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審決分類 審判 全部申し立て 特36条4項詳細な説明の記載不備  A01K
審判 全部申し立て 2項進歩性  A01K
審判 全部申し立て 特36条6項1、2号及び3号 請求の範囲の記載不備  A01K
管理番号 1341114
異議申立番号 異議2018-700245  
総通号数 223 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許決定公報 
発行日 2018-07-27 
種別 異議の決定 
異議申立日 2018-03-26 
確定日 2018-06-08 
異議申立件数
事件の表示 特許第6201265号発明「所望の形質を有する豚の作出方法」の特許異議申立事件について、次のとおり決定する。 
結論 特許第6201265号の請求項1ないし7に係る特許を維持する。 
理由 第1 手続の経緯
特許第6201265号の請求項1?7に係る発明についての出願は、平成26年10月22日に特許出願され、平成29年9月8日にその特許権の設定登録がされ、その後、その特許に対し、平成30年3月26日に特許異議申立人全国農業共同組合連合会により特許異議の申立てがなされたものである。

第2 本件特許発明
特許第6201265号の請求項1?7に係る発明は、それぞれ、その特許請求の範囲の請求項1?7に記載された事項により特定されるとおりのものであるところ(以下、それぞれ「本件特許発明1」、「本件特許発明2」等という。)、請求項1は次のとおりのものである。

「【請求項1】
所望の形質を有する豚の作出方法であって、
前記所望の形質を決定する工程と、
任意の豚集団における、前記決定された所望の形質に関連する遺伝子の遺伝子型を解析する工程と、
前記遺伝子型の解析結果を用いて、前記豚集団から、
(a)前記所望の形質が優性形質の場合には、該所望の形質に関連する遺伝子の遺伝子型は任意であり、
(b)前記所望の形質がハプロタイプホモ接合型の場合には、該所望の形質に関連する遺伝子座のハプロタイプがホモ接合型であり、
(c)前記所望の形質が劣性形質の場合には、該所望の形質に関連する遺伝子の遺伝子型が劣性ホモ接合型である、
雄豚及び雌豚を雌系雄原種豚及び雌系雌原種豚としてそれぞれ選抜する工程と、
前記選抜した雌系雄原種豚と雌系雌原種豚とを交配して雌種豚を得る工程と、
前記遺伝子型の解析結果を用いて、前記豚集団から、
(d)前記所望の形質が優性形質の場合には、該所望の形質に関連する遺伝子の遺伝子型が優性ホモ接合型又はヘテロ接合型であり、
(e)前記所望の形質がハプロタイプホモ接合型の場合には、該所望の形質に関連する遺伝子座のハプロタイプがホモ接合型又はヘテロ接合型であり、
(f)前記所望の形質が劣性形質の場合には、該所望の形質に関連する遺伝子の遺伝子型が劣性ホモ接合型又はヘテロ接合型である、
雄豚及び雌豚を雄系雄原種豚及び雄系雌原種豚としてそれぞれ選抜する工程と、
前記選抜した雄系雄原種豚と雄系雌原種豚とを交配して雄種豚候補の雄産子を得る工程と、
前記雄種豚候補の雄産子について、前記所望の形質に関連する遺伝子の遺伝子型の解析を行い、前記雄種豚候補の雄産子から、
(A)前記所望の形質が優性形質の場合には、該所望の形質に関連する遺伝子の遺伝子型が優性ホモ接合型であり、
(B)前記所望の形質がハプロタイプホモ接合型の場合には、該所望の形質に関連する遺伝子座のハプロタイプがホモ接合型であり、
(C)前記所望の形質が劣性形質の場合には、該所望の形質に関連する遺伝子の遺伝子型が劣性ホモ接合型である、
個体を雄種豚として選抜する工程と、
前記雄種豚と前記雌種豚とを交配して産子を得る工程と、を有することを特徴とする豚の作出方法。」

第3 申立理由の概要
特許異議申立人が申し立てた理由の概要及び証拠方法は、次のとおりである。

1 特許法第29条第2項
(1)本件特許発明1?3、5、7は、甲第1、2、7号証記載の発明及び甲第3、4号証に示される技術常識に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものであるから、請求項1?3、5、7に係る特許は、特許法第29条第2項の規定に違反してされたものであり、取り消されるべきものである。
(2)本件特許発明4は、甲第1、2、7号証記載の発明及び甲第3?6号証に示される技術常識に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものであるから、請求項4に係る特許は、特許法第29条第2項の規定に違反してされたものであり、取り消されるべきものである。
(3)本件特許発明6は、甲第1、2、7、8号証記載の発明及び甲第3、4号証に示される技術常識に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものであるから、請求項6に係る特許は、特許法第29条第2項の規定に違反してされたものであり、取り消されるべきものである。

[証拠方法]
甲第1号証:中小家畜研究センターだより,2014年1月,第7号,第6頁
甲第2号証:All about SWINE,2010年2月,第36号,第24-29頁
甲第3号証:やさしい畜産技術の話,2005年3月31日,社団法人畜産技術協会,第14頁
甲第4号証:月刊ピッグジャーナル,2013年5月15日,第5号,第46-47頁
甲第5号証:最新畜産学,1988年3月1日,朝倉書店,第125-126頁
甲第6号証:D.S.ファルコナー,量的遺伝学入門,1989年,Longman Scientific & Technical,第3版,第249頁
甲第7号証:静岡県畜産技術研究所中小家畜研究センター研究報告,2010年3月,第3号,第9-16頁
甲第8号証:Immunogenetics, 2005年,vol.57, issue 9,第690-696頁
甲第9号証:特開2010-166819号公報

2 特許法第36条第4項第1号、第6項第1号
本件発明の詳細な説明の記載が特許法第36条第4項第1号に規定する要件を満たしておらず、本件特許請求の範囲の記載が特許法第36条第6項第1号に規定する要件を満たしていないため、請求項1?7に係る特許は取り消されるべきものである。

第4 当審の判断
1 特許法第29条第2項について
(1)甲第1?9号証の記載
ア 甲第1号証には、毛色が白色で、SLA型(豚白血球抗原型)を斉一化したミニブタ:マイクロミニピッグ中小系を確立した旨が記載され、「免疫反応に深く関係するSLA型が揃うことで、実験に対する免疫反応が一定になることが期待されています」と記載され、さらに以下の図が記載されている。


イ 甲第2号証には、KIT遺伝子の変異はミニブタの優性白色の原因となっていること、ミニブタには9種類のSLA型が存在することが記載されている。

ウ 甲第3号証には、すぐれた雄牛の精液を雌牛に人工授精することにより、優秀な子牛を多く生産できることが記載されている。

エ 甲第4号証には、多産系雌種豚とゼンノーD-02の組み合わせによる肉豚は、高い生産性と優れた肉質が期待できることが記載されている。

オ 甲第5号証には、家畜の繁殖において、できる限り血縁係数の低い雄と雌を交配することにより、平均近交係数の急激な上昇を抑制することができ、近交退化を防ぐことができることが記載されている。

カ 甲第6号証には、豚における近交退化の例が記載されている。

キ 甲第7号証には、KIT遺伝子は、毛色が白色のミニブタでは、優性白色対立遺伝子Iのホモ接合型もしくはヘテロ接合型であり、KIT遺伝子の塩基配列による識別法は、ミニブタのIのホモ接合型、ヘテロ接合型を区別する方法として有効であることが記載されている。

ク 甲第8号証には、本件特許の明細書の実施例で使用されたSLAハプロタイプを識別できるマイクロサテライトマーカーが記載されている。

ケ 甲第9号証には、突然発生的に誕生した超小型豚が記載されている。

(2)判断
ア 甲第1号証に記載された発明
上記(1)アからみて、甲第1号証には、
原種豚世代の雌(多産系・有色系)及び雄(有色系)(以下、両者を「甲1雌系原種豚」という。)を交配することにより、「種豚世代の雌(多産系・有色毛・SLA型斉一)」(以下「甲1雌種豚」という。)を取得し、
原種豚世代の雌(白色系)及び雄(白色系)(以下、両者を「甲1雄系原種豚」という。)を交配することにより、「種豚世代の雄(白色遺伝子制御・SLA型斉一)」(以下「甲1雄種豚」という。)を取得し、
甲1雌種豚及び甲1雄種豚を交配することにより、コマーシャルのマイクロミニピッグ中小系(白色毛・SLA型斉一)(以下「甲1コマーシャル豚」という。)を取得する、
豚の作出方法(以下、「甲1発明」という。)が記載されていると認める。
ただし、甲1発明において、各交配において、産子の選抜を行うか否かは不明である。

本件特許発明1は、所望の形質が、優性形質、ハプロタイプホモ接合型及び劣性形質の3つの場合を含むので、以下、所望の形質ごとに検討する。

イ 所望の形質が優性形質の場合
甲第1号証には、ミニブタの毛色が白色であることが優性形質であることは記載されていない。しかし、甲第2号証、甲第7号証にはミニブタの白色毛色が優性形質である旨が記載されており、甲第1、2、7号証は、いずれも静岡県畜産技術研究所中小家畜研究センターにおいて、平成20年度から実施されたミニブタに関する研究に基づいて記載がなされたものであるから(甲第1号証第1段落、甲第2号証第24頁第1段落、甲第7号証緒言第2段落参照)、甲第1号証に記載されたミニブタの白色毛色は優性形質であると認められる。
他方、甲第1号証には、甲1雄種豚を得るにあたり、甲1雄系原種豚の交配により得られた雄産子について遺伝子型の解析を行い、特定の遺伝子型の個体を選抜することは記載されていない。
したがって、本件特許発明1と甲1発明を対比すると、少なくとも、前者は、雄系雄原種豚と雄系雌原種豚とを交配して得られた雄種豚候補の雄産子について、所望の形質に関連する遺伝子の遺伝子型の解析を行い、前記雄種豚候補の雄産子から、該所望の形質に関連する遺伝子の遺伝子型が優性ホモ接合型である個体を雄種豚として選抜する工程を有しているのに対して、後者は、そのような選抜工程が特定されていない点で、両者は相違している。

上記相違点について検討する。
甲1発明は、白色毛のコマーシャル豚を作出するための方法であるから、甲1雄系原種豚の交配により得られる雄産子について、白色毛の個体と有色毛の個体が得られた場合に、白色毛の個体を選抜することは当業者が当然行うことである。そして、白色毛は目視にて確認できる形質であるから、白色毛の個体を選抜する際には、遺伝子型の解析を要しない。さらに、甲1雄種豚は「白色遺伝子制御」とされているが、この用語が意味するところは明確ではなく、当該用語を考慮しても、該雄産子の遺伝子型を解析して特定の遺伝子型のものを選抜することが示唆されているとはいえない。また、白色毛は優性形質であるから、目視にて確認して選抜した甲1雄種豚を甲1雌種豚と交配すれば白色毛のコマーシャル豚を相当程度の割合で得ることができるので、甲1コマーシャル豚を得るにあたって、甲1雄種豚の遺伝子型を解析して、特定のものを選抜しなければならないわけではない。
よって、甲第1号証からは、雄種豚候補の雄産子について、白色毛に関する遺伝子の遺伝子型を解析する動機づけを見いだすことはできない。また、甲第2?9号証にも、甲1発明において、雄種豚候補の雄産子について、白色毛に関する遺伝子の遺伝子型を解析することが示唆されているとはいえない。
したがって、甲1発明において、雄系雄原種豚と雄系雌原種豚とを交配して得られた雄種豚候補の雄産子について、所望の形質に関連する遺伝子の遺伝子型の解析を行い、前記雄種豚候補の雄産子から、該所望の形質に関連する遺伝子の遺伝子型が優性ホモ接合型である個体を雄種豚として選抜する工程を行うことは、甲第2?9号証の記載を考慮しても、当業者が容易に想到し得たものではない。

この点に関して、特許異議申立人は、甲第3、4号証を示しつつ、コマーシャル個体を多数生産するためには、雄親個体に対して多数の雌親個体が必要であることは技術常識であり、人工授精技術を用いれば雄が1頭であっても多数の産子を得ることができるから、甲1発明においても、雌種豚については選抜を不要として全ての産子を雌種豚とし、個体数が少数でも差し支えない雄種豚については選抜を行ってもよいようにすることは、当業者であれば当然に着想することであると主張している。
しかし、仮にコマーシャル個体を多数生産するためには、雄親個体に対して多数の雌親個体が必要であることが技術常識であったとしても、当該技術常識はコマーシャル個体を多数生産するための雄親個体と雌親個体の数についての技術常識にとどまり、甲1発明において、甲1雄原種豚の産子について遺伝子型の解析を行い、遺伝子型が優性ホモ接合型である個体を選抜するということが示唆されているとはいえない。
また、特許異議申立人は、甲第4号証を示しつつ、雌種豚と雄種豚を交配させて得られる産子について、選抜をせずに全てコマーシャル豚として利用することも周知であるから、甲1発明において、雌種豚と雄種豚を交配させてコマーシャル豚を得る工程において選抜を行わないことは、当業者であればごく当然に着想することであると主張している。
しかし、甲第4号証に記載された雄種豚ゼンノーD-02は系統造成を行うことで完成したものであり、雄種豚ゼンノーD-02を開発するにあたり、遺伝子型の解析をして特定のものが選抜されたとはいえない。また、甲第4号証からは、多産系F_(1)雌種豚とゼンノーD-02の組み合わせによる肉豚が、「高い生産性と優れた肉質が期待でき」ることが示されているものの、この記載から全く選抜を行わずにコマーシャル豚を得ることが示されているとまではいえず、また、たとえそれが示されていると解したとしても、コマーシャル豚の全てが同じ遺伝子型を有することまで示されているとはいえない。よって、甲第4号証の記載を考慮しても、甲1発明において、甲1雄原種豚の雄産子について遺伝子型の解析を行い、遺伝子型が優性ホモ接合型である個体を選抜するということが示唆されているとはいえない。
したがって、特許異議申立人のかかる主張は理由がない。

ウ 所望の形質がハプロタイプホモ接合型の場合
甲第1号証には、甲1雄種豚を得るにあたり、甲1雄系原種豚の交配により得られた雄産子について遺伝子型の解析を行い、特定の遺伝子型の個体を選抜することは記載されていない。
他方、甲1発明は、甲1雌種豚、甲1雄種豚及び甲1コマーシャル豚が「SLA型斉一」とされ、さらに甲第1号証には、「免疫反応に深く関係するSLA型が揃うことで、実験に対する免疫反応が一定になることが期待されています」と記載されている。
ここで、「斉一」とは、「ととのいそろっていること。一様であること」を意味しているため(広辞苑第五版,1998年11月11日,株式会社岩波書店参照)、甲1発明の「SLA型斉一」とは、SLA型が複数の個体において同一であることを意味するものと解されるにとどまり、SLA型がハプロタイプホモ接合型であることまで意味しているとは認められない。

この点に関して、特許異議申立人は、甲1発明においてはSLA型斉一の雌種豚と、SLA型斉一の雄種豚との交配により、SLA型斉一のコマーシャル豚を得ており、メンデル遺伝学の技術常識に基づけば、両親とその産子が全て同じく「SLA型斉一」であるとは、「SLAがホモ接合型」であることを意味していると解されると主張している。
しかし、甲第1号証の記載を参酌しても、甲1発明が、種豚の産子に対して選抜を行わないことを前提とするものと解することはできないため、甲第1号証の記載から、甲1発明の「SLA型斉一」が「SLAがホモ接合型」であることを意味しているとは認められない(例えば、甲1雌種豚はABで斉一、甲1雄種豚はBCで斉一、甲1コマーシャル豚はACで斉一という場合があり得る。この場合、甲1雌雄種豚からはAC、AB、BB、BCのハプロタイプの産子が生まれるが、ACの産子のみを選抜すればSLA型が斉一な甲1コマーシャル豚を得ることができる)。
したがって、特許異議申立人のかかる主張は理由がない。
その他にも、甲1発明において甲1コマーシャル豚をSLA型ホモ接合型のものと定めて、それの作出に用いる甲1各原種豚や甲1各種豚のSLA型等を本件特許発明1のとおりのものとする動機を見いだすことはできない。

エ 所望の形質が劣性形質の場合
甲第1号症は、マイクロミニピッグ中小系(白色毛・SLA型斉一)という特定の系統の作出を報告するものにすぎず、劣性形質の豚を作出することの動機付けはない。

オ 小括
以上の通りであるから、本件特許発明1は、甲第1?9号証に記載された発明に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものではない。
また、同様の理由により、本件特許発明1を引用する本件特許発明2?7についても、甲第1?9号証に記載された発明に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものではない。

2 特許法第36条第4項第1号、第6項1号について
(1)特許異議申立人の主張の具体的内容
SLA型のように対立遺伝子が3つ以上のハプロタイプの場合、「ハプロタイプホモ接合」という用語には、AA、BB、CC・・・が包含され、「ハプロタイプヘテロ接合」という語には、AB、ACの他に、BCなどAを有しないヘテロ接合も包含される。
本件特許発明では、「ヘテロ接合」が所望の形質であるハプロタイプホモ接合のアレルを1つ有していることが特定されていないため、所望のハプロタイプホモ接合型が例えばAA型の場合であっても、請求項1の(e)には、「AA型又はBC型」の個体を原種豚として選抜することが文言上包含されている。AA型の原種豚とBC型の原種豚を交配しても、AA型の雄種豚を得ることは不可能である。

(2)判断
本件特許発明1において、所望の形質がハプロタイプホモ接合型の場合、「ヘテロ接合型」の雄豚及び雌豚を、雄系雄原種豚及び雄系雌原種豚としてそれぞれ選抜する工程は、所望の形質に関連する遺伝子座のハプロタイプがホモ接合型である雄種豚を得るために行う工程であるから、ホモ接合型である雄種豚を得ることができないようなヘテロ接合型のアレルの組み合わせは、そもそも、本件請求項1(e)に記載の「ヘテロ接合型」に含まれていないと解すべきである。
そして、そのような解釈を妨げるような記載が本件明細書にあるわけでもない。
したがって、発明の詳細な説明の記載は特許法第36条第4項第1号に規定する要件を満たしていないとはいえず、特許請求の範囲の記載は同法第36条第6項第1号に規定する要件を満たしていないともいえない。

3.むすび
したがって、特許異議の申立ての理由及び証拠によっては、請求項1?7に係る特許を取り消すことはできない。
また、他に請求項1?7に係る特許を取り消すべき理由を発見しない。
よって、結論のとおり決定する。
 
異議決定日 2018-05-30 
出願番号 特願2014-215667(P2014-215667)
審決分類 P 1 651・ 121- Y (A01K)
P 1 651・ 536- Y (A01K)
P 1 651・ 537- Y (A01K)
最終処分 維持  
前審関与審査官 伊達 利奈  
特許庁審判長 長井 啓子
特許庁審判官 山中 隆幸
小暮 道明
登録日 2017-09-08 
登録番号 特許第6201265号(P6201265)
権利者 静岡県
発明の名称 所望の形質を有する豚の作出方法  
代理人 吉田 芳春  
代理人 特許業務法人谷川国際特許事務所  

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