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審決分類 |
審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない。 H01L 審判 査定不服 5項独立特許用件 特許、登録しない。 H01L 審判 査定不服 特36条6項1、2号及び3号 請求の範囲の記載不備 特許、登録しない。 H01L |
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管理番号 | 1349600 |
審判番号 | 不服2017-17421 |
総通号数 | 232 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 特許審決公報 |
発行日 | 2019-04-26 |
種別 | 拒絶査定不服の審決 |
審判請求日 | 2017-11-24 |
確定日 | 2019-03-07 |
事件の表示 | 特願2014- 80300「放熱シート」拒絶査定不服審判事件〔平成27年11月12日出願公開、特開2015-201573〕について、次のとおり審決する。 |
結論 | 本件審判の請求は、成り立たない。 |
理由 |
第1 手続の経緯 本願は、平成26年4月9日に出願したものであって、手続の概要は以下のとおりである。 拒絶理由通知 :平成29年 2月28日(起案日) 意見書 :平成29年 3月17日 手続補正 :平成29年 3月17日 拒絶査定 :平成29年 9月26日(起案日) 拒絶査定不服審判請求 :平成29年11月24日 手続補正 :平成29年11月24日 第2 平成29年11月24日付けの手続補正についての補正却下の決定 [補正却下の決定の結論] 平成29年11月24日付けの手続補正を却下する。 [理由] 1.本件補正 平成29年11月24日付けの手続補正(以下「本件補正」という。)は、特許請求の範囲及び明細書についてするもので、請求項1については、本件補正前に、 「 【請求項1】 マトリックス成分と熱伝導性無機粒子を含む放熱シートであって、 前記放熱シートは台紙シート上で分離可能にカットされており、前記カット部の少なくとも一部のカット形状は、上に向かって開いた形状であり、 前記台紙シート上で放熱シートは上面から見て長方形になるように縦及び横にカットされており、上に向かって開いたカット形状は、長辺に適用されていることを特徴とする放熱シート。」 とあったところを、 本件補正後、 「 【請求項1】 マトリックス成分と熱伝導性無機粒子を含む放熱シートであって、 前記放熱シートは台紙シート上で分離可能にカットされており、前記カット部の少なくとも一部のカット形状は、上に向かって開いた形状であり、 前記台紙シート上で放熱シートは上面から見て長方形になるように縦及び横にカットされており、上に向かって開いたカット形状は、長辺に適用されており、前記上に向かって開いたカット形状は裁断刃によって形成されており、 前記放熱シートの硬度はASKER-Cで3?80であり、真空ヘッドによりピックアップして自動実装が可能であることを特徴とする放熱シート。」 とするものである。 上記本件補正の内容は、請求項1について、発明特定事項である「上に向かって開いたカット形状」について「裁断刃によって形成されており」と限定し、「放熱シート」について「硬度はASKER-Cで3?80であり、真空ヘッドによりピックアップして自動実装が可能である」と限定したものである。 本件補正は、発明特定事項を限定するものであるから、特許法第17条の2第5項第2号に掲げる特許請求の範囲の減縮を目的とするものに該当する。 そこで、本件補正における請求項1に係る発明(以下「本件補正発明」という。)が特許出願の際独立して特許を受けることができるものであるか(特許法第17条の2第6項において準用する同法第126条第7項に規定する要件を満たすか)否かについて、以下検討する。 2.明確性の要件について 本件補正発明は、「放熱シート」に関するものであるところ、請求項1の「真空ヘッドによりピックアップして自動実装が可能である」との記載が、「放熱シート」のどのような構造若しくは特性を表現したものであるのか不明である(自動実装を可能とする放熱シートの具体的な構造若しくは特性が不明である)から、本件補正発明は明確でない。 したがって、本願は、特許法第36条第6項第2号に規定する要件を満たしていないから、本件補正発明は、特許出願の際独立して特許を受けることができないものである。 3.容易性の判断について 仮に、請求項1の「真空ヘッドによりピックアップして自動実装が可能である」との記載は、「放熱シート」のなんらかの構造若しくは特性を表現したものではなく、「放熱シート」が「真空ヘッドによりピックアップして自動実装」されるものであることを表現したものであると解釈して、容易性の判断についてさらに検討する。 (1)引用例 原査定の拒絶の理由に引用された特開2007-59464号公報(平成19年3月8日公開、以下「引用例1」という。)には、図面と共に、以下の記載がある。(なお、下線は当審で付与した。) ア.「【0001】 本発明は、主に電気・電子部品に用いられる熱伝導性、電気絶縁性などを有するシート製品に関するものである。」 イ.「【0008】 本発明は、離型台紙上にハーフカットされて積層されたシート製品において、ハーフカットされた四角形のシートの少なくとも2辺が互いに接していないことが必須である。シートの少なくとも2辺が接していない状態であると、4辺が接している状態である通常のハーフカットしたシートの粘着性が低減されるため、1つのハーフカット品のみを容易につかみ取ることができるようになり、作業性が著しく向上する。」 ウ.「【0012】 本発明の熱伝導性シートは、柔軟性、難燃性、耐熱性の観点から高分子樹脂材料中に難燃剤および/または熱伝導性電気絶縁剤を含む電気絶縁性難燃性熱伝導性シートであることが好ましい。」 エ.「【0024】 本発明に使用される熱伝導性電気絶縁剤は、特に限定されるものではないが、金属酸化物(例えば、Al_(2)O_(3)、SiO_(2)、TiO_(2)、MgO、NiO、Fe_(2)O_(3)、CuOなど)粉、金属窒化物(例えば、BN、AlN、Si_(3)N_(4)など)粉、金属硼化物(例えば、TiB_(2)など)粉、金属炭化物(例えば、SiCなど)粉、結晶性シリカ、非晶性シリカなどの中から選ばれる1種または2種以上の混合物が好ましく、中でもアルミナ(Al_(2)O_(3))や結晶性シリカが好ましい。」 オ.「【0025】 本発明に使用される熱伝導性電気絶縁剤は、高分子樹脂材料への分散性や耐水性を向上させるために、カップリング処理、ステアリン酸処理、シリカ被覆処理などの表面処理を行っても良い。 熱伝導性電気絶縁剤として使用される化合物の粉末の平均粒径は、特に限定されるものではないが、0.5?200μmである。平均粒径が0.5μmより小さいと熱伝導材の熱伝導性が低下し好ましくなく、200μm以上だと混練りの際にニーダー内部の回転刃を磨耗させるため好ましくない。平均粒径は1?100μmがより好ましい。 また、粒子形状は、球状、針状、フレーク状など様々であり、特に限定されるものではないが、充填性の点では球状が好ましい。 熱伝導性電気絶縁剤として使用する化合物の種類、平均粒径、形状は、各々単独のものを使用しても2種以上組み合わせて使用しても良い。」 カ.「【0047】 本発明のシート製品は、柔軟性や粘着性に優れ、作業者がつかみ取って離型フィルムから剥がし、目的の場所に貼り付ける際の作業性が格段に向上する。さらに、難燃性、熱伝導性、電気絶縁性に優れる。そのため、電気・電子部品などの表面が平滑でない発熱体と放熱品(放熱板や筐体パネル等といったヒートシンクとなる部品)との間に介在し、電気・電子部品からの発熱を放熱させる用途に好適である。」 上記摘示事項及び図面の記載から以下のことがいえる。 a.引用例1には、「電気・電子部品に用いられる熱伝導性、電気絶縁性などを有するシート製品」が記載されている(摘示事項ア.)。 b.「シート製品」は、離型台紙上にハーフカットされて積層され、ハーフカットされた四角形のシートの少なくとも2辺が互いに接していない(摘示事項イ.)。 c.離型台紙上でシート製品は上面から見て四角形になるように縦及び横にハーフカットされており、ハーフカットされた四角形のシートの互いに接していない2辺は、縦の辺に適用されている(図1)。 d.「シート製品」は、高分子樹脂材料中に熱伝導性電気絶縁剤を含む電気絶縁性難燃性熱伝導性シートである(摘示事項ウ.)。 e.「熱伝導性電気絶縁剤」は、金属酸化物(例えば、Al_(2)O_(3)、SiO_(2)、TiO_(2)、MgO、NiO、Fe_(2)O_(3)、CuOなど)粉、金属窒化物(例えば、BN、AlN、Si_(3)N_(4)など)粉、金属硼化物(例えば、TiB_(2)など)粉、金属炭化物(例えば、SiCなど)粉、結晶性シリカ、非晶性シリカなどが好ましく、粒子状である(摘示事項エ.、オ.)。 f.「シート製品」は、電気・電子部品などの表面が平滑でない発熱体と放熱品(放熱板や筐体パネル等といったヒートシンクとなる部品)との間に介在し、電気・電子部品からの発熱を放熱させる用途に好適である(摘示事項カ.)。 以上を総合勘案すると、引用例1には、次の発明(以下「引用発明」という。)が記載されているものと認める。 「電気・電子部品に用いられる熱伝導性、電気絶縁性などを有するシート製品であって、 離型台紙上にハーフカットされて積層され、ハーフカットされた四角形のシートの少なくとも2辺が互いに接しておらず、 離型台紙上でシート製品は上面から見て四角形になるように縦及び横にハーフカットされており、ハーフカットされた四角形のシートの互いに接していない2辺は、縦の辺に適用されており、 高分子樹脂材料中に熱伝導性電気絶縁剤を含む電気絶縁性難燃性熱伝導性シートであり、 熱伝導性電気絶縁剤は、金属酸化物(例えば、Al_(2)O_(3)、SiO_(2)、TiO_(2)、MgO、NiO、Fe_(2)O_(3)、CuOなど)粉、金属窒化物(例えば、BN、AlN、Si_(3)N_(4)など)粉、金属硼化物(例えば、TiB_(2)など)粉、金属炭化物(例えば、SiCなど)粉、結晶性シリカ、非晶性シリカなどが好ましく、粒子状であり、 電気・電子部品などの表面が平滑でない発熱体と放熱品(放熱板や筐体パネル等といったヒートシンクとなる部品)との間に介在し、電気・電子部品からの発熱を放熱させる用途に好適であるシート製品。」 (2)対比 そこで、本件補正発明と引用発明とを対比する。 ア.放熱シート 引用発明の「シート製品」は、電気・電子部品などの表面が平滑でない発熱体と放熱品(放熱板や筐体パネル等といったヒートシンクとなる部品)との間に介在し、電気・電子部品からの発熱を放熱させる用途に好適であるから、「放熱シート」といえる。 また、引用発明のシート製品は、高分子樹脂材料中に熱伝導性電気絶縁剤を含むものであるから、「高分子樹脂材料」は、本件補正発明でいう「マトリックス成分」といえる。そして、熱伝導性電気絶縁剤は、金属酸化物(例えば、Al_(2)O_(3)、SiO_(2)、TiO_(2)、MgO、NiO、Fe_(2)O_(3)、CuOなど)粉、金属窒化物(例えば、BN、AlN、Si_(3)N_(4)など)粉、金属硼化物(例えば、TiB_(2)など)粉、金属炭化物(例えば、SiCなど)粉、結晶性シリカ、非晶性シリカなどが好ましく、粒子状であるから、「熱伝導性電気絶縁剤」は、「熱伝導性無機粒子」といえる。 したがって、本件補正発明と引用発明とは、「マトリックス成分と熱伝導性無機粒子を含む放熱シート」である点で一致する。 イ.上に向かって開いた形状 引用発明のシート製品は、離型台紙上にハーフカットされて積層され、ハーフカットされた四角形のシートの少なくとも2辺が互いに接していない。 したがって、本件補正発明と引用発明とは、「前記放熱シートは台紙シート上で分離可能にカットされている」点で一致する。 もっとも、本件補正発明は、「前記カット部の少なくとも一部のカット形状は、上に向かって開いた形状である」のに対し、引用発明は、「ハーフカットされた四角形のシートの少なくとも2辺が互いに接していない」点で相違する。 ウ.長辺への適用 引用発明のシート製品は、離型台紙上で上面から見て四角形になるように縦及び横にハーフカットされており、ハーフカットされた四角形のシートの互いに接していない2辺は、縦の辺に適用されている。 したがって、本件補正発明と引用発明とは、「前記台紙シート上で放熱シートは上面から見て四角形になるように縦及び横にカットされている」点で一致する。 もっとも、「四角形」について、本件補正発明は、「長方形」であるのに対し、引用発明は、そのような特定がない点、及び、本件補正発明は、「上に向かって開いたカット形状は、長辺に適用されている」のに対し、引用発明は、「ハーフカットされた四角形のシートの互いに接していない2辺は、縦の辺に適用されている」点で相違する。 エ.裁断刃による形成 本件補正発明は、「前記上に向かって開いたカット形状は裁断刃によって形成されている」のに対し、引用発明は、そのような構成を有しない点で相違する。 オ.硬度 本件補正発明は、「前記放熱シートの硬度はASKER-Cで3?80である」のに対し、引用発明は、そのような特定がない点で相違する。 カ.自動実装 本件補正発明は、「真空ヘッドによりピックアップして自動実装が可能である」のに対し、引用発明は、そのような特定がない点で相違する。 そうすると、本件補正発明と引用発明とは、次の点で一致する。 <一致点> 「マトリックス成分と熱伝導性無機粒子を含む放熱シートであって、 前記放熱シートは台紙シート上で分離可能にカットされており、 前記台紙シート上で放熱シートは上面から見て四角形になるように縦及び横にカットされておりいる放熱シート。」の点。 そして、次の点で相違する。 <相違点1> 本件補正発明は、「前記カット部の少なくとも一部のカット形状は、上に向かって開いた形状である」のに対し、引用発明は、「ハーフカットされた四角形のシートの少なくとも2辺が互いに接していない」点。 <相違点2> 「四角形」について、本件補正発明は、「長方形」であるのに対し、引用発明は、そのような特定がない点。 <相違点3> 本件補正発明は、「上に向かって開いたカット形状は、長辺に適用されている」のに対し、引用発明は、「ハーフカットされた四角形のシートの互いに接していない2辺は、縦の辺に適用されている」点。 <相違点4> 本件補正発明は、「前記上に向かって開いたカット形状は裁断刃によって形成されている」のに対し、引用発明は、そのような構成を有しない点。 <相違点5> 本件補正発明は、「前記放熱シートの硬度はASKER-Cで3?80である」のに対し、引用発明は、そのような特定がない点。 <相違点6> 本件補正発明は、「真空ヘッドによりピックアップして自動実装が可能である」のに対し、引用発明は、そのような特定がない点。 (3)判断 そこで、上記相違点について検討する。 相違点1、4について 原査定の拒絶の理由に引用された特開昭49-22441号公報(昭和49年2月27日公開、以下「引用例2」という。)には、剃刃状カッター(14)により、シート状積層物(3)の両面粘着層(2)にほぼV字状の筋状カット部(4)を形成することが記載されている(5頁右上欄5?15行、第2図)。 このように、粘着層の筋状切断予定部に剃刃状カッターによりほぼV字状の筋状カット部を形成することは、普通に行われることであるから、引用発明において、「ハーフカットされた四角形のシートの少なくとも2辺が互いに接していない」構成若しくはそれに近い構成として、剃刃状カッターによりほぼV字状の筋状カット部を形成し、相違点1、4の構成にすることは、当業者が適宜為し得る。 相違点2、3について ハーフカットされたシートの形状は、使用箇所に応じて決めるべきものであり、これを長方形とすることは、当業者が適宜為し得る。 また、ハーフカットされたシート同士の粘着力は、接触面積が広いほど大きくなると考えられ、ハーフカットされたシートが長方形であれば、長辺に対して優先的に対策を講じるべきことは明らかであるから、引用発明において、ほぼV字状の筋状カット部を長辺に形成し、相違点2、3の構成にすることは、当業者が適宜為し得る。 相違点5について 電子機器等の熱伝導シートの硬度は、アスカーC(ASKER-C)硬度として5?40であることが好ましいことは周知(例えば、原査定の拒絶の理由に引用された特開2008-160126号公報の【0031】参照)であるから、引用発明において、シート製品の硬度を、アスカーC硬度として5?40程度にし、相違点5の構成にすることは、当業者が適宜為し得る。 相違点6について 熱伝導性シートを、バキュームノズルで取り上げて自動実装することは周知(特開2013-239525号公報の【0004】、【0005】参照)であるから、引用発明のハーフカットされた放熱シートを相違点6のように構成することは、当業者が適宜為し得る。 また、明細書に記載された本件補正発明が奏する効果についてみても、本件補正発明の構成のものとして当業者であれば予測し得る程度のものに過ぎず、格別顕著なものがあるとは認められない。 したがって、本件補正発明は、引用例1に記載された発明、引用例2に記載された技術事項及び周知技術に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものであり、特許法第29条第2項の規定により、特許出願の際独立して特許を受けることができないものである。 4.本件補正についてのむすび 以上のとおり、本件補正は、特許法第17条の2第6項において準用する同法第126条第7項の規定に違反するので、同法第159条第1項において読み替えて準用する同法第53条第1項の規定により却下すべきものである。 第3 本願発明について 1.本願発明 平成29年11月24日付けの手続補正は、上記のとおり却下されたので、本願の請求項1ないし8に係る発明は、平成29年3月17日付けの手続補正により補正された特許請求の範囲の請求項1ないし8に記載された事項により特定されるものであるところ、請求項1に係る発明(以下「本願発明」という。)は、上記「第2[理由]1.」に本件補正前の請求項1として記載したとおりのものである。 2.引用例 原査定の拒絶の理由で引用された引用例1及びその記載事項は、上記「第2[理由]3.(1)」に記載したとおりである。 3.対比・判断 本願発明は、上記「第2[理由]3.(2)及び(3)」で検討した本件補正発明から、発明特定事項である「上に向かって開いたカット形状」について「裁断刃によって形成されており」との構成を削除し、「放熱シート」について「硬度はASKER-Cで3?80であり、真空ヘッドによりピックアップして自動実装が可能である」との構成を削除したものである。 そうすると、本願発明の構成要件を全て含み、さらに他の構成要件を付加したものに相当する本件補正発明が、上記「第2[理由]3.(2)及び(3)」に記載したとおり、引用例1に記載された発明、引用例2に記載された技術事項及び周知技術に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものであるから、本願発明も、同様の理由により、引用例1に記載された発明及び引用例2に記載された技術事項に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものである。 4.むすび 以上のとおり、本願の請求項1に係る発明は、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。 したがって、本願は、その余の請求項について論及するまでもなく拒絶すべきものである。 よって、結論のとおり審決する。 |
審理終結日 | 2019-01-08 |
結審通知日 | 2019-01-10 |
審決日 | 2019-01-22 |
出願番号 | 特願2014-80300(P2014-80300) |
審決分類 |
P
1
8・
575-
Z
(H01L)
P 1 8・ 121- Z (H01L) P 1 8・ 537- Z (H01L) |
最終処分 | 不成立 |
前審関与審査官 | 梅本 章子 |
特許庁審判長 |
酒井 朋広 |
特許庁審判官 |
田中 慎太郎 関谷 隆一 |
発明の名称 | 放熱シート |
代理人 | 特許業務法人池内・佐藤アンドパートナーズ |