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審決分類 |
審判 補正却下の決定 特17条の2、3項新規事項追加の補正 B08B |
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管理番号 | 1002177 |
審判番号 | 審判1997-342 |
総通号数 | 3 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 特許決定公報 |
発行日 | 1996-02-20 |
種別 | 補正却下の決定 |
確定日 | 1999-08-18 |
事件の表示 | 平成6年 特 許 願 第208097号「粘着ゴミ取り装置」拒絶査定に対する審判事件について,次のとおり決定する。 |
結論 | 平成8年12月30日付けの手続補正を却下する。 |
理由 |
本件出願は、平成6年8月8日の出願である。 そして、本件出願人は、平成8年12月30日に審判請求と同時に手続補正書を提出した。 この補正により、特許請求の範囲の記載及び発明の詳細な説明の記載が補正された。 しかしながら、補正後の請求項1の「左右一対のアーム(16・16)が、基材搬送方向において前後の位置となる上記1基の洗浄装置(17)の前後に、各1基(合計2基)、基材搬送面(15)の片側に、当該1基の洗浄装置(17)を間に挟んで左右対称に設けられている」こと、補正後の発明が解決しようとする課題の項の「既存の印刷装置等では、ゴミ取り装置を設置すべきスペースが見出し難く、それを印刷装置等の停台を避けるために基材搬送面15の片面に数基設置し得ないケースが多く、又、そのように数基設置することは使用者にとって経済的に負担となる。」こと、補正後の課題を解決するための手段の項の「左右一対のアーム16・16が、基材搬送方向において前後の位置となる1基の洗浄装置17の前後に、各1基(合計2基)、基材搬送面15の片側に、当該1基の洗浄装置17を間に挟んで左右対称に設けられている」こと、補正後の発明の効果の項の「搬送面15の片側に設けられるゴミ取りロール11等が2基でも洗浄装置17は1基で済むので経済的であり、又、搬送面15の周囲のスペースが限られた既存の印刷装置等に設置し易く、」ことは、出願当初の明細書又は図面には何ら記載されていない。 したがって、この補正は、願書に最初に添付した明細書又は図面に記載した事項の範囲内においてなされたものではない。 ゆえに、平成8年12月30日付け手続補正は、特許法第17条の2第2項の規定を満たしておらず、特許法第159条第1項で準用する特許法第53条第1項の規定により、却下すべきものである。 よって、結論のとおり決定する。 |
決定日 | 1999-07-26 |
出願番号 | 特願平6-208097 |
審決分類 |
P
1
93・
561-
(B08B)
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前審関与審査官 | 阿部 寛 |
特許庁審判長 |
青山 紘一 |
特許庁審判官 |
長崎 洋一 大里 一幸 |
発明の名称 | 粘着ゴミ取り装置 |
代理人 | 千葉 茂雄 |