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審決分類 |
審判 査定不服 2項進歩性 取り消して特許、登録(定型) H04L 審判 査定不服 特36条6項1、2号及び3号 請求の範囲の記載不備 取り消して特許、登録(定型) H04L 審判 査定不服 特36条4項詳細な説明の記載不備 取り消して特許、登録(定型) H04L |
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管理番号 | 1341430 |
審判番号 | 不服2016-18581 |
総通号数 | 224 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 特許審決公報 |
発行日 | 2018-08-31 |
種別 | 拒絶査定不服の審決 |
審判請求日 | 2016-12-09 |
確定日 | 2018-07-03 |
事件の表示 | 特願2015- 83443「E-ウルトラ用の同報チャンネル」拒絶査定不服審判事件〔平成27年 9月24日出願公開、特開2015-167369、請求項の数(23)〕について、次のとおり審決する。 |
結論 | 原査定を取り消す。 本願の発明は、特許すべきものとする。 |
理由 |
本願は、米国仮出願第60/795963号(2006年4月28日出願)(以下、「米国基礎出願」という。)を基礎とする優先権を主張しているが、以下の理由により、優先権主張を認めることができない。 米国基礎出願(【0036】参照)には、 「The presence or absence of SFN operation is indicated by modulating the SCH. If the UE detects SFN operation, it assumes a known longer CP duration and a known dense DL reference signal structure for each OFDM symbol used for transmitting the P-BCH.」 ([当審日本語訳]:SCHの変調によりSFNオペレーションの有無が示される。UEが、SFNオペレーションを検出すると、P-BCH伝送用のOFDMシンボルの各々に、既知の長いCPと既知の高密度DL参照信号構造が使用されていると推定する。) と記載されている。 ここで、「UE」は、本願発明の「ユーザ機器」に相当し、「SFNオペレーションを検出」した場合とは、本願発明の「単一周波数ネットワークが検出される場合」に相当する。 しかしながら、米国基礎出願には、【0036】及び全体の記載を参照しても、UEの電源投入時の動作について記載も示唆もない。 したがって、本願発明の「ユーザ機器の電源投入に伴って」、単一周波数ネットワークが採用されているかどうかを検出することについては、米国基礎出願に記載も示唆もない。 よって、平成30年4月3日付けの手続補正書により補正された請求項1-23に係る発明は、米国基礎出願に記載したものではない。 そうすると、本願は、パリ条約による優先権主張が認められないから、平成27年 4月15日(遡及出願平成19年 4月30日)の出願であって、その請求項1-23に係る発明は、平成30年 4月3日付けの手続補正書により補正された特許請求の範囲の請求項1-23に記載された事項により特定されるとおりのものであると認める。 そして、本願については、原査定の拒絶理由を検討してもその理由によって拒絶すべきものとすることはできない。 また、他に本願を拒絶すべき理由を発見しない。 よって、結論のとおり審決する。 |
審決日 | 2018-06-15 |
出願番号 | 特願2015-83443(P2015-83443) |
審決分類 |
P
1
8・
536-
WYF
(H04L)
P 1 8・ 537- WYF (H04L) P 1 8・ 121- WYF (H04L) |
最終処分 | 成立 |
前審関与審査官 | 速水 雄太 |
特許庁審判長 |
大塚 良平 |
特許庁審判官 |
岡 裕之 吉田 隆之 |
発明の名称 | E-ウルトラ用の同報チャンネル |
代理人 | 井関 守三 |
代理人 | 蔵田 昌俊 |
代理人 | 福原 淑弘 |
代理人 | 岡田 貴志 |