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審決分類 審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない。 G03G
管理番号 1338069
審判番号 不服2016-8554  
総通号数 220 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2018-04-27 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2016-06-08 
確定日 2018-03-08 
事件の表示 特願2011-270107「カートリッジの製造方法及びユニットの製造方法」拒絶査定不服審判事件〔平成25年 6月20日出願公開、特開2013-122489〕について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。 
理由 第1 手続の経緯

本件出願は、平成23年12月9日(国内優先権主張:平成23年11月9日)の出願であって、平成27年10月19日付けで手続補正がなされ、平成28年3月2日付けで拒絶の査定がなされ、同年6月8日に拒絶査定に対する審判の請求がなされると同時に手続補正書が提出されたものである。

第2.平成28年6月8日付けの手続補正書による補正(以下「本件補正」という。)についての補正却下の決定

[補正却下の決定の結論]

本件補正を却下する。

[理由]

1.本件補正後の本願の発明

本件補正により、特許請求の範囲の請求項1は、

「 画像形成装置本体に着脱可能なカートリッジの製造方法において、
前記カートリッジは、
樹脂で形成されたカートリッジ枠体と、
前記カートリッジ枠体上に成形される複数の部材と、
を備え、
前記カートリッジ枠体の複数の面に、前記複数の部材に対応した複数の型をそれぞれ当接させる第1工程と、
前記第1工程の後、前記カートリッジ枠体に当接した型と前記カートリッジ枠体との間の空間に、前記カートリッジ枠体とは異なる樹脂材料を射出し、前記複数の部材を前記カートリッジ枠体上に成形する第2工程と、
を有し、
前記複数の面のうち少なくとも2面は、前記カートリッジ枠体の同一方向側において平行に設けられることを特徴とするカートリッジの製造方法。」

と補正された。

上記補正は、請求項1に係る発明を特定するために必要な事項である「カートリッジの製造方法」に関し、補正前の「前記カートリッジ枠体は、前記複数の部材に対応した複数の型が成形時にそれぞれ当接する複数の面を有し、
前記複数の面のうち少なくとも2面は、前記カートリッジ枠体の同一方向側に設けられ、前記カートリッジ枠体に当接した型と前記カートリッジ枠体との間の空間に、前記カートリッジ枠体とは異なる樹脂材料を射出する」を、「前記カートリッジ枠体の複数の面に、前記複数の部材に対応した複数の型をそれぞれ当接させる第1工程と、
前記第1工程の後、前記カートリッジ枠体に当接した型と前記カートリッジ枠体との間の空間に、前記カートリッジ枠体とは異なる樹脂材料を射出し、前記複数の部材を前記カートリッジ枠体上に成形する第2工程と、を有し、」と限定するとともに、補正前の「複数の面のうち少なくとも2面は、前記カートリッジ枠体の同一方向側に設けられ」を「複数の面のうち少なくとも2面は、前記カートリッジ枠体の同一方向側において平行に設けられる」と限定するものであって、特許法第17条の2第5項第2号の特許請求の範囲の減縮を目的とするものに該当する。

そこで、本件補正後の前記請求項1に係る発明(以下「本願補正発明」という。)は、前記に記載された事項により特定されるところ、本願補正発明が、特許出願の際独立して特許を受けることができるものであるか(特許法第17条の2第6項において準用する同法第126条第7項の規定に適合するか)について以下に検討する。

2.刊行物の記載

原査定の拒絶の理由に引用され、本件の出願日前に頒布された「特開平7-121085号公報 」(以下「引用例」という。)には、図面と共に次の事項が記載されている。

(1)「【0038】{プロセスカートリッジ}次に前記画像形成装置Aに取り外し可能に装着されるプロセスカートリッジBの各部の構成について具体的に説明する。
【0039】このプロセスカートリッジBは、像担持体と、少なくとも1つのプロセス手段を備えたものである。ここでプロセス手段としては、例えば像担持体の表面を帯電させる帯電手段、像担持体にトナー像を形成する現像手段、像担持体表面に残留したトナーを除去するためのクリーニング手段等がある。本実施例のプロセスカートリッジBは、図1及び図2に示すように、像担持体である電子写真感光体ドラム9の周囲に、帯電手段10、現像手段12、クリーニング手段13を配置し、これらを上下枠体14,15からなるハウジングで覆って一体的にカートリッジ化し、装置本体16に対して着脱可能にしている。」

(2)「【0049】(枠体)プロセスカートリッジBのハウジングは、図2及び図3に示すように、上枠体14,及び下枠体15を結合することによって構成される。上枠体14には帯電ローラ10、現像手段を構成するトナー収納部12a及びトナー送り部材12bが設けてあり、下枠体15には感光体ドラム9の他に現像手段12を構成する現像スリーブ12d、現像ブレード12e、更にはクリーニング手段13が取り付けてある。
【0050】そして前記上下枠体14,15を結合するために、上枠体14には長手方向に略等間隔で複数個の係止爪14aが上枠体14と一体成型されており、下枠体15には前記係止爪14aが係止するための係止開口15a及び係止突起15bが下枠体15と一体的成型されている。従って、前記上下枠体14,15を嵌合して係止爪14aを係止開口15a及び係止突起15bに弾性的に係止することにより、上下枠体14,15が結合されてハウジングが構成される。」

図3は次のものである。


(3)「【0056】ここで2色成形によって前記シール部14b(14b1?14b4)を形成する工程について、図6に示す模式図を参照して説明する。枠体用金型17a,17bを型締めし(図6(a))、金型17bに設けた射出孔17b1から枠体14の材質である例えばHIPS(ハイインパクトスチロール)、PPO(ポリフェニレンオキサイド)等の枠体として充分な剛性をもつプラスチック樹脂を射出し(図6(b)、その樹脂が固化した後に金型17bを型開きする(図6(c))。これにより、上枠体14が形成されるが、この状態ではシール部14bがない状態である。
【0057】次に前記上枠体14にシール部用金型18a,18bを型締めし(図6(d))、その射出孔18a1からシール部の材質である例えばシリコンゴムや軟質ゴム、エラストマー或いは前記HIPS、PPO等と相溶性のあるポリウレタン系エラストマー、ポリスチレン系エラストマー等の人手でも簡単に変形し得る程度の弾性をもった材料を射出し(図6(e))、その樹脂等が固化した後に金型18a,18bを型開きする(図6(f))。これにより、弾性を有するシール部14bが上枠体14の本体と相溶して一体となって成形される。ここで樹脂材料が異なっていることから、フレームとシール部は色が異なっている。」

図6は次のものである。

(4)「【0067】そこで本実施例によって必要とされるシール部14bの弾性力は、シール部14bと一体成形されたフレームが他の部材と結合された際に、他の部材と接触して充分に撓んで、その反力によって他の部材に密着してトナー漏れを防止し得るのに充分な程度の弾性力である。そこでシール部の厚み、形状、樹脂材料等を適宜選択すれば良い。
【0068】前記のように、上枠体14に一体的なシール部14bを設けておくことにより、上下枠体14,15の結合に際して別工程でシール部材を貼り付けたり、注入する工程が不要となり、組立て工程が減少するためにコストダウンが図れる。このコストダウンは、前記シール部14bを2色成形により構成する場合の装置や金型によるコストアップ分を差し引いても、充分なメリットがある。」

図3をみると、上枠体14には、シール部14b(14b1?14b4)が形成される4箇所の面があり、そのうちシール部14b(14b1,14b2、14b3)が形成される3箇所の面は、上枠体14の同一方向側において平行であることが看取できる。

上記段落【0057】には「・・・その射出孔18a1からシール部の材質である・・・材料を射出し(図6(e))・・・これにより、弾性を有するシール部14bが上枠体14の本体と相溶して一体となって成形される。」と記載されているから、「シール部14b」は射出成形されるものといえ、図6(e)、(f)をみると、シール部用金型18a,18bと、上枠体14との間の空間に、シール部14bが射出成形されることが看取できる。

上記段落【0056】には「枠体用金型17a,17bを型締めし(図6(a))、金型17bに設けた射出孔17b1から枠体14の材質である例えばHIPS(ハイインパクトスチロール)、PPO(ポリフェニレンオキサイド)等の枠体として充分な剛性をもつプラスチック樹脂を射出し(図6(b)、その樹脂が固化した後に金型17bを型開きする(図6(c))。これにより、上枠体14が形成される・・・」との製造方法が記載され、「上枠体14」は、上記段落【0038】記載の「プロセスカートリッジBは、・・・これらを上下枠体14,15からなるハウジングで覆って一体的にカートリッジ化し」のとおり、「プロセスカートリッジB」の一部であるから、引用例には、プロセスカートリッジBの製造方法が記載されているといえる。

上記段落【0057】の「シール部14bが上枠体14の本体と相溶して一体となって成形される」と、上記段落【0067】の「シール部14bと一体成形されたフレーム」の記載を勘案すると、「フレーム」と「上枠体14」は同じものであると解されるから、用語の統一のために上記段落【0057】記載の「フレーム」は「上枠体14」とする。

これらの記載事項を総合すると、引用例には、次の発明(以下「引用発明」という。)が記載されているものと認められる。

「画像形成装置Aに取り外し可能に装着されるプロセスカートリッジBは、上下枠体14,15からなるハウジングで覆って一体的にカートリッジ化したものであり、シール部14b(14b1?14b4)を形成する工程は、プラスチック樹脂を射出して上枠体14が形成され、次に前記上枠体14にシール部用金型18a,18bを型締めし、シール部用金型18a,18bと、上枠体14との間の空間に、シール部の材料を射出し、シール部14bが上枠体14の本体と相溶して一体となって成形され、樹脂材料が異なっていることから、上枠体14とシール部は色が異なり、上枠体14には、シール部14b(14b1?14b4)が形成される4箇所の面があり、そのうちシール部14b(14b1,14b2、14b3)が形成される3箇所の面は、上枠体14の同一方向側において平行であるプロセスカートリッジBの製造方法。」

3.対比

そこで、本願補正発明と引用発明とを対比すると、

後者における「画像形成装置A」は、前者における「画像形成装置本体」に相当し、以下同様に、「取り外し可能に装着」は「着脱可能」に、「プロセスカートリッジB」は「カートリッジ」に、「上下枠体14,15」は「カートリッジ枠体」に、「シール部14b(14b1?14b4)」は「複数の部材」に、「シール部用金型18a,18b」は「型」に、それぞれ相当する。

また、後者は、「上枠体14にシール部用金型18a,18bを型締めし、シール部用金型18a,18bと、上枠体14との間の空間に、シール部の材料を射出し」て、「シール部14b(14b1?14b4)を形成する」から、「シール部14b(14b1?14b4)」に「シール部用金型18a,18b」は対応しており、「シール部14b(14b1?14b4)が形成される4箇所の面」は、「シール部用金型18a,18b」が当接される面といえるから、前者の「複数の面」に相当する。
よって、後者は、前者の「前記カートリッジ枠体の複数の面に、前記複数の部材に対応した型を当接させる」ことを備えているといえる。

また、後者は、「シール部14b(14b1?14b4)が形成される4箇所の面があり、そのうちシール部14b(14b1,14b2、14b3)が形成される3箇所の面は、上枠体14の同一方向側において平行である」から、前者の、「前記複数の面のうち少なくとも2面は、前記カートリッジ枠体の同一方向側に設けられ」ることを備えている。

また、後者は、「シール部の材料を射出し、シール部14bが上枠体14の本体と相溶して一体となって成形され、樹脂材料が異なっていることから、上枠体14とシール部は色が異な」るので、前者の「カートリッジ枠体とは異なる樹脂材料を射出し、前記複数の部材を前記カートリッジ枠体上に成形する」ことを備えている。

したがって、両者は、

「 画像形成装置本体に着脱可能なカートリッジの製造方法において、
前記カートリッジは、
樹脂で形成されたカートリッジ枠体と、
前記カートリッジ枠体上に成形される複数の部材と、
を備え、
前記カートリッジ枠体の複数の面に、前記複数の部材に対応した型を当接させることと、
前記カートリッジ枠体に当接した型と前記カートリッジ枠体との間の空間に、前記カートリッジ枠体とは異なる樹脂材料を射出し、前記複数の部材を前記カートリッジ枠体上に成形すること、
を有し、
前記複数の面のうち少なくとも2面は、前記カートリッジ枠体の同一方向側において平行に設けられるカートリッジの製造方法。」

の点で一致し、以下の点で相違している。

相違点1
本願補正発明は、「第1工程」と、「前記第1工程の後」の「第2工程」を有するのに対して、引用発明は、その点につき、明らかでない点。

相違点2
本願補正発明の複数の部材に対応した「複数の型」をそれぞれ当接させるのに対して、引用発明の、「前記上枠体14にシール部用金型18a,18bを型締めし、シール部用金型18a,18bと、上枠体14との間の空間に、シール部の材料を射出し、シール部14bが上枠体14の本体と相溶して一体となって成形され」ることからは、4個からなる「シール部14b(14b1?14b4)」に「シール部用金型18a,18b」が数的にどのように対応(4対4、4対1等)するのか定かではなく、図6をみても、「シール部14b」が単体で示されているのみであって、上記各「(14b1?14b4)」と「シール部用金型18a,18b」の関係について具体的に示されていない。

4.判断

上記相違点1、2について以下検討する。

(1)相違点1について
引用発明において、「上枠体14にシール部用金型18a,18bを型締めし」た後に、「シール部用金型18a,18bと、上枠体14との間の空間に、シール部の材料を射出」することは自明であるから、上記「上枠体14にシール部用金型18a,18bを型締め」、「シール部用金型18a,18bと、上枠体14との間の空間に、シール部の材料を射出」はそれぞれ、本願補正発明の「第1工程」、「前記第1工程の後」の「第2工程」に相当するといえる。
よって、相違点1に係る本願補正発明の発明特定事項は、引用発明に示されているといえるから、実質的な相違点ではない。

(2)相違点2について
引用発明において、4個の「シール部14b(14b1?14b4)」に対して、「シール部用金型」をどのように対応させるかについて検討すると、

ア.それぞれのシール部に対応させてシール部用金型を形成して当接させるのか、シール部用金型を一体的に形成して当接させるかのいずれかであるから、当業者が所望により適宜なし得る設計的事項である。

イ.引用発明において、「シール部14b(14b1?14b4)」に対応した複数のシール部用金型18a,18bをそれぞれ当接させることによって生じる格別の効果は見出せない。

ウ.引用例の図6をみると「シール部14b」と「シール部用金型18a,18b」は1対1で対応するように作図されており、「シール部14b(14b1?14b4)」に対応した複数のシール部用金型18a,18bをそれぞれ当接させることが示唆されていると解されることや、同図3をみると、シール部14b(14b1?14b4)それぞれは離れた場所に位置し、上枠体14は凹凸形状であるから、これに一体的に形成したシール部用金型18a,18bを当接させると、シール部用金型18a,18bは、上枠体14のサイズに応じた大きさで上記凹凸形状に合わせた形状の金型にならざるをえず、シール部14b(14b1?14b4)それぞれに対応した複数のシール部用金型をそれぞれ当接させた方が、サイズが小さく単純な形状の金型で済むことを勘案すれば、引用発明において、それぞれのシール部14b(14b1?14b4)に対応した複数のシール部用金型がそれぞれ当接する蓋然性が高い。

よって、これらを踏まえると、上記相違点2に係る本願補正発明の発明特定事項は、引用発明において当業者が容易に想到し得る程度の事項といえる。

したがって、引用発明において、相違点2に係る本願補正発明の発明特定事項とすることに、格別の困難性はない。

そして、本願補正発明の発明特定事項の全体によって奏される効果も、引用発明から当業者が予測し得る範囲内のものである。

よって、本願補正発明は、引用発明に基づいて、当業者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許出願の際独立して特許を受けることができないものである。

5.むすび
以上のとおりであるから、本件補正は、特許法第17条の2第6項において準用する同法第126条第7項の規定に違反しており、同法第159条第1項の規定において読み替えて準用する、同法第53条第1項の規定により却下すべきものである。

第3 本件出願の発明について

1.本件出願の発明

本件補正は、上記のとおり却下されたので、本件出願の請求項1に係る発明(以下「本願発明」という。)は、平成27年10月19日付けの手続補正書により補正された、特許請求の範囲の請求項1に記載された事項により特定される、以下のとおりのものと認める。

「【請求項1】
画像形成装置本体に着脱可能なカートリッジの製造方法において、
前記カートリッジは、
樹脂で形成されたカートリッジ枠体と、
前記カートリッジ枠体上に成形される複数の部材と、
を備え、
前記カートリッジ枠体は、前記複数の部材に対応した複数の型が成形時にそれぞれ当接する複数の面を有し、
前記複数の面のうち少なくとも2面は、前記カートリッジ枠体の同一方向側に設けられ、前記カートリッジ枠体に当接した型と前記カートリッジ枠体との間の空間に、前記カートリッジ枠体とは異なる樹脂材料を射出することで前記複数の部材を前記カートリッジ枠体上に成形することを特徴とするカートリッジの製造方法。」

2.引用例

原査定の拒絶の理由に引用された刊行物及びその記載内容、並びに引用発明は、上記「第2.2.刊行物の記載」に記載したとおりである。

3.対比・判断

本願発明は、本願補正発明の「前記カートリッジ枠体の複数の面に、前記複数の部材に対応した複数の型をそれぞれ当接させる第1工程と、
前記第1工程の後、前記カートリッジ枠体に当接した型と前記カートリッジ枠体との間の空間に、前記カートリッジ枠体とは異なる樹脂材料を射出し、前記複数の部材を前記カートリッジ枠体上に成形する第2工程」から、「第1工程」、「第2工程」を省き、同「前記複数の面のうち少なくとも2面は、前記カートリッジ枠体の同一方向側において平行に設けられること」から「平行に設けられること」との限定事項を省いたものであるから、本願発明を特定する事項の全てが、本願補正発明に含まれているといえる。

そうすると、本願発明を特定する事項の全てを含む本願補正発明が、上記の「第2.3.対比」及び「第2.4.判断」に記載したとおり、引用発明に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものであるから、本願発明も同様の理由により、引用発明に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものといえる。

4.むすび

以上のとおり、本願発明は、引用発明に基づいて、当業者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。

よって、結論のとおり審決する。
 
審理終結日 2017-12-28 
結審通知日 2018-01-09 
審決日 2018-01-22 
出願番号 特願2011-270107(P2011-270107)
審決分類 P 1 8・ 121- Z (G03G)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 三橋 健二  
特許庁審判長 黒瀬 雅一
特許庁審判官 吉村 尚
畑井 順一
発明の名称 カートリッジの製造方法及びユニットの製造方法  
代理人 川口 嘉之  
代理人 丹羽 武司  
代理人 中村 剛  
代理人 坂井 浩一郎  
代理人 世良 和信  
代理人 森廣 亮太  

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