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審決分類 審判 査定不服 2項進歩性 取り消して特許、登録 H01R
管理番号 1355173
審判番号 不服2018-14228  
総通号数 239 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2019-11-29 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2018-10-26 
確定日 2019-10-01 
事件の表示 特願2016- 23296「プレスフィット端子」拒絶査定不服審判事件〔平成29年 8月17日出願公開、特開2017-142971、請求項の数(1)〕について、次のとおり審決する。 
結論 原査定を取り消す。 本願の発明は、特許すべきものとする。 
理由 理 由
第1 手続の経緯
本願は、平成28年2月10日の出願であって、平成30年3月8日付けで拒絶理由通知がされ、平成30年4月20日に意見書及び手続補正書が提出され、平成30年9月26日付けで拒絶査定(原査定)がされ、これに対し、平成30年10月26日に拒絶査定不服審判の請求がされたものである。

第2 原査定の概要
原査定(平成30年9月26日付け拒絶査定)の概要は次のとおりである。

本願の請求項1に係る発明は、その出願前に日本国内又は外国において、頒布された以下の引用文献1ないし4に基いて、その出願前にその発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者(以下「当業者」という。)が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。

引用文献等一覧
1.特開2015-90746号公報
2.特開平7-192799号公報(周知技術を示す文献)
3.特開2005-197092号公報(周知技術を示す文献)
4.特許第4302545号公報

第3 本願発明
本願の請求項1に係る発明(以下「本願発明」という。)は、平成30年4月20日の手続補正書により補正された特許請求の範囲の請求項1に記載された事項により特定される、以下のとおりの発明である。

(本願発明)
「 【請求項1】
固定部材に固定される固定部と、この固定部の一側面から連続する一部材で延設された端子部と、前記固定部の前記端子部が設けられた面と反対側の他側面から連続する一部材で延設され基板のスルーホールに密着して挿入されるプレスフィット部と、前記固定部の一側面に設けられ治具が当接される受面とを備えたプレスフィット端子であって、
前記端子部と前記プレスフィット部とは、それぞれの中心位置が前記固定部の中心に対して互い違いに配置され、
前記プレスフィット部と前記受面とは、それぞれの中心位置が前記プレスフィット部を前記スルーホールに挿入させる際にかかる荷重方向の同一の直線上に配置されていることを特徴とするプレスフィット端子。」

第4 引用文献、引用発明等
1.引用文献1について
原査定の拒絶の理由に引用された上記引用文献1には、図面とともに次の事項が記載されている。

「【0009】
以下、本発明による実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態を図1から図6に示す。第1実施形態の端子支持用冶具1は、電子制御装置(以下「ECU」という)のケース2を挿通する複数の端子3の先端部31を基板4の複数の挿入孔41に挿入する際、端子3のうちケース2を挟んで反先端部側に位置する部分を支持するものである。
【0010】
先ず、第1実施形態の端子支持用冶具1に支持される端子3の一例について説明する。
図1から図3に示すように、端子3は、ECUのケース2に樹脂モールドされ、ケース2の板厚方向に延びている。この端子3は、プレスフィット型の先端部31が基板4の挿入孔41としてのスルーホールの内壁に圧入固定されるものである。
複数の端子3は、ECUのケース2のコネクタ部21に設けられるものである。図2では、ケース2の本体部22とコネクタ部21とを概念的に一点鎖線で示しているが、これらは一体に形成されるものである。図1に示すように、ケース2は、コネクタ部21が本体部22に対して傾斜している場合がある。
【0011】
端子3は、先端部31、上本体部32、下本体部33及び鍔部34などを有する。
上本体部32はケース2から先端部側へ延びる部分であり、下本体部33はケース2から反先端部側に延びる部分である。本実施形態の下本体部33が、特許請求の範囲に記載した「ケースから反先端部側へ延びる端子本体部」の一例に相当する。
鍔部34は、上本体部32及び下本体部33から幅方向に突出する部分である。この鍔部34がECUのケース2に樹脂モールドされることにより、端子3はケース2に固定される。
【0012】
次に、第1実施形態の端子支持用冶具1について説明する。
端子支持用冶具1は、複数の支持部材から構成される。本実施形態の端子支持用冶具1は、第1支持部材11、第2支持部材12、及び第3支持部材13を備えている。
第1-第3支持部材11,12,13はそれぞれ、ケース2の異なる領域に設けられた複数の端子3を支持する。図1では、第1支持部材11がケース2の左側の領域に設けられた端子3を支持し、第2支持部材12がケース2の中央の領域に設けられた端子3を支持し、第3支持部材13がケース2の右側の領域に設けられた端子3を支持している。
【0013】
第1-第3支持部材11,12,13はそれぞれ、端子3の下本体部33を収容可能な収容溝14と、端子3の鍔部34の反先端部側の面に当接可能な当接部15を有する。
ECUのケース2が固定された状態で、端子3の先端部31が基板4の挿入孔41に圧入されるとき、基板4の挿入孔41の内壁から端子3に対して押圧力が反先端部側へ作用する。このとき、第1-第3支持部材11,12,13の当接部15は端子3の鍔部34の反先端部側の面に当接し、その押圧力を受け止める。したがって、ケース2から端子3が抜け落ちることが防がれる。また、本実施形態では、端子支持用冶具1が複数個の支持部材11,12,13から構成されているので、ECUケース2の本体部22に対してコネクタ部21が傾斜している場合でも、第1-第3支持部材11,12,13の当接部15とそれらに対応する端子3の鍔部34との距離が近いものとなる。そのため、基板4から端子3に対して作用する押圧力により端子3が第1-第3支持部材11,12,13の当接部側へ移動することが防がれる。したがって、端子支持用冶具1は、端子3とともに基板4が第1-第3支持部材側へ曲がることを防ぐことができる。」





したがって、上記引用文献1には、「第1実施形態」に注目し、本願発明に倣って整理すると、次の発明(以下「引用発明」という。)が記載されていると認められる。

(引用発明)
「ケース2に固定される鍔部34と、この鍔部34の反先端部側に延びる部分である下本体部33と、前記鍔部34の先端部側へ延びる部分であり基板4の挿入孔41としてのスルーホールの内壁に圧入固定されるプレスフィット型の先端部31及び上本体部32と、前記鍔部34の反先端部側の端子支持用治具1が当接される面とを有する端子3。」

2.引用文献2について
原査定の拒絶の理由に引用された上記引用文献2には、図面とともに次の事項が記載されている。

「【0021】図1は、本発明の一実施例の端子を、挿入される基板のスルーホールと共に示した斜視図である。端子10は、本体部12、接触部14及びピン部16を有する。本体部12及び接触部14は絶縁性のコネクタハウジング(図示せず)の通路内に配置される。このため、接触部14は、嵌合部に沿って露出し、相手コネクタ(図示せず)の対応する端子の相手コンタクト部と電気的に嵌合する。図示の接触部14は、断面が箱形のリセプタクル部即ちソケット部を具備する。4本の円弧状のばね梁18の内面がリセプタクル部に挿入されたピン部材と係合する。
【0022】ピン部16は、コネクタハウジングの取付面から突出し、基板22にコネクタが取付けられる際に基板22のスルーホール20内に挿入される。ピン部16は、本体部12の対向する側面から延びる1対の脚30からなる。1対の脚30は、過渡部32で本体部12に連結されている。横断部34は、特殊な工具を要することなく、端子が配置されるハウジング(図示せず)に押圧されることにより端子の挿入を可能にする押圧面36を具える。好ましくは、横断部34の端部に連結された脚部40は、互いに反対の向きに凸となる、断面が円弧状の軸方向に延びるリブ38を形成することにより補強される。脚部40は、それに沿うコンプライアント部42を有すると共に、若干のばね付勢により好ましくは自由端44で収束する。このため、スルーホール20内にピン部の先端46を挿入することが容易になる。自由端44は、スルーホール20への挿入を更に容易にするために面取りが施されている。」





したがって、特に図1の記載内容からすると、上記引用文献2には、「プレスフィット端子の両端方向に伸びる接触部14及びピン部16すなわち端子部それぞれを互い違いに設け、両端子部を互い違いに設けることで形成された押圧面36すなわち肩部を押してプレスフィット端子のピン部16を基板のスルーホールすなわち相手部材へ圧入することに係る技術的事項」が記載されていると認められる。

3.引用文献3について
原査定の拒絶の理由に引用された上記引用文献3には、図面とともに次の事項が記載されている。

「【0011】
端子金具20は、断面矩形状の棒材として形成され、図4及び図5に示す状態から長さ方向の略中央部を略直角に屈曲させることで全体としてLの字形をなしている。また、端
子金具20のうちの長さ方向の一端部は、ハウジング11の装着孔14に後方から圧入されてハウジング11に固定可能な端子接続部21とされ、他端部は、ハウジング11の後端面(本発明の導出面に相当)から引き出されて水平に延びたあと下方へ直角曲げされてプリント基板30の回路に接続される基板接続部22とされている。基板接続部22の下端部には、プリント基板30の取付孔31に圧入される圧入部23が設けられている。そして、基板接続部22は、端子接続部21の軸芯つまり中心軸線に対して幅方向にオフセットした形状とされている。また、端子接続部21は、基板接続部22よりも幅広に形成されており、強度を高めた構造とされている。
【0012】
端子接続部21と基板接続部22との境には、軸直交方向つまり幅方向に張り出す受け部24が形成されている。受け部24は、端子接続部21を装着孔14に圧入する際に圧入治具を押し当てる当て面24Aを備え、この当て面24Aに圧入治具(図示せず)を押し当てて押し込むことにより、端子接続部21がハウジング11に圧入可能とされている。端子接続部21は、その根元を受け部24における幅方向一端側(図示する左端側)に接続させるとともにその一端縁を受け部24の一端縁とほぼ面一に連ねて構成され、基板接続部22は、その根元を受け部24における幅方向他端側(図示する右端側)に接続させるとともにその他端縁を受け部24の他端縁と段付き状に連ねて構成されている。」

「【0017】
また、仮に、基板接続部22に治具受け部を両側方に張り出すようにして設け、この治具受け部に端子圧入治具を当てて押し込むことにより、基板接続部22をプリント基板30の取付孔31に挿入させるような場合、端子金具20の曲げの内側と外側とが重なって並ぶようにしないと、端子圧入治具を内側の端子金具20の治具受け部に宛がうことができない。そうすると、基板接続部22は、プリント基板30において圧入部23が方形の格子状に整列配置されていることが必要とされる。しかるに一方で、端子接続部21は、相手側の端子金具と接続するに際し、幅方向に千鳥配置の構成とされることが規格により定まっているので、これを変更して方形格子状の整列配置とすることはできない。かかる場合、本実施形態によれば、各端子金具20が、端子接続部21側では同端子金具20の幅方向に千鳥配置とされる一方、基板接続部22側ではプリント基板30において圧入部23が方形の格子状に整列配置とされているから、端子接続部21側を規格通りの千鳥配置とした状態で、基板接続部22側を圧入治具の取り扱いが容易な方形格子状の整列配置とすることができ、簡単な構造でもって双方の電気的接続をとることができる。
【0018】
なお、いわゆるプレスフィット端子の一般的な構造は、上述したように、基板接続部22の両側方に治具受け部が張り出して設けられているので、該プレスフィット端子において本実施形態に係る端子金具20を好適に用いることができる。」





したがって、特に図4の記載内容からすると、上記引用文献3には、基板接続部22が端子接続部21の軸芯つまり中心軸線に対して幅方向にオフセットした形状として「プレスフィット端子の両端方向に伸びる端子接続部21及び基板接続部22すなわち端子部それぞれを互い違いに設け、両端子部を互い違いに設けることで形成された当て面24Aすなわち肩部を押してプレスフィット端子の端子接続部21をハウジング11の装着孔14すなわち相手部材へ圧入することに係る技術的事項」が記載されていると認められる。

4.引用文献4について
原査定の拒絶の理由に引用された上記引用文献4には、図面とともに次の事項が記載されている。

「【0016】
図1(a)に示すように、プレスフィット端子1には、端子基部1aと基板挿入部分1bとが設けられて、基板挿入部分1bには、基板2のスルーホール2aを突き抜ける先端挿入部1dと、スルーホール2aに接触する接触挿入部1cとが形成されて、接触挿入部1cと先端挿入部1dとに跨って、抜き穴状のスリット部1eが形成されている。なお、後述するめっき等は、図1に例示した形状のプレスフィット端子1に限られるものではなく、種々の形状のプレスフィット端子に適用することが可能である。
【0017】
上記プレスフィット端子1の端子基部1aの外側位置に治具押圧用の肩部1fがそれぞれ形成されて、図1(b)?(c)のように、両肩部1fを治具で同時に押圧することにより(矢印a参照)、基板挿入部分1bを基板2の導電性スルーホール2aに圧入状態で挿入するようになっている。」





したがって、上記引用文献4には、「プレスフィット端子の端子基部の外側位置にそれぞれ形成された両肩部を治具で同時に押圧して、基板挿入部分を基板の導電性スルーホールに圧入状態で挿入するプレスフィット端子に係る技術的事項」が記載されていると認められる。

第5 対比・判断
1.対比
本願発明と引用発明とを対比すると、次のことがいえる。
その機能・構造からして、引用発明の「ケース2」は本願発明の「固定部材」に相当し、同様に、「鍔部34」は「固定部」に、「下本体部33」は「端子部」に、「基板4」は「基板」に、「(基板4の)挿入孔41としてのスルーホールの内壁に圧入固定される」は「(基板の)スルーホールに密着して挿入される」に、「プレスフィット型の先端部31及び上本体部32」は「プレスフィット部」に、「端子支持用治具1」は「治具」に、「有する」は「備えた」に、「端子3」は「プレスフィット端子」に、それぞれ相当する。
そして、引用発明の「鍔部34の反先端部側に延びる部分である下本体部33」は本願発明の「固定部の一側面から連続する一部材で延設された端子部」に相当し、同様に、「鍔部34の先端部側へ延びる部分であり」は「固定部の前記端子部が設けられた面と反対側の他側面から連続する一部材で延設され」に、「鍔部34の反先端部側の端子支持用治具1が当接される面」は「固定部の一側面に設けられ治具が当接される受面」に、それぞれ相当する。

したがって、本願発明と引用発明との間には、次の一致点、相違点があるといえる。

(一致点)
「固定部材に固定される固定部と、この固定部の一側面から連続する一部材で延設された端子部と、前記固定部の前記端子部が設けられた面と反対側の他側面から連続する一部材で延設され基板のスルーホールに密着して挿入されるプレスフィット部と、前記固定部の一側面に設けられ治具が当接される受面とを備えたプレスフィット端子。」

(相違点)
本願発明は、「端子部と前記プレスフィット部とは、それぞれの中心位置が前記固定部の中心に対して互い違いに配置され、前記プレスフィット部と前記受面とは、それぞれの中心位置が前記プレスフィット部を前記スルーホールに挿入させる際にかかる荷重方向の同一の直線上に配置されている」のに対し、引用発明では、そのように特定されるか不明である点。

2.相違点についての判断
上記相違点について検討すると、少なくとも、上記相違点のうちの「プレスフィット部と前記受面とは、それぞれの中心位置が前記プレスフィット部を前記スルーホールに挿入させる際にかかる荷重方向の同一の直線上に配置されている」点は、引用文献2ないし4のいずれにも記載も示唆もされていない。そして、本願発明は、「プレスフィット部と受面とは、それぞれの中心位置が同一に配置されているので、プレスフィット部の基板のスルーホールへの挿入力を治具と当接する受面で直線的に受けることができ、1つの受面であっても十分にプレスフィット部の挿入力を受けることができる」という、本願の明細書の段落【0010】に記載された効果を奏するものである。
また、引用文献2及び3には、既に述べたように「プレスフィット端子の両端方向に伸びる端子部それぞれを互い違いに設け、両端子部を互い違いに設けることで形成された肩部を押してプレスフィット端子を相手部材へ圧入することに係る技術的事項」が記載されているといえる。しかし、詳細には、引用文献2に、「横断部34は、特殊な工具を要することなく、端子が配置されるハウジング(図示せず)に押圧されることにより端子の挿入を可能にする押圧面36を具える」(段落【0022】)ことが記載され、「押圧面36」は治具を用いずに「ハウジング」に押圧される旨が記載されている。また、引用文献3には、詳細には「受け部24は、端子接続部21を装着孔14に圧入する際に圧入治具を押し当てる当て面24Aを備え、この当て面24Aに圧入治具(図示せず)を押し当てて押し込むことにより、端子接続部21がハウジング11に圧入可能とされている」(段落【0012】)ことが記載され、「当て面24Aに圧入治具(図示せず)を押し当てて押し込む」のは「端子接続部21」であって、プレスフィット部ではない旨が記載されている。そして、引用文献3には、プレスフィット部に関して「基板接続部22に治具受け部を両側方に張り出すようにして設け、この治具受け部に端子圧入治具を当てて押し込むことにより、基板接続部22をプリント基板30の取付孔31に挿入させる」(段落【0017】)こと、及び「いわゆるプレスフィット端子の一般的な構造は、上述したように、基板接続部22の両側方に治具受け部が張り出して設けられているので、該プレスフィット端子において本実施形態に係る端子金具20を好適に用いることができる」(段落【0018】)ことが記載され、「両側方に張り出すように設けた治具受け部に端子圧入治具を当てて押し込む」旨が記載されている。そうすると、プレスフィット部をスルーホールに挿入する点については、引用文献2には「治具を用いない」ことが記載されており、また、引用文献3には「両側方に張り出す治具受け部を治具で押し込む」ことが記載されているので、いずれも、先に述べた「プレスフィット端子の両端方向に伸びる端子部それぞれを互い違いに設け、両端子部を互い違いに設けることで形成された肩部を押してプレスフィット端子を相手部材へ圧入することに係る技術的事項」を引用発明に適用することを妨げるものといえる。
そして、引用発明をして上記相違点に係る本願発明の構成とする動機づけもみあたらない。
以上のことからすると、引用発明をして上記相違点に係る本願発明の構成とすることは、当業者といえども、容易に想到することができたということはできない。
したがって、本願発明は、当業者であっても、引用発明及び引用文献2ないし4に記載された技術的事項に基いて容易に発明をすることができたものとはいえない。

第6 むすび
以上のとおり、本願発明は、当業者が、引用発明及び引用文献2ないし4に記載された技術的事項に基いて、容易に発明をすることができたものではない。したがって、原査定の理由によっては、本願を拒絶することはできない。
また、他に本願を拒絶すべき理由を発見しない。
よって、結論のとおり審決する。
 
審決日 2019-09-17 
出願番号 特願2016-23296(P2016-23296)
審決分類 P 1 8・ 121- WY (H01R)
最終処分 成立  
前審関与審査官 高橋 学山本 裕太  
特許庁審判長 大町 真義
特許庁審判官 藤田 和英
田村 嘉章
発明の名称 プレスフィット端子  
代理人 三好 秀和  

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