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審決分類 審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない。 G11B
審判 査定不服 5項独立特許用件 特許、登録しない。 G11B
管理番号 1139283
審判番号 不服2004-5112  
総通号数 80 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 1997-06-20 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2004-03-11 
確定日 2006-07-06 
事件の表示 平成 7年特許願第323176号「光学ディスク再生装置」拒絶査定不服審判事件〔平成 9年 6月20日出願公開、特開平 9-161279〕について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。 
理由 I.手続の経緯
本件審判の請求に係る特許願(以下「本願」という。)は、平成7年12月12日に出願されたものであって、平成16年2月3日付けで拒絶すべきものである旨の査定がなされ、平成16年3月10日付けで特許法第121条第1項の審判が請求され、平成16年4月12日付けで手続補正書が提出されたものである。


II.平成16年4月12日付け手続補正についての補正却下の決定

〔補正却下の決定の結論〕
平成16年4月12日付け手続補正(以下「本件補正」という。)を却下する。

〔理由〕
1.本件補正について補正の内容
本件補正による補正内容は、特許請求の範囲の【請求項1】については、
「【請求項1】 光学ディスクに記録されたデータを読み取るための光学式検出手段と、
前記光学式検出手段の位置および焦点を調整するサーボ手段と、
前記サーボ手段の初期調整を実行する初期調整手段と、を具備する光学ディスク再生装置であって、
前記初期調整手段による初期調整が予め定められた初期調整時間内に完了しない場合、または前記初期調整手段による初期調整結果が予め定められた許容範囲内にない場合に、前記サーボ手段により前記光学式検出手段の位置を変更した後に前記初期調整手段により再度初期自動調整を実行する再調整手段を有することを特徴とする光学ディスク再生装置。」
というものであったところ、
「【請求項1】 光学ディスクに記録されたデータを読み取るための光学式検出手段と、
前記光学式検出手段の位置および焦点を調整するサーボ手段と、
前記サーボ手段の初期調整を実行する初期調整手段と、を具備する光学ディスク再生装置であって、
前記初期調整手段による初期調整が予め定められた初期調整時間内に完了しない場合、または前記初期調整手段による初期調整が予め定められた初期調整時間内に完了し、かつ初期調整結果が予め定められた許容範囲内にない場合に、前記サーボ手段により前記光学式検出手段の位置を変更した後に前記初期調整手段により再度初期自動調整を実行する再調整手段を有することを特徴とする光学ディスク再生装置。」
と、要するに、上記下線部分の構成要件を追加するというものであり、また、発明の詳細な説明については、段落番号【0009】及び【0022】の記載事項を、大要、上記【請求項1】の補正内容と整合させるものである。

2.本件補正の目的
本件補正は、請求項1をみると、『初期調整手段による初期調整が予め定められた初期調整時間内に完了し、かつ初期調整結果が予め定められた許容範囲内にない場合に、』の下線部分の構成の付加は、「初期調整手段による初期調整結果が予め定められた許容範囲内にない場合に、」に関しての限定で、光学ディスク再生装置の内容を減縮するものであるから、特許法第17条の2第4項第2号の規定を満たすものと認める。

3.独立特許要件
次に、本件補正の請求項1に記載された発明が、特許出願の際に独立して特許を受けることができるものであるか(特許法第17条の2第5項において準用する同法126条第4項の規定に違反するか)否かについて、以下に検討する。

(3-1)本件補正後発明
本件補正の【請求項1】に記載された発明は、上記した以下のとおりのものである。
「【請求項1】 光学ディスクに記録されたデータを読み取るための光学式検出手段と、
前記光学式検出手段の位置および焦点を調整するサーボ手段と、
前記サーボ手段の初期調整を実行する初期調整手段と、を具備する光学ディスク再生装置であって、
前記初期調整手段による初期調整が予め定められた初期調整時間内に完了しない場合、または前記初期調整手段による初期調整が予め定められた初期調整時間内に完了し、かつ初期調整結果が予め定められた許容範囲内にない場合に、前記サーボ手段により前記光学式検出手段の位置を変更した後に前記初期調整手段により再度初期自動調整を実行する再調整手段を有することを特徴とする光学ディスク再生装置。」(以下「本件補正後発明」という。)

(3-2)刊行物について
拒絶査定の理由で引用された刊行物である、特開昭64-3823号公報(以下「刊行物」という。)には、光ディスク装置の自動焦点制御方式に関するものであって、図面と共に以下の記載がある。
(i)「2.特許請求の範囲 1.回転する光ディスクの上下動に追従して、光源から発生された光束を光ディスク上に自動焦点合わせする光ディスク装置において、自動焦点制御開始時に、最初の自動焦点制御かリトライ動作かを判定し、リトライ動作と判定された場合には、上記光束を移動して別トラックに位置付けた後、自動焦点制御を開始することを特徴とする光ディスク装置の自動焦点制御方式。」(第1頁左下欄第4行~第12行目)
(ii)「3.発明の詳細な説明[産業上の利用分野] 本発明は光ディスク装置の自動焦点制御方式に係り、特に自動焦点制御に一度失敗した場合に再度自動焦点制御を行なうリトライ動作に好適な自動焦点制御方式に関する。」(第1頁左下欄第13行~第18行目)
(iii)「[発明が解決しようとする問題点] 上記した従来技術において、最初の自動焦点制御動作に失敗した場合、再び初めから自動焦点制御動作をくり返して行なうリトライ動作が行なわれる。しかし、最初の自動焦点制御動作の失敗の原因が、光ディスクのホームポジション上のキズやホームポジション上に粘着性のゴミが付着した等の原因である場合、即ちホームポジションに起因する様な原因である場合には、リトライ動作が光ヘッドを再度ホームポジション上に位置付けた後に開始されるため、再度失敗する可能性が高いという問題点がある。この様な場合には、何度リトライ動作を行なっても自動焦点制御が行なえず、光ディスク装置の立上げが不可能になる事態も生じる。
本発明の目的は、上記した従来技術の問題点に鑑み、最初の自動焦点制御動作の失敗の原因がホームポジションに起因する場合でも、確実にリトライ動作を成功させることが可能な光ディスク装置の自動焦点制御方式を提供することにある。」(第1頁右下欄第9行~第2頁左上欄第8行目)
(iv)「次に自動焦点引き込み動作を説明する。光ディスク1がスピンドルモータ3にセットされ、スピンドルモータ3が定常回転に達し、さらにレーザパワーが規定のパワーになると、論理制御部26が絞り込みレンズ4の駆動を指示し、絞り込みレンズ駆動信号発生回路24に出力する。焦点が記録膜面2と殆んど一致した所で、論理制御部26よりスイッチ12を閉じる指示をする信号を出し、同時に絞り込みレンズ駆動信号発生回路24の出力を停止する。ここで、焦点が正常にかかった場合、光スポットがトラックを横切る事により、トラックずれ信号が正弦波状の信号となって現われる。トラックずれ信号は焦点がかかっていない時はほとんど零で、焦点がかかって始めて信号が出てくる。この事より焦点がかかったかどうかの判定は、トラックずれ信号をレベルコンパレータ23でパルス化し、論理制御部26で該パルス数をカウントし、ある一定時間以内に指定の本数以上のパルスを検出した場合、自動焦点が正常であると判定する。パルスが所定の数だけ出た時点で自動焦点の引き込みが終了し、論理制御部26の指示によりスイッチ17を閉じてトラッキングを開始する。」(第2頁右下欄第20行~第3頁右上欄第1行目)
(v)「次に、第2図(a),(b)を用いてリトライ動作について説明する。第2図(a)は第1図に示す論理制御部26の動作を示すフローチャートである。図示する様に、電源がオンされると、スピンドルモータ3が回転を始め、光ヘッドが基準位置に位置づけられる。その後、レーザがオンされ、自動焦点制御に引き込まれ、その後トラッキング制御に引き込まれる。 第2図(b)は、第1図に示す実施例におけるリトライ動作の一例を示すフローチャートである。図示する様に、自動焦点制御動作が開始時に、ステップS1において、自動焦点制御がリトライか否かが判定される。初めての自動焦点制御と判断された場合には、ステップS2において、第1図に示す絞り込みレンズ4が光ディスク1から下方に移動され、遠ざけられる。次に、ステップS3において半導体レーザ8がオンされ、その後ステップS4において絞り込みレンズ4が上方に移動され、ステップS5において焦点が合ったか否かが判定される。焦点合わせに成功したと判定された場合には、ステップS6において第1図に示すスイッチ12が閉じられ自動焦点制御に引き込まれる。焦点合わせに失敗したと判定された場合には、再びステップS1にもどることになる。
ステップS1でリトライ動作と判定された場合には、ステップS7においてリトライ回数があら4かしめ定められた回数nに達したか否かが判定される。n回に達していない場合には、ステップS8において光ヘッド27が移動され、以後同様にステップ82~S5が再び実行される。ステップS7において、n回に達したと判定された場合には、半導体レーザ8をオフし、自動焦点制御に失敗したと判定される。」(第3頁右上欄第2行~左下欄第14行目)
(vi)「[発明の効果] 本発明によれば、媒体上のキズ等により自動焦点制御動作に失敗した場合は、リトライ動作で、光ヘッドを移動させてから焦点引き込み動作を行なうため、引き込み動作を確実に行なえる効果がある。」(第3頁右下欄第1行~第6行目)

以上の記載を、図面を参照して整理すると、刊行物には次の発明が記載されているものと認める。
「光ディスク装置の自動焦点制御方式に係り、特に自動焦点制御に一度失敗した場合に再度自動焦点制御を行なうリトライ動作を有する自動焦点制御方式に関するものであって、
自動焦点制御開始は、光ディスク1がスピンドルモータ3にセットされ、スピンドルモータ3が定常回転に達し、さらにレーザパワーが規定のパワーになると、論理制御部26が絞り込みレンズ4の駆動を指示し、絞り込みレンズ駆動信号発生回路24に出力、焦点が記録膜面2と殆んど一致した所で、論理制御部26よりスイッチ12を閉じる指示をする信号を出し、同時に絞り込みレンズ駆動信号発生回路24の出力を停止するもので、
焦点がかかったかどうかの判定は、トラックずれ信号をレベルコンパレータ23でパルス化し、論理制御部26で該パルス数をカウントし、ある一定時間以内に指定の本数以上のパルスを検出した場合、自動焦点が正常であると判定し、
キズや粘着性のゴミが付着した等の原因により、
自動焦点制御に失敗した場合には最初の自動焦点制御かリトライ動作かを判定し、
リトライ動作と判定された場合には、上記光束を移動して別トラックに位置付けた後、自動焦点制御を開始する光ディスク装置の自動焦点制御方式」(以下「刊行物発明」という。)

(3-3)対比・判断
〔対比〕
a.刊行物発明における「光ディスク装置の自動焦点制御方式」であるが、この自動焦点制御方式の光ディスク装置は情報の記録再生装置に用いられることは自明であるから、本件補正後発明における「光学ディスクに記録されたデータを読み取るための光学式検出手段」に相当する。
b.刊行物発明における「自動焦点制御開始は、光ディスク1がスピンドルモータ3にセットされ、スピンドルモータ3が定常回転に達し、さらにレーザパワーが規定のパワーになると、論理制御部26が絞り込みレンズ4の駆動を指示し、絞り込みレンズ駆動信号発生回路24に出力、焦点が記録膜面2と殆んど一致した所で、論理制御部26よりスイッチ12を閉じる指示をする信号を出し、同時に絞り込みレンズ駆動信号発生回路24の出力を停止」での「自動焦点制御」は、焦点調整サーボ手段であり、自動焦点制御開始はサーボに係る初期調整状態でのものであるから、これは本件補正後発明における「光学式検出手段の位置および焦点を調整するサーボ手段」であり「サーボ手段の初期調整を実行する初期調整手段」に相当する。
c.刊行物発明における「焦点がかかったかどうかの判定は、トラックずれ信号をレベルコンパレータ23でパルス化し、論理制御部26で該パルス数をカウントし、ある一定時間以内に指定の本数以上のパルスを検出した場合、自動焦点が正常と判定」での、一定時間以内とは初期調整時間をみているものであり、さらに「自動焦点制御に失敗した場合」は初期焦点調整での結果をみている事項であるから、これは本件補正後発明における「初期調整手段による初期調整が予め定められた初期調整時間内に完了しない場合」に相当する。
d.刊行物における「自動焦点制御に失敗した場合には最初の自動焦点制御かリトライ動作かを判定」「リトライ動作と判定された場合には、上記光束を移動して別トラックに位置付けた後、自動焦点制御を開始」であるが、リトライは再調整手段であるから、これは本件補正後発明における「サーボ手段により前記光学式検出手段の位置を変更した後に前記初期調整手段により再度初期自動調整を実行する再調整手段」に相当する。

結局、本件補正後発明と、刊行物発明との[一致点]及び[相違点]は以下のようになる。
[一致点]
「光学ディスクに記録されたデータを読み取るための光学式検出手段と、
前記光学式検出手段の位置および焦点を調整するサーボ手段と、
前記サーボ手段の初期調整を実行する初期調整手段と、を具備する光学ディスク装置であって、
前記初期調整手段による初期調整が予め定められた初期調整時間内に完了しない場合、前記サーボ手段により前記光学式検出手段の位置を変更した後に前記初期調整手段により再度初期自動調整を実行する再調整手段を有することを特徴とする光学ディスク装置。」の点。

[相違点]
イ.初期調整手段による初期調整結果が予め定められた初期時間内での完了について、本件補正後発明のものは、完了してない場合だけでなく、完了している場合についても触れた「初期調整手段による初期調整が予め定められた初期調整時間内に完了し、かつ初期調整結果が予め定められた許容範囲内にない場合」再度の初期自動調整を実行するものでとのものであるが、刊行物発明にはそのような構成まで言及していない点。
ロ.装置であるが、本件発明のものは「光学ディスク再生装置」というものであるが、刊行物発明は再生装置としての明確な構成がみあたらない点。

〔判断〕
相違点イ.であるが、「再度初期自動調整を実行する再調整手段」についての「前記初期調整手段による初期調整が予め定められた初期調整時間内に完了しない場合または前記初期調整手段による初期調整が予め定められた初期調整時間内に完了し、かつ初期調整結果が予め定められた許容範囲内にない場合に」なる構成要件は、『または』という接続詞による選択的記載である。そして、この『または』の前後にある「前記初期調整手段による初期調整が予め定められた初期調整時間内に完了しない場合」(以下「前者の発明」という。)「前記初期調整手段による初期調整が予め定められた初期調整時間内に完了し、かつ初期調整結果が予め定められた許容範囲内にない場合」(以下「後者お発明」という。)は、それぞれで、まとまりのある一つの発明が成立している並列関係にある。このことは出願当初には、実質【請求項1】【請求項2】として、独立請求項の形態として記載していたことからも認められる。そして、前者の構成の発明は上記刊行物発明に記載があるというものである。

ところで、後者の発明の構成についても一応検討をするに、刊行物発明のものも「キズや粘着性のゴミが付着した等の原因により自動焦点制御」に失敗した場合を課題として、その際、別のトラックに移動して再自動焦点制御をおこなうとしているものであって、本件補正後発明のものと、課題を含め技術的思想のベースは同じである。そして、上記初期調整結果が予め定められた初期調整時間内に一応の完了と表現上あるものの、実施の形態では初期調整結果を確認してみると、調整完了後のオフセットが所定の範囲にない(段落番号【0018】)というものであれば、結局のところ、初期調整は実体的には失敗状態にあるものと解釈できる。“時間をみるか”“結果を見るか”何れも初期調整成功の判断をしていく手段として通常的に考慮される事項に過ぎないものであるから、後者の発明の構成においても、実質的に刊行物発明に記載されているものと認められる。ないし、再度の自動焦点制御失敗のリスクを勘案して、別のトラックに移動して再自動焦点制御をする程度のことは、当業者が適宜容易に想到できるものである。

相違点ロ.であるが、刊行物発明のものも情報の記録、再生用に用いる光ディスク装置の自動焦点制御方式であるのだから「光学ディスク再生装置」とすることは適宜になし得るものである。

結局、本件補正後発明は、刊行物に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものと認められるから、特許法第29条第2項の規定により、特許を受けることができないものである。

4.補正についてのむすび
以上のとおりであるから、本件補正は、平成15年改正前特許法第17条の2第5項において準用する同法第126条第4項の規定に違反するので、特許法第159条第1項の規定において読み替えて準用する同法第53条第1項の規定により却下すべきものである。


III.本願発明
1.本願発明
平成16年4月12日付けの手続補正は、上記のとおり却下されたので、本願請求項に係る発明は、平成15年12月1日付け手続補正で補正された特許請求の範囲に記載されたとおりのものと認められるところ、その【請求項1】の記載は、上記してある以下のとおりである。
「【請求項1】 光学ディスクに記録されたデータを読み取るための光学式検出手段と、
前記光学式検出手段の位置および焦点を調整するサーボ手段と、
前記サーボ手段の初期調整を実行する初期調整手段と、を具備する光学ディスク再生装置であって、
前記初期調整手段による初期調整が予め定められた初期調整時間内に完了しない場合、または前記初期調整手段による初期調整結果が予め定められた許容範囲内にない場合に、前記サーボ手段により前記光学式検出手段の位置を変更した後に前記初期調整手段により再度初期自動調整を実行する再調整手段を有することを特徴とする光学ディスク再生装置。」(以下「本願発明」という。)

2.刊行物
これに対して、原査定で引用された刊行物及び記載された事項は、上記したとおりである(上記「II.〔理由〕3.(3-2)の刊行物について」を参照)。

3.対比・判断
本願発明は、前記II.で検討した本件補正後発明から、初期調整手段による初期調整結果が予め定められた初期時間内での完了について、完了してない場合だけでなく、完了している場合について「前記初期調整手段による初期調整が予め定められた初期調整時間内に完了し、かつ初期調整結果が予め定められた許容範囲内にない場合」の、特に下線部分の構成を削除して上位概念の構成としたものである。
そうすると、本願発明の構成要件を実質的に全て含み、さらに他の構成要件を付加したものに相当する本件補正後発明が、上記「II.〔理由〕3.(3-3)の対比・判断」に記載したとおり、刊行物に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものと認められるから、本願発明も、同様の理由により当業者が容易に発明をすることができたものである。

4.むすび
以上のとおりであるから、本願請求項1に記載された発明は、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができないもので拒絶をすべきものである。

よって、結論のとおり審決する。
 
審理終結日 2006-04-20 
結審通知日 2006-04-25 
審決日 2006-05-19 
出願番号 特願平7-323176
審決分類 P 1 8・ 575- Z (G11B)
P 1 8・ 121- Z (G11B)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 田良島 潔  
特許庁審判長 江畠 博
特許庁審判官 吉村 伊佐雄
中村 豊
発明の名称 光学ディスク再生装置  
代理人 石田 敬  
代理人 西山 雅也  
代理人 土屋 繁  

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