以下のとおりのものと認められる。 「 【請求項1】 第1電気コネクタの第1ハウジングと、 第2電気コネクタの第2ハウジングと、 前記第1ハウジングに固定され、導電性板材の両端同士を接合部により接合した円筒端子と、 前記第2ハウジングに形成された端子収容室に収容される接触端子とを備え、 前記接触端子の弾性接触片が、前記円筒端子の内周面における円周方向の接触面に接触する電気コネクタにおいて、 前記第1ハウジングおよび前記第2ハウジングには、前記接合部以外の接触面に、前記弾性接触片を接触させる、位置決め部が形成され、 前記弾性接触片の接触部が、前記円筒端子の接触面に沿って円弧面に形成され、 前記接触部には、前記円筒端子に接触する複数の突起部が、前記接触部の膨出側に、前記円筒端子の円周方向に沿って形成され、 前記位置決め部は、前記第1ハウジングまたは前記第2ハウジングのいずれか一方に形成された凸部と、他方に形成された凹部であり、 前記凹部は複数形成され、前記第1ハウジングまたは前記第2ハウジングの軸線を中心に放射状に形成されており、 隣接する前記凹部同士によって形成される前記円周方向における前記放射状の角度が、前記接合部の前記円周方向における範囲に対応する、前記軸線を中心とした角度よりも大きい電気コネクタ。 【請求項2】 前記位置決め部は、前記第1ハウジングまたは前記第2ハウジングのいずれか一方が他方に挿入され、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとを位置決めした後、前記円筒端子と前記弾性接触片とを接触させるような位置に形成されている請求項1記載の電気コネクタ。 【請求項3】 前記突起部は、前記円筒端子の軸線方向に沿って細長に形成されている請求項1記載の電気コネクタ。 【請求項4】 前記突起部は、前記接触部の頂部から等間隔に配置されている請求項1記載の電気コネクタ。」 第3.刊行物、引用発明等 (1)原査定の拒絶の理由に引用された刊行物1(特開平8-241763号公報)には、「シールド金属の接続構造」に関し、図面(特に【図6】ないし【図8】参照。)とともに次の事項が記載されている。 ア.「【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、電気ノイズを遮蔽するシールドコネクタにおける雄・雌シールド金属相互の確実な接触を図った構造に関するものである。」 イ.「【0026】 図6?8は、シールド金属の接続構造の第三実施例を示すものである。この構造は、金属シールド48,49相互の接触性を向上させるために、雄側金属シールド48の接触用突板部50の先端方外周面に複数の略半球形状の接触突起52を膨出形成し、雌側金属シールド49の先端方に、該接触突起52に対する環状の接触用拡径部53を形成したものである。 【0027】各金属シールド48,49は対向する各一対の幅広のスリット54,55を長手方向に有し、該スリット54,55の90°方向に一対の対向する断面略半円弧状の接触用突板部50,51を有する。前記接触突起52は接触用突板部50の先端方に二つずつ90°等配に形成されている。一対の接触用突板部50,51は前例の4片の接触用突板部(例えば図5の42)よりも剛性が高く、雄側の接触用突板部50は内側に撓みにくく、強い外向きの弾性反力を有し、雌側の接触用突板部51は外側に撓みにくい。従って4片の接触用突板部に較べて接触圧力は高い。 【0028】前記接触用拡径部53の内周面は接触用突板部51の先端から長手方向に真直に延び、拡径部53の基部にテーパ状部53aを有する。また雄側金属シールド48の接触用突板部50の基部側には、図8の雄コネクタハウジング56に対する係止片58が外向きに切り起こされ、雌側金属シールド49の接触用突板部51の基部側には、雌コネクタハウジング57の係合段部59に対する内向きの係止片60が形成されている。 【0029】両金属シールド48,49は図7(a) の如くスリット54,55を90°方向に位相ずれさせた状態で、各接触用突板部50,51の両側部が重合し、図8にも示す如く雄側金属シールド48の接触突起52が雌側金属シールド49の拡径部53の内周面に押接する。 【0030】なお図7(b) の如く雄側金属シールド48ではなく雌側金属シールド49の接触用突板部51の内側面に接触突起52′を突出形成し、該接触突起52′を雄側金属シールド48の接触用突板部50に接触接続させる構造も可能である。この場合、接触突起52′は雌側金属シールド49の拡径部53(図6)に形成されるのが好ましい。拡径部53内に接触突起52又は52′が位置し、両金属シールドの接触用突板部50,51が近接ないし面接触し高いシールド性を保つ。 【0031】図8において各一対の接触用突板部50,51は、コネクタハウジング56,57のインナハウジングとアウタハウジングを結ぶ一対の連結部61に位置するシールド挿通孔62に挿入されて前方に突出する。図で雌コネクタハウジング57のシールド挿通孔は雄コネクタハウジング56のシールド挿通孔62とは90°位相して位置する。」 ウ.上記記載事項イ.の段落【0026】の「雄側金属シールド48の接触用突板部50の先端方外周面に複数の略半球形状の接触突起52を膨出形成し」との記載、同段落【0027】の「各金属シールド48,49は対向する各一対の幅広のスリット54,55を長手方向に有し、該スリット54,55の90°方向に一対の対向する断面略半円弧状の接触用突板部50,51を有する。」との記載、及び同段落【0028】の「また雄側金属シールド48の接触用突板部50の基部側には、図8の雄コネクタハウジング56に対する係止片58が外向きに切り起こされ、雌側金属シールド49の接触用突板部51の基部側には、雌コネクタハウジング57の係合段部59に対する内向きの係止片60が形成されている。」との記載、並びに【図6】及びに【図8】によれば、雄側金属シールド48は、雄コネクタハウジング56に形成された端子収容室に収容されることが分かり、また、前記雄側金属シールド48の接触用突板部50が、前記雌側金属シールド49の内周面における円周方向の接触面に接触することが分かる。 エ.上記記載事項イ.の段落【0027】の「各金属シールド48,49は対向する各一対の幅広のスリット54,55を長手方向に有し、該スリット54,55の90°方向に一対の対向する断面略半円弧状の接触用突板部50,51を有する。前記接触突起52は接触用突板部50の先端方に二つずつ90°等配に形成されている。一対の接触用突板部50,51は前例の4片の接触用突板部(例えば図5の42)よりも剛性が高く、雄側の接触用突板部50は内側に撓みにくく、強い外向きの弾性反力を有し」との記載、並びに【図6】及び【図7】によれば、接触用突板部50の接触部が、雌側金属シールド49の接触面に沿って円弧面に形成され、前記接触部には、雌側金属シールド49に接触する複数の接触突起52が、前記接触部の膨出側に、前記雌側金属シールド49の円周方向に沿って形成されることが分かる。 オ.【図6】から、雌側金属シールド49は、板材の両端同士を接合部により接合した構造を有することが見て取れ、また、前記板材は、金属シールドを構成するものであるから導電性の板材であることは明らかである。 上記記載事項、認定事項及び図示事項を総合し、本願発明1の記載ぶりに則って整理すると、刊行物1には、次の発明(以下、「引用発明」という。)が記載されている。 「雌コネクタハウジング57と、 雄コネクタハウジング56と、 前記雌コネクタハウジング57に固定され、導電性板材の両端同士を接合部により接合した雌側金属シールド49と、 前記雄コネクタハウジング56に形成された端子収容室に収容される雄側金属シールド48とを備え、 前記雄側金属シールド48の接触用突板部50が、前記雌側金属シールド49の内周面における円周方向の接触面に接触するシールドコネクタにおいて、 前記接触用突板部50の接触部が、前記雌側金属シールド49の接触面に沿って円弧面に形成され、 前記接触部には、前記雌側金属シールド49に接触する複数の接触突起52が、前記接触部の膨出側に、前記雌側金属シールド49の円周方向に沿って形成されているシールドコネクタ。」 (2)原査定の拒絶の理由に周知技術を示す文献として引用された刊行物2(実願昭60-38194号(実開昭61-156187号)のマイクロフィルム)には、「電気コネクタ」に関し、図面(第1図ないし第3図参照。)とともに次の事項が記載されている(以下、「刊行物2に記載された事項」という。)。 ア.「また絶縁スリーブ部の内部には、コンタクトピンを相手コネクタの対応するコンタクトに結合させるべく、位置を自動的に定められるように主位置決定用キー38,および補助キー38’が設けられている。」(明細書第9ページ末行ないし第10ページ5行) (3)原査定の拒絶の理由に周知技術を示す文献として引用された刊行物3(特開平7-245153号公報)には、「シールドコネクタ」に関し、図面(特に【図3】及び【図3】参照。)とともに次の事項が記載されている(以下、「刊行物3に記載された事項」という。)。 ア.「【0010】すなわち雄側シールドコネクタ1には、図2,3の如く円筒状のアウタハウジング3の前端寄りの内壁17に等配に四つの連結部7が突出し、該連結部7の内端から後方に向けて筒状のインナハウジング5がアウタハウジング3と一体且つ同心に延長形成されている。さらに該連結部7に隣接して各連結部7,7の間には、金属シールド11の接続用突出部15に対する円弧状の挿通孔13が連結部7の二倍程度の幅寸法で円周方向に形成されている。四等配された該挿通孔13はアウタハウジング3とインナハウジング5との間の環状の挿通隙間9に連通している。該挿通隙間9に環状の金属シールド11が挿入される。」 イ.「【0018】上記雄側シールドコネクタ1は図7の如く雌側シールドコネクタ2と結合する。図1,5,6に示す如く該雌側シールドコネクタ2には雄側シールドコネクタ1と同様に連結部8を介して円筒状のアウタハウジング4とインナハウジング6とが一体に形成されている。図6の如く該連結部8及び連結部8に隣接する挿通孔14は前記雄側シールドコネクタ1の連結部7及び挿通孔31よりも45°位相した位置に形成され、それにより雌側シールドコネクタ2の金属シールド12の接続用突出部16は雄側シールドコネクタ1の金属シールド11の接続用突出部15と互い違いに重合接触する。これにより両金属シールド11,12の嵌合状態において各スリット59,65が互いに接続用突出部15,16に覆われて、ノイズの漏れや侵入のない良好な遮蔽が行われる。」 ウ.【図3】から、雄側シールドコネクタ1のアウタハウジング3の下部に三つの凸部が設けられることが見て取れ、また、【図6】から、雌側シールドコネクタ2のアウタハウジング4の下部に三つの凹部が設けられることが見て取れる。 第4.対比・判断 1.本願発明1について (1)対比 本願発明1と引用発明とを対比すると、その技術的意義、機能または構造からみて、引用発明における「雌コネクタハウジング57」は、本願発明1における「第1電気コネクタの第1ハウジング」及び「第1ハウジング」に相当し、以下同様に、「雄コネクタハウジング56」は「第2電気コネクタの第2ハウジング」及び「第2ハウジング」に、「雌側金属シールド49」は「円筒端子」に、「雄側金属シールド48」は「接触端子」に、「接触用突板部50」は「弾性接触片」に、「シールドコネクタ」は「電気コネクタ」に、「接触突起52」は「突起部」に、それぞれ相当する。 したがって、両者は、次の点で一致する。 [一致点] 「第1電気コネクタの第1ハウジングと、 第2電気コネクタの第2ハウジングと、 前記第1ハウジングに固定され、導電性板材の両端同士を接合部により接合した円筒端子と、 前記第2ハウジングに形成された端子収容室に収容される接触端子とを備え、 前記接触端子の弾性接触片が、前記円筒端子の内周面における円周方向の接触面に接触する電気コネクタにおいて、 前記弾性接触片の接触部が、前記円筒端子の接触面に沿って円弧面に形成され、 前記接触部には、前記円筒端子に接触する複数の突起部が、前記接触部の膨出側に、前記円筒端子の円周方向に沿って形成されている電気コネクタ。」 そして、両者は次の各点で相違する。 [相違点] 本願発明1においては、「前記第1ハウジングおよび前記第2ハウジングには、前記接合部以外の接触面に、前記弾性接触片を接触させる、位置決め部が形成され、」「前記位置決め部は、前記第1ハウジングまたは前記第2ハウジングのいずれか一方に形成された凸部と、他方に形成された凹部であり、前記凹部は複数形成され、前記第1ハウジングまたは前記第2ハウジングの軸線を中心に放射状に形成されており、隣接する前記凹部同士によって形成される前記円周方向における前記放射状の角度が、前記接合部の前記円周方向における範囲に対応する、前記軸線を中心とした角度よりも大きい」のに対し、引用発明においては、かかる構成を有しない点。 (2)相違点についての判断 刊行物2に記載された事項及び刊行物3に記載された事項から、「一方のコネクタハウジング及び他方のコネクタハウジングのそれぞれに凸部及び凹部からなる位置決め部を設けること。」が周知の技術(以下、「周知技術」という。)であるということができる。 しかしながら、刊行物2及び刊行物3には、「位置決め部」が、「接合部以外の接触面に、弾性接触片を接触させる」ためのものである点については、記載や示唆もなく、さらに、「隣接する前記凹部同士によって形成される前記円周方向における前記放射状の角度が、前記接合部の前記円周方向における範囲に対応する、前記軸線を中心とした角度よりも大きい」点についても、記載や示唆がないから、「前記第1ハウジングおよび前記第2ハウジングには、前記接合部以外の接触面に、前記弾性接触片を接触させる、位置決め部が形成され、前記位置決め部は、前記第1ハウジングまたは前記第2ハウジングのいずれか一方に形成された凸部と、他方に形成された凹部であり、前記凹部は複数形成され、前記第1ハウジングまたは前記第2ハウジングの軸線を中心に放射状に形成されており、隣接する前記凹部同士によって形成される前記円周方向における前記放射状の角度が、前記接合部の前記円周方向における範囲に対応する、前記軸線を中心とした角度よりも大きい」ことまでが、周知の技術であるとはいえない。 したがって、引用発明に上記周知技術を適用できたとしても、相違点に係る本願発明1の発明特定事項とはならない。 また、本願発明1は、相違点に係る発明特定事項を有することにより、本願明細書の段落【0019】に「本発明は、弾性接触片が接触する円筒端子の接触面を、接合部以外に接触させることができるので、接触端子を、損傷したり、変形したりせずに、円筒端子に接触させることで、接触信頼性に優れた電気コネクタとすることができる。」との効果を奏するものである。 したがって、上記相違点に係る発明特定事項を具備する本願発明1は、引用発明及び上記周知技術に基いて、当業者が容易に発明をすることができたとはいえない。 2.本願発明2ないし4について 本願発明2ないし4は、いずれも本願発明1の発明特定事項を全て含むものであるから、本願発明2ないし4も、本願発明1と同様の理由により、引用発明及び上記周知技術に基いて、当業者が容易に発明をすることができたとはいえない。 第5.原査定の概要及び原査定についての判断 原査定では、平成28年5月12日付けの手続補正書により補正された請求項1ないし6について上記刊行物1及び周知技術(周知技術であることを示す文献として上記刊行物2及び3を提示)に基いて、当業者が容易に発明できたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができないというものである。しかしながら、平成29年8月3日付けの手続補正により補正された請求項1は「前記第1ハウジングおよび前記第2ハウジングには、前記接合部以外の接触面に、前記弾性接触片を接触させる、位置決め部が形成され、」「前記位置決め部は、前記第1ハウジングまたは前記第2ハウジングのいずれか一方に形成された凸部と、他方に形成された凹部であり、前記凹部は複数形成され、前記第1ハウジングまたは前記第2ハウジングの軸線を中心に放射状に形成されており、隣接する前記凹部同士によって形成される前記円周方向における前記放射状の角度が、前記接合部の前記円周方向における範囲に対応する、前記軸線を中心とした角度よりも大きい」ものとなっており、上記のとおり、本願発明1ないし4は、引用発明及び上記周知技術に基いて、当業者が容易に発明をすることができたとはいえない。したがって、原査定を維持することはできない。 第6.当審拒絶理由(特許法第36条第6項第2号)について 1.当審では、請求項1の「前記凸部および前記凹部は、少なくとも一方が複数形成され、前記第1ハウジングおよび前記第2ハウジングの軸線を中心に放射状に形成されており」との記載は明確でない旨の拒絶の理由を通知したが、平成29年8月3日の手続補正において、「前記凹部は複数形成され、前記第1ハウジングまたは前記第2ハウジングの軸線を中心に放射状に形成されており」と補正された結果、この拒絶の理由は解消した。 2.当審では、請求項1の「隣接する前記凸部同士または隣接する前記凹部同士によって形成される前記円周方向における前記放射状の角度が、前記接合部の前記円周方向における範囲に対応する、前記軸線を中心とした角度よりも大きい」との記載は明確でない旨の拒絶の理由を通知したが、平成29年8月3日の手続補正において、「隣接する前記凹部同士によって形成される前記円周方向における前記放射状の角度が、前記接合部の前記円周方向における範囲に対応する、前記軸線を中心とした角度よりも大きい」と補正された結果、この拒絶の理由は解消した。 第7.むすび 以上のとおり、原査定の理由によっては、本願を拒絶することはできない。 また、他に本願を拒絶すべき理由を発見しない。 よって、結論のとおり審決する。 |
審決日 | 2017-10-16 |
出願番号 | 特願2014-252497(P2014-252497) |
審決分類 |
P
1
8・
121-
WY
(H01R)
P 1 8・ 537- WY (H01R) |
最終処分 | 成立 |
前審関与審査官 | 楠永 吉孝 |
特許庁審判長 |
中村 達之 |
特許庁審判官 |
内田 博之 中川 隆司 |
発明の名称 | 電気コネクタ |
代理人 | 遠坂 啓太 |
代理人 | 南瀬 透 |
代理人 | 加藤 久 |
代理人 | 森 博 |