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審決分類 審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない(前置又は当審拒絶理由) A01G
管理番号 1230498
審判番号 不服2009-722  
総通号数 135 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2011-03-25 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2009-01-08 
確定日 2011-01-14 
事件の表示 特願2003-284515「海草藻場の造成方法及び海底での海草類の増殖方法」拒絶査定不服審判事件〔平成17年 3月 3日出願公開、特開2005- 52031〕について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。 
理由 1.手続の経緯及び本願発明
本願は,平成15年7月31日の出願であって,平成20年11月28日付けで拒絶査定がなされ,これに対し,平成21年1月8日に拒絶査定に対する審判請求がなされるとともに,同年1月29日付けで手続補正がなされたものである。
また,当審において,同年12月22日付けで審査官による前置報告書に基づく審尋がなされたところ,平成22年3月5日付けで回答書が提出された。
さらに,同年8月3日付けで当審において拒絶理由を通知したところ,同年10月12日付けで意見書及び手続補正書が提出されたものである。

そして,その請求項1に係る発明は,平成22年10月12日付けの手続補正により補正された特許請求の範囲の請求項1に記載された事項により特定される次のとおりのものであると認める。

「【請求項1】
高炉水砕スラグを海底に敷設して海草類の地下茎又は根を定着させるための基盤を設け、該基盤に海草類を移植し又は海草類の種子を播種することにより海草類を着生・増殖させ、海草藻場を形成することを特徴とする海草藻場の造成方法。」
(以下,「本願発明」という。)


2.引用刊行物に記載された発明
刊行物1:特開2002-238401号公報
刊行物2:特開2003-111530号公報
刊行物3:特開2001-45896号公報

(1)刊行物1
原査定の拒絶の理由に引用され,本願出願前に頒布された上記刊行物1には,図面とともに,以下の記載がある。
(1a)「【請求項1】水中にケイ酸塩イオン放出源として,高炉水砕スラグを設置することを特徴とする水中の環境改善方法。
・・・
【請求項20】海岸に面した海底に高炉水砕スラグを敷設するとともに、該高炉水砕スラグの敷設領域の周囲にスラグ流失防止用の潜堤を設置し、且つ該高炉水砕スラグの敷設領域には人工の海藻着生基盤及び/又は漁礁を設置したことを特徴とする請求項1に記載の水中の環境改善方法。
・・・」(【特許請求の範囲】)

(1b)「【発明の属する技術分野】本発明は,水中の環境改善方法に関するもので,具体的には,沿岸海域等における水中の珪藻類や海藻類の増殖,主に内海や湾などで発生する赤潮の防止,所謂磯焼けが生じている海域の藻場造成或いは磯焼けの防止,消失浅場の回復などに有効な水中の環境改善方法に関する。なお,本発明法が適用される磯焼けが生じている海底部とは,岩礁や人工魚礁などの海藻着生基盤の表面が石灰藻に覆われることにより,コンブ,ワカメ,アラメなどの有用海藻が消失し又は消失しつつある海底部を指す。」(段落【0001】)

(1c)「【発明の実施の形態】本発明では,水中にケイ酸塩イオン放出源として高炉水砕スラグを設置するものであり,この高炉水砕スラグから水中に放出されるケイ酸塩イオンが珪藻類を増殖させ,その結果,磯焼けが現に生じ又は生じる恐れがある海域においては石灰藻の増殖が抑制されて磯焼けの発生が抑えられ或いは磯焼け海域に藻場を造成することができ,また,磯焼け以外の原因で海藻成育環境が現に衰退・消失し又は衰退・消失する恐れがある海域においては,海藻類を効果的に成育・増殖させることができる。また,同じく赤潮が現に生じ又は生じる恐れがある海域においては,赤潮の原因となる鞭毛類の増殖が抑制されて赤潮の発生が抑えられる。さらに,青潮発生を引き起こす硫化水素の発生や海水の富栄養化を生じている海域においては,上記の効果に加えて,高炉水砕スラグから水中に溶出したCaOが水中のpHを高めること,さらにはスラグ中に含まれるCaOに水中の硫化水素,燐などが固定されることなどにより,硫化水素の発生が抑制されるとともに水の富栄養化も抑制されるため,青潮の発生も抑えられる。
まず、本発明の水中の環境改善方法の一実施形態である、磯焼け海域の藻場造成法及び磯焼け防止法について説明する。本発明の水中の環境改善法に基づく磯焼け海域の藻場造成法では、磯焼けが生じている海底部に磯焼け防止材(ケイ塩イオン放出源)として高炉水砕スラグを設置(沈設)するものである。・・・
高炉水砕スラグとしては、鉄鋼製造プロセスにおいて副生成物として得られたスラグのままのもの、或いはスラグを地鉄(鉄分)除去したもの、破砕処理したもの、地鉄除去の前又は後に破砕処理したものなどを用いることができる。また、高炉水砕スラグを磯焼け防止材として海中に沈設する際には、他の材料(例えば、製鋼スラグ、フライアッシュ、けい砂、山砂、海砂、粘土など)と混合した状態で用いることができるが、この場合でも所望のケイ酸塩溶出量を確保するために必要とされる量の高炉水砕スラグを用いる必要がある。」(段落【0027】?【0029】)

(1d)「・・・高炉水砕スラグの場合には、溶融状態にあるスラグを噴流水で急冷する過程でスラグ中に溶け込んでいる窒素や水分などによってスラグが発泡するため、得られるスラグ粒子は無数の内部気孔を有する多孔質組織のガラス質材料となり、しかも相当に細かい粒子(通常、D50が1.0?2.0mm程度の粒度)となる。また、同様の理由から高炉水砕スラグの粒子は角張った形状(表面に多数の尖った部分を有する形状)を有している。・・・」(段落【0031】)

(1e)「・・・海中に設置された高炉水砕スラグはケイ酸塩イオンの供給源であるとともに、生物の着生基盤としても機能し、この点からも磯焼けの改善に有効である。」(段落【0033】)

(1f)「上述したような高炉水砕スラグの作用からして、敷設材としては高炉水砕スラグ100%が最も好ましいと言えるが、高炉水砕スラグとそれ以外の素材、例えば製鋼スラグ等の高炉水砕スラグ以外のスラグやスラグ以外の素材を併用してもよい。・・・スラグ以外の素材としては、資源のリサイクルという観点からは都市ゴミスラグ、廃コンクリート、モルタルや耐火物の廃材等が好ましいが、それ以外に例えば建設発生残土、フライアッシュ、天然砂、天然石等を用いてもよい。また、都市ゴミスラグや廃コンクリート等は、水和処理、炭酸化処理、エージング、水和硬化、炭酸化硬化等を経たものを用いてもよい。
敷設材として高炉水砕スラグとそれ以外の素材とからなるものを用いる場合、上述したような高炉水砕スラグによる作用を適切に得るために、凹部に敷設された敷設材の50mass%以上、好ましくは80mass%以上が高炉水砕スラグで構成されることが望ましい。・・・」(段落【0063】,【0064】)

(1g)「・・・高炉水砕スラグの粉粒物は,天然砂や天然石に較べて内部摩擦角がかなり大きく,・・・」(段落【0074】)

(1h)「図8は、高炉水砕スラグを敷設材とする浅場の造成又は修復の一実施形態を示したもので、4は水底に適当な厚さに敷設された高炉水砕スラグ、5は敷設された高炉水砕スラグの流失を防止するために高炉水砕スラグ4の周囲に設置された潜堤であり、この潜堤5は塊状スラグ(製鋼スラグ)を積み上げることにより構築されている。さらに、6は敷設された高炉水砕スラグ層上に積み上げられることにより海藻着生基盤及び/又は漁礁を構成するブロックであり、このブロック6としては、鉄鋼スラグ(好ましくは高炉水砕スラグ)を主原料とする粉粒状原料を炭酸固化させて得られたブロック、或いは同じく鉄鋼スラグ(好ましくは高炉水砕スラグ)を主原料とする水和硬化体ブロックなどを用いる。
このように高炉水砕スラグ4を海底に敷設するとともに、その流失防止用の潜堤5として塊状スラグを用い、さらに高炉水砕スラグ4の敷設領域に鉄鋼スラグ(好ましくは高炉水砕スラグ)で構成されたブロック6を海藻着生基盤及び/又は漁礁として設置することにより、海藻類や魚介類の成育・棲息環境に最も適した浅場が造成又は修復されることになる。なお、以上述べた浅場の造成又は修復においても、使用される高炉水砕スラグの組成や性状、高炉水砕スラグの敷設形態、高炉水砕スラグからのケイ酸塩イオンの溶出機構、その他の高炉水砕スラグの機能などは、先に磯焼け海域の藻場造成法や磯焼け防止法に関して述べたものと同様である。本発明では、高炉水砕スラグは高炉設備で生成したものをそのまま用いてもよいし、分級又は破砕-分級などにより粒度調整したものを用いてもよい。」(段落【0087】,【0088】)

以上の記載事項(1a)?(1h)から見て,刊行物1には,以下の発明が記載されているものと認められる。(以下,「刊行物1記載の発明」という。)

「水底に適当な厚さに高炉水砕スラグを敷設し,該高炉水砕スラグ層に人工の海藻着生基盤及び/又は漁礁を設置した,海藻類や魚介類の成育・棲息環境に最も適した浅場の造成方法。」

(2)刊行物2
原査定の拒絶の理由に引用され,本願出願前に頒布された上記刊行物2には,図面とともに,以下の記載がある。
(2a)「生分解性のポットに砂泥を入れ,その砂泥にアマモの種または苗を植えて,静穏な場所で育成し苗床とする一方,アマモを移植しようとする砂地の移植場の表面を石,製鋼スラグ,石炭灰塊等で被覆して,ある程度育成したアマモの苗を生分解性のポットごと上記移植場の穴に移植するアマモ場の造成方法。」(【請求項1】)

(3)刊行物3
原査定の拒絶の理由に引用され,本願出願前に頒布された上記刊行物3には,図面とともに,以下の記載がある。
(3a)「それぞれ適宜な割合の砂とアマモの種子と粉末状の糊状物質とを混合し,さらに水を加えて,砂にアマモの種子がまぶされた状態のものを,水面から海底に均一に散布し,定着させるアマモの植生方法。」(【請求項1】)

(3b)「【従来の技術】従来、浅海域に生息するアマモを人工的に播種し、人工的に植生する場合、海流のない海域では、水面からアマモの種子を播く方法が取られているが、波浪や海流がある海域では、播種した種子が流失してしまい、均一な播種と安定性のある着底が困難であり、アマモの種子が発芽して、安定して植生する確度が低くなるという問題があった。」(段落【0002】)

(3c)「即ち、適宜な粒径の砂1に、カラゲイニン等の粉末の糊状物質3とアマモの種子2とを混合して適宜な量の水を入れることにより、糊状物質3はゲル状化し、砂1の粒にアマモの種子2が均一付着してまぶされた状態となり、これ海中に投入散布しても、アマモの種子2は砂1と共に海底8に着底し、そして海底8の砂等にへばりつき、図2のごとく発芽10するまで、波浪や海流によって移動することなく、安定着底が保てる確度が高まり、発芽10後にアマモが確実に植生する。」(段落【0008】)

(3d)「【発明の効果】以上に説明した本発明のアマモの植生方法によれば、無害の糊状物質のカラゲイニン等の粉末でアマモの種子を砂粒に均一に付着させた状態で海底に散布するので、比重の大きい砂は、海底まで早く落下し、種子ごと海底に均一に散布され、散布された砂は、海底の砂に付着して定着し、海底での移動を防止する効果がある。」(段落【0013】)

3.対比
本願発明と刊行物1記載の発明とを対比すると,刊行物1記載の発明の「水底」が,本願発明の「海底」に相当する。
また,刊行物1記載の発明は,海藻が着生して海藻類や魚介類の成育・棲息環境に最も適した浅場を造成する方法であり,一般に,海藻が着床し,繁茂して群落を形成している場所を総称して「藻場」ということから,本願発明の「海草藻場の造成方法」と刊行物1記載の発明の「浅場の造成方法」は,「藻場の造成方法」である点で共通している。

よって,両者は,
「高炉水砕スラグを海底に敷設し,藻場を形成する藻場の造成方法。」
である点で一致し,以下の点で相違している。

(相違点)
本願発明は,高炉水砕スラグを敷設した場所が,海草類の地下茎又は根を定着させるための基盤となり,該基盤に海草類を移植し又は海草類の種子を播種することにより海草類を着生・増殖させ,海草藻場を形成しているのに対し,刊行物1記載の発明は,高炉水砕スラグを敷設した場所が,上記海草類の地下茎又は根を定着させるための基盤となるかは明らかではなく,海草類を移植し又は海草類の種子を播種していない点。

4.判断
相違点について検討する。
藻場を造成するにあたり,海草類を移植し又は海草類の種子を播種して藻場を形成することは,刊行物2及び3に開示されているように公知の技術である。
そして,アマモを植生するに際し,波浪や海流がある海域では播種した種子が流失してしまい,均一な播種と安定性のある着底が困難であり,アマモの種子が発芽して,安定して植生する確度が低くなるという課題は,刊行物3にも示されているように公知であり,刊行物3記載の発明は,このような課題を解決するために,基盤となる砂とアマモの種子と糊状物質を混合したものに水を加えて海底に均一に散布してアマモを植生する方法であるから,アマモの基盤となる材料とアマモの種子を海底に敷設して藻場を形成することは公知の技術であると言える。
また,高炉水砕スラグの粒子は角張った形状(表面に多数の尖った部分を有する形状)を有しており,天然砂や天然石に比べて内部摩擦角がかなり大きいことは,刊行物1にも記載されている(上記「2.(1d)」及び「2.(1f)」参照。)ように公知であり,このような高炉水砕スラグの特徴により,海底に散布しても波浪等で流出しにくく,また,植物の根等が抜けにくく,安定することは,当業者であれば当然に予測し得ることである。
そうすると,刊行物1記載の発明において,海底に敷設した高炉水砕スラグを,砂地等に根や地下茎を定着させて成育する海草類の根や地下茎を定着させる基盤として利用しようとすることは当業者が容易に想到しうることであり,また,海草類の根や地下茎を定着させるための手段として,上記刊行物2及び3記載の発明を適用し,海草藻場の造成方法とすることは,当業者が容易に想到し得たことである。

一方,請求人は意見書において,
(イ)「海藻藻場」と「海草藻場」は明確に区別されるものであるから,これらを総称した「藻場」という言葉を利用して,本願発明と刊行物1記載の発明との一致点を無理矢理に導いている一致点の認定は失当,
(ロ)刊行物1には,「高炉水砕スラグの粒子は角張った形状(表面に多数の尖った部分を有する形状)を有しているので、ケイ酸塩イオンが溶出しやすく且つケイ酸塩の溶解に適している」,「高炉水砕スラグは内部摩擦角が大きいので、水底の凹部に敷設した時に凹部の内壁を押し広げて水平方向に広がってしまう現象が生じにくい」ということが記載されているに過ぎず、このような記載から当業者であれば「高炉水砕スラグを“海草の定着基盤”として海底に敷設した場合、波浪などによって流失しにくく、また、海草の地下茎や根が基盤から抜けにくい。」ことは当然に予測できるなどということは到底考えられない,
(ハ)本願発明の作用効果は,刊行物1に記載されるような内部摩擦角とは何の関係もなく,海草の地下茎や根がスラグ粒子に絡みやすいことから得られる特有のもの,
と主張しているので,これらの点について述べておく。
(イ)について,請求人が提出した参考文献2にも記載されているように,「藻場」とは「沿岸浅海域で,大型の海藻類もしくは海草類が繁茂し群落が発達した場所のこと」と定義される用語であり,「海藻藻場」と「海草藻場」は上位概念として「藻場」という用語で表されるものであることは明らかである。そして,相違点として言及しているように,本願発明と刊行物1記載の発明は,繁茂する植物として海藻と海草という種類の違いはあるものの,いずれも海底に植物が繁茂する場所としては共通しており,これを表す用語として「藻場」という用語を使用したに過ぎない。
(ロ)及び(ハ)について,本願の発明の詳細な説明(特に段落【0024】?【0025】参照)に,
「・・・(1)耐波浪安定性
・・・高炉水砕スラグは角張った形状を有するために内部摩擦角が大きく、しかも海砂に較べて粒径が大きく且つ比重もやや大きいため、水中での安定性は海砂よりも格段に大きく、波浪などによる流出が海砂よりも非常に少ない。このため海草類を生育させる基盤を安定して維持することができる。
(2)海草類の定着性
・・・高炉水砕スラグは、上述した粒子形状のために海砂よりもせん断抵抗性が高いため、波浪などに対する海草類の拘束力が強く、波浪などにより強い水流が作用しても海草類が引き抜かれにくい。また、その特有の粒子形状と適度な粗さのために、海砂に較べて海草類の地下茎や根が絡みやすく、それらのアンカーの役目を果たすことによっても、海草類を抜けにくくする。特に、後者は発芽直後の海草類の定着に大きく寄与する。」
と記載されているように,耐波浪安定性及び海草類の定着性は,高炉水砕スラグの形状等に依るところが大きく,また,角張った形状によって内部摩擦角が大きいことも明らかである。
一方,刊行物1記載の発明も本願発明と同様の高炉水砕スラグを海底に敷設しているものであり,刊行物1にも本願と同様,高炉水砕スラグの粒子は角張った形状(表面に多数のとがった部分を有する形状)であること,高炉水砕スラグの粒状物の内部摩擦角が大きいことが明記されていることから,刊行物1記載の発明の高炉水砕スラグも,その形状及び内部摩擦角が大きいという性質により,本願発明と同様,耐波浪安定性や海草類の定着性を有することは,当業者であれば当然に予測し得る事項である。
したがって,請求人の意見は採用できない。

5.むすび
以上のとおり,本願発明は,刊行物1ないし3記載の発明に基づいて,当業者が容易に発明をすることができたものであるから,特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができないものであり,本願の他の請求項に係る発明について検討するまでもなく,本件は拒絶すべきものである。

よって,結論のとおり審決する。
 
審理終結日 2010-07-02 
結審通知日 2010-11-09 
審決日 2010-11-24 
出願番号 特願2003-284515(P2003-284515)
審決分類 P 1 8・ 121- WZ (A01G)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 伊藤 昌哉  
特許庁審判長 山口 由木
特許庁審判官 草野 顕子
宮崎 恭
発明の名称 海草藻場の造成方法及び海底での海草類の増殖方法  
代理人 苫米地 正敏  

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