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審決分類 |
審判 全部申し立て 2項進歩性 B32B 審判 全部申し立て 1項3号刊行物記載 B32B |
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管理番号 | 1407818 |
総通号数 | 27 |
発行国 | JP |
公報種別 | 特許決定公報 |
発行日 | 2024-03-29 |
種別 | 異議の決定 |
異議申立日 | 2023-02-09 |
確定日 | 2024-01-09 |
異議申立件数 | 1 |
訂正明細書 | true |
事件の表示 | 特許第7115504号発明「積層体及びこれを用いた包装体」の特許異議申立事件について、次のとおり決定する。 |
結論 | 特許第7115504号の特許請求の範囲を令和5年7月10日提出の訂正請求書に添付された訂正特許請求の範囲のとおり、訂正後の請求項〔1~3〕について訂正することを認める。 特許第7115504号の請求項1~3に係る特許を維持する。 |
理由 |
第1 手続の経緯 特許第7115504号(以下「本件特許」という。)の請求項1~3に係る特許についての出願は、令和2年4月15日(優先権主張令和1年10月30日)に出願され、令和4年8月1日にその特許権の設定登録がされ、令和4年8月9日に特許掲載公報が発行された。その後、請求項1~3に係る特許に対し、令和5年2月9日に特許異議申立人赤松智信(以下「申立人」という。)により、本件特許異議の申立てがされたものである。それ以降の経緯は以下のとおりである。 令和5年 5月19日付け 取消理由通知書 令和5年 7月10日 意見書(特許権者)及び訂正請求書 なお、令和5年7月18日付けで当審から申立人に対して特許法第120条の5第5項に規定される通知を、期間を指定して行ったが、当該期間内に申立人から応答はなかった。 第2 訂正の適否 1 訂正の内容 当該訂正請求書に係る訂正請求(以下「本件訂正請求」といい、訂正自体を「本件訂正」という。)は、特許第7115504号の特許請求の範囲を当該訂正請求書に添付した訂正特許請求の範囲のとおり、訂正後の請求項1~3について訂正することを求めるものであり、本件訂正の内容は、次の訂正事項1からなるものである。なお、下線は、当審が訂正箇所に付したものである。 特許請求の範囲の請求項1に「坪量が30g/m2以上100g/m2以下である紙基材層」とあるのを、 「坪量が30g/m2以上100g/m2以下である紙基材層(ただし、紙基材層として微塗工紙を用いるものを除く)」に訂正する。 (請求項1の記載を引用する請求項2~3も同様に訂正する。) なお、本件訂正は、一群の請求項〔1~3〕について請求されたものである。 2 訂正の目的の適否、新規事項の有無、特許請求の範囲の拡張・変更の存否 訂正事項1は、「紙基材層」について「紙基材層として微塗工紙を用いるもの」を「除く」ものであるから、特許請求の範囲の減縮を目的とするものであり、新たな技術的事項が導入されるものではないから新規事項の追加には該当せず、実質上特許請求の範囲を拡張し、又は変更するものに該当しない。 3 小括 以上のとおりであるから、訂正事項1に係る訂正は、特許法第120条の5第2項ただし書第1号に掲げる事項を目的とするものであり、かつ、同条第9項で準用する同法第126条第5項及び第6項に適合する。 したがって、特許請求の範囲を、訂正請求書に添付された訂正特許請求の範囲のとおり、訂正後の請求項〔1~3〕について訂正することを認める。 第3 訂正後の本件発明 上記のとおり、本件訂正は認められるから、本件訂正後の請求項1~3に係る発明(以下「本件発明1」等という。)は、訂正請求書に添付された訂正特許請求の範囲の請求項1~3に記載された事項により特定される次のとおりのものである。 「【請求項1】 坪量が30g/m2以上100g/m2以下である紙基材層(ただし、紙基材層として微塗工紙を用いるものを除く)と、 前記紙基材層の一方の面側に設けられ、金属又は無機酸化物の蒸着層を備える未延伸ポリプロピレン樹脂であり、厚さが20μm以上40μm以下であるシーラント層と、 前記紙基材層と前記蒸着層との間に設けられ、前記紙基材層及び前記蒸着層を接合する溶剤系のバリア性接着剤層とを備え、 前記バリア性接着剤層は、1分子中に水酸基を2個以上有する樹脂と、1分子中にイソシアネート基を2個以上有するイソシアネート化合物と、を含む樹脂組成物の硬化物であり、 前記樹脂の主骨格がポリエステル又はポリエステルポリウレタンであって、ポリエステル構成モノマー成分としてオルト配向芳香族ジカルボン酸又はその無水物を含み、 JIS K 7126-2に準拠して23℃、90%RHで測定した酸素透過度が3.0cc/m2/day/atm以下であり、 前記紙基材層の1m2当たりの質量をt1とし、 前記蒸着層を備える前記シーラント層の1m2当たりの質量をt2としたときに、 1.0≦t1/t2≦2.44を満たす 積層体。 【請求項2】 前記未延伸ポリプロピレン樹脂フィルムは、バイオマスポリエチレンを含む 請求項1に記載の積層体。 【請求項3】 請求項1又は2に記載の積層体を用いて形成される、包装体。」 第4 取消理由通知の概要 訂正前の請求項1~3に係る発明に対して、当審が令和5年5月19日付けで特許権者に通知した取消理由の概要は、次のとおりである。 理由1(新規性) 本件特許の請求項1、3に係る発明は、引用文献1に記載された発明であって、特許法第29条第1項第3号に該当するから、請求項1、3に係る特許は、特許法第29条第1項の規定に違反してされたものである。 理由2(進歩性) 本件特許の請求項1~3に係る発明は、引用文献1に基いて当業者が容易に発明をすることができたものであるから、請求項1~3に係る特許は、特許法第29条第2項の規定に違反してされたものである。 <引用文献等一覧> 引用文献1:特開2018-1539号公報(甲第1号証) 引用文献2:「製品詳細 微塗工紙 OKクリスタルライトBダル」、[online]、OJI PAPER、2021年12月5日、[2023年1月30日検索]、インターネット<URL:https://www.ojipaper.co.jp/product_search/products.php?code=tb004>(甲第5号証) 引用文献3:特開2014-133797号公報(甲第6号証) 引用文献4:特開2016-47869号公報(当審が職権で提示する文献) 引用文献5:国際公開第2019/189490号(甲第4号証) 引用文献6:「ポリプロピレン-プラスチック素材辞典」、[online]、プラスチック関連情報サイト、2013年7月12日[2023年2月1日検索]、インターネット<URL:https://plastics-material.com/pp/>(甲第3号証) 第5 当審の判断 1 引用文献の記載、引用発明 (1)引用文献1 引用文献1の請求項1、【0001】、【0007】~【0008】、【0038】、【0049】、【0054】、【0058】、【0060】、【0062】、【0065】、【0067】の表1、【0068】の表2の記載を参照し、特に実施例6に着目すると、引用文献1には以下の発明(以下「引用発明」という。)が記載されている。 「紙層/接着剤層/蒸着シーラント層からなる積層体であって、 前記接着剤層は、ポリエステルポリオール(A)とポリイソシアネート化合物(B)を配合した接着剤を硬化させたガスバリア性接着剤層であり、 前記ポリエステルポリオール(A)は、エチレングリコールとグリセロールと無水フタル酸からなるポリエステルポリオール樹脂「GlyEGoPA0.9K」であり、 上記ポリイソシアネート化合物(B)は、D-110N:三井化学(株)製「タケネートD-110N」(メタキシリレンジイソシアネートのトリメチロールプロパンアダクト体、不揮発成分:75%、NCO%:11.5%、溶媒:酢酸エチル)であり、 前記紙層は、微塗工紙(OKクリスタルライトBダル、厚み53μm、王子製紙株式会社製)であり、 前記蒸着シーラント層は、アルミ蒸着未延伸ポリプロピレンフィルム(VMCPP)(東レフィルム加工(株)製2203、厚み25μm)であり、 JIS-K7126(等圧法)に準じ、23℃0%RHの雰囲気下で測定した酸素透過率が0.5cc/m2・日・atmである、積層体。」 (2)引用文献2 引用文献2には以下の事項(以下「引用文献2記載事項」という。)が記載されている。 「「微塗工紙 OKクリスタルライトBダル」について、紙厚が53μmのグレードの米坪が52.3g/m2であること。」 (3)引用文献3 引用文献3の請求項1、3、5、【0067】~【0069】、【0072】~【0073】、【0077】の表1、【0078】の表2の記載を参照し、特に表2の酸素透過率の値に着目すると、引用文献3には次の事項(以下「引用文献3記載事項」という。)が記載されている 「グリセロールとオルトフタル酸とエチレングリコールからなるポリエステルポリオール樹脂を溶剤で溶解し不揮発分50%の樹脂溶液を得、さらにイソシアネート化合物である硬化剤を配合して得たポリエステル樹脂組成物を硬化させた樹脂塗膜単体の酸素透過率は、23℃0%RHでの値より、23℃90%RHでの値の方が小さくなる傾向にあること。」 (4)引用文献4 引用文献4の【0067】、【0070】、【0075】の表4を参酌し、特に表4の比較例3に着目すると、引用文献4には次の事項(以下「引用文献4記載事項」という。)が記載されている。 「アルミ蒸着CPP:VMCP2203(東レフィルム加工(株)製)の酸素透過度は、23℃0%RHでの値より、23℃90%RHでの値の方が小さいこと。」 (5)引用文献5 引用文献5の[0001]、[0206]、[0291]~[0292]、[0302]~[0303]、[0308]、図18を参酌すると、引用文献5には以下の周知技術(以下「周知技術」という。)が記載されている。 「包装材料用積層体におけるシーラント層を構成する材料として、ポリエチレン、ポリプロピレンから選択される1種または2種以上の樹脂を用いると共に、ポリエチレンとしてバイオマスポリエチレンを含んでもよいこと。」 (6)引用文献6 引用文献6の「特性」の項目には以下の記載がある。 「 」 2 新規性・進歩性に係る取消理由について (1)本件発明1について ア 対比 本件発明1と引用発明とを、その機能、構造又は技術的意義を考慮して対比する。 <紙層> 引用発明の「微塗工紙(OKクリスタルライトBダル、厚み53μm、王子製紙株式会社製)であ」る「紙層」と、本件発明1の「坪量が30g/m2以上100g/m2以下である紙基材層(ただし、紙基材層として微塗工紙を用いるものを除く)」は、「紙基材層」である限りにおいて一致する。 <蒸着シーラント層> 引用発明の「アルミ蒸着未延伸ポリプロピレンフィルム(VMCPP)(東レフィルム加工(株)製2203、厚み25μm)であ」る「蒸着シーラント層」は、本件発明1の「金属又は無機酸化物の蒸着層を備える未延伸ポリプロピレン樹脂であり、厚さが20μm以上40μm以下であるシーラント層」に相当する。 <樹脂> 引用発明の「無水フタル酸」は本件発明1の「オルト配向芳香族ジカルボン酸又はその無水物」に相当するから、引用発明の「エチレングリコールとグリセロールと無水フタル酸からなるポリエステルポリオール樹脂「GlyEGoPA0.9K」であ」る「ポリエステルポリオール(A)」は、本件発明1の「1分子中に水酸基を2個以上有する樹脂」であって「前記樹脂の主骨格がポリエステル又はポリエステルポリウレタンであって、ポリエステル構成モノマー成分としてオルト配向芳香族ジカルボン酸又はその無水物を含」む「樹脂」に相当する。 <イソシアネート化合物> 引用発明の「D-110N:三井化学(株)製「タケネートD-110N」(メタキシリレンジイソシアネートのトリメチロールプロパンアダクト体、不揮発成分:75%、NCO%:11.5%、溶媒:酢酸エチル)であ」る「ポリイソシアネート化合物(B)」は、本件発明1の「1分子中にイソシアネート基を2個以上有するイソシアネート化合物」に相当する。 <バリア性接着剤層> 引用発明の「ポリエステルポリオール(A)とポリイソシアネート化合物(B)を配合した接着剤を硬化させたガスバリア性接着剤層である」「接着剤層」と、本件発明1の「1分子中に水酸基を2個以上有する樹脂と、1分子中にイソシアネート基を2個以上有するイソシアネート化合物と、を含む樹脂組成物の硬化物であ」る「溶剤系のバリア性接着剤層」は、「1分子中に水酸基を2個以上有する樹脂と、1分子中にイソシアネート基を2個以上有するイソシアネート化合物と、を含む樹脂組成物の硬化物であるバリア性接着剤層」である限りにおいて一致する。 <層構成> 引用発明の「紙層/接着層/蒸着シーラント層からなる積層体」の層構成は、本件発明1の「紙基材層」と、「前記紙基材層の一方の面側に設けられ」た「シーラント層と、前記紙基材層と前記蒸着層との間に設けられ、前記紙基材層及び前記蒸着層を接合する」「バリア性接着剤層とを備え」た「積層体」の層構成に相当する。 以上を総合すると、本件発明1と引用発明は、以下の点で一致し、相違する。 <一致点> 「紙基材層と、 前記紙基材層の一方の面側に設けられ、金属又は無機酸化物の蒸着層を備える未延伸ポリプロピレン樹脂であり、厚さが20μm以上40μm以下であるシーラント層と、 前記紙基材層と前記蒸着層との間に設けられ、前記紙基材層及び前記蒸着層を接合するバリア性接着剤層とを備え、 前記バリア性接着剤層は、1分子中に水酸基を2個以上有する樹脂と、1分子中にイソシアネート基を2個以上有するイソシアネート化合物と、を含む樹脂組成物の硬化物であり、 前記樹脂の主骨格がポリエステル又はポリエステルポリウレタンであって、ポリエステル構成モノマー成分としてオルト配向芳香族ジカルボン酸又はその無水物を含む、 積層体。」 <相違点1> 紙基材層について、本件発明1は「坪量が30g/m2以上100g/m2以下である紙基材層(ただし、紙基材層として微塗工紙を用いるものを除く)」であるのに対し、引用発明は「微塗工紙(OKクリスタルライトBダル、厚み53μm、王子製紙株式会社製)であ」る「紙層」である点。 <相違点2> 積層体の酸素透過度について、本件発明1は、「JIS K 7126-2に準拠して23℃、90%RHで測定した酸素透過度が3.0cc/m2/day/atm以下」であるのに対し、引用発明は、「JIS-K7126(等圧法)に準じ、23℃、0%RHの雰囲気下で測定した酸素透過率が0.5cc/m2・日・atm」である点。 <相違点3> 本件発明1は、「前記紙基材層の1m2当たりの質量をt1とし、前記蒸着層を備える前記シーラント層の1m2当たりの質量をt2としたときに、1.0≦t1/t2≦2.44を満たす」のに対し、引用発明は、かかる関係を有するか不明な点。 <相違点4> バリア性接着剤層について、本件発明1では、「溶剤系のバリア性接着剤層」であるのに対し、引用発明では、「ガスバリア性接着剤層」である点。 イ 判断 相違点1について検討する。 引用文献1には、「微塗工紙を用いる場合には本発明で用いる接着剤の紙への浸透が抑制され表面平滑性を高くできると同時に、元来バリア機能があるセルロース成分をバリア樹脂層で充填できるため、表面平滑性とバリア特性とのバランスが取れるため特に好ましい。」(【0042】)と記載されており、引用発明は、該「微塗工紙」を用いる実施例6に基づき測定された酸素透過率を含めて認定したものである。 そうすると、引用発明には、紙層に用いる紙を、「表面平滑性とバリア特性とのバランスが取れるため特に好ましい」とされる「微塗工紙以外」の紙に変更する動機付けはない。 したがって、相違点2~4について判断するまでもなく、本件発明1は、引用発明に基いて、当業者が容易に発明をすることができたものではない。 (2)本件発明2、3について 本件発明2、3は、本件発明1の発明特定事項を全て含み、さらに限定を加えるものであるから、上記(1)で検討したのと同じ理由により、本件発明2、3は、引用発明に基いて当業者が容易に発明をすることができたものであるとはいえない。 第6 むすび 以上のとおり、請求項1~3に係る特許は、取消理由通知に記載した取消理由及び特許異議申立書に記載した特許異議申立理由によっては、取り消すことができない。さらに、他に請求項1~3に係る特許を取り消すべき理由は発見しない。 よって、結論のとおり決定する。 |
発明の名称 |
(57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 坪量が30g/m2以上100g/m2以下である紙基材層(ただし、紙基材層として微塗工紙を用いるものを除く)と、 前記紙基材層の一方の面側に設けられ、金属又は無機酸化物の蒸着層を備える未延伸ポリプロピレン樹脂であり、厚さが20μm以上40μm以下であるシーラント層と、 前記紙基材層と前記蒸着層との間に設けられ、前記紙基材層及び前記蒸着層を接合する溶剤系のバリア性接着剤層とを備え、 前記バリア性接着剤層は、1分子中に水酸基を2個以上有する樹脂と、1分子中にイソシアネート基を2個以上有するイソシアネート化合物と、を含む樹脂組成物の硬化物であり、 前記樹脂の主骨格がポリエステル又はポリエステルポリウレタンであって、ポリエステル構成モノマー成分としてオルト配向芳香族ジカルボン酸又はその無水物を含み、 JIS K 7126-2に準拠して23℃、90%RHで測定した酸素透過度が3.0cc/m2/day/atm以下であり、 前記紙基材層の1m2当たりの質量をt1とし、 前記蒸着層を備える前記シーラント層の1m2当たりの質量をt2としたときに、 1.0≦t1/t2≦2.44を満たす 積層体。 【請求項2】 前記未延伸ポリプロピレン樹脂フィルムは、バイオマスポリエチレンを含む 請求項1に記載の積層体。 【請求項3】 請求項1又は2に記載の積層体を用いて形成される、包装体。 |
訂正の要旨 |
審決(決定)の【理由】欄参照。 |
異議決定日 | 2023-12-22 |
出願番号 | P2020-072652 |
審決分類 |
P
1
651・
113-
YAA
(B32B)
P 1 651・ 121- YAA (B32B) |
最終処分 | 07 維持 |
特許庁審判長 |
藤原 直欣 |
特許庁審判官 |
稲葉 大紀 久保 克彦 |
登録日 | 2022-08-01 |
登録番号 | 7115504 |
権利者 | 大日本印刷株式会社 |
発明の名称 | 積層体及びこれを用いた包装体 |
代理人 | 芝 哲央 |
代理人 | 林 一好 |
代理人 | 正林 真之 |
代理人 | 正林 真之 |
代理人 | 芝 哲央 |
代理人 | 林 一好 |